Xiaomiのバッテリーは自分で交換できる?安全な交換方法は?

2024年6月7日

近年、日本国内でもユーザーを増やしているXiaomiのスマホ。
スマホ修理王にもXiaomiの修理依頼が多く寄せられるのですが、先日お客様から「Xiaomiのバッテリー交換を自分でする方法はないか」と質問されました。
そこでこの記事では、Xiaomiのバッテリーは自分で交換できるかどうかについて、解説したいと思います。

※この記事の情報は、2024年5月時点のものとなります
※機種・バージョンによっては内容が異なることがあります

◆◇◆ 目次 ◆◇◆
■結論:バッテリーを自分で交換するのはNG
■①交換手順が複雑で難しいから
 ・バッテリー交換に必要なもの
 ・バッテリー交換に必要な環境
 ・外装を開く
 ・内蔵カバーを外す
 ・バッテリーをはがす
 ・新しいバッテリーを装着する
 ・内部カバー・外装を戻す
■②大きな故障に発展する可能性があるから
 ・水濡れの危険性
 ・背面パネルの割れ
 ・基板の損傷
 ・非正規バッテリーの危険性
■③技適マークが失効するから
 ・技適マークとは
 ・セルフ修理⇒技適マーク失効
 ・電波法違反に問われると
■Xiaomiのバッテリーを安全に交換するには
 ・Xiaomiに修理を依頼する方法
 ・Xiaomiに修理を依頼するときの7つの注意点
■Xiaomiのバッテリー交換は、スマホ修理王がお得です

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結論:バッテリーを自分で交換するのはNG

結論:バッテリーを自分で交換するのはNG

結論から言いますと、Xiaomiのバッテリーは自分で交換できません。
というよりも、Xiaomiだけではなくスマホのバッテリーを自分で交換するのはNGです。
その理由は、以下の3点。

①交換手順が複雑で難しいから
②大きな故障に発展する可能性があるから
③技適マークが失効するから

ここからは、バッテリーを自分で交換できない理由についてより詳しく解説していきます。

①交換手順が複雑で難しいから

①交換手順が複雑で難しいから

「バッテリーの交換」とひと口に言っても、その作業は大変複雑です。
スマホ修理のプロである私たちから言えるのは、「こんな大変なことは専門業者に丸投げしたほうがいい」ということ。
それほどスマホの修理には細かい作業が多く、少しの失敗も許されないということなのです。

作業にはかなりの手間がかかりますし、一度始めてしまうと途中でやめることができません。
バッテリー交換をするには実際にどのような修理を行うのか、ここで少しご紹介していきましょう。

バッテリー交換に必要なもの

当然ですが、スマホの修理はドライバー一本だけでできるようなものではありません。
スマホの修理を安全に行うには、さまざまな特殊な工具が必要となります。
例えば・・・

★軍手
★ピンセット
★サクションカップ
★トルクスドライバー
★小サイズのプラスドライバー
★プラスチック製の開封ツール
★アンチスタティックマット など

ご覧の通り、これらの工具を揃えるだけでも結構なコストがかかります。
「安く済ませたいから」という理由でセルフ修理をしたい方は、最初からプロに依頼するほうがコスパが高いと言わざるを得ません。

バッテリー交換に必要な環境

スマホの修理をする場合、作業をする環境も重要なポイント。
静電気が発生しないよう細心の注意が必要ですし、湿気・水分がある場所や気温が高い場所は避ける必要があります。
また、作業は中断することができないので、小さな子どもやペットがいる場合は、家で作業をすること自体が難しいと言えるでしょう。
スマホのような精密機械の修理では、ほんのささいなことが大きな故障や事故に繋がる可能性があるので、じゅうぶん注意が必要です。

外装を開く

工具と環境が整ったら、ここから作業に取りかかります。
(もちろんスマホ修理王では、もともと専用工具や作業環境が整っています)

まずは電源を切り、外装を開くところからスタート。
と、言うのは簡単ですが、実際はスマホの外装はとても強固にくっついています。
カバーや本体を傷つけることなく外装を開くのは、はっきり申し上げて「すさまじく大変」です。
スマホの修理をしたことがない方は、最初のこの段階で断念したくなることでしょう。

内蔵カバーを外す

次は、内蔵カバーを外す作業。
内蔵カバーは充電ユニットと一体化されているので、小さなネジを一つずつ外していきます。

バッテリーをはがす

内蔵カバーと充電ユニットが外れたら、次はバッテリーを外す作業です。
さて、ここが第二の難関。
というのも、バッテリーそのものも接着剤でかなり強固に固定されているためです。
ここからは、ほんの少しのミスが大きな故障に繋がってしまう可能性が高く、よりいっそう慎重に作業を進めていく必要があります。
正直、スマホの内部構造の知識やプロ並みの修理スキルがないと、バッテリーを無事に取り外すのは難しいでしょう。

新しいバッテリーを装着する

バッテリーを無事に外せたら、新しいバッテリーを装着。
もちろん新しいバッテリーも、接着剤で慎重にくっつける必要があります。

内部カバー・外装を戻す

バッテリーを交換したら、内部カバー・外装を戻していきます。
元通りにできたら電源を入れ、スマホの動作をチェック。
修理作業が失敗していると動作に不具合があったり、そもそも電源をつけることができなかったりと、何らかのトラブルが発生することがあります。

注意
一度自己修理をしたスマホは、メーカーやキャリアのサポート対象外となります。
もしも自分で修理をして失敗してしまった場合でも、その後メーカーやキャリアでは修理をしてもらえないのでご注意ください。

ご紹介してきたように、スマホの修理はとても複雑で大変な作業です。
そのため、スマホの自己修理は絶対におすすめできませんが、もし「自分で修理をして失敗してしまった」「メーカーやキャリアで修理を断られた」という場合は、一度スマホ修理王にご相談ください。

※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、まずはお電話・メールでご確認ください

②大きな故障に発展する可能性があるから

②大きな故障に発展する可能性があるから

バッテリーを自分で交換すると、大きな故障に発展する可能性があります。
大きな故障は主に修理中のミスが原因で起こりますが、中には非正規のバッテリーそのものが危険を及ぼすケースも。
以下で詳しくご紹介していきます。

水濡れの危険性

近年発売されたスマホのほとんどは防水加工がされていますが、実際は内部の部品そのものに防水加工がされているわけではありません。
つまり外装を開いた後、内部が水濡れしてしまった場合は、水没故障と同様のトラブルに発展してしまう可能性があります。
また、あからさまな水濡れではなくとも、外装を開くことで湿気や結露が発生することもあるので、細心の注意が必要です。

背面パネルの割れ

修理をするつもりが、新たな故障を生んでしまうこともあります。
特に多いのが、背面パネルの破損。
がっちりとくっついた外装を開く際に、背面パネルが割れてしまうことがあります。

基板の損傷

自己修理における失敗で特に深刻なのが、基板を損傷させてしまうこと。
スマホの要である基板が損傷してしまうと、「電源がつかない」「データが消える」といった大きな故障に繋がります。

さらに基板はプロであっても修理が困難で、状態によっては修理自体ができないこともしばしば。
こうなってしまうと、もうスマホを新しく買い替えるほかありません。

バッテリー交換は最初からプロに依頼しておくのが安全・安心ですし、結果的に低コストだと言えるでしょう。

非正規バッテリーの危険性

現在のスマホが「交換型バッテリー」ではなく「内蔵型バッテリー」になっているのには理由があります。
その理由のひとつが、非正規バッテリーを使用する危険性。
非正規バッテリーとは、メーカーの純正品ではなく他社が販売する製品のことで、自己修理で使用するのは基本的に非正規バッテリーとなります。

他社製の非正規バッテリーはスマホとの相性が悪い場合があり、使用するとスマホに不具合が生じてしまう場合も。
また、非正規バッテリーの中には価格が安いだけの粗悪品もあり、知らずに使用してしまうと発火や爆発の危険性もあるのです。

バッテリーが良品か粗悪品かは見ただけではわかりませんし、自分では判断するのは難しいもの。
しかし、発火などの大きな事故に繋がる可能性があるものは、最初から使わないのが賢明です。

スマホ修理王が使用するバッテリーについて
第三者修理店で使用しているのも、基本的には非正規バッテリーとなります。
しかしスマホ修理王は、国の厳しい基準をクリアしている総務省登録修理業者です。
スマホ修理王が修理に使用しているのは、総務省に認められた「純正品と同等性能の互換品」のみ。
純正バッテリーと同じく、安全で高品質な部品しか扱っていないのでご安心ください。

③技適マークが失効するから

③技適マークが失効するから

ブログやYouTubeなど、巷ではスマホの自己修理に関して数多くの情報があふれています。
文字や動画での詳細な「スマホの自己修理情報」を見ると、バッテリーの交換なんて簡単だと思うかもしれませんが、実はそれらの情報には盲点があります。

それは「自己修理したスマホは、技適マークが失効する」ということ。
そして、技適マークが失効したスマホで電波を発すると、罪に問われてしまう可能性があるのです。

技適マークとは

技適マークとは、簡単に言えば「電波を発してもよい」と認定されたマークのこと。
このマークはスマホだけでなく、タブレットや各種コントローラーなど、電波を発信できるすべての機器につけられています。
これは電波法という法律で決められていることであり、技適マークがない機器で電波を発信することは基本的にNGなのです。

セルフ修理⇒技適マーク失効

スマホにはもともと技適マークがついているので、電波を発信しても何ら問題はありません。
しかしユーザー個人がスマホを勝手に修理してしまうと、技適マークは失効してしまうのです。

その理由は、技適マークは厳しい基準によってつけられているため。
自己修理で内部の設計やバッテリーの種類などがほんの少しでも変わることで、その厳しい基準から外れてしまうというわけです。

ちなみにスマホ修理王は、国から「スマホの修理をしても良い」と認められている総務省登録修理業者なので、スマホの修理をしても技適マークが失効することはありません。

電波法違反に問われると

たとえ資格を持たなくても、スマホを修理すること自体は法律違反でも何でもありません。
問題は、修理したスマホで電波を発してしまうこと

もし自己修理をしたスマホで電波を発し、それが電波法違反に問われると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられることになります。
電波を発しただけでもこのような罪に問われる可能性があるのですが、さらにテレビやラジオなど公共性の高い無線局に影響を与えてしまった場合は、5年以下の懲役または250万円以下の罰金と、より厳しい刑を課せられることに。

繰り返しになりますが、「みんなやってるから」とブログやYouTubeなどを見てスマホの自己修理をするのはおすすめしません。
修理の失敗・さらなる故障や事故・そして法律違反、そうなってから後悔するのでは遅いのです。

Xiaomiのバッテリーを安全に交換するには

Xiaomiのバッテリーを安全に交換するには

Xiaomiのバッテリーを安全に交換するには、メーカーであるXiaomiや、スマホ修理王のような総務省登録修理業者に依頼しましょう。
以下では、Xiaomiに修理を依頼する方法や注意点についてご紹介します。

Xiaomiに修理を依頼する方法

Xiaomiは中国の会社で、日本国内には実店舗がありません。
修理の依頼や問い合わせは、メールや電話で行うことになります。

修理を依頼する方法
▼Xiaomi修理受付メール(service.jp@support.mi.com)にメールを送る
▼Xiaomiからの返信メールに、必要事項を記入
▼Xiaomiから「修理申込URL」が返信される
▼修理申込URLに必要事項を記入し、修理を申し込む

なお、不明点や問い合わせがある場合は、カスタマーサービスセンターへご連絡ください。

Xiaomiカスタマーサービスセンター
電話番号:0120-300-521
受付時間:9:00~18:00 (規定休業日を除く)

Xiaomiに修理を依頼するときの7つの注意点

①代替機を用意する必要がある
Xiaomiに修理を依頼した場合、代替機の貸し出しはありません。
修理期間中もスマホを使用したい場合は、自分自身で用意する必要があります。

②Xiaomiとのやりとりが大変
Xiaomiは海外メーカーなので、メールを送ってもすぐに返信がこない場合があります。
「返信だけで24時間以上かかった」という声もあるようなので、急いで修理をしたい場合はスマホ修理王へご相談ください。

③海外輸送で、修理期間が長い
日本国内に修理センターがないXiaomi。
国内での修理に比べて、修理期間が長くなることは覚悟しておきましょう。

④付属品は保証されない
郵送する前に、スマホに装着しているあらゆる付属品を忘れずに外しておきましょう。
SIMカード・スマホカバー・画面フィルムなどの付属品は、修理時に故障したとしてもいっさい保証されません。

⑤修理代金はヤマト運輸での代引のみ
修理料金の支払いは代引のみで、クレジットカードなどが使えないのも注意。
ヤマト運輸が利用できない地域もあるので、あらかじめご確認ください。

⑥キャンセル料がかかる
修理を依頼した後にキャンセルすると、5,500円のキャンセル料金がかかることに。
修理依頼は慎重に行いましょう。

⑦データの初期化は必須
Xiaomiで修理をする場合、修理時にスマホのデータは初期化されます。
バックアップを忘れると大切なデータが失われてしまうので、じゅうぶんご注意ください。

Xiaomiのバッテリー交換は、スマホ修理王がお得です

Xiaomiのバッテリー交換は、スマホ修理王でも承っています。
スマホ修理王にご来店いただいたお客様の声で多いのが、「Xiaomiでの手続きが面倒だったから」「その日のうちにすぐ修理したかったから」というもの。
スマホ修理王なら面倒な手続きは不要で、お店にスマホを持って来ていただくだけでOKですし、お店が混雑していなければほんの数十分で修理が完了します。

店舗に部品さえあれば、予約なしの飛び込みであっても即日対応が可能。
あらかじめお電話でご来店予約をしていただければ、修理部品をご用意しておけるのでさらにスムーズです。

「簡単に」「安く」「安全に」Xiaomiのバッテリー交換をしたい場合は、ぜひスマホ修理王にご相談ください。



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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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