iPhoneがもっと便利になる「背面タップ」。おすすめの設定は?

2022年3月9日

iOSのバージョンが上がるほど、どんどん便利になっていくiPhone。
「背面タップ」も、近年追加された便利機能のひとつです。
この記事では、背面タップの使い方からおすすめの設定方法まで、簡単に・詳しくご紹介していきます。

※以下でご紹介する内容はすべて、2022年3月時点のものです

■iPhoneの「背面タップ」とは?
 ・背面タップができるiPhone
 ・背面タップで設定できる機能
■背面タップを設定しよう
 ・背面タップの設定方法
 ・アクセシビリティの設定
■背面タップにはこの設定がおすすめ
 ・①スクリーンショット
 ・②コントロールセンター
 ・③マナーモード
 ・④ショートカットとの組み合わせ
■背面タップを設定した後の注意点
 ・iPhoneをバッグに入れるとき
 ・iPhoneを車のホルダーに入れるとき
■背面タップができないときは
 ・iPhoneのバージョンを確認
 ・iPhoneのモデルを確認
 ・タップの位置を確認
 ・タップする強さを確認
■故障かな?と思ったら
 ・メーカー
 ・スマホ修理王

iPhoneの「背面タップ」とは?

iOS14から追加された、iPhoneの背面タップ機能。
この機能は、iPhoneの背面をタップすることで、事前に設定しておいたアクションを作動させることができるというものです。

例えば・・・
▼「スクリーンショット」のアクションを設定
▼iPhoneの背面を素早くタップ
▼スクリーンショット撮影のアクションが作動

このように、背面をタップするだけでスクショを取ることができます。
タップの操作は片手だけでできるので、手がふさがっているときにもとっても便利。
よく使用する機能を設定しておけば、これまでよりもっと簡単・便利にiPhoneを操作できるようになるでしょう。

背面タップができるiPhone

背面タップの機能は、すべてのiPhoneに搭載されているわけではありません。
現在、背面タップを使用できるのは以下の機種です。

・iPhone 13モデル
( Pro Max/Pro/ mini)
・iPhone 12モデル
( Pro Max/Pro/ mini)
・iPhone 11モデル
( Pro Max/Pro)
・iPhone XR
・iPhone XS Max
・iPhone X
・iPhone 8モデル
( Plus)
・iPhone SE(第二世代)

背面タップで設定できる機能

背面タップで設定できるのは、以下の機能です。

アクセシビリティショートカット(※1)

<システム>
Appスイッチャー
Siri
Spotlight
コントロールセンター
シェイク
スクリーンショット
ホーム
音量を下げる
音量を上げる
画面をロック
簡易アクセス
消音
通知センター

<アクセシビリティ>
AssistiveTouch
VoiceOver
ズーム
画面の読み上げ
拡大鏡
反転(クラシック)
反転(スマート)

<スクロールジェスチャ>
下に スクロール
上に スクロール

<ショートカット>
アプリのショートカットで設定した機能(※2)

背面タップには、iPhoneに搭載されているすべての機能を設定できるわけではありません。
ですが、設定方法を工夫すれば幅広い使い方ができるので、いろいろ試しながら自分にとって便利なiPhoneにカスタマイズしていきましょう。

(※1)(※2)これらの機能を作動させるには、あらかじめショートカットの設定を済ませておく必要があります。それぞれの設定については後述します。

背面タップを設定しよう

背面タップで設定できるのは、以下の2パターン。

①ダブルタップ⇒背面を2回タップすると設定した機能が作動
②トリプルタップ⇒背面を3回タップすると設定した機能が作動

試しに「ダブルタップ」で「スクリーンショット」のアクションが作動するよう、設定をしてみましょう。

背面タップの設定方法

▼設定⇒アクセシビリティ⇒タッチ
▼背面タップ⇒ダブルタップ
▼「スクリーンショット」を選択

上記の設定を行えば、iPhoneの背面をダブルタップするだけでスクリーンショットを撮ることができるようになります。

アクセシビリティの設定

iPhoneの「アクセシビリティ」で「ショートカット」をオンにしておけば、ショートカットに選んだ機能を背面タップに設定することも可能です。

★「アクセシビリティ」とは・・・
視覚・聴覚などをサポートするために搭載されているシステムで、機能は以下の通りです。

AssistiveTouch
VoiceOver
カラーフィルタ
スイッチコントロール
ズーム機能
ホワイトポイントを下げる
音声コントロール
反転(クラシック)
反転(スマート)
フルキーボードアクセス
透明度を下げる
コントラストを上げる

上記のアクセシビリティは、「ショートカット」として設定することができ、iPhoneのホーム(サイド)ボタンをトリプルクリックすると、機能のオン・オフを切り替えることができるようになります。

このショートカットが、前述の「アクセシビリティショートカット」のこと。
つまり・・・
▼アクセシビリティでショートカットを作成
▼それを背面タップに設定
▼ボタンのクリックではなく、背面タップでオン・オフが切り替えられるようになる
ということです。

背面タップにはこの設定がおすすめ

背面タップに設定するのは、「よく使用する機能」や「操作が複雑な機能」がおすすめ。
以下では、おすすめの設定を4つご紹介します。

①スクリーンショット

WEBで検索した情報やアプリの画像など、日常の中でスクリーンショットを利用する場面は案外多いもの。
ですがスクリーンショットを撮るには2つのボタンを同時に押す必要があるため、片手がふさがっているときに「撮りづらい」と感じたこともあるのではないでしょうか。
スクリーンショットのように、両手を使って操作する機能にうってつけなのが背面タップなのです。

②コントロールセンター

iPhone X以降のモデルでは、コントロールセンターを開くためには、画面の上部から下へスワイプする必要があります。
コントロールセンターは1アクションで開けるので、そのままでもそれほど不便ではありません。
しかし手が小さい方は、iPhoneの画面上部まで指が届かないため、両手を使って操作をすることになります。
コントロールセンターを背面タップに設定しておけば、片手でも難なく開くことが可能です。

③マナーモード

マナーモードにするには、iPhone側面のスイッチを切り替える必要があるので、こちらも手が小さい方が片手で行うのは難しいときがあります。
「消音」を背面タップに設定しておけば素早くマナーモードにできるので、外出先で突然音が鳴ってしまったときも便利です。

④ショートカットとの組み合わせ

こちらは前述の、「アプリのショートカットで設定した機能」についての解説です。

iPhoneには、もともと搭載されている「ショートカット」というアプリがあります。
ショートカットアプリで設定しておいた機能は、背面タップでも作動させることができるので大変便利です。

たとえば・・・
①電子マネーの決済画面を、ショートカットに設定する
②背面タップで「ショートカット」を選ぶ
③お会計時に背面タップをする
④ショートカットの決済画面をスムーズに呼び出すことができる
このように、背面タップで画面がすぐに表示されるため、複雑な操作をする必要がなくなります。

他にもLINEのトーク画面やTwitterのツイート画面など、ショートカットに設定しておくのは、普段よく利用する機能がおすすめ。
ショートカットと同時に背面タップにも設定しておけば、時短になること間違いなしです。

<ショートカットにアプリを設定する方法>
▼ショートカットアプリを開き、右上の「+」をタップ
▼アクションを追加⇒App⇒アプリを選択
▼ショートカットに設定したいアプリ内のアクションを選択
▼画面上部をクリックしてショートカットの名前を入力
▼設定が終わったら、右下にある三角のボタンをタップ

背面タップを設定した後の注意点

無事に背面タップを設定できたら、あとは便利なスマホライフを送るだけ!
しかし、背面タップの設定後にはいくつか注意しておきたいことがあるのでご紹介します。

iPhoneをバッグに入れるとき

iPhoneをバッグの中に入れて歩いたり走ったりすると、バッグの中身がぶつかりあうことがあるかと思います。
その振動によって、背面タップが作動してしまうことがあるので気をつけましょう。

iPhoneを車のホルダーに入れるとき

こちらもバッグと同様、振動による誤作動が起こる可能性があります。
車載ホルダーにiPhoneを入れるときは、しっかりと固定させるようにしましょう。

背面タップができないときは

背面タップができないときは、故障を疑う前に以下のことを確認してみましょう。

iPhoneのバージョンを確認

背面タップは、iOS14から追加された機能です。
「背面タップ」という項目自体が見当たらない場合は、まずiOSのバージョンが背面タップに対応しているかどうかを確認してみましょう。

▼設定⇒一般⇒ソフトウェア・アップデート
とタップし、iOSのバージョンを確認。
iOSのアップデートを忘れがちな方は、上記の画面で「自動アップデート」をオンにしておくことをおすすめします。

iPhoneのモデルを確認

お持ちのiPhoneが古い機種である場合は、背面タップ機能を使うことができません。
前述の「背面タップができるiPhone」を参照し、背面タップに対応しているモデルかどうかを確認してみましょう。

タップの位置を確認

タップの位置が低すぎることが原因で、反応していない可能性があります。
iPhoneの下側部分ではなく、本体裏面にあるAppleマークよりも上の部分をタップしてみましょう。

タップする強さを確認

iPhoneにケースやカバーをつけていても、背面タップに支障が出ることは基本的にはありません。
しかしケースやカバーをつけていないiPhoneに比べて、タップの振動が伝わりにくくなっている可能性はあるでしょう。
まずは強めにタップすることで、反応するかどうかを確認してみましょう。
また、分厚いケースを装着している場合は、一度ケースを外してタップし、きちんと反応するかどうかを確認してみましょう。

故障かな?と思ったら

メーカー

背面タップができない原因が、本体やソフトウェアにあると考えられる場合には、まず製造元であるAppleに相談してみましょう。

サポートに相談し、故障が認められた場合、本体交換などの修理対応をしてもらえるかもしれません。

スマホ修理王

その他、「電源が入らない」「画面が割れている」など、背面タップ以外に根本的な故障がある場合には、第三者修理店での修理も検討してみましょう。

私たちスマホ修理王は、国の厳しい基準をクリアした「総務省登録修理業者」
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お困りの際は、ご連絡をお待ちしています!

※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、予めご了承ください

スマホ修理王は満足度三冠達成!

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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