スマホの消毒・除菌方法とは。コロナ禍に注意したい機種別の消毒方法
2022年3月9日
世界中でコロナウイルスが蔓延し、人々の中で除菌や消毒への意識が急速に高まりました。
中でも関心を集めているのは、「スマホの消毒」。
毎日何度も手に取るものだから、菌や汚れが気になるのは当然のことですよね。
この記事では、スマホの消毒方法や注意点について、詳しくご紹介していきます。
■スマホにも消毒が必要?
・感染症対策として、スマホにも消毒を
■スマホのお手入れ方法は?
・やってはいけないお手入れ方法
■各スマホごとのお手入れ方法をご紹介
・iPhone
・Galaxy
・Xperia
・AQUOS
・OPPO
・Xiaomi
・京セラ製スマホ
■除菌グッズもいろいろ
・クリーニング用クロス
・ウェットティッシュ
・保護フィルム
・UVライト
・ガラスコーティングの「ナノ銀プレミアム」
■消毒が原因?もしもスマホが故障したら
スマホにも消毒が必要?
見た目はキレイでも、実はスマホには菌がいっぱい。
「スマホには、トイレの便座の10倍もの細菌がついている」
という調査結果もあるほどです。
今や、生活のあらゆる場面で大活躍しているスマホ。
満員電車でも、食事中でも、トイレの中でも、ヒマがあれば取り出して操作をする方も多いのではないでしょうか。
さて、私たち人間は石鹸で手を洗い、消毒液をプシュッとかけて、除菌や感染症対策に努めています。
しかし、スマホはどうでしょう。
満員電車やトイレで触ったスマホを、手と一緒にバシャバシャ洗う方はいないと思います。
つまり消毒をしない限りは、菌やウイルスはスマホに付着したまま。
衛生を徹底するなら、スマホにも消毒は必須なのです。
感染症対策として、スマホにも消毒を
日常生活の中で頻繁に使用するスマホには、菌やウイルスが付着するリスクは必ずあります。
あなたがもし汚れたスマホを放置しているのであれば、普段どれだけ念入りに手指を消毒していたとしても、感染症対策としてはツメが甘いと言わざるを得ません。
スマホを常に清潔にしておくことも、自分や周りの人の健康を支える大切なポイントのひとつ。
スマホを適切に消毒し、一歩踏みこんだ感染症対策を実践してみましょう!
スマホのお手入れ方法は?
「スマホの消毒」とは言っても、直接スマホに消毒用アルコールを吹きかける・・・といったような行為はNG。
誤ったお手入れをしてしまうと、大切なスマホが劣化したり故障したりする恐れがあります。
やってはいけないお手入れ方法
①乾いたティッシュや布で、強くこする
ティッシュやハンカチでゴシゴシこすることで、反対に汚れや菌を引き伸ばしてしまう恐れがあります。
また、細かい傷がついてしまう可能性もあるので、画面を強くこするのはやめましょう。
②防水スマホの水洗い
「防水機能があるなら大丈夫では?」
そう思うかもしれませんが、これもNG。
スマホの防水機能は完全というわけではなく、規定された条件以外の水濡れがあった場合は、その機能を発揮しません。
”ハンドソープで洗えるスマホ”など、一部の機種を除いては、水洗いはしないほうが賢明です。
③ウェットティッシュでゴシゴシ
アルコール・エタノール・研磨剤・界面活性剤などが染みこんだ、ウェットティッシュで拭くのも注意が必要。
スマホ表面のコーティングを剥がしたり、各パーツを傷めてしまったりする恐れがあります。
ただしこのお手入れ方法は、機種によっては問題とされていません。
機種ごとの詳しいお手入れ方法は、次の記事でご紹介します。
各スマホごとのお手入れ方法をご紹介
メ―カー・モデルが異なれば、当然スマホの仕様やお手入れ方法も異なります。
ここからは、各スマホに適したお手入れ方法をご紹介。
ご自身のスマホをお手入れする際の参考にしてみてください。
iPhone
コロナ禍になる前までのiPhoneは「やわらかい布で拭く」ことが推奨されていました。
しかし現在Appleの公式HPには、「外表面を優しく拭き取る分には、iPhoneのお手入れに消毒剤を使用しても問題ない」と記載されています。
<使用しても良いとされている消毒アイテム>
◎70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ
こちらはメガネのレンズやDVDなどのクリーナーとして利用されているアルコールです。
◎70 % エチルアルコール含有ワイプ
エチルアルコールは、別名「エタノール」とも呼ばれているアルコールです。
◎クロロックス除菌ワイプ
クロロックスとは米国の漂白剤メーカーで、除菌ワイプは通販で購入可能です。
◎温かい石鹸水に浸したやわらかい布
一部推奨されていないモデルもあるため、詳細はApple公式HPでご確認ください
×漂白剤や過酸化水素を含む製品でのお手入れ
×洗剤類の中にiPhoneを浸す
×開口部に湿気や水分を侵入させる
×研磨剤・エアダスターの使用
Galaxy
Samsungから発売されているGalaxyも、少量であれば消毒用アルコールを使用してもかまいません。
ただし、側面や端子部分については乾いた布で拭くようにしましょう。
<Galaxyのお手入れ方法>
▼やわらかい布を用意する
▼布に少量の消毒用アルコールを含ませる
▼前面・背面を優しく拭き取る
Xperia
SONYから発売されているXperiaでは、一定の条件下におけるスマホの拭き取り実験をしています。
■実験に使用したスマホ
SOV35以降のモデル
■実験に使用した消毒剤・アイテム
・市販の消毒用エタノール(76.9〜81.4%)
・添加物イソプロパノール(イソプロピルアルコール)
・やわらかい布(メガネやスマホ用のクリーニングクロスなど)
結果は、アルコール消毒をしてもOK。
少量の消毒用アルコールを含んだやわらかい布で、スマホの表面を拭くのは問題ありませんでした。ただし、Galaxyと同じようにスマホの側面には乾いたやわらかい布を使用し、水分や布の毛羽が内部に入らないように注意する必要があります。
表面を拭き取ったときにできる痕は、同じく乾いたやわらかい布で拭き取るとキレイになるのでおすすめです。
AQUOS
SHARPから発売されているAQUOSも、アルコール除菌シートでの拭き取り実験を行っています。
■実験に使用したスマホ
2017年度以降に発売されたスマホ
■実験に使用した消毒剤・アイテム
消毒用エタノール(70%)
■実験結果
結果は、表面をやさしく拭き取る程度であれば、アルコール消毒をしてもOK。
1000回の拭き取り確認を実施したところ、塗装の剥がれ・変色・退色に大きな変化がないことが確認されました。
ただしこの実験結果は、すべての条件でスマホが劣化しないことを保証するものではなく、塗装に傷やへこみなどがある場合は、劣化が進んでしまうこともあるのでご注意ください。
※注意「AQUOS sense4 plus」について
傷・割れの可能性があるので、モバイルライトの周辺はアルコールで拭かないようにしてください。(2022年3月時点の情報です)
OPPO
OPPOは、機種によってお手入れ方法が異なります。
<OPPO Find X2 Pro>
こちらのモデルは、アルコールに弱いヴィーガンレザーが使用されています。
表面の腐食を避けるため、アルコール類の使用はNGとなっています。
◎少量の水
◎革製品用の中性洗剤
◎マイクロファイバーなどのやわらかい布
×アルコール・研磨剤・漂白剤の使用
×布やすり・タオル・ティッシュペーパーなどを利用したお手入れ
×レシーバー・充電口・マイク・スピーカー部分を濡らす
×強く拭く・こする
<上記以外のモデル>
上記以外のモデルは、濃度75%以下のアルコール類を使用してもよいとされています。
お手入れの際には必ずスマホの電源をオフにし、少量のアルコールを含ませたやわらかい布でやさしく拭き取るようにしましょう。
Xiaomi
Xiaomiも、消毒・除菌用アルコールでスマホ表面をお手入れしても良いとされています。
◎消毒・除菌用のアルコール
◎揮発性クリーナーが含まれた、糸くずの出ないやわらかい布
×刺激性のある化学品・洗剤・強力なクリーナーの使用
×充電ポート・イヤホンジャック・ボタンの隙間部分を濡らす
×スマホに直接、消毒剤を吹きかける
▼電源コードを抜き、電源をオフにする
▼アルコールを含んだ布で表面を拭き取る
▼端子部を乾いたやわらかい布で拭く
▼スマホをしばらく乾かす
▼電源をオンにする
京セラ製スマホ
京セラの公式HPでは、京セラ製スマホのアルコール消毒だけではなく、泡ソープでのお手入れ方法についても紹介されています。
<防水(IPX5/8、IPX5/7)対応モデルのお手入れ方法>
泡ソープでのお手入れ
▼ケーブル類をすべて外し、スマホの電源をオフ
▼やわらかい布に泡ソープをつける
▼開口部に泡が入らないよう注意しながら、本体を素早く拭く
▼5~30℃の水道水で、泡を完全に洗い流す
▼スピーカー・レシーバー・マイクなどの水抜きをする
▼しっかり乾燥させる(乾くまで充電は絶対にしない)
アルコールでのお手入れ
▼ケーブル類をすべて外し、スマホの電源をオフ
▼糸くずの出ない、やわらかい布を用意
▼イソプロピルアルコール(99.7%以下)またはエタノール(99.5%以下)を用意
▼布に少量のアルコールを含ませ、本体を拭き取る
除菌・抗菌グッズもいろいろ
ここからは、日々のお手入れにとっても便利な除菌・抗菌グッズをご紹介します。
近年はさまざまなアイテムが展開されているので、自分に合ったものをうまく取り入れていきましょう。
クリーニング用クロス
クリーニング用クロスは、お手入れの基本の「き」。
上記で何度もご紹介した「やわらかい布」の部分を、この「クリーニング用クロス」に置き換えていただいても問題ありません。
クリーニング用クロスは100円ショップなどでも販売されているので、ひとつ持っておくことをおすすめします。
ウェットティッシュ
コロナ禍で、ウェットティッシュを持ち歩く方も増えたのではないかと思います。
スマホの汚れをサッと拭き取ることができる便利なアイテムですが、中には界面活性剤やアルコールが含まれているものも。
スマホの機種によっては使用できないウェットティッシュもあるので、注意しましょう。
保護フィルム
保護フィルムの中には、抗菌作用があるものも。
抗菌フィルムなら、菌も画面割れも防止でき、まさに一石二鳥です。
UVライト
スマホにUVライトを当てると除菌ができるというアイテムも、続々と登場しています。
UVライトなら水濡れの心配なく除菌ができるので、水没故障が心配な方はチェックしてみてください。
ガラスコーティングの「ナノ銀プレミアム」
スマホ修理王では、画面割れ防止におすすめの「ガラスコーティング」という施工を行っています。
■ガラスコーティングとは・・・
特殊なガラス液剤をスマホの本体に直接塗り重ね、本体を保護する施工のこと。
★硬度が高く、画面が割れにくい
★指紋・汚れがつきにくい
★コーティングが長持ちする
★見た目や操作性が変わらない
★あらゆるスマホに施工できる
など、嬉しいメリットが盛りだくさんの優れものです。
スマホ修理王では、このガラスコーティングの施工時に「ナノ銀プレミアム」という追加のコーティングも行っています。
「ナノ銀プレミアム」は、主に抗菌作用をもたらすコーティングのこと。
ガラスコーティングの後にトップコートとして施工することで、約1年抗菌作用が持続します。
ガラスコーティングとあわせて「ナノ銀プレミアム」もおすすめしているので、感染症対策のひとつとしてぜひご利用ください!
※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、予めご了承ください
消毒が原因?もしもスマホが故障したら
「消毒してから、何だかスマホの調子が悪い」
「消毒方法を間違えて、スマホが故障してしまった」
そんなときは、一度スマホ修理王にご相談ください。
私たちスマホ修理王は、業界のパイオニアとして豊富な修理実績を重ねてきた「総務省登録修理業者」。
国の厳しい基準をクリアし、安心・安全な修理サービスを提供している優良店です。
スマホ修理王なら・・・
★最大3ヵ月の無料保証つき
★最短10分の即日修理が可能
★データはそのままで修理が可能
★部品代・作業料金、すべて込みの安心価格
など、安心でお得なポイントがズラリ。
無料のお見積りやご相談だけでも大歓迎なので、お困りの際は遠慮なくご連絡ください!
※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。