iPhoneのサポート終了とは?機種別のサポート終了時期も解説

2021年10月29日

最終更新日:2022年7月19日

iPhoneには「サポート期間」と呼ばれる期間があります。機種が古くなりサポート終了するとさまざまなリスクが発生するため、早めの対応が必要です。本記事では、サポート期間の概要やサポート終了のリスク、機種別のサポート終了時期について解説します。

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iPhoneのサポート期間とは?

iPhoneのサポート期間とは、iPhoneのソフトウェアである「iOS」の最新版のアップデートが提供される期間のことです。iPhoneを動かすためには、ハードウェアである本体とソフトウェアであるiOSが必要となります。

iOSが定期的にアップデートされることで、常に最新のソフトウェアに保つことが可能です。しかし、iPhoneのサポート期間が終了すると、iOSの最新ソフトウェアをアップデートすることができなくなるため、ソフトウェアを更新できなくなります。

サポート期間は約5年が目安

iPhoneの製造・販売元であるApple社が公式に発表しているわけではありませんが、iPhoneのサポート期間は販売されてから約5年が目安です。これは、歴代iPhoneのサポート期間終了が販売から5年程度で終了することから、1つの目安とされるようになりました。

気をつけなければならないのは、サポート期間の目安である5年はiPhoneを購入した日ではなく、機種が販売された年から数える点です。中古のiPhoneを購入しようとしている方は注意してください。

サポートが終了しても使用は可

iPhoneのサポート期間が終了しても、今までどおり使用できます。
サポート期間が終了して起きることは、iOSアップデートの提供がされなくなり、ソフトウェアを最新にできなくなるということだけです。サポート期間が終了したからといって、iPhoneの使用がまったくできなくなるわけではありません。

そのため、iPhoneの劣化や消耗が少なく普段使いに支障がなければ、サポート期間が終了しても問題なく使用が可能です。また、場合によっては古いiPhone向けにセキュリティアップデートなどが提供されることもあります。

5Gのサービスが開始されたことで、5G対応のスマートフォンが誕生・普及しつつありますが、ここ数年で4Gサービスが使用できなくなることはないのと同じようなイメージです。

iPhoneのサポートが終了する2つのリスク

iPhoneのサポートが終了するリスクは「セキュリティが弱くなる」「アプリが利用できなくなる」の2つです。サポートが終了し、iOSがアップデートできなくなると、既存ソフトウェアのバグやセキュリティ上の欠陥を改善できなくなります。

結果、セキュリティが弱くなる、最新アプリに対応できなくなるといった状態となるため、注意が必要です。ここでは、iPhoneのサポートが終了するリスクを詳しく紹介します。

セキュリティが弱くなる

iPhoneのサポートが終了すると、最新のソフトウェアにすることができないため、セキュリティが弱くなります。バグの改善だけが、iOSアップデートの役割ではありません。

iOSアップデートには、セキュリティ上の弱点を改善して、セキュリティ対策を万全にする役割も担っています。バグの改善やセキュリティを維持するためには、iOSアップデートを行って、ソフトウェアを最新にしておかなければなりません。

しかし、iPhoneのサポートが終了すると、iOSアップデートが行えず、セキュリティ上の弱点を改善できなくなります。セキュリティ上の弱点がそのままだと、ハッキングなどの情報漏洩リスクが高まるため、使用には注意が必要です。

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アプリが利用できなくなる

アプリが利用できなくなるのも、iPhoneのサポートが終了するリスクの1つです。iOSのアップデートによって、ソフトウェアが最新となると、最新のソフトウェアに対応するために、各アプリも定期的なアップデートが必要です。

しかし、最新のソフトウェアにあわせてアプリがアップデートされると、サポート期間が終了したiPhoneは対応できないため、今まで利用していたアプリが利用できなくなります。

もちろん、サポート期間が終了して、いきなりすべて利用できなくなるわけではありません。しかし、期間終了から時間が経過するごとに利用できないアプリは確実に増えていきます。アプリの利用ができなくなると、利便性が著しく低下することから、サポート期間が終了した段階で機種変更を検討するようにしましょう。

機種別のiOSサポート期間終了時期

ここでは「iPhone 6」「iPhone 7」「iPhone 8」3機種別に、iOSサポート期間終了時期を紹介します。iPhone 6は2014年、iPhone 7は2016年、iPhone 8は2019年に販売されました。

後述のとおり、iPhone 6はすでにサポート期間が終了し、iPhone 7は販売されてから2021年で5年を迎えたことから、今後の動向が気になる方も多いでしょう。ここでは、機種別のiOSサポート期間終了時期について、その内容を詳しく解説します。

iPhone 6

2014年に販売されデザイン性の高さと使い心地のよさから人気を博した「iPhone 6」ですが、2019年のiOS14.3でサポート期間が終了しています。そのため、最新のiOSにアップデートすることはできません。

中古のiPhoneを購入しようとしている場合、セキュリティやアプリ利用の観点から、iPhone6の購入はおすすめしません。ただしiPhone6の人気は根強く、今なお利用している方が多いのも事実です。

iPhone 6s

iPhone 6の後継機であるiPhone 6sは、4K動画撮影への対応やForce Touchと呼ばれる感圧式センサーの搭載で話題を呼びました。

2015年発売のモデルながら、発売から6年経った2021年のOSアップデートにも対応し注目を集めましたが、2022年6月に開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC 22)にて、遂にiOS16へのアップデート対象外となることが発表されました。

iPhone SE(2016)

「初代SE」とも呼ばれ、iPhone 5sと同サイズであることから手のひらサイズを好むユーザーから根強い人気があったiPhone SE(2016)も、iOS16のアップデート対象外となり、サポート終了予定であることが発表されました。

iPhone 7

2016年に発売されたiPhone 7のサポート期間は、2023年頃まで継続されるのではないかといわれています。前述のとおりiPhoneのサポート期間は5年を目途に終了するため、2021年にはサポート期間が終了する可能性もありました。

しかし、2021年9月時点で最新のソフトウェアであるiOS15のサポート対象になることが発表され、サポート期間は継続されています。そのため2022年はもちろん、2023年頃まではサポートが継続される可能性は高いでしょう。

以上の点からも、iPhone 7はまだ現役で使用できる機種の1つです。ただし、サポート期間がいつ終了してもおかしくない機種であること事実です。

2022年7月19日追記:
前述の世界開発者会議にて、iPhone 7もiOS16アップデート対象外となることが発表されました。iPhone 6sが6回のアップデートでサポートされたこともあり、iPhone 7が5回のアップデートを以てサポート終了となることには批判的な声も聞かれているようです。

長く使いたい方やサポート期間終了を気にしたくない方は、iPhone 8以降の新しい機種に変えることをおすすめします。

iPhone 8

2019年に発売されたiPhone 8のサポート期間は、2024年頃まで継続されるのではないかといわれています。こちらもサポート期間終了の目安が5年をもとに算出されています。

しかし、iPhone 7のサポート期間は予想に反して継続するかたちとなりました。そのため、iPhone 8のサポート期間も継続されるのではないかとの声も挙がっています。

ただし、サポート期間が継続しない場合でもサポート期間終了までにはまだ時間があります。2021年~2022年に中古で購入したとしても、2年程度は安心して使用できるかもしれません。

機種別の修理サポート期間終了時期

iPhoneにはiOSアップデートができるサポート期間の他に、修理サポート期間があります。修理サポート期間とは、修理に出すことができる期間のことです。

iPhoneが生産終了してから5年間は部品の入手が可能なため、問題なく修理に出せます。しかし、生産終了してから5年以上7年未満の製品はビンテージ製品に分類され、部品入手ができなければ修理できません。

また、7年以上になるとオブソリート製品に分類され、修理サポートが完全に終了するため修理ができなくなります。ここでは、機種別の修理サポート期間終了時期について紹介します。

iPhone 6

iPhone 6の修理サポート期間は、2021年に終了するとされています。前述のとおり、販売終了から5年経過するとビンテージ品となり、修理サポートを含むすべてのサービスが終了します。

2014年に販売開始のiPhone 6は2016年に販売終了しており、部品が入手できなければ修理できないため、修理サポートが終了する可能性は極めて高いです。そのため、iPhone 6を利用し続けたい場合は、なるべく故障しないように気をつけながら使用するようにしましょう。

iPhone 7

iPhone 7は2019年に販売終了したため、修理サポート期間は2024年に終了するとされています。そのため、修理サポート期間については現時点でそこまで気にする必要はありません。

iPhone 8

2020年に販売終了したiPhone 8の修理サポート期間は、5年後の2025年に終了するとされています。iPhone 6やiPhone 7に比べて新しい機種となるため、2022年~2023年初め頃までに購入すれば、2年程度は修理サポートを受けることが可能です。

サポート期間終了に伴うセキュリティやアプリ利用の問題はあるものの、修理サポートに関しては当面心配する必要はないでしょう。

サポート期間が終了しても使い続けるための6つのコツ

サポート期間が終了しても使い続けるコツは「純正のアクセサリで充電する」「2ファクタ認証を設定する」「バックアップしておく」「フィルムやスマホケースで保護する」「早めにバッテリー交換をする」「不具合を感じたら修理する」の6つです。

ここでは、サポート期間が終了しても使い続けるコツについて、その内容を詳しく紹介します。

純正のアクセサリで充電する

純正のアクセサリで充電すれば、非純正の製品よりも不意の故障の可能性を最小限にできます。iPhoneの充電をする場合は、純正品もしくはMFi認証品を使用してください。

MFi認証品とはAppleが認証したサードパーティ製品とも呼ばれる分類で、パッケージに「Made for iPod・iPhone・iPad」などという文字ともに、各製品のロゴがあしらわれています。近年では、安い充電器やケーブルも多く販売されています。

しかし、安いからといって純正品・MFi認証品以外の充電器やケーブルの使用は避けてください。充電時の電圧や電流が規格に対応しておらず、iPhoneのバッテリーや基板にダメージを与える可能性があるからです。大事なiPhoneを長く使いたい場合は、純正のアクセサリを使用しましょう。

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2ファクタ認証を設定する

2ファクタ認証を設定しておきましょう。前述のとおり、iPhoneのサポートが終了すると、iOSのアップデートが行えないため、セキュリティ面でのトラブル発生確率が高まります。

そのため、サポートが終了したiPhoneを使い続けたい場合は、セキュリティの脆弱性を補うために、2ファクタ認証を設定しておきましょう。2ファクタ認証とは、Apple IDの認証を二重にしてセキュリティを強化する方法です。

通常ログインで使用するApple IDとパスワード以外に別のApple端末を利用する認証方法で、万が一Apple IDのパスワードが流出しても、本人以外はアクセスできないように設定できます。

サポートが終了したiPhoneを安全に使用するためにも、2ファクタ認証を忘れずに設定しておきましょう。

バックアップしておく

iPhoneを使い続けたい場合は、バックアップを定期的にとっておきましょう。バックアップをとる場合は、iCloudよりもパソコンにつなげて直接バックアップをとることをおすすめします。

通信やクラウド技術の進歩によって自動アップロードの精度は向上しており、パソコンにつなげなくても、問題なくバックアップをとることが可能です。しかし、アップデートに失敗したり、Appleマークが繰り返され起動できないリンゴループが発生したりすると、パソコンで復元の作業を行う必要があります。パソコンにバックアップをとっていると、復元の作業がスムーズに行えます。

iCloudとパソコンのiTunes両方にバックアップがあると一番安心できるので、可能なら両方で定期的にバックアップ作成を行うことをおすすめします。

フィルムやスマホケースで保護する

iPhoneを故障させないためにも、フィルムやスマホケースで保護しましょう。特に、iPhone 7は落下などの衝撃に弱く、少し落としただけですぐに画面割れや液晶漏れが生じることも。

また、強度が増したiPhone 8以降の機種であっても油断はできません。修理サポート期間終了後も使用し続けたい場合は、落下による故障を防ぐためにフィルムやスマホケースを装着し、しっかり保護しておくことが大切です。

早めにバッテリー交換をする

バッテリーの劣化が気になる場合は、早めに交換しましょう。iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーは、放電と充電のサイクルで劣化します。

純正品・MFi認証品の充電器やケーブルを使用していたとしても、経年劣化によってバッテリー寿命は縮みます。バッテリーの劣化は電池持ちが悪くなるなど、利便性の低下を招くため、早めにバッテリー交換してください。対応が遅れた結果、修理サポート期間が終了していたということがないようにしましょう。

不具合を感じたら修理する

iPhoneを使い続けたいと考えている場合、不具合を感じたら早めに修理するようにしましょう。iPhoneの不具合はバッテリーの劣化だけではありません。

カメラレンズの破損やホームボタンの接触不良など、実にさまざまなものがあります。サポート期間が終了しているiPhoneに不具合を感じたら、機種変更をおすすめします。

ただし、修理サポート期間終了後でも部品入手さえできれば修理は可能です。機種変更を望まない場合は、修理をしながら使い続けるのも1つの手段です。

 
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iPhoneの修理はスマホ修理王へ

iPhoneのサポート期間には、iOSアップデートができるサポート期間と修理できなくなる修理サポート期間の2種類があります。サポート期間が終了すると、セキュリティが弱くなるなどの問題が発生しますが、2ファクタ認証を設定しておけば、セキュリティの弱点を補いながら使用できるしょう。

また、修理サポートが期間終了しても、コツを押さえながら丁寧に扱えば使い続けられるはずです。もし、Appleの修理サポートが期間終了していて修理できないという場合は、スマホ修理王にご相談ください。スマホ修理王は総務省登録修理店であり、修理に出したその日にお返しすることも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります

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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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