なぜスマホの電源ボタンが反応しない?反応しないときの対処法を解説
2022年1月31日
スマホの電源ボタンがいきなり使えなくなったら、故障したかと思い不安になる方も多いでしょう。しかし、反応しない理由によっては、すぐに不具合が改善される場合もあります。
そこで今回は、スマホの電源ボタンが反応しない理由や対処法を解説します。
スマホの電源ボタンが反応しない4つの理由
スマホの電源ボタンが反応しない理由として、次のようなことが考えられます。
- 容量不足によるフリーズ
- 保護フィルムによる誤作動
- SIMカードが接触不良
- スマホの劣化や故障
場合によっては、スマホの劣化や故障により電源ボタンが反応しないケースもあるため注意しなければいけません。どのような理由で電源ボタンが反応しないのか、その理由を確認していきましょう。
1.容量不足によるフリーズ
通常スマホには、一定時間使用しないと自動的に画面が落ちるスリープ機能が備わっています。勝手に画面がオフになるため面倒に感じる人もいるかもしれませんが、スリープ機能によりスマホの充電消費を最小限に抑えられるといったメリットがあるのです。
しかし、スリープ機能で画面がオフの状態でも端末はメールやLINE、電話の受信を行っています。大量のメッセージが届いたり電話がかかってきたりすることで処理が追い付かず、スマホがフリーズすることがあるのです。その結果、電源ボタンを押しても反応しないといったトラブルが発生します。
2.保護フィルムによる誤作動
スマホの液晶画面に保護フィルムを貼っている場合、電源ボタンが反応しないのは保護フィルムが原因かもしれません。保護フィルムは、汚れや傷から液晶画面を守るために貼るものです。近年は、ブルーライトカットやのぞき見防止、抗菌防止など、さまざまな機能が備わるものも発売されています。
便利で役立つ保護フィルムですが、スマホの液晶画面に貼ることで近接センサーが誤作動を起こすことがあるのです。電源ボタンを押しても画面は真っ暗な状態でまったく反応しないといった不具合が起こります。
3.SIMカードが接触不良
電源ボタンが反応しなくなる直前にスマホを落としたりぶつけたりなど衝撃を与えた場合、SIMカードやSDカードが接触不良を起こし正常に機能していない可能性があります。
SIMカードやSDカードが接触不良を起こしたときは、認識していないことを電波受信マークなどで知らせてくれることが多いです。電源ボタンが反応しないトラブルを回避するためにも、そのまま放置せずにすぐに対処するようにしましょう。
4.スマホの劣化や故障
スマホの劣化や故障が原因で、スマホの電源ボタンが反応しないことも考えられます。スマホに搭載されるバッテリーには寿命があり、長く使用し続けると劣化が進んでしまうのです。バッテリーの劣化が進んだ状態で使い続けると、最終的には故障につながることがあるので早急な対応が必要になります。
充電の減りが異様に早かったり充電に時間がかかったりするなどの症状が見られた場合はスマホが劣化している証拠です。電源ボタンが反応しないのは、スマホの劣化や故障が原因である可能性が高いでしょう。
また、電源ボタンそのものが劣化して反応が鈍くなっている可能性もあります。例えば、電源ボタンが反応しなくなる直前、スマホをどこかにぶつけたり高い位置から落下したりした際に衝撃で電源ボタンが陥没することも多いです。スマホの電源ボタンが陥没していないか確認しましょう。
スマホの電源ボタンが反応しないときの4つの対処法
スマホの電源ボタンが反応しないときは、理由に応じて正しく対処しなければいけません。電源ボタンが反応しないときの対処法は、以下のとおりです。
- 別の充電ケーブルを使用する
- SIMカードを正しく挿れる
- 保護フィルムを剥がす
- 強制的に初期化する
電源ボタンが反応しない理由に思い当たる節があるなら、その理由に応じて対処すれば不具合が改善されます。ただし、反応しない理由がわからない場合は、ここで紹介する対処法を順番に試してみましょう。
1.別の充電ケーブルを使用する
いつも使用している充電ケーブルが劣化、または故障している可能性があります。特に安価な非純正の充電ケーブルを使用している場合、いきなり充電が行えなくなることも多いです。
ほかの対処法を試しても不具合が改善されないのであれば、純正の充電ケーブルに変えて反応を試してみるのもいいかもしれません。非純正の充電ケーブルは安く手に入りますが、なかには粗悪なものもあるので購入時は注意しましょう。
2.SIMカードを正しく挿れる
SIMカードは、少しの衝撃で位置がずれてしまうことも多いです。位置がずれてしまうと、あらゆる不具合を起こす原因になることがあります。スマホを高い位置から落としたり何かにぶつけたりした経験があるなら、SIMカードのずれを疑いましょう。
ほとんどのスマホは端末の横や裏に設置場所があります。SIMカードを取り出して正しく挿れ直してみましょう。
3.保護フィルムを剥がす
スマホの液晶画面に保護フィルムを貼っているなら、近接センサーの誤作動が原因かもしれません。一度保護フィルムを剥がして、スマホの電源ボタンが反応するか確認してみましょう。
もし反応するなら、不具合の原因は保護フィルムです。近接センサーはスマホの上部にあるため、それに被らないように保護フィルムを貼り直しましょう。
4.強制的に初期化する
すべての対処法を試しても不具合が改善されない場合は、強制的に初期化して不具合を改善する方法があります。スマホを初期化することで購入したときの状態に戻せるため、不具合が改善することがあるのです。
ただし、初期化を行うと端末は購入した状態に戻るため、スマホに保存された画像や動画、メッセージなどがすべて削除されます。大事なデータがすべて削除される点を踏まえて、強制的に初期化するかどうか決めましょう。
スマホの電源ボタンが押せない場合にすべきこと
電源ボタンが押せない不具合が見られたとき、どのように対処すればいいかわからない人も多いはずです。電源ボタンが押せないときの対処法は、次のようなものがあります。
- 指紋認証で画面を起動させる
- スマホの充電が切れないようにする
- すぐにスマホを修理に出す
それぞれの対処法について確認しましょう。
1.指紋認証で画面を起動させる
電源ボタンを押せなくても画面を起動させる方法はあります。例えば、指紋認証を事前に設定しているスマホであれば、指の指紋に反応して画面がつくことがあるのです。そのほかにも音声ボタンを上下させて画面をつけてロックを解除することもできます。
ただし、指紋認証は事前に設定しないと指紋に反応しません。このような事態に備えて、指紋認証を登録しておくのもひとつの方法でしょう。
2.スマホの充電が切れないようにする
スマホの電池が切れると、その後に充電しても電源ボタンが押せないため画面を起動させることができなくなります。特に、電源ボタンが押せない状態になってしまうと、画面の点灯時間が長くなってしまい電池の消費が激しくなることも多いです。
電源ボタンが押せない状態で、スマホの電池が切れてしまわないように注意しましょう。
3.すぐにスマホを修理に出す
スマホの電源ボタンが押せない場合、端末の故障が考えられます。電源ボタンの故障は、自分で解決できないため早めに修理に出すのがおすすめです。無理に自分で修理しようとすると、スマホに保存されたデータが消失するなどのトラブルが起こる可能性もあります。
修理費用はかかりますが、大事なデータを守るために修理業者のプロに任せましょう。
電源ボタンの修理はスマホ修理王にご相談ください!
スマホの電源ボタンが反応しないとき、ひとつにはバッテリーの劣化が原因になっている可能性があります。バッテリーは消耗品なので、長期期間使用しているスマホの場合はすでに寿命を迎えているのかもしれません。
また、電源ボタンが長期使用により劣化していたり、陥没していたりすることで電源ボタンが反応していない可能性もあります。
バッテリーも電源ボタンも、自分で交換することは非常に難しいため、早めに修理に出すのが一番です。スマホ修理王では、幅広い機種のバッテリー交換や電源ボタン修理に対応しております。「電源ボタンが反応しない」とお困りでしたら、ぜひお近くのスマホ修理王にご相談ください。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。