スマホ熱中症は10円玉で対策!修理店が原因や実際の事例を紹介

2022年7月11日

最終更新日:2023年7月25日

昨年より、「スマホ熱中症」を原因として夏場に起こりやすいスマホの不具合に関する取材にスマホ修理王が対応し、テレビ朝日系列にて放送の「グッド!モーニング」や、TBS系列にて放送の「Nスタ」等で、その模様が放映されました。

夏が近づくにつれてスマホ修理王にも依頼が増える「バッテリー膨張」や「バッテリー劣化」のご依頼。これらは、「スマホ熱中症」が関連していることが多くあります。

この記事では「スマホ熱中症とはなにか」「スマホ熱中症になると起こる故障」「スマホ熱中症になった時の対処法」「スマホ熱中症の対策」について紹介していきます。

スマホ修理王では、データそのまま最短30分でスマホ修理が可能です。
ご依頼は来店・郵送どちらでも可能です。お電話やメールにて修理のご相談・無料お見積りも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。機種別の詳しい修理価格等は「スマホ修理について」をご覧ください。

 
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◆◇◆ 目次 ◆◇◆

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スマホも熱中症になる?原因は?

スマホ熱中症とは、気温の上昇に伴いスマホ本体の温度が推奨使用温度を超え、バッテリー膨張や動作の不具合を起こす恐れのある状態のことです。

弊社スマホ修理王が取材に対応した特集でも、次のように説明しています。

暑さによる熱で、スマホなどのバッテリーが膨張し、動作に遅れなどが生じる

この時期、涼しい場所から暑い外に出るなど、携帯端末に激しい温度の変化を与えると、バッテリーの内部にガスが発生して端末のボディを押し上げるほど膨らむなど、最悪の場合、煙や破裂を起こします。

≪取材のご依頼はこちら≫
株式会社フラッシュエージェント(担当:樫山)
メール:pr@flash-agt.com
電話:03-6416-1313

 

スマホ熱中症の原因

メ~テレ「アップ!」での取材時には、スマホ熱中症になる原因をスマホ修理王のスタッフが以下のように回答しています。

「夏場にかばんの中に入れっぱなしとか、ポケットにしまいっぱなしはおすすめできない。熱がこもってしまうので。手帳型のケースとかも熱がこもりやすくなってしまうので、バッテリーが膨らみやすくなってしまう」(小塚徹さん)

iPhoneをはじめとするスマートフォンの推奨使用環境は、概ね0℃~35℃とされています。

この推奨使用環境を超える、もしくは下回る温度下での使用により、スマホに様々な不具合が起こることがあるのです。

推奨される気温を超える使用環境は、炎天下の車内や強い日光があたる場所などが考えられます。夏場では、気温が35℃を超えることも多く、車内や日向では、一時的に40℃~70℃まで気温が上がることもあります。

参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201678

スマホ熱中症が原因の故障

スマホ熱中症を原因として次のような故障が起こることがあります。

  • 発熱
  • 動作不良
  • バッテリー劣化
  • バッテリー膨張
  • 発火

詳しく見ていきましょう。

発熱

スマホ熱中症の代表的な症状が、発熱です。

スマートフォンは推奨使用環境下での使用でも熱を持つことがありますが、スマホ熱中症になると持てないくらい高温になることがあります。
iPhoneの場合、著しく高温になると「高温注意」の警告メッセージが出て、一時的に使用が制限されることがあります。

スマホ熱中症_iPhone_高温注意メッセージ

このメッセージが表示されたら、後述の正しい対処法を行い本体の温度が下がるまで待ちましょう。

動作不良

本体内部のCPUなどの動作に関わる精密部品は、高温になると正常に機能しなくなることがあります。そのため、スマホ熱中症になると、「画面が固まる」「アプリが起動しない、起動してもすぐ落ちる」「急に電源が切れる」といった動作不良が起こることがあります。

この状態ではまともにスマホを使用することができませんが、適切な対処法を行い本体温度を下げることで、正常に動作するようになることがほとんどです。

バッテリー劣化

スマホに使用されているリチウムイオン電池は熱に弱く、著しく高温になることで急激に充電残量が減ったり、突然電源が落ちるなどの動作不良を引き起こすことがあります。

リチウムイオン電池は、通常フル充電のサイクルを500回繰り返すことで新品時のバッテリー容量の80%程度まで劣化するとされています。しかしながら、推奨使用環境を超える気温下での保管や使用により、500回のサイクルを迎える前に著しく劣化してしまう恐れがあります。

バッテリー膨張

バッテリー劣化とともに、スマホ熱中症を原因として起こりうるバッテリーのトラブルが、「バッテリー膨張」です。

バッテリーは劣化すると、内部にガスがたまることがあります。ガスがたまり膨らんだバッテリーは、画面の部品や背面パネルを押し上げることがあり、画面とフレームに隙間ができることで、異常に気がつかれることも。

画面浮きや背面浮きは、一見すると画面や背面とフレームを再度くっつけるだけで直りそうにみえますが、バッテリーの膨張が原因の場合には、バッテリーを交換しない限りは改善しません。また、無理に画面や背面をフレームにくっつけようと押し込むことでバッテリーに負荷がかかり、爆発や発火を引き起こす可能性もありますので、絶対にやめましょう。

スマホの画面浮きは接着剤やテープで直せば大丈夫?直し方は?

発火

先述したバッテリー膨張を引き起こすガスは可燃性のため、衝撃が加わるなどして外に漏れることで発火する恐れがあります。

画面や背面パネルが浮いていることに気がついたら、一刻も早く修理に出しましょう。

実際の事例

本項目では、実際に夏場にバッテリーが膨張してしまった事例をご紹介します。
以下の修理依頼は、2021年の8月にいただいたご依頼です。

iPhone Xのバッテリー膨張

スマホ熱中症_iPhone Xのバッテリー膨張_1

iPhone Xの画面が浮いてきたとご相談をいただきました。

浮いている状態で落として画面も割れてしまったようです。画面が浮いている状態は、通常よりも衝撃に弱い状態です。

スマホ熱中症_iPhone Xのバッテリー膨張_2

この状態では、さらなる故障を引き起こしかねないため、すぐに修理にとりかかりました。

バッテリーと画面を交換

スマホ熱中症_iPhone Xのバッテリー膨張_3

画面を取り外した状態です。バッテリーが膨らんでいるのが一目瞭然ですね。

スマホ熱中症_iPhone Xのバッテリー膨張_4

交換後

スマホ熱中症_iPhone Xのバッテリー膨張_5

バッテリーと画面を交換することで、元通りのきれいな状態になりました。

スマホ熱中症になった時の適切な対処法

電源を切る

電源が入っていて、通信していたり画面が動作していたりする状態だと、内部の精密部品も機能し続けているために本体温度が下がるのに時間がかかることがあるので、まずは電源を切りましょう。

ケースを外す

スマホをケースに入れている場合には、ケースを外しましょう。

特に、手帳型ケースは前も後ろもカバーされて熱がこもりやすいため、本体の熱さを感じたらすぐに外しましょう。また、ケースを外した際には、画面や背面が浮いていないかも、併せて確認しましょう。

10円玉をのせる

テレビでも紹介された対処法です。

熱を吸収する銅の性質を利用して、本体の発熱を外に逃がすことができます。ただし、使用する10円玉の枚数や行う環境により吸熱が実感できない場合があります。

扇風機の前に置く

急激な温度変化は内部が結露する恐れがあるため、エアコンの近くに置いたり、冷凍庫に入れたりすることはNGです。扇風機の風にあてて、徐々に本体温度が下がるのを待ちましょう。

スマホ熱中症のNG対処法

スマホ熱中症に対して、してはいけない対処法は以下の3点。

  • 冷凍庫に入れる
  • 保冷剤をあてる
  • 冷たい水や氷につける

スマートフォンをはじめとする電子機器は水に弱いため、水没する恐れがある対処法は基本的に避けるべきです。

NG! 冷凍庫に入れる

冷凍庫に入れることで、スマホが急激に冷えてしまい内部が結露する恐れがあります。また、内部が結露し水分が侵入することで、基板がショートし起動不良などの症状が起こる可能性もあります。

NG! 保冷剤をあてる

保冷剤をあてることでも内部が結露してしまう可能性があるので、NG。人間にとっては便利な、凍ったペットボトルやアイスネックレスなどの冷感グッズも、スマホにあてることは控えましょう。

NG! 冷たい水や氷につける

冷たい水や氷につけることもやめましょう。結露のおそれがあるほか、直接水に入れることで、内部に水が侵入し基板がショートする可能性もあります。

近年のスマートフォンは高い耐水・防水性能を売りにしていることも多いですが、ほとんどの場合常温の水での防水テストしか行われておりません。加えて、防水性能は年月を経ることで劣化していくものですので、過信しないようにしましょう。

スマホ熱中症対策

スマホ熱中症_対策

スマホ熱中症にならないための対策は、大きく分けて2つあります。

  • 車内や日向に放置しない
  • 充電中は使わない

異常な発熱を避けるために、熱くなる可能性があるシチュエーションでの使用や保管を避けることが、基本的な対策方法です。

車内や日向に放置しない

夏場に40度を超える可能性がある、車の中や直射日光があたる場所にスマホを放置することは避けましょう。なるべく日陰や気温が低い場所に保管することをおすすめします。

充電中は使わない

充電中は特に本体の温度が上がりやすいため、充電しながら使うことは控えましょう。夏場に外で使用する際、充電の減りが早いからといってモバイルバッテリーで充電しながらスマホを使うシーンも予想されますが、この使用方法はバッテリーの劣化をさらに早める恐れがあります。

充電しながらスマホを触るのはダメ?危険性と節約方法を解説します

スマホ熱中症の修理ならスマホ修理王にお任せください

バッテリー交換最短30分~

スマホ熱中症が原因でバッテリーが劣化したり、膨らんでしまったりした場合、改善するにはバッテリーを交換するほかありません。

スマホ修理王では、バッテリー劣化やバッテリー膨張の修理も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

部品があればご予約なしの当日飛び込み来店でも、すぐにご対応可能ですので「外出中に電池のふくらみに気が付いた!すぐに修理してほしい」といった場合でもお気軽にお立ち寄りください。

事前にメールやお電話でご相談いただければ、部品のお取り置きも可能です。

対応機種│iPhone・Android

iPhoneはもちろん、XperiaやHUAWEI、Galaxy、Google Pixel、OPPO、Xiaomi、AQUOS、arrowsといったAndroidスマホのバッテリー交換も即日修理に対応しています。

対応機種一覧

店舗一覧

東京、名古屋、大阪、福岡などの都心部を中心に、全国に店舗展開しております。

お近くに店舗がない場合でも、郵送での修理も対応しております。

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機種ジャンル
機種名
症状
修理箇所
修理店舗
所在地
〒1500041東京都渋谷区神南1丁目20-8 パークウェイテラス 6階
電話番号
営業時間
10:00~19:00
定休日
年中無休
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iPhone X の価格表
修理内容 料金(税込)
画面(軽度) ¥ 6,800 〜
画面(重度) ¥ 9,800 〜
バッテリー ¥ 6,800
充電コネクタ ¥ 10,800
各種ボタン(電源・音量・マナーモード) ¥ 10,800
リアカメラ ¥ 13,800
リアカメラレンズ ¥ 6,800
フロントカメラ/近接センサー ¥ 8,800
スピーカー ¥ 6,800
マイク ¥ 10,000
水没 ¥ 9,800
システム修復 ¥ 14,800
リアパネル ¥ 16,800
SIMカード取出 要お問合せ
外装の交換 要お問合せ

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バッテリー交換同時で2,000円割引

iPhone についての注意事項

  • 価格は全て税込、円(単位)です。

作業の結果、「修理不可」となった場合、分解作業料として3,800~5,800円かかります。

◆保証期間について(部品の初期不良保証)
 一部の画面修理は、3ヶ月保証です。
 その他の部品交換修理は、1ヶ月保証です。 
 正常に起動しない端末・水没復旧処置・データ復旧作業は保証対象外です。
 ※無料保証の適用は上記期間内に1回限りです。

◆画面【軽度】とは、「軽くガラスが割れている程度で、全体的に問題なくタッチ操作ができ、液晶に異常(にじみ、変色、タテ筋など)も見られない状態」を指します。

◆画面【重度】とは、「重度のガラス破損、液晶の異常(にじみ、変色、タテ筋などがある状態)、タッチ操作ができない、タッチ切れしている状態」を指します。

◆画面は機種により「高品質パネル」もご用意しています。詳しくは店舗へお問い合わせ下さい。

◆複数箇所を同時に修理する場合、2ヶ所目以降を一律2,000円割引します。

◆指紋認証機能(Touch ID)が搭載されている機種について、ホームボタンを交換した場合は、指紋認証が使えなくなります。

◆顔認証機能(Face ID)が搭載されている機種について、フロントカメラ・近接センサーを交換した場合は、顔認証が使えなくなります。

◆イヤースピーカーの故障の原因が、近接センサーの場合は近接センサーの料金を適用し、イヤースピーカーの場合はスピーカー料金を適用します。

◆価格表に掲載しているのは、一部機種になります。モデルの選択に無い機種は、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

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