水没したスマホが充電できない…。原因と対処法、やってはいけないこと

2020年10月12日

スマホが充電できない状態になると、困りますよね。充電できなくなる直前に、雨に濡れたり、お風呂で使っていたりした場合には、充電できない原因は水濡れによるものかもしれません。この記事では、スマホを水没させてしまったときの対処法や、やってはいけないNG行動を解説します。スマホを水没させてしまったら、まずは焦らずに冷静に対応することが重要です。

スマホは、今や生活必需品として欠かせない存在となっています。現在は、防水タイプのスマホも多くラインナップされていますが、完全防水であるものはごくわずかです。水没してスマホが使えなくなることは、重大なトラブルといえます。

スマホを水没させてしまったとき、焦りながらもいろいろな工夫を凝らして復旧させようと考えることでしょう。しかし、あまりに焦ってしまうと正確な判断ができずに、してはいけない行動をとってしまうことも少なくありません。

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◇ 目次 ◇

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スマホ水没時にしてはいけない行動

まずは、スマホが水没したときにしてはいけない行動から解説していきます。水没させてしまうと、焦りのあまり何をしたら良いのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。復旧するために良かれと思ってとった行動が、実は症状を悪化させてしまうNG行動かもしれません。そうならないためにも、してはいけない行動を理解しておきましょう。

電源を入れない

スマホが水没してしまったとき、本体の電源が落ちてしまうことが少なくありません。そこで、すぐさま状態を確認しようとして、慌てて電源を入れてしまいがちになるものです。

しかし、ここですかさずスマホの電源を入れてしまうのは、してはいけない行動のひとつです。スマホの内部に入った水の影響で基板がショートしてしまうと、復旧が困難になってしまいます。

基板がショートしてしまうと、修理に出した際に費用がかさむ可能性もあり、さらにはスマホ内のデータを失ってしまうこともあります。電源を入れなければ被害を最小限にできたはずなのに、不用意な行動によって大事なデータまで失ってしまうのは、大きな痛手を被ることになります。

水没させてしまったときには、必ず電源を切った状態で乾くのを待つか、もしくは修理に出しましょう。もし水没させても電源が落ちなかった場合には、電源を落とすべきであることも覚えておきましょう。

充電しない

スマホの電源を入れることと同様に注意したいのが充電をしないことです。充電はスマホ本体に電気を通すことになるため、危険な行為になります。通電させることによってスマホの基板がショートしてしまい、故障の原因に繋がりかねません。

水没後の充電は、内部が完全に乾いてからにしましょう。ただし、充電部分も水没させた場合には、充電できないという場合も考えられます。その場合はスマホをこれまでどおりに使用することができないので、あきらめて修理に出しましょう。

スマホを振らない

スマホを水没させてしまったときに、水を出そうとしてスマホを振るのはNGです。スマホを振ると水が出てきているように見えますが、実は内部に水を広げていることになるのです。余分な水分が出てきているだけであって、内部に入り込んだ水を自力で出すことはなかなかできることではありません。

最近のスマホの多くは防水仕様になっており、水の侵入を防ぐパッキンが付いています。本来このパッキン部分が水の侵入を防いでいるわけですが、振ってしまうと無事だった部分にまで水が行き渡ってしまう可能性があります。水没の被害を大きくしてしまうことにも繋がるので、絶対にスマホ本体を振るのはやめましょう。

ドライヤーで乾かさない

水没したスマホを乾かすために、ドライヤーの風を当てればいいと考える人もいるかもしれません。実は、この行為も故障を大きくする原因のひとつです。ドライヤーの温風をスマホに当てることによって基板が熱を持ってしまい、その結果回路を故障させてしまうことがあります。

仮に冷風モードで乾かしたとしても、新たな問題が起こり得ます。手前に付着していた水分がドライヤーの風によって奥に入ってしまい、さらに内部へ水が広がってしまう可能性も考えられるのです。

ドライヤーでは、乾燥させる効果よりも水が付着する部分を広げてしまう悪影響のほうが大きくなるので、スマホを水没させてしまったときの対処としては不適切であることを覚えておいてください。

スマホが水没したときにすぐやるべき対処方法

スマホを水没させてしまったときにしてはいけない行動があるのに対して、自分でできる応急処置も存在します。完全に復旧することはできないかもしれませんが、落ち着いて冷静に対処することが重要なポイントです。

電源をオフにする

先述したとおり、スマホを水没させてしまった際には、まず電源を切るのがポイントです。もし電源が切れてしまっているならば、そのままの状態にしておきましょう。電源を落としてもバッテリーの中には電気が残っている状態です。乾ききるまで電源を入れないようにしてください。

表面の水分がなくなったとしても、内部にはまだ水分が残っている可能性があります。完全に乾いたかどうか見極めるのは難しいですが、数日間様子を見るのが良いでしょう。

本体だけでなくイヤホンジャックなども拭く

スマホの電源を落とした後は、本体についている水分をしっかり拭き取りましょう。吸水性の高いタオルやペーパー類を使用して丁寧に拭き取ります。また、全体の拭き取りが終わったら、イヤホンジャックなどの細かい部分の水分も拭き取りましょう。

水没させてしまったときの故障原因には、イヤホンジャックや電源口などの細かい穴から内部に水が浸入して、内部にダメージを与えることが考えられるのです。スマホ内部の基板をショートさせてしまったり、腐食させたりといった状態が起こり得るので、細かい穴に残ったすべての水分をしっかりと拭き取るのが大切です。小さな穴の水分を拭き取る際には、ティッシュや綿棒を使用するのが効果的でしょう。

SIMカードやバッテリーなどを取り出す

スマホを水没させてしまった際、水分の拭き取りなどに気をつかいすぎて忘れがちになるのがSIMカードやSDカードの取り出しです。SIMカードやSDカードの端子には金属が使用されているため、水が付着したまま通電するとカード自体の故障や内部のデータ破損を引き起こすことになります。

万が一スマホ本体が復旧しなかったとしても、カードが無事であれば保存されているデータを残すことはできるので、すぐに抜き取ることを忘れないようにしましょう。

また、電源を切った後はバッテリーも忘れずに抜いてください。この処置は、バッテリーからの漏電によるショートを防ぐためにも重要なことです。

水没したスマホを放置するとどうなる?

水没した後も動くからといってそのまま放置するのは大変危険です。水没してから数日後に異常が出て修理を依頼される方もよくいらっしゃいます。水没したスマホをそのままにしていると起こりうる症状を知って、1日でも早く修理を依頼するようにしましょう。

タッチが利かなくなる

水没したあとに画面は映るもののタッチが利かなくなることはよくあります。タッチが利かない症状は内部の腐食痕(水没痕)を取り除くことで改善することもありますが、画面交換が必要な場合も。

画面が映らなくなる

画面が真っ暗なのに着信音や通知音は鳴るような状態になることもあります。この症状もタッチが利かない症状と同様に、水没の修理で改善する場合と部品交換が必要な場合とがあります。

電源が入らなくなる

水没してすぐは問題なく使えていたのに数時間後、数日後に起動しない状態になってしまうことも多くあります。これは、水没後に充電ケーブルをさすことや通常操作に伴う電気の動きによる内部基板のショートが原因と考えられます。

外見では問題ないように見えても、充電の差し込み口やイヤホンジャック、SIMトレイなどのわずかなすき間から水分が入り込んでいることがあります。侵入した水分が内部基板の電気の流れを阻害し、様々な症状を引き起こすことがあるので、水没後は速やかに修理などの対応をとることをおすすめします。

 
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実際の修理事例

それでは、実際にスマホ修理王にご依頼いただいた水没故障の事例をご紹介します。

修理依頼時の症状

ご依頼いただいたお客様によると、急にリンゴループ(ロゴループ)する状態になって正常に起動しなくなったとのことでした。

分解前に状態を詳しく点検してみると、フロントカメラの部分から、内部に水分が浸入していることがわかったため、水没修理の案内をさせていただき、ご了承のうえ、分解に着手しました。

分解してみると…

分解して中を見てみると、写真の通り、水滴がいたるところについていました。

メインの基板を取り外し、水に濡れた個所をふき取り、乾かします。

下の画像は別の機種の事例ですが、水に濡れた状態に電気が流れたり、しばらく放置していると、腐食が進み白い錆のようなものが現れます。この状態になると、取り除くのも一苦労、復旧率も下がってしまうので、水没後はなるべく早めに修理を依頼することをおすすめします。

 

修理後、正常に起動

水没処置後、部品を仮付けして、正常に起動するか確認します。

問題なく起動したため、くみ上げて、修理完了です。

大切なデータはそのままに復旧したので、お客様に大変ご満足いただけました。

復旧したらすぐにデータのバックアップをとる

スマホが復旧したのを確認したならば、早急にデータのバックアップを取りましょう。一度水没させてしまったスマホは、将来的に何が起こるか分からず、ハイリスクな状態であるといえます。リスクを抱えているということを念頭に置いて対応しましょう。

いつ不具合が出ても困らないように、常にSDカードやパソコンに重要なデータを保存しておくのがおすすめです。スマホのバックアップをとる方法は機種によっても異なるので、自分のスマホで一度は必ず試しておきましょう。

自己処理がダメなら無理せず修理に出すのが得策

一度水没させてしまうと後遺症やリスクを抱えてしまう可能性が残ります。自己処理で直らない場合は、無理をせずにプロに任せるのが得策です。

水没は修理しないとわからないケースがほとんど

水没の場合は電源が入らなくなってしまうケースが多く、自分ではどうすることもできない状況になることが多いものです。運良く電源が入ったとしても、内部に水が入ってしまった場合には、ある日突然スマホが起動しなくなってしまうことも少なくありません。

水没させてしまった場合の多くは、内部に侵入した水によって故障するケースであり、修理に出してしっかりと診断を受けないと原因が特定できません。水没による内部のトラブルは、素人にその原因を特定することはほぼ不可能です。

仮に特定できたとしても、自ら専用の部品を手に入れることはできないでしょう。自己処理で、復旧の目処が立たない場合は、専門の業者に修理を依頼するのが賢明です。

 

スマホ修理王はiPhoneや最新機種にも対応

スマホ修理王では、iPhoneやAndroidなどの最新機種まで水没に対応した修理を請け負っています。水没させてしまったスマホの修理実績も豊富で、軽症か重症かを的確に見極めて修理を進めるため、安心してお任せいただけます。

比較的リーズナブルな価格も特徴です。他社の修理サービスでは、水没復旧費用のほかにさまざまな費用が発生し、最終的な費用が割高になるケースも。しかし、スマホ修理王に修理を依頼することで、総額費用を抑えることも可能になります。

高品質のサービスと低価格を実現し、対費用効果は高いといえるでしょう。自身のスマホが使えなくなってしまう前に、ぜひスマホ修理王にご依頼ください。

スマホが水没したときはスマホ修理王に

スマホを水没させてしまったときには、落ち着いて冷静に行動しましょう。初動の処置が、その後のスマホの状態にも大きく影響します。

水没させたときにもっとも怖いのは、内部に水が浸入してしまった状態を放置するか、またはその状態に気づかずに通電してしまって基板に重大なダメージを与えることです。素人では内部の状態を正確に診断することは不可能なので、確実な復旧を望むのであれば修理に出すことを推奨します。

スマホ修理王では、水没したスマホの修理実績を多く持っています。修理代金も事前に確認できるので、水没のトラブルを抱えた際にはお気軽にお問い合わせください。

 
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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店の新規事業開発担当などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店舗含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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