iPhoneのスピーカーが聞こえない際に確認すべき6つのポイントを紹介!

2021年12月28日

iPhoneのスピーカーが急に聞こえない状態になると「電話に気づかなかった」「音楽を聴けなくなった」といった事態にもなりかねません。

そこで本記事では、iPhoneのスピーカーが聞こえない際に確認すべき6つのポイントを紹介します。お困りの場合は、ぜひ確認してみてください。

iPhoneに搭載されているスピーカーは2種類

iPhoneに搭載されているスピーカーは「イヤースピーカー」と「ラウドスピーカー」の2種類です。イヤースピーカーは通話時に音が出るスピーカーを指し、ラウドスピーカーは着信音や通知音が出るスピーカーを指します。

このように、iPhoneは用途ごとに使用するスピーカーが異なるため、故障箇所を判断しやすいです。ここでは、iPhoneに搭載されているスピーカーの特徴について紹介します。

1.イヤースピーカー

イヤースピーカーとは、iPhone上部にある細長いメッシュ状の部分に搭載されている、主に通話時に使用されるスピーカーのことです。通話時に耳に当たるスピーカーと覚えるとわかりやすいかもしれません。

通話中の音はすべてイヤースピーカーから出るため、相手の声が聞こえづらかったり、音声が途切れたりする場合はイヤースピーカーが故障している可能性が高いです。

2.ラウドスピーカー

ラウドスピーカーはその名の通り”大きな音”を出すためのスピーカーで、着信音や通知音はここから出ています。iPhoneの右下部分に配置されており、充電口の部品と接続される形で端末内部の基板に繋がっています。

着信音や通知音、アラーム音が鳴らなかったり、音楽の再生などができなかったりする場合は、このラウドスピーカーが故障している可能性が高いです。

iPhoneのスピーカーが聞こえない際に確認すべき6つのポイント

iPhoneのスピーカーが聞こえない際に確認すべきポイントは次の6つです。

  • サイレントモードになっていないか
  • Bluetoothに接続されていないか
  • おやすみモードがオンになっていないか
  • スピーカーやアプリの音量設定が小さくなっていないか
  • スピーカーが塞がっていないか
  • ネットワークに不具合はないか

一つひとつポイントを確認し、原因を切り分けてみましょう。

1.サイレントモードになっていないか

まずは、サイレントモードになっていないかを確認しましょう。サイレントモードは消音モードとも呼ばれ、iPhoneの左側面にあるサイレントスイッチで切り替えが可能です。

サイレントスイッチがオレンジ色の場合はサイレントモードになっています。スイッチを切り替えてサイレントモードを解除してみてください。解除しても音が出ない場合は、他の理由が考えられます。

2.Bluetoothに接続されていないか

Bluetoothによってワイヤレススピーカーなどの別デバイスに接続していないか確認しましょう。Bluetoothがオンになっている場合、自動接続によって別のデバイスと繋がり、スピーカーから音が出ない場合があります。

「設定」から「Bluetooth」を開いて、接続済みのデバイスを確認してみてください。

3.おやすみモードがオンになっていないか

おやすみモードがオンになっていないかも確認してみてください。おやすみモードとは、睡眠中に通知音などが鳴らない設定のことです。

おやすみモードがオンになっていると、スピーカーからは音が出ません。起床後にモードを解除し忘れているケースもあります。スピーカーから音が出ない場合は、Bluetoothの接続とあわせて、おやすみモードの確認もおすすめします。

4.スピーカーやアプリの音量設定が小さくなっていないか

スピーカーやアプリの音量が小さくなっているケースもあります。スピーカーから音が出ない場合は、iPhoneの音量設定を確認してみましょう。

ただし、iPhoneにはアプリの音量やスピーカーの音量、イヤホンの音量などさまざまな音量設定があります。イヤホンの音量を上げても、スピーカーの音量が上がっているわけではないため、各音量設定を確認しなければなりません。

5.スピーカーが塞がっていないか

スピーカー自体が塞がっていないかも確認してみてください。ほこりやゴミが詰まっていたり、保護フィルムに覆われてスピーカーが塞がったりしているとスピーカーから音が出にくくなります。

そのため、音量を上げても音が聞こえにくいという場合はスピーカー自体を目視で確認しましょう。スピーカーが塞がっていない場合は、スピーカーの故障も考えられます。

6.ネットワークに不具合はないか

これらのポイントを確認してもスピーカーが聞こえない場合は、スピーカーフォンにして電話をかけてみてください。着信音や通知音は正常に聞こえるのに電話の音が聞こえなかったり、途切れたりする場合はネットワークに不具合が生じている可能性があります。

もしネットワークに不具合が起きている場合は、不具合が解消するまで待つしかありません。

iPhoneのスピーカーが聞こえない際の5つの対処法

iPhoneのスピーカーが聞こえない際の代表的な対処法は次の5つです。

  • スピーカーやイヤホンジャックの清掃
  • iPhoneの再起動
  • Siriの起動
  • BluetoothのOFF
  • iPhoneの初期化

iPhoneのスピーカーが聞こえないからといって必ずしも故障しているとは限りません。ここで紹介する対処法で症状が改善する可能性もあるため、ぜひ試してみてください。

1.スピーカーやイヤホンジャックの清掃

スピーカーやイヤホンジャックの清掃を試してみましょう。音が聞こえない原因がほこりやゴミによる詰まりの場合、スピーカーを綿棒などで清掃してみてください。

また、イヤホンジャック内にゴミが詰まっているとイヤホンが取り付けられているとiPhoneが誤認識し、スピーカーから音が出ない場合もあります。まずはイヤホンジャックの状態を目視で確認してみましょう。

2.iPhoneの再起動

iPhoneの再起動によってスピーカーのトラブルが解消する場合があります。アプリを複数起動していたり、長い間電源をオフにしていなかったりすると、ソフトウェアのトラブルによってスピーカーの不調を招く可能性があります。

スピーカーやイヤホンジャックの清掃をしてもスピーカーから音が出ない場合は、iPhoneを再起動し、キャッシュの削除を試してみてください。

3.Siriの起動

Siriを起動し、不具合がないかも確認してみてください。iPhoneのスピーカーにトラブルが起きている場合、通話用のマイクに何らかの不具合が起きている場合があります。

この不具合を簡単に確認する方法が「Siriの起動」です。Siriを起動することで、スピーカーとマイクのいずれの動作もまとめて確認できます。

4.BluetoothのOFF

iPhoneのスピーカーに不具合を感じたら、Bluetooth機能をOFFにしてみましょう。前述のとおり、Bluetoothの接続によって別デバイスにつながっている可能性があります。

この場合、接続を切ることでスピーカーに問題がなければ音が出るはずです。ただし、音量が小さくなっている場合もあるため、iPhoneの音量設定も併せて確認してみてください。

5.iPhoneの初期化

ここまで紹介したすべての対処法を試してもスピーカーから音が聞こえない場合は、iPhoneの初期化も検討しましょう。iPhoneを初期化することで工場出荷時の設定に戻せるため、症状が改善される場合があります。

ただし、初期化をするとiPhone内のデータは全て削除されます。必ずバックアップを忘れずに行いましょう。初期化を実施しても改善されない場合は、スピーカー自体の故障である可能性が高いため、修理を検討してみてください。

対処法を試してもスピーカーが直らない場合の修理先

スピーカーの修理先として次の3つが挙げられます。

  • Apple Store
  • Apple認定の正規修理代理店
  • 非正規のiPhone修理店

「1年間のハードウェア製品限定保証」と「90日間の無償サポート」が付くApple Care+に加入している場合は、Apple StoreやApple認定の正規修理代理店への依頼がおすすめです。

ただし、お住まいの地域や故障の状態によっては非正規のiPhone修理店の方がお得に修理できる可能性もあります。ここでは、各依頼先の特徴をみていきましょう。

1.Apple Store

Apple StoreはApple直営の修理店です。Apple Care+に加入している場合はまず、Apple Storeに修理依頼するとよいでしょう。ただし、Apple Storeでの修理は部分修理ではなく、本体交換が基本です。

修理依頼する場合はバックアップを忘れずに行いましょう。また、Apple Storeは店舗数が少なく、お住まいの地域によっては依頼しにくいかもしれません。

2.Apple認定の正規修理代理店

Apple認定の正規修理代理店は、Appleの基準で修理を請け負う代理店です。Appleの基準に沿っているため、修理内容はApple Storeと同様に本体交換が基本となります。

正規修理代理店に修理を依頼する場合もバックアップは忘れずに取っておきましょう。全国の大手家電量販店に店舗を構えているケースが多く、Apple Storeが近隣にない場合は正規修理代理店への依頼をおすすめします。

3.非正規のiPhone修理店

非正規のiPhone修理店は独自の修理依頼を採用しており、部分修理にも対応しています。データを消去しなくても修理できる可能性も高く、修理費用も安い点が特徴です。

また、店舗数も多く、地域に関わらず修理を依頼しやすいでしょう。ただし、非正規のiPhone修理店に修理してもらうと、それ以降Apple Storeでの修理を断られる場合があるため注意が必要です。

iPhoneの修理はスマホ修理王へ

iPhoneのスピーカーが聞こえない場合は「サイレントモード」や「おやすみモード」などになっていないかをまずは確認しましょう。紹介した対処法を試しても改善しない場合は、スピーカー自体が故障している可能性が高いです。

スマホ修理王であれば、当日持ち込みの場合でもiPhoneのデータを削除することなく、即日での修理が可能です。また、見積りだけのご依頼にも柔軟に対応しております。iPhoneのスピーカーに関するトラブルはぜひスマホ修理王にご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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