スマホのガラスフィルムが割れたまま使うと危険!リスクと対処法を解説

2024年4月5日

落下やポケット内の圧迫などが原因で、ガラスフィルムが割れたスマホを使い続けるのは危険です。怪我や操作の不具合につながるほか、端末の画面が破損しても気づきにくくなるためです。スマホのガラスフィルムが割れた時のリスクや対処法、原因、代替となる製品を紹介します。

ガラスフィルムが割れたまま使うリスク

外部からの衝撃によって、画面保護用のフィルムにひびが入るケースも珍しくありません。見た目に変化が生じても操作に問題なければ、引き続き使用を続ける方もいるでしょう。

しかし、ガラスフィルムが割れたスマホは操作性・安全性ともに低下するため、何の対処もせずに使うのは得策ではありません。「少しくらいなら大丈夫だろう」と安易に考えず、フィルムの交換や修理を検討する必要があります。

まずはガラスフィルムが割れたスマホを使い続けると起き得るリスクを解説します。

怪我をする可能性がある

画面から飛び出たガラス片や、鞄・ポケット内部に散らばったガラス片によって怪我をする可能性があります。表面のフィルムのほか画面も割れていて、危険な状態になっている場合も少なくありません。

スワイプ時にガラスが指に刺さったり、ズボンのポケット内で衣服を突き破って太ももに切り傷が生まれたりしては大変です。なかには針で縫うほどの重症を負うケースも確認されているため、十分に注意が必要です。

はじめはごく小さなひびでも、使い続けているうちに範囲が広がっていき、危険度が増すパターンも少なくありません。通話中にガラスが顔に触れることで、耳や頬など顔面に目立つ傷ができる事例も確認されています。

操作がうまくできないことがある

スマホのガラスフィルムが割れた箇所はタッチ感度が鈍くなるほか、液晶パネルに何が表示されているかわかりにくくなる場合があります。

損傷の程度が甚だしく、本体画面にまで影響が出ていれば、うまくできない操作も出るかもしれません。たとえば、テキスト入力が難しくなれば、使い勝手は著しく悪化します。

画面割れに気づきにくくなる

不完全なガラスフィルムを貼った状態のままだと、視認性が悪化して、保護面の画面割れに気づきにくくなる傾向があります。ディスプレイのひび割れをフィルムの損傷だと思い込んでいると、怪我の原因となります。

最初のうちは表面しか割れていなかったものの、日々の使用のなかで画面に傷ができる場合もあります。修理せずに使い続けるとディスプレイの色合いに変化が生じたり、急に画面が真っ暗になったりと使用を中断せざるを得ないほどの不具合が生じるケースもあります。

画面が割れているスマホは安全性もさることながら、異物が混入するリスクもあるので注意が必要です。

防塵・防水機能が備わっているAndroidやiPhoneでも、本体にすき間が生じていれば、水蒸気やホコリが入り込みかねません。異物は故障の原因となり、回路の損傷や破壊のような致命的なダメージにつながります。

本体の画面を守る効果が弱くなる

割れたガラスフィルムは本来の効能であるぶつかった時の衝撃を跳ね返す力が弱まります。割れた箇所が再び硬いものと接触すれば、フィルムを何もつけていない状態と同じになるため、端末のダメージは避けられません。

また、割れたガラスフィルムを貼ったスマホを落下させてしまうと、保護機能は発揮されず、画面が損傷するかもしれません。もったいないからと損傷したフィルムを使い続けるのはあまり意味がない行為ともいえます。

ガラスフィルムが割れた時の対処法

割れたガラスフィルムの使用は非常に危険であると紹介しました。フィルムにひびが入った時は本体まで画面割れがおよんでいるかチェックが必要です。

端末に問題がない場合はガラスフィルムを交換し、ディスプレイのガラスが割れているならば修理を検討しましょう。各工程で必要な作業を具体的に解説します。

1.本体の画面も割れてないか確認する

まずは目視で、本体の画面にひび割れが生じていないか、隅々まで見渡します。電源がオンだとディスプレイの表示で見にくくなるため、オフにして真っ暗にするのがポイントです。

角度を変えながら細部までチェックの目を行き渡らせ、画面に線が入っていないか、液漏れが生じていないか見ます。

フィルムのひび割れと、表面にできた傷やへこみを見間違わないよう注意が必要です。気になる箇所があれば、爪で軽くなでて感触を確かめると違いがわかります。

凹凸を感じとれればフィルムの割れが原因の可能性が高いのですが、何の反応もなく指でなでてもツルツルと滑るのであれば、画面にひび割れが生じている可能性があります。

2.画面割れがなければガラスフィルムを剥がす

画面割れがない場合でも、すぐにガラスフィルムを剥がして新しいものに交換しましょう。自分で取り替える際には、セロハンテープやガムテープで割れた箇所を固定してから作業に入るのがコツです。

剥がす時にフィルムがバラバラになり、四方八方に飛び散るリスクがあるためです。また、力に任せて手で剥がそうとするとうまくいかない場合があります。プラスチック製の薄いカードを用意して、フィルムと画面の間に差し込んで、スライドさせるイメージで作業するとスムーズです。

なかなか剥がれないからとはさみやカッターなどの鋭利な刃物を使うと、本体に傷がつく恐れがあります。剥がれにくい特殊な溶剤を使用したフィルムもあるため、粘着してうまくいかない時は、修理業者に持ち込むことをおすすめします。

3.画面割れがある場合は修理を行う

画面割れがある場合、ただちにキャリアショップやメーカー、街の修理業者へと修理に出しましょう。割れたままのスマホを使い続けると危険なばかりか、状態が悪化する可能性が高いです。

液晶部分にひびが入るほか、部分的に真っ暗になりタッチ操作が難しくなるケースがあります。完全に動かなくなってはバックアップも取れなくなるため、早めの対応が重要です。

何よりも先に対処したいのはガラス片が飛び散ることによる怪我のリスクです。セロハンテープを貼る、ラップで端末全体を包み込むといった手法で安全性を確保しましょう。

修理の際は巷のスマホ修理店が対応がスピーディーでおすすめです。予約の必要もなく、自宅や職場の周辺にある店舗に持ち込めば、その日の内に修理が完了します。

スマホのガラスフィルムが割れる主な原因

スマホのガラスフィルムが割れるのは直接的な衝撃や圧力が原因です。落下が代表的なケースですが、落とした覚えがないのにいつの間にかフィルムにひびが入ることがあります。

外部からの衝撃以外にも、急激な温度の変化で材質が変形する場合もあるため注意が必要です。ガラスフィルムのひび割れを引き起こす主な原因を網羅します。

落下などで衝撃が加わった

基本的には落とした、ぶつけたなどガラスフィルムの耐性を上回るほどの強い刺激が加わったために割れます。落下はフィルムに限らず画面が割れる主要な理由の一つです。落とす危険があるため、スマホフィルムを購入したという人もいるでしょう。

ガラスフィルムの強度は、表面に生じた物理的な摩擦や衝撃に対する耐性を表す「硬度」で評価され、その際に尺度に用いられるのがモース硬度や鉛筆硬度です。

スマホのフィルムは鉛筆硬度で「9H」と表示される場合が一般的です。つまり鉛筆で引っ掻いた程度の刺激には耐えられるものの、より強固な刺激を受ければ十分に割れる可能性があるとされます。

手で持っていて落とした、デスクから落ちた、ポケットや鞄からずり落ちたなどの日常的な出来事による弱い刺激でも、ひび割れが生じる場合はあります。

ポケットなどで圧迫された

衣服や鞄のポケットに入れて持ち運んだところ、圧迫や摩擦が生じてフィルムが割れることもあります。ガラスフィルムは真正面からの刺激には強い一方、側面からの衝撃には弱いという一面がある製品です。

満員電車のような狭い空間での圧迫のほか、スマホと一緒にポケットや鞄に入れた鋭利なものとぶつかり、ひびが入るケースも珍しくありません。スマホに硬いストラップをつけている方や、剥き出しの鍵と一緒に持ち運ぶ習慣がある方は要注意です。

iPhoneやAndroidを衣服のポケットや鞄に入れて持ち歩くことが多い場合、硬い素材のアイテムとともに持ち運ぶのは危険なため避けたほうが良いでしょう。

急激な温度変化にさらされた

ガラスフィルムは熱割れ現象と呼ばれる、急激な温度変化によってひびが入るケースもあります。温度差がガラスの膨張率に影響を与え、結果的に表面に亀裂が入るのです。

とくに冷えた状態から急激に暖めると状態の変化が生じやすく、たとえば夏場に冷房が効いた部屋から直射日光が当たる場所に移動し、長時間利用したり、放置し続けたりすると危険です。

遮熱効果をもつフィルムは製品自体が熱を吸収し、自身の温度を急速に上昇させるため、使用の際には注意が必要です。

ガラスフィルムが適切に張り付けられていない

ガラスフィルムを取り付ける際に空気のすき間が生まれると、フィルムの保護機能が低下します。端が浮いている時や、気泡で凸凹が生じている時には注意が必要です。

入り込んだ空気が表面に歪みを引き起こし、すき間がなく貼れていれば期待できる性能を発揮できなくなるのです。

ガラスフィルムを張り替える際には、次の手順で行うことで適切に貼り付けることができます。まずは、シートで画面の表面についているウェットシートやドライシートで皮脂や汗を拭き取りましょう。

次に表面に付着した小さなホコリをセロハンテープや付属のテープで取り除きます。最後に画面がきれいになったら、ゆっくりと軽く載せるイメージでフィルムを貼り付けると適切に貼り付けることができるでしょう。

【併用推奨】ガラスフィルム以外の画面割れ予防法

ガラスフィルムは側面からの衝撃に弱いほか、貼り付け時に気泡が入り込む可能性があり、保護機能が十分だとはいえません。

iPhoneやAndroidの画面を保護するには、ガラスフィルム以外にもさまざまな方法があります。耐性や使い勝手、費用などを考慮して自身に合ったアイテムの購入を検討しても良いかもしれません。

ガラスフィルムと併用すれば、強固な安全性や耐衝撃性を確保できます。ガラスフィルム以外で画面割れを防止できるアイテムの特徴やメリット、デメリットを紹介します。

スマホケース・カバー

全面を覆う手帳型のスマホケースやカバーは、フィルムでは防御できない部分を補える有意義なアイテムです。角や縁から落下しても画面の端やフレームを傷つけずに済み、内側は柔らかい素材が使われているため、鞄の内部で他のものと接触した時でも圧による損傷を防ぎます。

スマホカバーはディスプレイが保護されない商品が多く、万全を期すにはガラスフィルムとの併用が必要です。全面の縁が出っ張っている構造のアイテムもあるため、側面への衝撃を和らげたい場合は購入するのも一つの手です。

スマホリングやストラップ

ストラップやスマホリングを使用することで、画面にひび割れを引き起こす代表的な原因である、落下の可能性を下げることができます。

普段からスマホを落とすことが多い方には、ストラップをつけて首から下げる方法が適しています。移動中や動きがを激しいシーンでもストラップがあれば、振動や衝撃で手から離れるリスクを考慮せずに済むでしょう。

また、スマホリングをiPhoneやAndroidの背面に装着することで、落下の防止や使用時の安定性の向上につながります。自分に合ったサイズのスマホリングを使うことで、手に収まりきらない大きなスマホでもラクに操作できます。

ガラスコーティング

新たに部品を装着するのではなく、コーディング加工を施し、スマホ自体の耐久性を高めるのも一つの方法です。ガラスコーディングと呼ばれる手法で、ディスプレイの表面に特殊な液体を塗布し、固まるまで放置するとガラス面に薄い保護膜が形成されます。

素材本来の強度より硬さが増し、硬い物体との接触による傷や摩擦による擦り傷から画面を守ります。また、完璧とは言えないまでも、落下のような強い衝撃からもガードし、フィルムを装着しただけの場合と比べて安全・安心です。

本体の画面を修理するならスマホ修理王へ

スマホのガラスフィルムを割れたまま使うと、怪我やフィルムの性能の悪化を引き起こすためおすすめできません。また、ディスプレイにヒビが入った時にわかりにくくなるのもデメリットです。

ひび割れが本体の画面にまで達した場合、早急に修理または端末の買い替えが必要です。スマホ修理王は主要なターミナル駅の近くに店舗を多数構え、気軽にアクセスしやすい環境があります。

総務省の登録修理業者であり、修理には国の厳正な基準を満たした安全な部品しか使用していません。パーツ単位で対応可能なため、交換での対応が基本のキャリアやメーカー修理と比べて費用を抑えやすいことも強みです。

フィルムや画面が割れたスマホの扱いに困っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください

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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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