iPhone13はいつまで使える?長く使うためのポイントも紹介
2024年6月7日
iPhone13シリーズは2021年9月に発売されましたが、スペックも機能も充実しているため依然として愛用している方も多いシリーズです。この記事では、iPhone13シリーズが問題なく使えると考えられる時期や、できるだけ長く使うためのポイントを解説します。ぜひこれからのスマートフォン選びの参考にしてください。
iPhone13のスペックや発売日をおさらい
まずはiPhone13シリーズの発売日と、モデルごとのスペックを詳しく確認しましょう。スマートフォン選びにはスペックの比較が欠かせません。今の使い心地と照らし合わせつつ、デバイスとしてのスペックもできるだけ客観的に数字で把握しておくと比較しやすいでしょう。
ここではiPhone13シリーズの基本スペックや発売日を紹介します。
基本スペックと発売日
iPhone13シリーズは2021年9月24日に発売され、次のような基本スペックを持っています。
iPhone13シリーズのモデルはどれも、A15 Bionicという当時最新のチップが採用されており、対応するWi-Fi規格も2024年時点で最新のWi-Fi 6、4Kまでのビデオ撮影ができるといった高い性能を持っています。今の使い心地に問題がなければ、まだまだ使えるスペックといえるでしょう。
iPhone13シリーズの特徴
下はiPhone13シリーズのモデルごとの各スペックをまとめた表です。今お持ちのモデルがどのような位置付けにあるのかも含めてみていきましょう。
上位に位置付けられるProモデルは、次のようなスペックで区分できます。
- GPU(5コア)
- カメラの望遠機能
- 光学ズームオプション(x3)
- ストレージ(最大1TB)
ProモデルではないモデルもProと比べれば数値で劣るものの、普段使いには十分なスペックといえるでしょう。
iPhone13はいつまで使える?
iPhone13を使い続けるなら、いつまで使えるかだけでなくその理由も把握しておく必要があるでしょう。ここではiPhone13シリーズを含めたiPhoneの、問題なく使える期間とその理由について解説します。
iOSのアップデートは2026年ごろまで
iPhoneに搭載されている基本ソフト「iOS」は毎年新しいバージョンが公開され、古いシリーズから順に「非対応」となりインストールできなくなります。すると最新バージョンに新しく搭載された機能は使えません。それだけではなく最新バージョンに対応するようアップデートされたアプリケーションも、すぐではなくてもいずれは使えなくなる可能性があります。
iOSの新バージョン非対応になるタイミングは、平均するとシリーズの発売からおよそ5〜6年後です。iPhone13シリーズでいえば2026年または2027年と予想できます。これは2023年に公開されたiOS17が、2017年発売のiPhone8シリーズとiPhoneXシリーズを非対応としたことからも、可能性は高いといえるでしょう。
ただここで目安とした期間はあくまでこれまでの傾向からの予想であり、Apple社の事情によって短くなったり長くなったりすることは十分考えられます。iOSのアップデート期間が気になる方は、最新の情報を確認するようにしましょう。
Apple公式の考える寿命は3年
iPhone13シリーズのiPhoneが現実として「いつまで使えるのか」という年数とは別に、Apple社はiPhoneの使用年数を3年と設定しています。しかし、あくまで使用年数の想定であり、耐用年数は3年よりも長く、3年以上使えることも珍しくありません。
ユーザーが注意して重大な故障を避け、丁寧に使えばより長く使うことは十分可能だといえるでしょう。
iPhone13から買い替えるかの判断基準
たとえiPhone13シリーズが新発売から5〜6年使えるとしても、買い替えようと判断する時期や基準はユーザーごとに違います。より高いスペックのモデルが必要な場合や、アプリケーションが動作しなくなるなど、買い替える理由はさまざまです。
そこでここでは、iPhone13シリーズからの買い替えを検討するときの判断基準について考えてみましょう。
バッテリーがすぐに切れるようになった
iPhoneのバッテリーが「すぐ切れる」と感じるようになったら、買い替えを含めた対応が必要かもしれません。
iPhoneを含めたスマートフォンは充電式バッテリーを搭載していますが、充電式バッテリーは使えば使うほど劣化し、徐々に充電できる最大量が減っていきます。そうしてバッテリーの最大容量が新品購入時の80%を切ると働き始めるのが「ピークパフォーマンス性能」機能です。
ピークパフォーマンス性能が働くとデバイスの性能が制限され、iPhoneは本来の性能を十分に発揮できなくなります。
根本的な問題を解決するには、バッテリーを交換がおすすめですが、これから何年も使うことを考えればバッテリー交換ではなく、iPhoneを買い替えるのも1つの方法です。
iPhoneのバッテリーの状態は、次の手順で確認できます。
- 設定アプリをタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
画面に表示される「最大容量」が80%を切っているかどうかを確認し、もし80%を切っていればバッテリー交換や買い替えを検討してみてもよいでしょう。
※iOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります
アプリの動作が重い
これまでとくに不具合などなく使えていたアプリケーションの動作が重くなったり、タップなどの操作の反応が悪くなったり、突然強制的に終了したりするようなら、買い替えを検討した方がよいかもしれません。
アプリの動作は、iPhoneを再起動すると改善する場合があります。しかし、改善しなければiPhoneに何かしらの不具合が発生しているかもしれません。
修理という選択肢もありますが、費用も時間もかかります。修理にかかる費用や時間は、修理の依頼先によっても異なるため、情報を収集し適切な依頼先を選ぶ必要があるでしょう。
突然再起動したり電源が落ちる
iPhoneの動作不具合のうち、より緊急な対処を必要とするのが「突然の再起動や電源落ち」です。このような不具合が起きたら、いつ電源が入らなくなっても不思議ではありません。今すぐにでもデータをバックアップして買い替えや修理をおすすめします。
データのバックアップにはPCを使う方法もありますが、PCがなくてもネットワークに接続されていればiCloudにあるバックアップ機能で可能です。
- 設定アプリをタップ
- (最上部の)ユーザー名をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
バックアップにしばらく時間がかかります。できるだけインターネット接続しやすい場所で、完了するまで待ちましょう。
※iOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります
iOSがアップデートできなくなった
iPhoneを動作させるための基本ソフト「iOS」が最新版にアップデートできなくなったときも、買い替えなどの対処が必要です。
iOSはアップデートされると新たな機能が追加されるだけでなく、すでにある機能もパワーアップされます。セキュリティアップデートのサポートが終了すれば、ネットワーク通信にはつきもののコンピュータウイルスやマルウェアにも、うまく対処できなくなるかもしれません。
また今は問題なくても、使っているアプリケーションが最新バージョンに対応し、古いバージョンでは使えなくなる可能性もあります。そうなると最新バージョンに対応したiPhoneに買い替えるしかありません。
使いたいアプリに対応しなくなった
最新バージョンのiOSに対応しなくなれば、アプリも最新バージョンへアップデートできずに最新の機能が使えなくなることもあり得ます。しはらくこれまで通り使えたとしても、「いつ使えなくなっても不思議ではない」と覚えておき、買い替えなどできるだけ早く対処しましょう。
iPhone13を長く使い続けるためのポイント
iPhone13シリーズのiPhoneも、せっかく手に入れたからにはできるだけ長く快適に使いたいものです。しかし、そのためには長く使い続けるためのいくつかのポイントを押さえておく必要があるでしょう。
ここではその代表的なポイントを3つ解説します。今日からでも遅くはありません。さっそく取り入れてこれからの利用に備えましょう。
バッテリー充電の最適化機能を使う
iPhoneを使うのに欠かせないのがバッテリーです。iPhoneをより長く使うためにはバッテリーをより長持ちさせる必要があります。そのためにiPhoneに搭載されているのが「バッテリー充電の最適化機能」です。
iPhoneの充電サイクルデータを分析し、ユーザーの使い方に合わせて自動的にフル充電するタイミングを調整し、過充電によるバッテリーへの悪影響を抑えてくれます。機能をオンにしておくだけで利用できるため、ぜひ利用しましょう。
この機能がオンになっているかどうかは次の手順で確認できます。
- 設定アプリをタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
「バッテリー充電の最適化」トグルスイッチが緑になっていれば、機能はオンになっています。
参考:Apple iPhoneの「バッテリー充電の最適化」について
Apple純正の充電器やケーブルで充電する
バッテリーを長持ちさせるには、充電するときにApple純正の充電器やケーブルを使うのがおすすめです。充電器やケーブルは純正以外であれば安く手に入りますが、製品によっては供給できる電圧が純正品と異なっていたり、ケーブル・端子の品質がよくないものも少なくありません。充電に使うだけでも、バッテリーの負担になったり故障や事故の原因になったりするためおすすめできません。
もし純正の充電器やケーブルを新しく買う場合は「MFi認証済製品」がおすすめです。「MFi」は「Made For iPhone(またはiPad、iPod)」の略で、Appleが正式に認証した製品であることを示しています。iPhoneをより長く安全に利用したい場合は、充電器やケーブルにも注意しましょう。
画面保護フィルムやケースで画面割れなどから守る
画面保護フィルムやケースを使って、iPhoneを画面割れなどの破損や水・ホコリの侵入から守ることも大切です。とくに一部のケースは、落下などによる本体の破損を防ぐだけでなく、衝撃が内部パーツにおよばないよう衝撃を和らげる効果も期待できます。
またフィルムにも、衝撃の吸収性能の高い強化ガラスフィルムなどさまざまな機能を備え他ものも少なくありません。iPhoneをより長く使うには、さまざまな周辺機器もうまく活用する必要があるでしょう。
iPhone13の修理が発生した場合の費用
どれほど注意して使っていても、iPhoneが故障したり、不具合が発生したりすることもあり得ます。まず修理が必要かどうかを判断し、適切に対処することです。修理が必要な場合は、依頼先によってかかる費用や時間がどのくらい違うかを知っておく必要があるでしょう。
ここではiPhoneを修理するときの依頼先ごとの費用について解説します。
Apple Storeの場合
製造元であるApple社が運営するApple Storeの場合、不具合の内容によって次のような費用がかかります(2024年5月時点)。
修理費用はモデルごとに異なることには注意が必要です。このうちバッテリーの修理費用や、AppleCare+加入の場合の費用はモデルに関係なくそれぞれ一律の費用です。
携帯キャリアの場合
携帯キャリア各社に依頼する場合、保証サービスへ加入していなければApple社への取次修理となり、費用はApple Storeでの修理と同じです。しかし、各社独自の保証サービスでは内容や金額が異なります(2024年5月時点)。
いずれも不具合の状況など条件によって金額は異なります。上記は目安と考え、実際の金額は各キャリアの窓口でご確認ください。
参考:au「故障紛失サポート with AppleCare Services」
参考:SoftBank 「安心保証パックwith AppleCare Services」
参考:楽天モバイル 「故障紛失保証with AppleCare Services & iCloud₊」
街のスマホ修理店の場合
街中にあるスマホ修理店では、不具合の内容によってごく短時間の修理が可能です。ここでは「スマホ修理王」での費用を不具合内容ごとに紹介します(2024年5月時点)。
上記のうち金額に幅のあるものはモデルや不具合の状況によって金額が異なります。金額が気になる方は、事前に電話や下記の問い合わせフォームからお問い合わせください。
iPhone13の修理が必要ならスマホ修理王へ
iPhone13シリーズの各モデルは、iOSのアップデートが2026年〜2027年ごろまでサポートされると予想されます。できるだけ長く使いたいなら、充電の方法やタイミングにも配慮し、ケースや画面保護シートなどをうまく活用して破損や不具合を予防する必要もあるでしょう。
しかし、それでも修理が必要になる場合はあります。そのようなときは最短で即日修理も可能な「スマホ修理王」をご利用ください。スマホ修理王での修理なら、状況によってはデータを消去せずに、Apple Storeより低料金での修理も可能です。
ただ修理にかかる費用や時間は、不具合の程度や状況によって異なります。事前に費用や修理期間が気になる方は、ぜひ電話や問い合わせフォームで事前にお問い合わせください。
来店が難しい方は、郵送修理サービスも利用できます。iPhone13の各モデルを修理するなら、高品質の修理サービスを安心の低価格で提供するスマホ修理王へ、ぜひご依頼ください。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。