iPhoneが充電できない・充電マークがつかない原因は?試したい対処法を紹介

2023年2月3日

何らかの理由でiPhoneが充電できない・充電マークつかない問題が起こることがあります。不具合を放置すると故障のリスクもあるため、放置しないことが重要です。今回は、充電できない・充電マークつかない原因や対処法を解説します。

スマホ修理王では、データそのまま最短30分で充電できないiPhoneの修理が可能です。
ご依頼は来店・郵送どちらでも可能です。事前にお電話やメールでもご相談が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

■関連記事:iPhoneの充電口(ライトニングコネクタ)故障の修理について

iPhoneが充電できない・充電マークがつかない主な原因

iPhoneが充電できなかったり充電マークがつかなかったりする場合は、原因がいくつか考えられます。原因がわからないと正しく対処できないため、どのような問題があるのか突き止めることが大切です。主な原因には、次のようなものが挙げられます。

  • iPhone本体の問題
  • ソフトウェアの問題
  • 周辺機器の不具合

それぞれの原因を確認していきましょう。

iPhone本体の問題

本体の問題でまず確認したいのは、iPhoneのバッテリーです。バッテリーは消耗品であるため、充電回数が増えるほど劣化していきます。たとえば、突然電源が落ちたり充電がすぐに消費するなど劣化症状が頻繁に現れる場合は、バッテリーの異常が考えられます。

劣化が進行すると背面が膨らみ、場合によっては熱を帯びて爆発する危険性もあるので早めにバッテリーを交換することが必要です。

また、iPhoneが水没したり水に濡れたりしたとき、直後は本体に問題が起きなくても時間差で電源が入らなくなる事例もあります。最悪の場合、故障で大事なデータが消失する可能性もあるので早めに修理に出しましょう。

参考:Apple「iPhone のバッテリーとパフォーマンス

ソフトウェアの問題

iPhoneのバッテリーに問題がない場合は、ソフトウェアに不具合が生じている可能性があります。iPhoneのソフトウェアは「iOS」のことで、基本的なスマホ操作に関わるシステムです。iOSは定期的にアップデートされており、小まめにインストールする必要があります。最新版をインストールしないと、セキュリティ状態を保てなかったり新機能が反映されなかったりするので忘れずにおこないましょう。

ただし、最新版のiOS自体に不具合が起こると、iPhoneの電源がつかない・充電マークが表示されないといった問題が生じてしまうことがあるのです。最新バージョンをインストールした直後に不具合が起きた場合は、ソフトウェアに問題がある可能性があります。

周辺機器の不具合

バッテリーやソフトウェアに問題がなければ、周辺機器に不具合が生じている可能性があります。特に注意したいのは、iPhoneの充電機器です。充電するときに欠かせないUSBケーブルやアダプターが損傷していると、きちんと充電できません。

長時間充電しているにもかかわらず、充電切れの状態が続いているならUSBケーブルやアダプターの損傷を疑いましょう。原因が周辺機器にある場合、新しいものに交換すれば電源がつかない・充電マークが表示されないといった問題が改善されます。

iPhoneが充電できない・充電マークがつかない場合の対処法9選

iPhoneの電源がつかない・充電マークが表示されない原因が明確になったら、その問題を解決できる対処法を試してみましょう。主な対処法には、次のようなものが挙げられます。

  • iPhoneを再起動する
  • ほかの周辺機器を使用する
  • 充電口の埃やゴミを掃除する
  • iOSを最新版にアップデートする
  • バッテリー充電機能を確認する
  • 温度の低い場所でiPhoneを冷却する
  • スマホカバーを外してみる
  • 最後の手段として初期化する
  • 破損や劣化の場合は修理に出す

それぞれの対処法を確認していきましょう。

1.iPhoneを再起動する

電源がつかない・充電マークが表示されない問題が起きたら、iPhoneを再起動して不具合が改善されないか試してみましょう。一時的な不具合であれば、再起動で改善されることも多いです。電源が切れるなど操作できない場合は、強制的に再起動を試して様子をみてみましょう。

ただし、電源がつかない・充電マークが表示されないといった問題が日常的に起こる場合は、修理に出すなど根本的な改善が必要になることもあります。

参考:Apple「iPhone を再起動する

2.ほかの周辺機器を使用する

USBケーブルやアダプタに問題がある場合は、ほかの周辺機器を使用して不具合が改善されないか確認してみましょう。目視では確認できない内部で変形や破損が起きている場合も多いです。

問題なく充電できるようであれば、今使用しているUSBケーブルやアダプタに問題があることがわかります。別の周辺機器を用意できれば、電源がつかない・充電マークが表示されない問題が改善されるはずです。

3.充電口のほこりやゴミを掃除する

充電口にゴミやホコリが溜まって接触不良を起こしている可能性があります。iPhoneは鞄やポケットに入れて持ち運ぶことが多いため、自然と充電口にゴミやホコリが溜まることも少なくありません。

その状態を放置すると徐々に蓄積されて、充電器が奥まで刺さらず接触が悪くなるのです。充電口の埃やゴミを掃除すれば接触が良くなり、不具合が改善されます。ただし、充電口は繊細なので傷つけないように注意してやさしく掃除しましょう。

4.iOSを最新版にアップデートする

iOSが古いバージョンの状態だと、うまく充電できない問題が起こることがあります。特にアップデートを手動設定にしている場合は、作業を忘れて使用していることも多いです。iOSのバージョンを確認して古いようであれば、最新版にアップデートしましょう。

また、最新バージョンをインストールした直後に不具合が起きる場合もあります。正しくインストールできていない可能性があるので、一度やり直して不具合が改善されないか確認しましょう。

参考:Apple「iPhone や iPad をアップデートする

5.バッテリー充電機能を確認する

バッテリー充電の最適化を有効にしている場合、一定の充電量になると充電されません。バッテリー充電の最適化とは、充電量が80%に達した時点から充電速度を低下させて過放電を防いでくれる機能のことです。

過放電が続くとバッテリーが消耗するため、劣化対策としてバッテリー充電の最適化を有効設定にする方も少なくありません。

ただ一方で一定の充電量になると充電が保留されることがあるので、バッテリー充電の最適化を有効にしているなら、一時的または完全に無効に設定して様子をみてみましょう。

参考:Apple「iPhone の「最適化されたバッテリー充電」について

6.温度の低い場所でiPhoneを冷却する

使用年数が長かったり高温環境で長時間使用していたりすると本体内部に熱がこもり、充電ができない・充電マークが表示されないといった問題が起こることがあります。不具合が起きたときに本体が熱い場合、内部に熱がこもっている証拠です。

温度の低い場所で本体を冷ます冷却時間を設けましょう。iPhoneは高温状態で使い続けると劣化が進み、場合によっては故障につながることもあります。

参考:Apple「iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合

7.スマホカバーを外してみる

ワイヤレス充電を使用している場合、充電できない原因がスマホカバーにあることも多いです。一度スマホカバーを外して、正常にワイヤレス充電できるか確認してみましょう。

問題なく充電できるようなら、原因はスマホケースと考えられます。ほかのスマホケースに買い替える、または直接充電ケーブルを差し込んで充電する方法に変えるのがおすすめです。

8.最後の手段として初期化する

すべての対処法を試しても不具合が改善されない場合は、最後の手段として初期化してみましょう。初期化とは、工場出荷時の設定に戻すことです。

不具合が改善されることも多いですが、iPhoneを初期化するとデータはすべて消えるためアップデート作業が必要になります。もしもに備えて日頃から小まめにアップデートしておくことがおすすめです。

参考:Apple「iPhone、iPad、iPod touch を初期化する (工場出荷時の設定に戻す) 方法

9.破損や劣化の場合は修理に出す

初期化しても不具合が改善されない場合は、残念ながら本体自体が破損または故障している可能性があります。本体の破損や故障は、自分で修理することはできません。

その状態で放置すると充電されないどころか一切使えなくなるリスクもあるため、早めに修理に出すのが望ましいです。iPhoneを修理する方法は、Apple Store・正規サービスプロバイダ・第三者修理店などがあります。

iPhoneの充電で注意したい5つのこと

充電できない・充電マークがつかないといった不具合が起こるときは、周辺機器やソフトウェア、iPhone本体に問題があることが考えられます。ただ普段の使い方がバッテリーの劣化を早め、充電できない・充電マークがつかない問題を引き起こしている場合も多いです。

iPhoneの充電で注意したいことには、次のようなものが挙げられます。

  • 低高温環境で充電しない
  • 充電しながら操作しない
  • 過放電・過充電は厳禁
  • 純正ケーブルを使用する
  • 充電口を強く押さない

それぞれの注意点を確認していきましょう。

1.低温・高温環境で充電しない

バッテリーは繊細な部品で寒さや熱に弱いです。iPhoneを充電するときは、低温や高温環境をなるべく避けましょう。また、安定した温度環境で充電することも大切です。

温度が極端に変わる環境下で充電するとバッテリーに負荷がかかるので、劣化を早める原因につながります。特に夏や冬は充電する場所で温度が変わるため、バッテリーを長持ちさせたいなら充電環境に配慮しましょう。

2.充電しながら操作しない

就寝前など充電しながら操作している方も意外と多くいるでしょう。充電しながらスマホを使えるので一石二鳥と考えられがちですが、これはバッテリーの劣化を早める行為です。充電しながら使用すると本体への負荷が大きくなり、内部に熱がこもります。

一定の温度を超えると本体内部に多大な負荷がかかるので、バッテリーの劣化につながるのです。何気なくやってしまいがちですが、バッテリーの寿命を伸ばしたいなら充電しながら使うのは控えましょう。

3.過放電・過充電は厳禁

過放電とは、バッテリー残量がゼロの状態で放置することです。スマホを使用する機会が少なく、頻繁に充電しない場合に起こります。過充電は、フル充電にもかかわらず充電し続けることです。

夜寝るときに充電を始めた場合、朝起きるときには過充電の状態になっていることがあります。どちらもバッテリーの劣化を早める行為です。過放電や過充電しないようにiPhoneを充電する必要があります。

4.純正ケーブルを使用する

購入費用を抑えるために、純正ケーブル以外の商品を使用している方もいるかもしれません。純正ケーブルに負けない高機能な商品も多くありますが、規格や電圧、電力などが異なる場合があります。

規格や電圧、電力が違うケーブルを使い続けると、バッテリーの劣化を早めてしまうことも多いです。リスクを避けたいのであれば、純正ケーブルまたはApple公認のケーブルを使用しましょう。

5.充電口を強く押さない

しっかり充電口に充電ケーブルを差し込むために、強く押してしまうこともあるでしょう。充電の反応が悪いときは強く押すことで正常に機能してくれる場合もありますが、ほかの部分が破損する可能性もあります。

反応が悪いとつい強く押してしまいがちですが、別の不具合が起こることもあるのでやさしく差し込むことが大切です。また、反応が悪い状態が続くときは本体に問題があることもあるため、修理に出して原因を突き止めましょう。

バッテリー劣化はスマホ修理王へ!

充電できない・充電マークがつかないといった問題が起こる場合、ソフトウェアや周辺機器の不具合などさまざまな原因が考えられます。また意外と見落としがちですが、バッテリーの劣化により充電できない・充電マークがつかないといった問題が起こることもあるのです。

バッテリーを交換すれば不具合が改善されることも多いため、早めに修理に出しましょう。スマホ修理王では、iPhoneのバッテリー交換に対応しています。データを残したままバッテリー交換できるうえに、在庫があれば即日対応も可能です。また、Apple Careの対象外である場合は、安くバッテリー交換できるので修理費用を抑えたい方にも適しています。

バッテリーが劣化しているなら、お近くのスマホ修理王にて気軽にご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください

 
スマホ修理王_店舗一覧
 

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

お知らせ一覧へ

修理実績一覧へ

お客様の声一覧へ

コンテンツ一覧へ

お役立ちコラム一覧へ