iPhone7はいつまで使える?サポート終了日やこれからの使い道

2024年6月6日

iPhone7は発売されてすでに7年以上経過していますが、シリーズ初の耐水・防塵性能を備え、豊富なカラーバリエーションや感圧式のホームボタンなど、今も人気の高いモデルです。ただし、他のスマートフォン同様、いつまでも変わらず使えるわけではありません。iPhone7ユーザーにとって「いつまで使えるのか?」は大きな不安材料でしょう。

そこでこの記事では、iPhone7のスペックや修理などのサポート状況をおさらいし、これからも続けて利用するデメリットやより長く利用するためのポイントなどを解説します。記事の内容から、使い慣れたiPhoneをどうするか検討する参考にしてください。

iPhone7のスペックと発売日をおさらい

ここではまず、iPhone7の発売日やスペックをおさらいしてみましょう。

発売日 2016年9月16日
※(PRODUCT)REDスペシャルエディションのみ2017年3月25日
OSバージョン 搭載可能なバージョン:〜iOS15.8.1
※iOS16から対象外(ただしセキュリティアップデートは継続中)
CPU Apple A10 Fusion
メモリ 2GB
ストレージ 32GB・128GB・256GB
※(PRODUCT)REDスペシャルエディションは128GB・256GBのみ
ディスプレイ Retina HDディスプレイ
iPhone7:4.7インチ 1334×750ピクセル
※iPhone7 Plus:5.5インチ 1920×1080ピクセル
Wi-Fi接続規格 MIMO対応802.11ac Wi-Fi
カメラ 背面:12.0メガピクセル・4Kビデオ対応
前面:7.0メガピクセル・HDビデオ対応
生体認証 TouchID(ホームボタンによる指紋認証)
ヘッドフォン端子 なし(Lightning端子接続・Bluetooth接続対応)
サイズ iPhone7:縦138.3mm x 幅67.1mm x 厚み7.1mm
※iPhone7 Plus:縦158.2mm x 幅77.9mm x 厚み7.3mm
重さ iPhone7:138g
※iPhone7 Plus:188g
カラーバリエーション ローズゴールド・ゴールド・シルバー・ブラック・ジェットブラック・(PRODUCT)REDスペシャルエディション 計6色

このほかiPhone7には、ApplePayやSiriなど最新モデルのiPhoneで使える機能の多くが搭載されています。より高いスペックを追求しないユーザーが「これで十分」と使い続けていても納得できるほどです。

iPhone7のサポートはいつまで使えるのか

iPhone7の機能が十分だからといっていつまでも使えるわけではありません。なぜならiPhoneシリーズはモデルによってApple社のサポートが受けられる期限が設けられているためです。この「サポート」は大きく2種類に分けられます。

サポート1.OSアップデート

1つめは「OSアップデート」のサポートです。ここでいうOSとはiOSのことですが、iPhone7のiOSアップデートはバージョン15.8.1までとされ、その次のバージョン16以降のバージョンにはアップデートできません。そのため、バージョン16以降でなければ動作しないアプリケーションは利用できなくなっています。

またOSアップデートに並んで「セキュリティアップデート」も重要です。iPhone7で利用できるサービスの多くはインターネットを通じて提供されるため、マルウェアやハッキングへの対抗策としてセキュリティアップデートは欠かせません。

iPhone7のセキュリティアップデートは、2023年7月24日を最後にサポート対象外となりました。そのため現在もiPhone7は、使用において常にセキュリティ上のリスクがあります。

サポート2.修理サポート

2つめはデバイスとしての「修理」サポートです。iPhoneに限らずApple製品は製造終了後年数が経過すると下の表のようにビンテージ製品やオブソリート製品に分類され、それぞれ修理のサポート内容が変わります。

製造終了後の年数 修理サポート内容
ビンテージ製品 5年以上7年未満 ・部品在庫があれば修理可能
・部品がなければ修理不可
オブソリート製品 7年以上 ・修理不可

2019年9月に販売を終了したiPhone7は、2024年9月にビンテージ製品に切り替わるため、2024年9月以降は有償でも修理してもらえなくなる可能性があります。さらに2年経過すれば修理不可になってしまうため、近い将来Appleによる修理サポートを受けられない不安を回避したい場合はその前に買い替えるなどの手段を検討する必要があるでしょう。

iPhone7の修理が発生した場合の費用

2024年4月時点で、iPhone7はまだビンテージ製品ではないため、修理サポートは提供されています。ただiPhoneシリーズはおおむね高価なため修理費用も高額になりがちです。これからもiPhone7を使い続けるなら、万が一の修理費用も把握しておく必要があるでしょう。

ここではiPhoneを修理する場合の費用の例を紹介します(2024年4月時点)。

Apple Storeの場合

iPhone7の修理の依頼先として一般的なのは、販売元であるAppleが運営するApple Storeでしょう。Apple Storeでの修理サポートにはいくつかのパターンに分けられており、なかでもiPhone7の修理で受けられるパターンは次の3つです。

修理メニュー 修理費用(税込)
バッテリー交換 11,200円
前面の画面修理 21,800円
その他の修理 42,800円

発売からすでに7年以上経過しているiPhone7にとってバッテリーの消耗は気になるところですが、交換費用は11,200円です。また、前面の画面割れ修理で21,800円、その他の修理では42,800円もの費用がかかります。さらに修理にあたり内部メモリに保存されているデータは原則として消去されてしまうことにも注意が必要でしょう。

すでにiOSアップデートが終了しているiPhone7にかける費用として、この金額をどうとらえるかはそれぞれのユーザー次第です。費用をかけてでもiPhone7を使い続けるか、修理せずに別のスマートフォンに買い換えるかは慎重に検討する必要があるでしょう。

街のiPhone修理店の場合

iPhone7の修理は、Apple Storeでなくても可能です。たとえば、iPhoneの修理を手がけるスマホ修理王では、iPhone7の修理を次のような料金で受け付けています(2024年4月時点)。

修理メニュー iPhone7の修理費用(税込) iPhone7Plusの修理費用(税込)
バッテリー交換 5,800円 5,800円
画面修理 5,800円〜 6,800円〜
リアカメラレンズ 5,800円 5,800円
スピーカー 5,800円 5,800円
マイク 9,000円 10,000円
充電コネクタ 9,800円 9,800円
電源・音量・マナーモードボタン 9,800円 9,800円
水没 9,800円 9,800円
システム修復 14,800円 14,800円
外装交換 要お問い合わせ 要お問い合わせ

スマホ修理王は、Apple StoreのようにAppleが正規に運営する店舗ではなく、第三者修理店と呼ばれる店舗です。

第三者修理店では表の通りApple Storeより安価な費用で修理でき、パーツごとにより細やかな交換や修理に対応できます。これは修理にApple純正品ではなく同等の性能をもつ互換品パーツが用いられることが多いためです。かかる時間も比較的短く、内容によっては当日中、しかも10分程度で持ち帰れる場合もあります。

またこれも修理内容によりますが、内部メモリのデータを残したままの修理も可能です。ただ第三者修理店で修理すると、以降Apple Storeを含めた正規の修理サポートが受け付けてもらえなくなることには注意しましょう。

iPhone7をこれからも使い続けるデメリット

これまでiPhone7を使っていると、このままずっと使えるのではないかと思えるかもしれません。確かにデバイスとしては動作するかもしれませんが、さまざまなリスクがあることは正しく理解しておく必要があります。

ここではこれからiPhone7を使い続ける場合のデメリットをみていきましょう。

利用できないアプリが多くなっていく

iPhone7を使い続けていると、今は使えても徐々に利用できないアプリは増えていく可能性があります。

これはアプリが、iPhone7のアップデートできないバージョン16以降のiOSにアップデートされていくためです。多くのアプリはiOSのアップデートなど必要に応じてアップデートされますが、この対象にはゲームやメッセージアプリなども含まれます。

アプリのアップデートは時期が予告されないことも多いため、これまでずっと使ってきたアプリもいつ使えなくなるかわかりません。また利用できるとしても不具合が起きる可能性もあります。

セキュリティに関するリスクがある

iPhone7は、最新バージョンのiOSにアップデートできないため、セキュリティに関するリスクがあることも重要です。iPhoneに限らずスマートフォンの安全性を脅かすコンピュータウイルスは進化し続けています。

セキュリティ面でのアップデートはiOSのアップデートと同時に行われることも少なくないため、最新バージョンにアップデートできないiPhone7は、個人情報の漏洩などのトラブルが他の端末より発生しやすい状況といえます。

もちろん必ずトラブルが発生するわけではなく、これまで何のトラブルもなく利用してきた方も多いでしょう。しかし、これからも安全に使えるとは限りません。より安心して使うのであれば、iPhone7は今やおすすめできるモデルではないといえるでしょう。

寿命による不具合が発生する可能性がある

そもそもiPhoneはデリケートな精密機械です。機械である以上、内部のパーツがいつまでも正常に動作するわけではなく、寿命を迎えれば不具合が発生したり、あるいは使えなくなったりする可能性があります。

たとえば、バッテリーの持ち時間が短くなる、バッテリーが膨張してしまう、基板の寿命によって突然シャットダウンしてしまうといった不具合です。原因となるパーツを交換したり修理したりすれば、再び使えますが、修理にかかる費用の負担は大きくなります。

これからもiPhone7を使い続けるなら、機械としての寿命のリスクにも配慮する必要があります。

iPhone7のこれからの使い道

iPhone7がメインのスマートフォンとして使わなくなっても、それなりの代金を支払って手に入れたため、ただ廃棄するのはもったいないと感じる方も多いでしょう。ただiPhone7にはカメラや電話といったさまざまな機能が搭載されているため、スマートフォンとしてではなくても何かしら活用する方法はあります。

ここではiPhone7をスマートフォンとして使わなくなった場合の活用方法について考えてみましょう。

子どもに使わせる端末として使う

メインとして使わなくなったiPhone7は、子どもに使わせる端末にするという活用法があります。

iPhone7は大きすぎないサイズや直感的な操作感から、小さな子どもにも比較的使いやすい端末の1つです。親にとって子どもの「スマートフォンの使いすぎ」は大きな課題ですが、iOSのスクリーンタイム機能を使えば、アプリの利用時間や使用できる時間帯を制限できるため、安心して与えやすいといえます。

また、iPhoneにインストールできるアプリはApp Storeからのみダウンロードできるしくみです。アプリはAppleの厳正な審査に適合したもののみという点も安心できるでしょう。

これからの社会を担う子どもたちにとって、スマートフォンを含めたデジタルデバイスやインターネット、アプリに関する知識やスキルは重要です。将来に備え、子どもたちがこれらの知識・スキルを得られる環境としても大いに役立つでしょう。

ペットや子どもの見守りカメラとして使う

iPhone7と室内のWi-Fi環境を使えば、ペットや子どもの見守りカメラとしての活用法することもできます。使用するアプリによっては、動きや異常を検知して警告音を鳴らしたり、音声を相互に送信できたり、夜間の暗がりでも撮影できたりとさまざまな機能を備えています。

とくにペットに対しては、留守中に遠方から声をかければ安心感を与えやすく、ストレス軽減や安全性の確保にも有効です。iPhone7に搭載しているカメラや機能の性能の高さがあるからこその活用法といえるでしょう。

バックアップやストレージ用の端末として使う

iPhone7はデータのバックアップや保管のためのストレージ用として使うこともできます。最もストレージが小さい32GBのiPhone7でも800万画素の画像で8,000枚以上の保存が可能です。

メインのiPhoneと同じAppleIDで接続すれば、Wi-Fi経由でiCloudをバックアップツールとして利用できます。また、データの保存のみに使うのであれば、ネットワークに接続する必要はないためセキュリティアップデートが終了しても、安全かつ長期間の保管も可能です。

カメラ用の端末として使う

思い切ってiPhone7をカメラ専用の端末として使うのも活用法の1つです。7年以上の端末ではありますが、iPhone7の搭載している12メガピクセル画像、4K動画対応は十分魅力的です。デジタルカメラ代わりと考えれば、一般的なデジタルカメラよりも薄型で収納しやすい、携帯しやすいのも大きなメリットといえるでしょう。

専用のビデオカメラで撮影しながらのスナップ撮影用としても手に取りやすく、撮影しやすい端末でもあります。画像の保存や他のデバイスへの転送には、iCloudやWi-Fiが利用できるのも利点です。

Wi-Fi環境下のIP電話として使う

Wi-Fi環境下であればiPhone7はIP電話機として利用可能です。IP電話とは、インターネットを介した音声通話サービスで、海外との通話や通話頻度の高い家族間での通話に適しています。

iPhone7でIP電話を使うには、IP電話サービスとの契約や専用アプリのインストールが必要です。また、インターネット回線を利用した通話のため、通信状況によっては音声が途切れたり遅延の発生する場合もありますが、これはWi-Fiによる通信環境が整っていればそれほど気にならないでしょう。

スマートフォンの契約で用意されている「通話し放題」サービスには、多くの場合追加料金が必要です。しかし、IP電話ならWi-Fi経由限定ではありますが、追加料金はかかりません。通話頻度が高い方や海外との通話が多い方にはメリットの大きい活用法といえるでしょう。

iPhone7を長く使うためのポイント

いずれ別のスマートフォンに変えるとしても、それまでは正常にiPhone7を使いたいものです。そのようなときは、iPhone7ができるだけ長く使えるよう、ポイントを押さえた使い方が求められます。

ここではiPhone7をできるだけ長く使うためのポイントをみてみましょう。

充電しながら使用しない

iPhone7をできるだけ長く使いたいとき、バッテリーを長持ちさせるような使い方は重要です。

iPhone7を長く使いたいなら、充電しながらの使用はできるだけ控えましょう。充電しながら使用することで本体内部に熱がこもってしまい、動作の不具合やバッテリーの劣化を早めてしまう原因になります。

しかしなかには、やむを得ず充電しながら利用せざるを得ない場合もあるでしょう。その場合は、できるだけ早くに切り上げるよう努めましょう。

頻繁に充電しない

バッテリーの劣化を抑えるには、頻繁に充電しないことも重要です。充電は「残量10%を切ってから」など、残量が少なくなってから始めるようにしましょう。充電すると熱が発生するため、頻繁に充電するほど内部の素材が熱にさらされることが増え、劣化しやすくなってしまいます。

また、100%充電した後も充電し続ける過充電や、残量ゼロのまま放置する過放電もバッテリーにはよくありません。残量が100%近くになったら早めにケーブルを外し、保管するときは定期的に起動して、ある程度の充電残量を維持するようにしましょう。

バッテリーの交換も検討する

どれほど長持ちできるように注意していても、iPhone7のバッテリーはいつか寿命を迎えます。たとえば以前よりバッテリーの減りが早い、急にシャットダウンしたり勝手に再起動したりといったおかしな動作をし始めたら、バッテリー交換を検討する必要があるかもしれません。

Apple Storeでは修理費用11,200円と、修理と発送・返送にかかる期間が必要です。費用を抑えたい方やできるだけ早く交換を済ませたい方は、ぜひ一度スマホ修理王にご相談ください。相談や問い合わせだけなら費用はかからず、iPhone7なら費用は5,800円に抑えられます。修理内容にもよりますが、店舗への持ち込みなら最短で当日修理も可能です。

スマホ修理王なら、直接来店すれば対面で、かかる費用や時間はその場でわかります。ただ修理が多い場合はお待たせする場合もあるため、事前の来店予約がおすすめです。まずは気になる点の確認もかねて一度お電話ください。

iPhoneが高温になるのを避ける

iPhone7を保管、使用する際は高温になるのを避ける工夫も必要です。高温にさらされると、バッテリーをはじめ多くのパーツが劣化したり、不具合が発生したりしやすくなります。

たとえば連続でSNS利用や動画視聴をするのも高温になる原因の1つです。炎天下の自動車の中に放置することや、キャンプなどでは焚き火の近くや、建物の中でも直射日光の当たる場所も避けるようにしましょう。

使わないアプリの通知をオフにする

バッテリーの無用な消耗を避けるため、使わないアプリなどの通知機能をオフにする工夫も有効です。普段なにげなく受け取っているアプリなどの通知も、バッテリー残量を消費しています。とくに必要ない通知や、使用頻度の少ない通知はできるだけオフにしてバッテリーの消耗を抑えましょう。

通知をオフにするには、iPhone7の設定アプリから「通知」をタップします。オフにしたいアプリのトグルスイッチをオフにすれば設定は完了です。

iPhone7の寿命が近いサイン

すべてのiPhone7があるとき一斉に使えなくなるわけではありません。それまでの使い方によって劣化のスピードは違うため、適切なタイミングを計るにはまず寿命が近づいているサインをとらえる必要があります。

ここではiPhone7の寿命が近づいている代表的な3つのサインについてみていきましょう。

バッテリーの消耗が異常に早い

普段使っているととくにわかりやすいのは、バッテリー残量が減っていくスピードでしょう。たとえば「以前は1日使っても十分残っていたのに、帰宅する前に充電が切れてしまうようになった」といったケースは、iPhone7が寿命を迎えつつあるサインといえます。

バッテリーの状態は、iPhone7の設定画面から確認できるので、定期的にチェックするのがおすすめです。ホーム画面の設定アプリから、「バッテリー」「バッテリーの状態」の順にタップして表示される画面で「最大容量」を確認してみましょう。最大容量が80%を下回っていればバッテリーは「著しく劣化している」とみなされます。これ以上劣化する前にできるだけ早く交換を検討しましょう。

急に電源が落ちたり再起動する

バッテリーの劣化は、iPhone7の電源が突然落ちてしまったり再起動したりといった意図しない動作にもつながります。このような現象がみられたら、すぐではなくても近いうちに完全に起動しなくなる可能性があるため、大切なデータのバックアップや修理、買い替えといった緊急の対処が必要です。

大切なデータはiCloudの「バックアップ」機能を使うと簡単かつ安全にバックアップできます。バックアップするデータは大きいため、まずはiPhone7をWi-Fiに接続して次のように操作しましょう。

  1. ホーム画面の設定アプリをタップ
  2. メニューの一番上にある「AppleIDのユーザー名」をタップ
  3. 「iCloudバックアップ」をタップ
  4. 「今すぐバックアップを作成」をタップ

端末の動作が重い

iPhone7でアプリの起動や動作が重い(=時間がかかる、反応が悪いなど)と感じられるケースも、寿命が近づいているサインの可能性があります。使っていたアプリのアップデートや機能の変更に伴い、iPhone7の処理能力では追いつかなくなった可能性があります。

これまで問題なく使えていたアプリも、古いスマートフォンではいつ使えなくなるかわかりません。使えるアプリが減ったと感じられるなら、より新しいモデルのスマートフォンに買い換えを検討する時期だといえるでしょう。

iPhone7からの買い替え先

iPhone7から買い替えるとき、新しいスマートフォンになにを求めるかは人それぞれです。iPhoneシリーズに買い替えるとしても選択肢は多く、機能や性能、価格などチェックしなくてはならないポイントは多く、簡単には決められないかもしれません。

そこでここでは、iPhone7から買い替える新しいスマートフォンとして3つのモデルのiPhoneを紹介します。新しいスマートフォン選びの参考にしてください。

iPhoneSE(第3世代)

iPhoneシリーズのうち、低価格のモデルとして今も高い人気を誇るのがiPhoneSE(第3世代)です。 

シリーズ・モデル名 メリット デメリット
iPhoneSE(第3世代) ・価格が安い
・指紋認証を搭載
・ディスプレイが狭い

iPhoneSE(第3世代)は、顔認証ではなく指紋認証を好む方、カメラの性能にこだわらない方、iPhoneを少しでも安く手に入れたい方におすすめのモデルです。一方で本体のサイズの割にディスプレイが狭く、メールなどの文字が見づらい、動画視聴では迫力に欠けるといったデメリットもあります。

iPhone 15シリーズ

2024年4月時点でiPhoneシリーズの最新モデルがiPhone15シリーズです。シリーズは大きく分けてiPhone15、大きめのディスプレイを搭載したiPhone15Plus、上位モデルのiPhonePro、iPhoneProMaxの4つがあるため、必要な機能や性能によって選べるのもメリットといえるでしょう。

シリーズ・モデル名 メリット デメリット
iPhone15シリーズ ・最新シリーズ
・高い性能
・複数のモデルから選べる
・価格が高め

最新モデルだけあって搭載しているCPUやカメラの性能は高いため、高額でもこれから長く使いたいという方には適したモデルといえます。

iPhone 13 mini

2021年9月に発売されたiPhone13miniは、前年から登場した小さな本体サイズの「miniシリーズ」の後継モデルです。残念ながら翌年のiPhone14シリーズから廃止されているため、小さなiPhoneが欲しいという方には、現在のところ最も新しいminiシリーズといえます。

シリーズ・モデル名 メリット デメリット
iPhone13mini ・価格が比較的安い
・本体サイズは小さいがディスプレイは大きめ
・新品で手に入れるのは難しい

iPhone13miniは、iPhoneSE(第3世代)よりも本体サイズが小さいにもかかわらず、ディスプレイは広いという特徴があります。できるだけ小さなサイズがいいけれども、ディスプレイはできるだけ広い方がいいという方には有効な選択肢の1つとなるでしょう。

iPhone7をこれからも使うなら使い方を考えよう

iPhone7はシリーズの中でも人気の高いモデルの1つなだけに、今もこれからも使いたいという方の多いモデルでもあります。ただ使い続けるにはiPhone7が正常で安全に使えるものでなくてはなりません。

しかし、iPhone7のOSアップデートはすでに最新バージョンの対象外とされており、修理サポートも2024年9月からは受けられない可能性があります。また、アプリのアップデートやパーツの劣化などから、アプリが使えなくなったり、端末自体もこれまでのように動かなくなってしまう可能性もあります。

これからもiPhone7をメインのスマートフォンとして使うのであれば、充電しすぎない、高温にさらさないといった使い方の工夫が必要です。また、メインのスマートフォンとしてでなければ、見守りカメラやバックアップのストレージとしてという使い方もあります。

どちらにしても古いデバイスといえるiPhone7は、使い方に注意することが大切です。買い替えても含め、自分にぴったりな対処法をじっくり考える必要があるでしょう。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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