スマホの充電ケーブルは1種類じゃない?違いや選び方もご紹介

2022年3月25日

スマートフォンは、購入後すぐに使えるよう、充電やデータ転送に必要なケーブルが付属していることが多いです。
ただ、そのケーブルがなんのケーブルかわからないまま意識せずに使っていると、ケーブルに不具合が生じたり断裂したとき、どのケーブルを買えばよいのかがわからない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、スマホの充電ケーブルの種類と基礎知識、それぞれケーブルの違いや選び方について解説していきます。

目次
■充電ケーブルの基礎知識
■3種類の充電ケーブルとそれぞれの特徴
■充電ケーブルの選び方のポイント
■スマホの充電のトラブルならスマホ修理王へ

充電ケーブルの基礎知識

充電ケーブルの基礎知識

スマホを充電するためのケーブルは、1種類ではありません。

たとえば、Androidスマホの充電に使う充電ケーブルのほとんどは「USB」と呼ばれる規格を用いていますが、この「USB」の中でもさらに細かく分類があります。

パソコンや充電アダプタに差し込むほうは基本的にUSB Type-Aと呼ばれる形状であることが多いですが、最近は両端がUSB Type-Cになっているものも販売されています。また、近年のiPhoneでは、片側がUSB Type-C、片側がLightningのケーブルが付属するようになりました。

「USB」は、スマホだけでなくパソコンなどにも広く使われている規格のため、単に「USBケーブル」を求めて電機店などに行くと、膨大な量のケーブルを前にどれを買えば良いか戸惑ってしまうかもしれません。間違えて使えないケーブルを買ってしまわないように、以下で紹介するそれぞれの特徴や違いを把握しておきましょう。

スマートフォンの充電口をチェック

ケーブル選びの一番のポイントは、持っているスマートフォンに合うかどうかです。もう少し詳しく言い換えると、スマートフォンの充電口とケーブル端子の形状が一致しているかということになります。
まずは自分が使っているスマホを確かめ、充電口の形状からどのタイプの端子なのかを判別しましょう。

3種類の充電ケーブルとそれぞれの特徴

スマートフォンで使われる充電ケーブルは、主に3種類に分けられます。

① iPhoneの充電に使われる「Lightningケーブル」
② モバイルバッテリーやAndroidの充電で従来使用されてきた「micro USB」
③ 近年Androidの充電で使われている「USB Type-C」

それぞれの違いや、見分け方を確認していきましょう。

Lightningケーブル

iPhoneユーザーには欠かすことのできない「ライトニングケーブル」
Apple独自の端子が採用されていて、iPhoneやiPad、iPodやAppleWatchの充電や同期に使われます。先端が平たい楕円形になっていて、長めの端子は他のケーブル端子とは明らかに異なります。iPhoneユーザー以外の人には馴染みがないかもしれませんが、先端にバーコードのような模様があるので、判別はしやすいでしょう。
端子に表と裏の区別がないため、上下どちらの向きでも挿入できるのが特徴です。

micro USB

Androidのスマートフォンやタブレットの充電に使われ、「micro USB Type-B」と呼ばれることもあります。スマートフォンに限らず、デジカメやモバイルルーター、その他のUSB機器にも幅広く採用されています。
端子の形状は、正面から見ると台形状となっているため、挿し込む際には上下を確認する必要があります。端子がこの形状の「micro USB Type-B」は、「USB2.0」の規格となります。USBケーブルは新規格が出るたび、転送速度が速くなります。

USB Type-C

2015年から採用が始まり、Android製品のみにとどまらず、Apple製品でも採用されているものもあります。今後はさらに導入が進むと予想される、注目のケーブルです。端子の形状は上下左右が対称のため、挿し込む際に上下を気にする必要はありません。
規格は「USB3.1」となり、転送速度は「micro USB」よりも速くなりました。
また、「USB PD」に対応し、最大で100Wまでの電源供給ができます。さらには、電源供給の他にも、映像出力やデータ転送なども全てこの1本で行えます。

 

充電ケーブルの選び方のポイント

充電用と転送用

USBケーブルを選ぶときに気を付けるべき点は、コネクタの形状だけではありません。USBケーブルの種類には、PCとスマートフォンなどモバイル端末との間でデータの送受信を行うデータ転送用や、充電のみに特化した充電専用のものもあります。これらの違いは、一見しただけでは判別できません。購入する際には、パッケージをしっかりと確認しましょう。

また、USBケーブルは「USB2.0」「USB3.0」「USB3.1」というように、規格の種類によって転送速度や端子の形状が異なります。新しい規格のケーブルは転送速度が速いというメリットがある一方で、対応している機器が少ないというデメリットがあります。
USBケーブルを選ぶ際には、規格もしっかりと確認しておきましょう。

短時間で充電したい人は、急速充電ケーブルを選びましょう。「PD(PowerDelivery)」に対応していれば、急速充電が可能です。パッケージに「PD対応」と表記されているかを確認してください。ただし、ここ数年は粗悪品が出回っていて、「PD対応と表記されているのに急速充電ができない」というケースもあるようです。聞いたこともないようなメーカーのものを買うのではなく、大手ガジェットメーカーのものを買ったほうが良いでしょう。

ケーブルの長さ

用途に応じて、適正な長さは変わります。どのように使いたいのかを考えましょう。
購入時に付属している純正ケーブルは1mのものが多く、長すぎず短すぎないバランスの良い長さです。持ち運びする際にカバンの中で絡まるのが嫌な人は、これよりも短いものを選びましょう。コンセントが離れた場所にある人やベッドに寝転がって充電したい人は、2~3mくらいの長さがおすすめです。

コンセント側も要確認

コンセントにさしこむACアダプタ側のケーブルの形状も確認しておきましょう。

前述したように、片側がUSB Type-C、片側がLightningなどになっているケーブルもあります。このケーブルの場合、ACアダプタの差込口がUSB Type-Cでないと、使うことができません。いま持っているACアダプタがUSB Type-Aであれば、片側がUSB Type-Aになっているケーブルを購入しましょう。

また、スマホによっては購入時に付属しているケーブルがACアダプタと一体になっているものであることがあります。その場合、ケーブルだけ買っても充電することができないため、別途ACアダプタも買うか、ACアダプタ一体型のケーブルを買いましょう。

おすすめの便利アイテム

今や持ち運ぶのはスマートフォンだけではありません。モバイルバッテリーやモバイルWi-Fiなど、接続端子の異なる機器が手離せない人も多いのではないでしょうか。しかし、複数のケーブルを持ち運ぶのは大変ですよね。
そんな人におすすめなのは、「3in1ケーブル」です。1本のケーブルで「Lightningケーブル」「micro USB」「USB Type-C」の端子を付け替えることができます。「2in1ケーブル」もあるので、状況に合わせて選びましょう。

他にも、「ケーブルは長いほうがいいけど、持ち運ぶときに大変」という人には、巻き取り式でコンパクトなものがあります。ゲームなどをする際、横向き操作の邪魔をしないL字型ケーブルもあります。

便利アイテムはたくさんあるので、それぞれが抱えている問題を解決してくれるものを探してみましょう。ただし、粗悪品を購入しないように気を付けてください。

MFi認証品かどうか

安価なケーブルには、トラブルへと繋がるリスクが潜んでいます。耐久性の弱いものは断線が起きやすく、給電中にショートしてしまう場合もあります。最悪のケースとしては、端末からの発火や爆発によって大きな事故へと繋がることもあります。

そこで、粗悪品を見極める一つのポイントとして、「Mfi認証」というものがあります。これは「Made For iPhone/iPad/iPod」の略で、Appleが定める性能基準を満たした製品、いわば「Apple公式認定品」であることを保証するものです。

iPhoneのLightningケーブルには、この認証を受けていないものも多く出回っています。粗悪品を使うことで、端末がダメージを受けることもあります。大事なデータの詰まったスマートフォンを快適に使用するには、安全性を強く意識することが大切です。

スマホの充電のトラブルならスマホ修理王へ


「誤った充電ケーブルを挿してしまってから、充電ができなくなった」
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このような場合は、スマホ本体の端子の破損や内部基板の故障が考えられます。スマホ修理王では、iPhoneやXperiaのスマートフォンをはじめ、iPadなどのタブレット端末、Nintendo Switchの充電口修理に対応しております。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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