Xperiaの電源が入らないときに試すべきことと４つの原因 | Xperia Xperia XZ1 修理実績

最終更新日：2021/08/05

本日は急に起動しなくなった Xperia XZ1 (エクスペリア エックスゼットワン)/SONY (ソニー) の修理依頼がありました。

いつも使っているスマホが急に動かなくなると不安ですよね。

Xperiaが起動しなくなる原因は多岐にわたりますが、ご自宅で試せる対処方法（直し方）もあります。

今回は自分でできる対処方法とそれでも直らなかったときに、どんな修理が必要か解説していきます。

Xperiaの電源が入らない/起動しない症状

Xperiaシリーズの電源が入らないときの症状は一様ではありません。

電源ボタンを長押ししてもつかない

落下などの衝撃や海やお風呂での水没、あるいは通常使用していて突然、

充電ケーブルをさしてもLEDランプがつかない状態で、電源ボタンを長押ししてもうんともすんとも言わない状態になってしまうことがあります。

SONYのロゴが出て消えてを繰り返す

充電ケーブルをさすとSONYのロゴが出て一旦は起動するかに見えて

少ししてSONYのロゴが消えてまた電源をつけるとSONYのロゴが出て、消えて…

いわゆる「起動ループ」と呼ばれる症状も電源が入らない、起動不良の症状のひとつです。

充電ランプは点滅する

電源が入らない、起動しないように見えても

“実は内部では起動している”

ということもあります。

画面はまっくらでも充電ケーブルをさすと音は鳴ったり、着信音が鳴ったりする場合には、内部では起動しているため

画面だけの問題で画面交換で改善することもあります。

Xperiaの電源が入らないときに試してみること

充電ケーブルを差してみる

内部で動いているかどうか確かめるのに一番手っ取り早い方法は、「充電する」ことです。

充電ケーブルを差すことで、ブルっと震えたり、音が鳴ったりするようなら内部で動いていると思われます。

「落としてから映らない」ということなら、画面だけが故障している可能性が高いので画面の交換が必要となります。

再起動

Xperiaシリーズは電源ボタンと音量ボタンを組み合わせることで、強制的に再起動および強制終了することができます。

（ちなみに…1回振動した後、ボタンを離さず3回振動した後に離すと、端末が強制終了します）

充電して一晩放置

バッテリーが無い状態で長期間放置した後は少し充電しただけでは起動できるだけのエネルギーが溜まらず、起動しないことがあります。

そんなときは、一晩充電してみましょう。

パソコンに繋いでみる

強制再起動もできず、充電しても起動しない場合でも、まだあきらめないでください。

SONYから『Xperiaコンパニオン(Xperia Companion)』というソフトウェアの更新・修復用のソフトウェアが提供されています。

案内に従ってソフトウェアの修復を試みることで、起動するようになることもあります。

Xperiaが起動しなくなる原因と修理方法

そもそもなぜ起動しなくなってしまうのでしょうか。

この項目では、起動しなくなる原因とそれぞれを原因とする起動不良の際に行う修理方法について解説します。

バッテリーの劣化

スマホのバッテリーは充電と放電を繰り返すことで劣化していきます。

劣化によりガスが溜まることで膨張し、画面や背面のパネルが浮くこともあります。

そして極度に劣化が進むとスマホを立ち上げる力がなくなり全く起動しなくなったり、「SONY」のロゴから進まないいわゆる”起動ループ”になったりしてしまうこともあります。

iPhoneの場合、起動時に表示されるリンゴマークでフリーズしたりリンゴマークが出て消えてを繰り返す症状がでることから、”リンゴスタック”や”リンゴループ”と呼ばれています。

バッテリーの劣化が原因で起動しない場合には、バッテリーの交換で正常に起動するようになるでしょう。

また、しばらく使わずに放置していたことでバッテリーが完全放電してしまい起動しなくなることもあります。

この場合には、しばらく充電することで起動するようになることもあります。

ストレージ（容量）の圧迫

スマホの容量がいっぱいになることで正常に起動しなくなることもあります。

「容量が不足しています」と警告がでて度々再起動を繰り返していたがそのまま使い続けた結果、最終的に起動しなくなってしまった。

というご依頼も過去にありました。

空き容量がない状態でアップデートを進めてしまったことでアップデートに失敗し起動しなくなることもあります。

ストレージの圧迫やアップデートの失敗が原因で起動しなくなった場合にはソフトウェア破損が考えられるため、「データ作業」や「ソフトウェア復旧」と呼ばれる修理が必要になる場合があります。

日ごろから不要なアプリを削除したり、キャッシュ（一時的なデータ、履歴）を削除しておくことで防ぐことが出来るでしょう。

ストレージの使用率をおおよそ70%～80%までにとどめておくことをおすすめします。

基板の損傷

落下による衝撃などで基板がダメージを受け、起動しなくなることもあります。

ただ充電していただけなのに運悪く基板の一部がショートして起動しなくなった、ということもあります。

この場合バッテリー交換やデータ作業では直らないため、基板の損傷している箇所を修復する「基板修理」を行う必要があります。

スマホ修理王では基板修理も承っており、データを消さない方法での復旧作業を行っています。

水没（水濡れ）

水没することでも起動しなくなることが多くあります。

起動しなくなった原因・きっかけがお風呂や雨による”水没（水濡れ）”の場合、充電を試すことはぜったいにやめましょう。

水没した端末をお持ち込みいただいたお客様にお話を伺うと

「水に落としてすぐは起動していたが暫くしたら起動しなくなった。充電したがいつまでたっても起動しなかった」

ということが多々あります。

スマートフォンは起動する際、当然ながら内部の基板に電気が流れます。

この電気の流れを内部に侵入した水分が阻害することで、一部がショートしてしまい起動しなくなることがあります。

また、充電をする（充電ケーブルをさしこむ）際にも電気は流れるので”電源を入れる”、”充電する”ことはせず

水没した際には、起動するかどうか操作できるかどうか確認したい気持ちをグッとこらえて電源を切り充電もせず、

一刻も早く信頼できる修理屋さんにみてもらいましょう。

スマホ修理王では念入りな水没処置を行っており、万が一水没の処置で復旧しなかった場合でも基板修理のご案内をしております。

実際の修理事例｜Xperia XZ1

修理前の状態確認

今回ご依頼いただいたXZ1は急に起動しなくなったということでした。

電流計測器をつないで正常に充電できるか確認してみましたが、しっかり充電できていない様子でした。

まずはバッテリー交換から試してみることにします。

交換

起動

バッテリーを交換して、電源ボタンを長押ししてみると正常に起動し充電もしっかりできるようになりました。

今回はおそらくバッテリーが寿命を迎えたことによる起動不良だったと思われます。

※起動しない症状は再発する可能性がある症状のため、電源が入りバックアップが可能な状態になった時点で修理完了（修理成功）となります。また、修理後の保証をお付けすることはできませんので、あくまでもデータのバックアップを目的とした修理であることをご了承いただいた上での修理となります。修理後は端末の買い替え（機種変更）を推奨しております。

今回、修理を対応したのはスマホ修理王 大須店です。

修理後の端末は、お客様へのお返しの前に、電子部品専用のアルコール洗浄液を使用して、殺菌消毒を行っております。

コロナウイルスへの対策取り組みは以下のページより

スマホ修理王　コロナウイルス感染対策への取り組み

起動不良修理ならスマホ修理王へ

店舗情報

大切なデータが入ったスマートフォン・タブレットが外出先で壊れてしまった。
壊れたスマホが唯一の連絡手段で予約を取る手段がなく予約できない…。
バックアップも取っていないからデータが消えてほしくない…。

そんなときはお近くのスマホ修理王店舗へお立ち寄りください。
スマホ修理王は東京、大阪、名古屋、福岡を中心に全国に20店舗展開しています。

★店舗一覧

修理可能機種・メーカー

iPhone・iPad、Xperia、Galaxy、HUAWEI、ASUS（Zenfone・ROG Phone・ZenPad）
Google Pixelシリーズ、OPPO、Xiaomi、LG
arrows、AQUOS

上記スマートフォン・タブレット端末のほかSurface、Nintendo Switchなどの修理も承っております。

★対応機種一覧

修理実績

スマホ修理王では今回紹介した症状以外にも、様々な故障の修理に対応しております。どんな症状でもお気軽にご相談してください。

今回ご依頼いただいたような故障の修理は、iPhone、Xperia、Galaxyなどさまざまな機種でご対応可能です。

・電源ボタン・ボリュームボタンが押せない（押しっぱなしになっている）
・お風呂に落とした/海に落とした
・音楽が聞こえない/電話の相手の声が聞こえない

★症状一覧

お問い合わせ

修理に関するご相談やお見積もりはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
問い合わせ方法は電話とメールの2種類から選べます。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役　大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗（FC店含む）の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。