スマホで電話が繋がらない・音が聞こえないときの対処法と確認ポイント | お役立ちコラム

スマホで通話をしたいのに、何度試しても電話が繋がらない。
または、スマホの着信音や通話音が聞こえない。
そんなとき、スマホの故障を疑う前にいくつか確認したいポイントがあります。
ここでは、スマホが繋がらない・音が聞こえないときにチェックするべきことを一つずつ見ていきましょう。

スマホの「設定」に問題があるときの確認・対処法

最初に確認したいのは、スマホの設定。
スマホで電話が繋がらない・音が聞こえない原因としてよくあるのが、特定の設定がオンになっていたり、バージョンが古かったりすること。
ぜひ以下の確認・対処法をチェックしてみてください。
※端末モデル・バージョンによって、設定の手順が異なる場合があります。

まずはスマホ本体の電源を入れなおす

スマホにトラブルが起きたとき、まず最初に試してみるべきなのは電源のオン・オフ。
電源を入れなおすだけで、スマホの問題が解決するのはよくあることです。
それでも改善しないようであれば、以下の設定を確認してみましょう。

おやすみモードになっている

iPhoneやXperiaなど、大抵の機種に搭載されているおやすみモード。
指定した時間内に睡眠を邪魔されることがないように、着信音や通知音が鳴らないよう設定することができます。
このおやすみモードをオンにしていると、音を鳴らさないだけでなく「着信しないようにする」ことも可能。
次の手順で、おやすみモードがオンになっていないか確認してみましょう。

【iPhone】
設定⇒おやすみモード
または、コントロールセンターにある月のマークをタップしても切り替え可能です

【Android】
設定⇒Digital Wellbeingと保護者による使用制限⇒おやすみ時間モード
または、画面上部から下へスワイプして表示されるクイックメニューからも変更できます

機内モードになっている

スマホが機内モードになっていると、通話などのすべての通信機能が遮断されてしまいます。
こちらがオンになっている場合は、設定をオフにしましょう。

【iPhone】
設定⇒機内モード
または、コントロールセンターにある飛行機のマークをタップ

【Android】
設定⇒ネットワークとインターネット⇒機内モード
こちらもクイックメニューからの変更が可能

着信拒否になっている

特定の相手とだけ電話ができないということであれば、誤って着信拒否の設定をしているのかもしれません。
迷惑電話を拒否するためのアプリを入れている方は、そちらもあわせてチェックしてみましょう。

【iPhone】
設定⇒電話⇒着信拒否した連絡先

【Android】
電話またはダイヤルアプリ⇒メニュー⇒設定⇒ブロック中の電話番号

自動電話転送されている

自動電話転送機能がオンになっていると、すべての着信が指定の電話番号に自動転送されてしまいます。
以下の手順で確認が可能です。

【iPhone】
設定⇒電話⇒自動電話転送

【Android】
電話またはダイヤルアプリ⇒メニュー⇒設定⇒通話⇒着信転送

「不明な発信者を消音」「迷惑電話」と設定されている

連絡先の登録がない、またはメッセージのやり取りをしたことがない。
そんな相手からの着信音が鳴らないという場合は、この設定がオンになっているかもしれません。
迷惑電話対策として設定している方も多いため、一度チェックしてみましょう。

【iPhone】
設定⇒電話⇒不明な発信者を消音

【Android】
電話またはダイヤルアプリ⇒メニュー⇒設定⇒発着信情報／迷惑電話

iOS・OSのバージョンが古い

iOSやOSのバージョンが古いことが原因で、スマホが適切に作動していない可能性も。
バージョンが古いままスマホを使用している場合は、最新の状態にアップデートしましょう。

【iPhone】
設定⇒一般⇒ソフトウェア・アップデート

【Android】
設定⇒システム⇒詳細設定⇒システムアップデート⇒Android バージョンとセキュリティ パッチ レベルをチェック

ネットワークの設定をリセットしてみる

ネットワークの設定をリセットすると、Wi-Fiのパスワードやモバイルデータ通信の設定などが消去されます。
一度リセットし、再設定してから通話ができるかどうか試してみましょう。

【iPhone】
設定⇒一般⇒ネットワーク設定をリセット⇒パスコードを入力し、ネットワーク設定をリセット

【Android】
設定⇒ネットワークとインターネット⇒メニュー⇒Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット

スマホの「本体」に問題があるときの確認・対処法

スマホで電話が繋がらないときは、設定ではなく「本体」のほうにトラブルが生じている可能性も。
確認ポイントと対処法を見ていきましょう。

イヤホンが壊れている

意外と多いのが、「音が聞こえないと思っていたら、実はイヤホンが壊れていた」というケース。
一度イヤホンを外して通話ができるかどうか試してみましょう。
また最近はワイヤレスイヤホンを使用する人も増えてきていますが、Bluetooth接続に問題が生じるケースもあります。
Bluetooth接続に問題が生じた場合は、一度端末とのペアリングを解除して再接続してみましょう。

スピーカーやマイクに汚れや故障がある

■相手にはこちらの声が聞こえているけれど、こちらに相手の声が聞こえない場合
そんなときは、スピーカーに問題があるかもしれません。
スピーカー部分にホコリがたまっていることもあるため、優しく掃除をしてみましょう。
それでも直らない場合はスピーカーが故障している可能性があるため、修理店での交換をおすすめします。

★スマホ修理王ではスピーカーの故障・破損にも対応
料金などの詳細は、こちらのページをご覧ください！
⇒⇒⇒スピーカーの故障・破損

■反対に、相手の声は聞こえるけれど、こちらの声が届いていない場合
そんなときは、スマホのマイク部分に故障があるかもしれません。
自己での修理は難しいため、ぜひ一度スマホ修理王にご相談ください。

修理のお問い合わせはこちら →

ノイズキャンセラーの不具合

Androidスマホには、ノイズキャンセリングが搭載されている機種があります。
ノイズを排除することで音声をクリアにさせる機能ですが、ときにはそれが原因となって通話ができないこともあるようです。
ノイズキャンセリングのオン・オフを切り替えることで改善する場合もあるため、一度ご確認ください。

スマホを強制終了させてみる

スマホの強制終了は「再起動」とはまったく別のもの。
強制終了することで通話などの不具合が改善することがありますが、スマホの設定内容やデータが消えてしまうリスクもあるので注意が必要です。
強制終了を行う前には、必ずデータのバックアップを取るようにしましょう。
また、強制終了の手順は機種によってそれぞれ異なるため、必ず調べてから行ってください。

例）iPhone 7シリーズの場合⇒iPhoneの右側にあるサイドボタンと、左側にある音量ボタンの下を、Appleのロゴが表示されるまで長押しする

スマホの「設定」や「本体」以外に考えられる原因は？

スマホの設定にも本体にも異常がないのに、やっぱり電話が繋がらない・音が聞こえない。
そんなときに考えられる原因をいくつかご紹介します。

電波が悪い

単純ですが見落としがちなのが電波状況。
特定の場所でのみ電話が繋がらないという場合は、場所を移動してかけなおしてみましょう。
または、先ほどご紹介した「機内モード」のオン・オフをして、電話を繋ぎなおしてみるのも効果的です。

通話相手のほうに問題が発生している

自分ではなく、通話している相手の方に何らかの問題が発生している可能性も。
こちらでできる対応はないため、スマホや電波状況が正常かどうかを相手に確認してみましょう。

スマホ料金の支払いが滞っている

スマホ料金の支払いが滞っていて、回線がストップしていた・・・という可能性はありませんか？
長期間支払いがされないと、スマホが強制解約されてしまう恐れもあるため、うっかり忘れていた方はなるべく早く料金を支払うようにしましょう。

通信設定のアップデートがある

iOSやOSのアップデートだけでなく、キャリアの通信設定のアップデートが必要な場合も。
そのような場合はメッセージが届いているはずなので、確認してみましょう。

通信障害が発生している

大雨や強風など、自然災害が発生すると起こりやすいのがキャリアの通信障害。
こちらはすぐに復旧することがほとんどなので、一時的な障害の場合は復旧を待ってみましょう。
ただ、勤務先や自宅で常に電波障害が起きているという場合は、一度利用しているキャリアへ相談してみることをおすすめします。

それでも復旧しない場合の問い合わせ先

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役　大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗（FC店含む）の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。