iPadが熱い!これって危険?原因・対処法は?

2022年1月26日

iPadが熱いと、「故障ではないか」「発火したらどうしよう」など、何だか不安になってしまいますよね。
iPadが熱を持つのはよくあることで、それ自体は異常ではありません。
しかし、本体に触れないほど熱かったり、iPadを熱いまま放置させたりする場合は、さまざまなトラブルに繋がる恐れがあります。

■iPadが熱いときの危険性
 ・iPadが熱くても危険ではない場合
 ・こんなときは危険です
■iPadが熱いときにやってはいけないこと
 ・暑いところに放置する
 ・iPadを急激に冷やす
 ・充電しながら操作する
 ・非正規品の充電器を使用する
■iPadが熱くなる原因
 ・iPadが熱い原因①バッテリー
 ・iPadが熱い原因②気温
 ・iPadが熱い原因③充電
 ・iPadが熱い原因④ストレージ容量
 ・iPadが熱い原因⑤基板
■iPadが熱いときの対処法
 ・iPadを冷やす
 ・充電をストップする
 ・アプリを終了させる
 ・通知をオフにする
 ・画面の明るさを下げる
 ・機内モードにする
 ・ストレージ容量を確保する
 ・iPadの強制終了
 ・バッテリーを交換する
■心配なときは、スマホ修理王にご相談ください

iPadが熱いときの危険性

iPhoneによる発火や爆発の事故は、日本のみならず世界中で報告されています。
iPadにもiPhoneと同様にリチウムイオンバッテリーが搭載されているということもあり、「iPadが熱いと不安を感じてしまう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、iPadが熱いからといって、むやみに恐れることはありません。
危険か危険でないかは、状況や状態によって異なるので、ご自身のiPadがどのように熱いかを確認してみましょう。

iPadが熱くても危険ではない場合

iPadが熱くなっても、以下のような状況であれば危険性は低いと言えるでしょう。

■iPadの設定を初めて行うとき
■iPadをワイヤレス充電するとき
■高画質の動画をストリーミングするとき
■バックアップしたデータを復元しているとき
■データ容量の大きいアプリやゲームを起動しているとき

上記に該当する場合、iPadが熱くなるのは通常の反応です。
温度に関する警告が表示されない限りは、そのままiPadの使用を続けても問題ありません。
作業・動作が完了すると温度はどんどん下がるので、しばらく様子をみてみましょう。

こんなときは危険です

★暑い場所でiPadを使用している
★バッテリーが膨張している
★充電しながら操作をしている
★非正規品の充電器で充電をしている

このような状態で使用を続けると、iPadの故障に繋がる恐れがあります。
中でも危険なのが、バッテリーが膨張しているケース。
もしバッテリーの劣化によるガスがiPadの内部に充満していたとしたら、発火や爆発などの重大事故を引き起こしてしまう可能性があります。
iPadが熱い原因がバッテリー膨張の場合は、すぐに使用や充電を中止して修理に出すようにしましょう。

iPadが熱いときにやってはいけないこと

原因や対処法の前に、まず「これだけはやってはいけない」ということをご紹介します。
今現在iPadが熱い方は、ぜひ参考にしてみてください。

暑いところに放置する

「iPadが熱いから、使用をやめて少し休ませよう」
それは大変良い判断なのですが、iPadを使用している空間が暑い場合は要注意です。
iPadを暑い部屋の中や直射日光が当たるような場所に放置してしまうと、本体が熱い上にさらに高温にさらされることに。
熱くなったiPadは、できるだけ涼しい場所で保管するようにしましょう。

iPadを急激に冷やす

iPadが熱いと、とにかく冷やせばいいとばかりに、急いで保冷剤などを本体に当てたくなりますが、実はこれもNG。
その理由は、急激な温度変化によって内部が結露し、水没故障してしまう恐れがあるからです。
iPadが熱いときはいきなり冷やさず、涼しい場所に置いて様子をみるようにしましょう。

充電しながら操作する

充電をしながらiPadを操作すると、バッテリーに大きな負担がかかります。
iPadが熱いときは、ただでさえバッテリーにダメージを与えやすいので、さらなる負荷をかけないよう心がけてみましょう。

非正規品の充電器を使用する

「充電するとiPadが熱くなる」という方は、充電器を見直す必要があるかもしれません。
純正品以外のケーブルやアダプタを使って充電すると「過充電」になりやすいため、発熱のリスクがよりいっそう高くなります。
非正規品や粗悪品は使用せず、なるべく正規品を使って充電するようにしましょう。

iPadが熱くなる原因

iPadが熱い原因として考えられるのは、以下の5点。

①バッテリー
②気温
③充電
④ストレージ容量
⑤基板

一つずつ確認していきましょう。

iPadが熱い原因①バッテリー

iPadのバッテリーが劣化すると、バッテリー自体が熱を持ちやすくなります。
また、バッテリーの劣化によって消費電力が大きくなることも、iPadが熱くなる要因のひとつです。
「iPadを使用してから2年ほど経過している」「使用したり充電したりするだけですぐにiPadが熱くなる」
これらの場合は、バッテリーが劣化している可能性があるでしょう。

iPadが熱い原因②気温

熱気がこもった車内や、炎天下で使用することが多い場合に気をつけたいのが、気温の高さ。
精密機器であるiPadは、「熱に弱い」のが特徴です。
物理的な高温に長時間さらされることでiPadの内部に負担がかかり、そのことが前述した「バッテリーの劣化」に繋がることも多いのです。

iPadが熱い原因③充電

iPadを劣化させる大きな原因のひとつが「充電」。
■非正規品の充電器
■モバイルバッテリー
■車のシガーソケット
上記の方法で充電すると、電圧が強すぎるため、iPad本体やバッテリーに大きな負担がかかることになります。
繰り返しになりますが、充電器は純正のものを使用するのがベスト。
iPadが熱いときは、普段の充電方法を一度見直してみましょう。

iPadが熱い原因④ストレージ容量

iPadのストレージ容量が圧迫していることも、iPadが発熱する要因となります。
▼設定⇒一般⇒iPadストレージ
とタップし、iPadのストレージ容量に余裕があるかどうかを確認してみましょう。
空き容量が5GB以下になってきたら、不要なデータやアプリなどを削除するなどの対策が必要です。

iPadが熱い原因⑤基板

「iPadを落としてから、本体が発熱しやすくなった」
「水濡れしてから調子が悪い」
そのような場合は、iPadの内部基板に何らかのダメージがある可能性も。
基板が原因でiPadが熱い場合、そのまま放置するのはおすすめしません。
基板がショートするとデータが消えたり、電源がつかなくなったりする恐れもあるので、1日も早く修理に出すようにしましょう。

iPadが熱いときの対処法

ここからは、iPadが熱いときの対処法をご紹介します。
自分自身でできる簡単な方法もたくさんあるので、修理に出す前に一度試してみることをおすすめします。

※ご紹介する内容は、端末のモデルやバージョンによって異なる場合があります

iPadを冷やす

iPadが熱いときは、とにかくまず本体を冷やすことを優先させます。
ただし前述したとおり、急激に冷やすのは絶対にNG。
涼しい場所に置いて、ゆっくり温度が下がるのを待ちましょう。

充電をストップする

iPadに使われているリチウム電池の仕組み上、充電中にバッテリーが熱くなるのは当然のことです。
しかし本体があまりに熱を持ってしまうと、バッテリーの劣化が進んだり、回路がショートしたりする可能性も。
そんなときは一度充電をストップし、本体が冷めるまで様子をみてみましょう。

アプリを終了させる

使用しているアプリの容量が大きいと、iPadの処理能力が追いつかずに発熱することもしばしば。
ゲームをはじめ、実行中のアプリを終了させるのも効果的な方法です。

また、バックグラウンドで動いているアプリの更新を、一時的にオフにしてみるのもおすすめ。
▼設定⇒一般⇒Appのバックグラウンド更新
とタップし、使用頻度が少ないアプリの更新をオフにしてみましょう。

通知をオフにする

たくさんのアプリの通知設定をオンにしているのであれば、通知をオフにしてみるのも効果的。
「低電力モード」にすると通知設定を一括でオフにできるので、以下の手順で試してみましょう。
▼設定⇒バッテリー⇒低電力モード

一つひとつのアプリごとに設定したい場合は、▼設定⇒通知
から変更することも可能です。

画面の明るさを下げる

液晶画面の明るさも、電力をたくさん消費するポイント。
画面が明るければ明るいほど消費電力は大きくなり、iPadもどんどん熱くなります。
▼設定⇒画面表示と明るさ
とタップし、液晶画面の明るさを下げましょう。

機内モードにする

iPadは使用していなくても、24時間体制でデータ通信を行い続けています。
このデータ通信を遮断することで、熱くなったiPadの温度を下げることができるので試してみましょう。
もっとも簡単なのは「機内モード」をオンにし、Wi-FiやGPSなどのすべてのデータ通信を一時的にシャットアウトすること。
iPadのコントロールセンター画面を開き、機内モードをオンにして、iPadの本体が冷めるまでデータ通信を切っておきましょう。

ストレージ容量を確保する

iPadが熱い原因がストレージ容量の不足であれば、ストレージ容量を確保することで問題を解決することができます。
一つひとつアプリや写真などを削除してもよいのですが、ストレージ不足を解消するにはさまざまな方法があるので、ここでいくつかご紹介します。

<非使用のAppを取り除く>
「非使用のAppを取り除く」を設定すると、使用していないアプリを自動的に取り除いてくれるので大変便利です。
▼設定⇒一般⇒iPadストレージ
とタップし、「非使用のAppを取り除く」を有効にしてみましょう。

<大きい添付ファイルを再検討>
こちらは、メッセージに添付されている写真や動画を、容量の大きなデータから順にリストアップしてくれる機能。
ストレージを整理する際に、不要なデータを削除しやすくなるのでおすすめです。

<Safariのキャッシュを削除する>
Safariのキャッシュを削除することも、容量を確保する方法のひとつ。
ただしキャッシュを削除することで、いつも利用しているサイトからログアウトされたり、サイトの表示速度が遅くなったりする可能性があるのでご注意ください。
手順は以下の通りです。

▼設定⇒Safari⇒履歴とWebサイトデータを消去

<iCloud写真の有効化>
撮った写真をiCloudにアップしておくことで、iPadのストレージ容量を確保するという方法もあります。
iPad内の写真は削除されるわけではなく、容量が小さなコピー写真に置き換わるので、データを圧迫させずに写真を保存しておきたい方は、この方法を試してみましょう。
ただし、iCloudを無料で利用できるのは5GBまで。
5GBを超えるデータについては、iCloudを有料プランにアップデートさせるか、別のクラウドサービスを利用して保存するようにしましょう。
iCloud写真を有効化する手順は以下の通りです。

▼設定⇒自分のアイコン⇒iCloud⇒写真
▼iCloud写真をオンにし、「iPadのストレージを最適化」にチェック

<外部ストレージを利用する>
削除やクラウドサービスではなく、物理的にデータを保存しておきたいときにおすすめなのが「外部ストレージ」への保存。

■コンパクトでお手軽なUSBメモリ
■大容量でケーブル不要のネットワークHDD
■データごとに細かく分類・保存できるSDカードリーダー
■小型・軽量・大容量のSSDタイプ

など、さまざまな種類があるので、自分に合ったものを探してみましょう。

iPadの強制終了

自分でできる方法の中で、最終的な手段とも言えるのが「iPadの強制終了」。
充電をしているわけでもないのに温度が上がりっぱなし・何をしても本体の熱が下がらない。
そんなときはiPadを強制終了させることで問題をリセットできる可能性があります。

ただし念のために、実行前にはバックアップを取っておくようにしましょう。
iPadを強制終了させる手順は以下の通りです。

<ホームボタンがあるiPad>
▼ホームボタンと電源ボタンを10秒以上長押しする
▼電源ボタンを長押しして再起動させ、少し時間を置いてからiPadが熱くなるかどうかを確認する

<ホームボタンがないiPad>
▼音量(上)を押してから放す
▼音量(下)を押してから放す
▼電源ボタンを長押しし、Appleのロゴが表示されたら指を放す
▼電源ボタンを長押しして再起動させ、少し時間を置いてからiPadが熱くなるかどうかを確認する

バッテリーを交換する

上記のどの方法を試してみても効果がなかった場合は、バッテリーの交換を検討してもよいかもしれません。
バッテリーの修理はAppleの正規店だけでなく、第三者修理店でも受け付けているところが多数あります。

スマホ修理王なら、iPadのバッテリー修理を税込¥9,800から(2022年1月時点)承っているので、お困りの際はぜひご利用ください。

心配なときは、スマホ修理王にご相談ください

「これは修理をする必要があるのかな」
「もう少し詳しく話を聞いてみたい」
そんなときは、ぜひお気軽にスマホ修理王にご連絡ください。

私たちスマホ修理王は、国の厳しい基準をクリアしている「総務省登録修理業者」
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無料の相談・お見積りだけでももちろん大歓迎なので、「iPadが熱い」というお悩みをお持ちの方は、一度スマホ修理王にご相談ください。

※一部店舗ではご対応できない場合があるので、予めご了承ください

スマホ修理王は満足度三冠達成!

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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