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スマホをトイレに落としたときのNG行動と、7つの正しい対処法
2024年6月7日
「スマホをトイレに落としたことがある」という方は案外多いもの。
しかし、防水加工だからと何の対処もしないでいると、後で思わぬ不具合が生じることがあります。
スマホをトイレに落としたときに重要なのは、すぐに適切な対処を行うこと。
この記事では、スマホをトイレに落としたときのNG行動と、7つの正しい対処法をご紹介します。
※この記事の情報は、2024年5月時点のものとなります
※機種・バージョンによっては内容が異なることがあります
■水没しても、防水加工のスマホなら大丈夫?
・スマホの防水機能について
・防水機能の表記「IP〇〇」をチェック
・防水機能の設定条件
■スマホをトイレに落としたときのNG行動
・スマホを石鹸で洗う
・スマホを振って水を出そうとする
・スマホに強い風を吹き付ける
・スマホを充電する
■スマホをトイレに落としたときの正しい対処法
・①電源をオフにする
・②ケース・カバーを外す
・③SIMカードを抜き取る
・④スマホを自然乾燥させる
・⑤水没痕を確認する
・⑥データのバックアップを取る
・⑦修理に出す
■水没したスマホを放置すると
・音が出ない・ノイズが混じる
・ディスプレイの表示が乱れる
・カメラ・写真に不具合が出る
・スマホが熱くなる
・電源がつかなくなる
■スマホが水没したら、迷わずプロに相談を
・メーカー・キャリアで修理する場合
・スマホ修理王で修理する場合
※目次のタイトルをクリックすると、読みたい記事まで飛ぶことができます。
水没しても、防水加工のスマホなら大丈夫?
ひと昔前はスマホに少し水がかかっただけでもヒヤリとしたものですが、近年ではほとんどのスマホに高い防水機能が搭載されています。
もはや防水加工されていないスマホのほうが珍しいほどなので、「水濡れや水没があってもさほど気にならない」という方のほうが多いのではないでしょうか。
しかし、実はスマホの防水機能は「特定の条件下でしか効果を発揮しない」ものだということはあまり知られていません。
鉄壁に思えるスマホの防水機能ですが、実際にはあらゆる水分を完璧に防水できるというものではないため、状況によっては水没故障してしまうこともじゅうぶんあり得るのです。
では、スマホの防水機能について簡単に解説していきましょう。
スマホの防水機能について
スマホの防水機能の要となるのは、内部に水分が入るのを防ぐための「テープ」や「接着剤」。
「防水加工」といっても、スマホに使われている部品自体に防水機能があるわけではないのです。
つまり、テープや接着剤が劣化するなどして内部に水分が入ってしまうと、スマホはたちまち故障してしまうことに――
それを知ると、いくら防水加工されているといっても何だか心許ないような気がしてきますよね。
さらにスマホの防水機能は、基本的には「特定の条件下」の「真水」を防ぐよう設定されています。
この防水機能の設定は「IP〇〇」という表記で確認することができるので、次の項目でチェックしていきましょう。
防水機能の表記「IP〇〇」をチェック
「IP〇〇」というのは、スマホに搭載されている防塵・防水機能のレベルに関する表記。
〇〇の部分にはそれぞれ防塵(左)・防水(右)のレベルを表す数字が入ります。
(例)
「IP78」⇒防塵レベルが7・防水レベルが8
このように、IP〇〇の右側に表記されている数字を見ることで、そのスマホの防水レベルを知ることができるのです。
防水機能の設定条件
IP〇〇で表される防水機能ですが、その設定条件はメーカーによって多少異なります。
IP〇1:垂直に落ちてくる水滴は防ぐことができる
IP〇2:垂直より左右15°以内からの降雨は防ぐことができる
IP〇3:垂直より左右60°以内からの降雨は防ぐことができる
IP〇4:全方位からの飛沫に対して防水できる
IP〇5:全方位からの直接噴流に対して防水できる
IP〇6:全方位からの強い直接噴流に対してできる
IP〇7:規定内であれば水中で使用できる(深さ1mまで/最長30分)
IP〇8:規定内であれば水中で使用できる(深さ2m~6mまで/最長30分)
上記が、iPhoneに設定されている水没機能です。
これを見ると、スマホが「完全防水ではない」ということがご理解いただけるのではないでしょうか。
さらに、防水機能はスマホの本体とともに経年劣化していくため、最高レベルの「IP〇8」であっても、長年使用しているとその効果を最大限に発揮できなくなる可能性があります。
トイレに落としたのはたった数秒なのに、後から水没故障のようなトラブルが発生することがあるのはそのためです。
スマホをトイレに落としたときのNG行動
水没させてしまったスマホは、対処法を間違えると故障に繋がってしまう恐れがあります。
スマホをトイレに落としたときに、ついやってしまいがちなNG行動は以下の通りです。
スマホを石鹸で洗う
トイレに落としたスマホは、石鹸でキレイに洗いたいと思うのは当然のことだと思います。
しかし前述の通り、スマホの防水機能は基本的に「真水」を防ぐように設定されており、石鹸水の防水については想定されていません。
石鹸の泡は真水よりスマホの内部に侵入しやすい構造になっているということもあるので、石鹸を使用した洗浄は行わないようにしましょう。
スマホを振って水を出そうとする
スマホを振ると、充電口から水分が出てくるかもしれません。
内部の水分を出すために本体を振るのは一見良さそうではありますが、実はこの行動もNG。
スマホを振ることで、内部の水分がより大きく広がってしまう恐れがあります。
スマホに強い風を吹き付ける
上記と同じ理由で、充電口のあたりから内部に強い風を吹き付けるのもNGです。
スマホは密封性が高い機器なので、水分が奥に広がってしまうとなかなか蒸発せず、水没故障してしまう恐れがあります。
スマホを充電する
もっとも危険なのは、スマホの充電。
内部に水分が侵入していた場合、充電による電気でショートしてしまう可能性があります。
スマホをトイレに落としてしまった後は、最低でも5時間以上はスマホを充電しないようにしましょう。
スマホをトイレに落としたときの正しい対処法
スマホをトイレに落としたときは、とにかく正しい処置を行うのが重要です。
スマホをトイレに落としたときの正しい対処法は、以下の7点。
②ケース・カバーを外す
③SIMカードを抜き取る
④スマホを自然乾燥させる
⑤水没痕を確認する
⑥データのバックアップを取る
⑦修理に出す
まずは①~⑥の応急処置を行い、様子を見てみましょう。
その後、ほんの少しでもスマホに不具合がある場合は、「スマホが水没したら、迷わずプロに相談を」の項目をご参照ください。
①電源をオフにする
トイレに落としたスマホを拾ったら、まずはすぐに電源をオフにしましょう。
内部に水分が入り込んでいた場合、電源を切ることでショートによる故障を防ぐことができます。
②ケース・カバーを外す
多くの人が、スマホにケースやカバーを装着しているかと思います。
電源を切った後は、ケースやカバーを外して本体の水分をよく拭き取りましょう。
③SIMカードを抜き取る
本体の水分をキレイに拭き取ったら、SIMトレイを引き出して水分が入っていないかどうかをチェックしましょう。
念のためにSIMカードを慎重に取り出し、汚れや破損に気をつけながら、スマホが乾燥するまで保管しておくのもおすすめです。
④スマホを自然乾燥させる
内部に水が広がらないよう、平な場所などに置いてスマホを自然乾燥させてください。
外出先だと難しいかもしれませんが、スマホをあまり動かしたり傾けたりしないよう注意しましょう。
⑤水没痕を確認する
じゅうぶんな時間を置いて自然乾燥させたら、スマホのLCIをチェックしてみましょう。
LCIとは、「水没マーク」「水没シール」とも呼ばれている液体侵入インジケータのことで、スマホの内部に水濡れがあると赤く変色する仕組みになっています。
LCIが赤い場合は、スマホの内部が水没したという証拠なので、その後トラブルがなかったとしても一度プロに相談してみるのがおすすめです。
⑥データのバックアップを取る
スマホの電源をつけてみて動作確認ができたら、念のためにデータのバックアップを取っておきましょう。
特にLCIが赤い場合は、まだスマホが動くうちにバックアップを取っておくのがベスト。
一度水没したスマホは、今は動作に問題がないように見えても、後々になって「データが消えた」「電源がつかない」などのトラブルに見舞われる可能性があります。
- 設定
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- 今すぐバックアップ
⑦修理に出す
「LCIが赤く変色している」「落下・水没後からスマホの調子がおかしい」
そんなときは、迷わず修理に出すことをおすすめします。
水没による故障は、放置していても直るものではありません。
放っておくとより深刻な故障に発展する可能性も大いにあるので、メーカー・キャリア・第三者修理店などへご相談ください。
※修理に関する詳細は、後述する「スマホが水没したら、迷わずプロに相談を」をご参照ください
水没したスマホを放置すると
トイレに落として水没したスマホを放置すると、後になってさまざまな不具合が生じることがあります。
以下でご紹介するような症状がないかどうかをご確認ください。
音が出ない・ノイズが混じる
着信音や通知音が鳴らなかったり、通話中の音声にノイズが混じったりする場合は、水没によってスピーカー部分が故障している可能性があります。
ディスプレイの表示が乱れる
ディスプレイに線が入る・表示が乱れるなどの不具合が生じることもしばしば。
または、タッチ操作が不安定になることもあります。
カメラ・写真に不具合が出る
内部に侵入した水分の影響によって、カメラアプリが起動しない・撮影した写真が曇るなどの不具合が生じるケースもあります。
スマホが熱くなる
スマホが異常に熱くなっている場合は要注意。
スマホの異常な発熱を放置するのは大変危険なので、すぐに修理に出すようにしましょう。
電源がつかなくなる
さまざまな不具合を放置すると、ある日突然電源がつかなくなる可能性があります。
最悪の場合はデータが消えてしまったり、修理ができなくなってしまったりするケースもあるので、こうなる前に対処をすることが大切です。
スマホが水没したら、迷わずプロに相談を
少しでも不安な症状がある場合は、迷わずプロに相談することをおすすめします。
水没してしまったスマホは、「メーカー」「キャリア」「スマホ修理王をはじめとする第三者修理店」で修理をすることが可能。
修理の依頼先によってメリットやデメリットが異なるので、自分に合ったお店を選んでみてください。
メーカー・キャリアで修理する場合
メーカーや各キャリアでは、スマホが故障した際の保証サポートサービスを提供しています。
そういった故障保証サポートに加入している場合は、メーカー・キャリアでお得にスマホを修理・交換してもらうことが可能です。
しかし何のサポートにも加入していない場合、水没故障の修理には高額な修理料金がかかることがほとんど。
さらに、メーカーやキャリアでは「部分修理」を行っていないので、水没以外にも故障個所があった場合は、そのぶんの修理費用も加算されてしまうことになります。
また、メーカー・キャリアで郵送修理をする場合は、「スマホを初期化しなければいけない」「修理期間が長い」などのデメリットも。
サポート未加入の方や、加入していても「スマホを初期化したくない・即日で修理してほしい」という場合は、スマホ修理王での修理がおすすめです。
■一部店舗では、店頭での修理にも対応している
■部分修理はできない
■郵送修理には長い期間がかかる
■基本的にスマホを初期化する必要がある
スマホ修理王で修理する場合
私たちスマホ修理王は、国の厳しい基準をクリアしている「総務省登録修理業者」。
スマホ修理業界のパイオニアで、修理実績は数十万台以上です。
スマホ修理王でもメーカー・キャリアと同様に、水没や落下による故障の修理を行うことが可能。
修理料金は正規店より安いことが多く、さらにスマホの状態によっては「部分修理」にも対応可能です。
■Apple正規店⇒税込87,800円
■スマホ修理王⇒税込9,800円
このように、スマホ修理王のほうが税込78,000円もお得です!
注意したい点は、第三者修理店で修理を行うと、メーカーやキャリアのサポート対象外となること。
特に何のサポートにも加入していない場合はそれほど気にすることはないかもしれませんが、有料の故障保証サポートに加入している方は、その後メーカーやキャリアで修理ができなくなるかもしれないのでご注意ください。
■最短30分~、即日で修理が可能
■データはそのまま・初期化は不要
■ほとんどの店舗が駅から5分圏内
■郵送修理・持ち込み修理、どちらも対応
■部品代・作業代込みの、わかりやすい価格
■基板に損傷がなければ部分修理にも対応が可能
■最大3ヵ月の無料保証付き・アフターフォローも万全
■高い修理スキルを持つスタッフが在籍・技術面でも安心
このように、スマホ修理王ならメーカーやキャリアと比較してもメリットが盛りだくさん。
第三者修理店ならではの柔軟なサービス力を活かし、お客様にとってお得で安心のサービスを徹底しています。
「スマホの調子が悪い」というときはもちろん――
「ちょっと相談だけしてみたい」
「見積もりを見てから決めたい」
なども、もちろん大歓迎!
無料相談・見積もりだけでも承っているので、お困りの際はどうぞお気軽にご相談ください。
※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、まずはお電話・メールでご確認ください
この記事の監修者
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株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。