
バッテリー膨張の原因は?2つの危険性と対処法を徹底解説!
2019年9月22日
「スマホが膨らんできた!」「画面や背面が浮いてきた!!」
びっくりしますね。これらはスマートフォンやタブレットの不具合としては非常によくある症状です。原因や対処法を知って、万が一のときに備えましょう!
本記事では、
・どんな症状?
・原因と対処法
・バッテリー膨張はなぜ起こる?
・バッテリー膨張端末に潜む2つの危険性
について解説します。
どんな症状??
膨らみや浮きとはどのような症状なのか。まずは写真で見てみましょう。
お使いのスマートフォンやタブレットにこのような症状が出ていたら注意が必要です。
原因と対処
これらの症状は「バッテリーの膨張」により引き起こされるケースがほとんどです。
対処としては、膨張してしまったバッテリーの交換修理が最も一般的です。
放置してしまうと後述の危険の元になってしまいますので、お早めの対処をお勧めいたします。
(修理プランについてはこちら)
こうした症状が起きているときの本体の内部を見てみると、内臓バッテリーが風船のように膨らんだことによって、ガラスやパネルをはじめとする周囲のパーツを圧迫していることがわかります。
バッテリー膨張をしたままスマホを使用するのは非常に危険です。もし既にバッテリーが膨張している、2年以上スマホを使用して劣化いる場合は交換を推奨します。スマホ修理王は数多くの機種の修理に対応しています。まずはお使いの機種のバッテリー交換の料金を確認してみて下さい。
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バッテリー膨張はなぜ起こる?
バッテリー膨張について、ここからは少し掘り下げて解説していくことにしましょう。
「膨張」はバッテリーの劣化症状の一つ
リチウムイオンポリマーバッテリのセル内部では、劣化に伴い、電解質が酸化しガスが発生します。そのため、バッテリセルが寿命に近づくと、バッテリパックが膨らむ場合があります(バッテリパックは、コーティングされており、外部にガスが漏れることはありません)。これはリチウムイオンポリマーバッテリの特性で安全上の問題はありません。
(引用元:HP カスタマーサポートへようこそ | https://support.hp.com/jp-ja/document/c01783385)
上記のHPさんの解説が、現在最も有力かつわかりやすいものと言えるでしょう。
バッテリーには「寿命」がある
電池は消耗品です。
使用とともに劣化が進み、いずれは寿命を迎えます。
バッテリーの寿命は一般的に約500回の充電とされ、これは時間に換算すると約1年半から2年程度となります。
寿命の現れ方には
—–
- 消耗の急速化
- 充電速度の変化
- 残量表示(%)の不具合
- 突然のシャットダウン(ブラックアウト)
- 起動不能
- 膨張
—–
などがあり、膨張はそのうちの一つと解されています。
劣化症状の発症には個体差があり、一つだけ発症するケースや複数が併発するケースなど様々です。
故に、バッテリー膨張は起こる人もいれば起こらない人もいるのです。
バッテリー膨張端末に潜む2つの危険性
次は、バッテリーが膨張した端末を使い続けることの危険性について検討していきます。
危険1: バッテリー発火・爆発
スマートフォンなどに内蔵されるリチウムイオンバッテリーは、そのものが非常にデリケートな特性を持っており、異常発熱やスパークによる発火などの危険を持ちます。
また、スマートフォン自体も電気で駆動するものであるため、回路や接点がショートして火花が散るなどの引火の危険を持ちます。
さらに、上述の引用にあるようにバッテリー膨張の原因は「ガスが内部に充満すること」です。ガスは強い可燃性を持つため、膨張したバッテリーパックを内臓する端末を使うことは「膨れ上がった爆発の危険」を携帯することと同義です。
手榴弾、ですね。
こうした危険性は、メーカーにより「バッテリーパックを耐久性・密閉性の高いシートで覆い、発生するガスの外部漏れを防ぐ」などの事前努力が為されているため、非常に低く回避されています。
しかし、スマートフォンは日常的に使用するものですから、、強い衝撃・基板発熱・割れた画面のガラス片などの予期せぬ事態によってバッテリーシートが破裂して内部の気体が電流や熱に反応して発火・爆発してしまう危険も否定できません。
事実、スマートフォンなどの発火事故は近年でも確認されています。
爆発すると、このように燃えカスになってしまいます。
危険2: 本体の物理的破損
バッテリーが膨張すると、パネル浮きや内部圧迫が起こります。
これらは、スマートフォンなどの内部で次に挙げるような故障を引き起こす原因になります。
—–
- 画面浮き/破損
- 液晶破損
- バックパネル浮き/破損
- フレーム変形
- その他の不具合
—–
膨張が起きた”だけ”では、一見するとそのまま使えてしまいそうですが、以上の危険性を考慮すると一刻も早い対処が求められることがわかります。
例:画面浮き
画面が浮くことにより、「落下時の当たり判定が大きくなる」「圧力がかかりやすくなる」などの弱体化が起こり、ガラス割れの可能性が高まります。
Xperia / Galaxy / HUAWEI系の端末のように背面パネルにもガラスを使用しているような機種に於いては、これらにも同様のことが言えます。
また、画面には表示領域としての液晶がありますが、これが内部で圧力から割れることにより画面表示の乱れを引き起こす可能性があります。
バッテリー膨張をしたままスマホを使用するのは非常に危険です。もし既にバッテリーが膨張している、2年以上スマホを使用して劣化いる場合は交換を推奨します。スマホ修理王は数多くの機種の修理に対応しています。まずはお使いの機種のバッテリー交換の料金を確認してみて下さい。
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スマホ修理王で修理しよう!
如何でしょうか?
こうした症状に於ける修理の必要性がおわかりいただけたことと思います。
当店では、バッテリー膨張に於ける修理対応を行っております!
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- 「画面や背面が浮いてきた」
- 「最近ケースのはまりが悪い」
- 「画面の横から光が漏れる」
などなど、少しでも「おかしいな?」「怪しいな?」と思うことがありましたら、お気軽に下記よりご相談ください!
スタッフより修理プランをご案内致します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
以上、スマホ修理王 渋谷神南本店でした。
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