「アップデートを要求しました」から進まない!原因・対処法は?
2024年6月7日
iPhoneのアップデート中に表示される「アップデートを要求しました」というメッセージ。
「アップデートを要求しました」ということなので待機していても、なぜか一向に進まないことはないでしょうか?
そこでこの記事では、「アップデートを要求しました」が表示される原因と、アップデートが進まないときの対処法について解説します。
※この記事の情報は、2024年4月時点のものとなります
※機種・バージョンによっては内容が異なることがあります
■「アップデートを要求しました」とは
・アップデートにかかる時間
・アップデートが進まない原因は?
■①ネットの接続状況が原因の場合
・インターネット接続状況を確認する
・機内モードのオン・オフを切り替える
・ネットワーク設定をリセットする
■②ストレージ容量不足が原因の場合
・不要なアプリを削除する
・不要な写真・動画を削除する
・その他、不要なデータを削除する
・クラウドサービスを利用する
・外部ストレージを利用する
■③iPhone本体のトラブルが原因の場合
・iPhoneを再起動する
・iTunesでアップデートしてみる
・強制再起動する
■④バッテリーのトラブルが原因の場合
・充電残量を確認する
・バッテリー容量を確認する
■iPhoneの不具合は、スマホ修理王にご相談ください
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「アップデートを要求しました」とは
iPhoneのiOSをアップデートするには、Appleのサーバーに接続してアップデートファイルをダウンロードし、iPhoneにインストールする必要があります。
通常は、iOSのアップデート画面で「ダウンロードとインストール」をタップすると・・・
▼アップデートを要求しました
▼ダウンロード中
▼アップデートを準備中
▼今すぐインストール
と順番に進んでいき、アップデートとインストールが終わったら、iOSのアップデートが正常に完了したということになります。
つまり「アップデートを要求しました」は、iOSアップデートの一番最初の段階。
Appleのサーバーから、アップデートファイルをダウンロードする前の状態だということなのです。
アップデートにかかる時間
アップデートにかかる時間は一定ではなく、実行するタイミングやiPhoneユーザーによっても大きく異なります。
スムーズに進めばほんの数分で完了することもありますが、バックアップデータが大きかったり、サーバーが混雑していたりすると、完了までに1時間以上かかることも。
数時間待ってもアップデートが進まないような場合は、一度アップデートを中止してやり直してみるとうまくいくことがあります。
アップデートが進まない原因は?
iOSのアップデートが進まないときに考えられる原因は、以下の4点。
②ストレージ容量不足
③iPhone本体のトラブル
④バッテリーのトラブル
次の項目からは、4つの原因とその対処法について解説していきます。
まずはアップデートが進まない原因を探り、対処法を一つずつ試してみましょう。
①ネットの接続状況が原因の場合
アップデートが進まない原因としてまず考えられるのは、ネットの接続状況が不安定であるということ。
該当する場合は、以下の対処法を実行してみましょう。
インターネット接続状況を確認する
まずは、インターネットの接続状況をチェック。
Wi-Fiに接続されているか、接続状況が安定しているかなどを確認してみましょう。
しかし、アップデートのタイミングによっては、自分ではなくApple側に原因がある場合も。
特に最新のバージョンがリリースされた直後は、サーバーが混雑して接続が不安定になることが多いため、リリース直後にアップデートが進まない場合は、時間を置いてから試してみるとよいでしょう。
機内モードのオン・オフを切り替える
Wi-Fiに正しく接続されているように見えても、ネットワーク接続に軽微なエラーが発生している可能性もあります。
そんなときに有効なのが、機内モードのオン・オフを切り替えること。
まずはiPhoneのコントロールセンターを開き、飛行機のマークをタップして機内モードをオンにしてみましょう。
そしてもう一度飛行機のマークをタップして、機内モードをオフにします。
軽微なエラーはこれだけで解消されることが多いので、その後再度アップデートが正常に進むかどうかをご確認ください。
ネットワーク設定をリセットする
一度ネットワーク設定をリセットし、再度設定し直すことで解決するケースもあります。
機内モードを切り替えても問題が解決しないときは、以下の手順でネットワーク設定をリセットしてみましょう。
- 設定
- 一般
- 転送またはiPhoneをリセット
- リセット
- ネットワーク設定をリセット
※注意
ネットワーク設定をリセットすると、Wi-Fiのパスワードなどもリセットされます。
リセット後はWi-Fiを再設定する必要があるので、実行前にあらかじめパスワードを確認しておくと安心です。
②ストレージ容量不足が原因の場合
ネットワーク設定に問題がない場合は、ストレージ容量をチェックにしてみましょう。
ストレージ容量がいっぱいになっていると、iOSのアップデートができないことがあります。
ストレージ容量を確認する手順は、以下の通りです。
- 設定
- 一般
- iPhoneストレージ
- 使用済み:〇〇GB/〇〇GB(⇚ここの数字をチェック)
上記の手順でストレージ容量を確認し、空き容量に余裕がない場合は以下でご紹介する対処法で、ストレージ容量を確保してみてください。
不要なアプリを削除する
アプリは、ホーム画面のアプリアイコンを長押しし、「アプリを削除」を選択すれば簡単に削除することができます。
また、iPhoneには「非使用のアプリを取り除く」という設定があります。
こちらは、使用していないアプリを自動で取り除いてくれるので、アプリがあまりに多くて整理が大変だという場合にとても便利です。
また、「非使用のアプリを取り除く」の大きな特徴は、アプリをアンインストールするわけではないというところ。
ストレージ容量を確保できる上、ホーム画面に残っているアイコンをタップすればデータはそのままで再ダウンロードできるのでご安心ください。
- 設定
- 一般
- iPhoneストレージ
- 非使用のアプリを取り除く⇒有効にする
不要な写真・動画を削除する
日常的に撮影をする方であれば、iPhoneを長く使えば使うほど写真や動画は増えていきます。
専用のカメラよりもスマホでの撮影が主流になった昨今、「ストレージ容量のほとんどが、写真・動画のデータだった」という方も多いのではないでしょうか。
膨大な量の写真や動画を一つひとつ削除していくのは大変なので、不要なデータをまず選別してしまってから一度に削除してしまうのがおすすめ。
以下の手順で、不要なデータを選んでから一気に削除してしまいましょう。
- 写真アプリ
- ライブラリ
- 右上にある「選択」をタップ
- 不要な写真・動画をまとめて選択
- 右下にあるゴミ箱アイコンをタップ
その他、不要なデータを削除する
他にも、キャッシュデータ・ダウンロードしたコンテンツ・ミュージックなどをチェックし、不要なデータがあれば削除してしまいましょう。
- 設定
- Safari
- 履歴とwebサイトデータを消去
- 設定
- 一般
- iPhoneストレージ
- ダウンロード済みのビデオとオーディオを見直す
- 左にスワイプして削除
- 設定
- 一般
- iPhoneストレージ
- ミュージック
- 左にスワイプして削除
クラウドサービスを利用する
データを削除したくない場合は、クラウドサービスをうまく活用するのがおすすめ。
現在は無料版・有料版ともに、さまざまなクラウドサービスがあるので、自分に合ったものを選んで利用してみましょう。
iPhoneであれば、まず利用したいのが「iCloud写真」。
iCloudに写真をアップすることで、iPhone内の写真は容量が小さいコピーデータに変換されるので、そのぶんストレージ容量を確保することができます。
以下の手順で実行してみましょう。
- 設定
- 写真
- iCloud写真⇒オン
- iPhoneのストレージを最適化⇒チェック
※注意
上記の方法では、無料で利用できるiCloudの容量は5GBまでとなります。
5GBを超えるデータは保存できないため、iCloudの有料プランを購入するか、別のクラウドサービスも併せて利用することをおすすめします。
外部ストレージを利用する
USBメモリやSDカードなど、外部ストレージにデータを移動するのもおすすめ。
「持ち運びに便利で、シンプルなタイプがいい」⇒USBメモリ
「家族みんなで使いたいから大容量がいい」⇒ネットワークHDD
など、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
その他、ストレージを確保する方法については関連記事をご参照ください。
③iPhone本体のトラブルが原因の場合
「アップデートが進まない」
「フリーズしてしまった」
という場合は、iPhone本体に何らかのトラブルが発生している可能性もあります。
以下の対処法を試してみてください。
iPhoneを再起動する
iPhoneに不具合が生じたときは、本体の再起動で解決することも多いもの。
いったん電源を切り、再起動してからアップデートを実行してみてください。
iTunesでアップデートしてみる
iPhoneのアップデートは、iTunesで実行することもできます。
iPhone本体でアップデートが進まない場合は、以下の手順でiTunesからアップデートできるかどうかを試してみましょう。
- PCのiTunesを最新のバージョンにアップデートしておく
- PCとiPhoneをケーブルで接続する
- iTunesでiPhoneのアイコンをクリック
- 概要
- 更新プログラムを確認
- アップデート
強制再起動する
「アップデートが進まないというよりも、iPhone自体がフリーズしてしまっている」
「操作ができず、電源をオフにすることもできない」
そのような場合に有効なのが、iPhoneの強制再起動。
以下の手順でiPhone本体を強制終了させ、再起動させてください。
- 音量(+)ボタンを短く押す
- 音量(-)ボタンを短く押す
- Appleのロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し
- 音量(-)ボタンとスリープボタンを同時に長押し
- Appleのロゴが表示されたら指を放す
- スリープボタン・ホームボタンを同時に長押し
- Appleのロゴが表示されたら指を放す
④バッテリーのトラブルが原因の場合
最後にご紹介するのが、「バッテリーのトラブル」が原因であるケース。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
充電残量を確認する
充電残量がじゅうぶんにないと、アップデートが正常に進まない場合があります。
特にバッテリーが劣化してきていると、充電残量が突然ガクッと減ってしまうこともあるので、充電しながらアップデートを実行するなど工夫してみてください。
バッテリー容量を確認する
「充電したのにすぐになくなる」
「充電自体がうまくできない」
そんなときは、バッテリーが劣化している可能性があります。
以下の手順で、バッテリー容量を確認してみましょう。
- 設定
- バッテリー
- バッテリーの状態と充電
- 最大容量〇〇%
最大容量が80%未満だと、バッテリーが劣化しているサイン。
バッテリーは劣化が進むと、「iPhoneの動作が不安定になる」「電源がすぐになくなる」といったさまざまな不具合が生じます。
アップデートが進まない原因がバッテリーの劣化だった場合は、バッテリーを新しいものに交換すれば問題が解決する場合があります。
バッテリーの劣化は放置していても悪化する一方なので、なるべく早く修理に出すようにしましょう。
iPhoneの不具合は、スマホ修理王にご相談ください
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「バッテリーが劣化しているから交換したい」
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この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。