iPhoneのGPSがおかしい!起こりがちな不具合と対処法を解説

2021年8月31日

今の位置情報を把握できるiPhoneのGPS機能。GPS機能を有効にしておくと自分の位置を明確に表示してくれるため、初めて訪れる場所でも迷うことなく目的地にたどり着けます。

ただ、位置情報が正確に表示されなかったり現在地と微妙にズレていたりなど、不具合が起こり困惑している人もいるはずです。そこで今回は、iPhoneのGPS機能で起こりがちな不具合と適切な対処法についてご紹介します。

iPhoneのGPSで起こる不具合って?

iPhoneのGPS機能は、自分の位置情報を明確に表示されるため 重宝している人も多いのではないでしょうか。ただ何らかの理由で不具合が起こり、GPS機能が正しく反応してくれないこともあります。GPS機能で起こる主な症状は、以下のとおりです。

  • 位置情報が正確に反映されない
  • 位置情報の取得が遅い
  • 精度悪く、現在地と微妙にズレる
  • 関連アプリがうまく起動しない

それぞれの特徴を確認していきましょう。

位置情報が正確に反映されない

GPS機能は自分の位置情報を正しく表示してくれるのが特徴です。ただ何らかの理由で不具合が起こったときは、位置情報が正確に反映されません。特に初めて訪れた先では、表示された位置情報が間違っているかわからないことがほとんどです。

不具合が起こっている状態のGPS機能を頼りに目的地を探してしまうと、まったく異なる方向に向かってしまい、最終的には道に迷うことになるかもしれません。「位置情報がおかしい」「情報が微妙にズレている」など、GPS機能で表示された情報に違和感があったら何らかの問題があると考えましょう。

位置情報の取得が遅い

GPS機能を使用したときに位置情報の取得が遅いと感じたことがある人もいるはず。場所によってWi-Fiやモバイル通信の状態が不安定なこともあるので、iPhoneが故障したとは言い切れません。

ただし、インターネット関連が安定しているにもかかわらずGPSの反応が悪いときは、問題が起こっている可能性があります。後々トラブルのもとになるため、早い段階でGPS機能の問題を改善する必要があるでしょう。

精度が悪く、現在地と微妙にズレる

GPS機能を利用したとき、大幅な位置情報は合っているものの現在地と微妙にズレてしまうことがあります。Wi-Fiやモバイル通信などが不安定になっている可能性はありますが、インターネット関連が安定しているなら不具合の可能性が高いです。

位置情報の多少のズレであれば大きな問題に繋がらないかもしれませんが、目的地にたどり着くまでは時間がかかることもあります。早めにGPS機能の不具合を改善しましょう。

関連アプリがうまく起動しない

GPS機能は、ほかのアプリと連動して活用されることもしばしば。例えば、GPS機能と連動して目的地までルート案内してくれるものや、現地周辺の飲食店やコーヒー店などを検索してくれるものなどさまざまなアプリがあります。

ただGPS機能に不具合が起こっているときは、関連アプリが正常に起動しないことも多いです。関連アプリを日常的に使用していたなら、いきなり使えなくなると不便に感じることもあります。早めにGPS機能の不具合を改善するのが得策でしょう。

iPhoneのGPS機能がおかしい4つの原因

GPSが正しく動作しないときは、設定方法や故障などさまざまな原因が考えられます。GPS機能がおかしくなる原因は、以下のとおりです。

  • GPS機能の設定が無効になっている
  • ネットワークに不具合が起きている
  • GPS関連の部品が故障している
  • iOSに何らかの問題が生じている

GPSに違和感があったら、まずは原因を突き止めることが大切です。

1.GPS機能の設定が無効になっている

GPS機能に問題が起こったときの原因で多いのが、無効の状態になっていることです。基本的に、GPS機能は有効の状態でないと使用することはできません。GPS機能の切り替えはタップで簡単に行えるため、不意に設定を無効にしてしまった可能性があります。GPS機能に違和感があったら、まずは設定を確認してみましょう。

2.ネットワークに不具合が起きている

Wi-Fiやモバイル通信などのネットワークが原因の可能性があります。例えば、前日まで問題なくGPS機能が使えていたにもかかわらず、いきなり不具合が起こっていた場合は、まずはネットワークを確認してみるのがいいでしょう。回線自体に問題がありうまく通信できない場合は、ほかのデバイスを使って確認してみるのもおすすめです。

3.GPS関連の部品が故障している

端末内部には、GPS機能に関連する部品が備わっています。GPSアンテナなどの部品に支障が出ると、位置情報が正しく反映されなくなったり微妙に位置がズレたりするなど、GPSにさまざまな症状が現れることが多いです。

GPSアンテナなどの部品は端末内部に内蔵されているため、問題が起こっても自分で修理することはできません。この場合は、iPhoneを修理に出す必要があります。

4.iOSに何か問題が生じている

iPhoneの最新バージョンをアップロードした後すぐにGPSがおかしくなった場合は、iOSに原因がある可能性があります。iOSをインストールしたことによりGPSに影響が出ているのです。

iOSのバージョンに原因がある場合は、端末に問題があるわけではありません。GPS機能の問題を自分で改善する方法はないため、不具合が改善されたバージョンが出るまでしばらく待ちましょう。

GPSに問題が生じたときの対処法

GPS機能の不具合によっては修理に出す必要があります。ただ、なかには自分で改善できることもあるため、修理に出す前に対処法を試してみましょう。GPSに何かしらの支障がでたときの対処法は、以下のとおりです。

  • GPS機能の設定を確認してみる
  • ネットワークの設定を確認する
  • 修正済みのiOSをインストールする
  • iPhoneを再起動して改善を試みる

それぞれの対処法を確認していきましょう。

GPS機能の設定を確認してみる

GPS機能が正常に動作しない場合は、設定が無効になっていることが考えられます。設定を有効に変えればGPSの不具合が改善されることもあるため、設定内容を確認することがおすすめです。

【GPS機能の設定を確認する方法】
画面から「設定」「プライバシー」「位置情報サービス」の順にタップし、設定が有効になっているか確認しましょう。設定が無効になっているときは有効に切り替えます。

また、位置情報の設定は特定のアプリだけ有効にすることも可能です。特定のアプリだけ有効にする場合は、「位置情報サービス」から下にスクロールして設定を変えたいアプリを探しましょう。

目的のアプリを選択すれば、「Appの使用中は許可」「許可しない」「1度だけ許可」の中から好きな設定を選べます。ただし、アプリによっては選択肢が2つしかない場合もあるため注意が必要です。

ネットワークの設定を確認する

GPS機能の不具合が起こるとき、Wi-Fiやモバイル通信に問題が生じている可能性があります。このような場合は、ネットワークが正常に接続しているか確認してみることがおすすめです。

【Wi-Fiネットワークの接続有無を確認する方法】
「設定」「Wi-Fi」の順にタップすれば、設定が有効になっているか確認できます。もし無効設定になっている場合は、「Wi-Fi」を有効にし「ネットワーク」もしくは「その他」を選びましょう。画面の上にある通信のアイコンが表示されれば、Wi-Fiネットワークに接続できている証拠です。

【モバイル通信の接続有無を確認する方法】
モバイル通信の接続有無の確認方法は簡単で、「設定」「モバイル通信」の順に選択すれば「モバイルデータ通信」が有効になっているか確認できます。無効になっているときは、有効に切り替えてGPSが正常に機能するか確認しましょう。

修正済みのiOSをインストールする

最新バージョンをインストールした後にGPS機能に不具合が起こった場合は、iOSに問題が生じている可能性があります。この場合は、自分でGPS機能の不具合を改善することはできず、修正されたバージョンを待つしかないため、この間はGPS機能は使えないと考えておきましょう。バージョンアップの情報は随時更新されるため、最新バージョンが公開されたら不具合修正の内容に目を通してみましょう。

iPhoneを再起動して改善を試みる

GPS機能の不具合は、iPhoneを再起動すれば改善することも多いです。さまざまな対処法を試したものの、GPSの機能が改善されない場合はiPhoneの再起動を試してみましょう。ただし、iPhoneの機種によって再起動の方法は大きく異なります。自分が持っているiPhoneの機種に応じて再起動を行いましょう。

不具合が改善しないなら故障の可能性あり

GPS機能の設定を確認したりiPhoneを再起動したりしても不具合が改善されない場合は、通信関係が故障している可能性があります。頻繁にGPS機能を使用しているなら、なかなか不具合が改善されないと不便に感じることもあるでしょう。

さまざまな対処法を試しても通信関係の不具合が改善されない場合は、早いうちにApple公式サポートに問い合わせてみることをおすすめします。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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