Apple IDの変更手順とは?事前準備するべき内容を徹底解説!

2021年4月30日

「Apple IDに使っていたメールアドレスが急に使えなくなった」「外部からの不正アクセス防止を検知してしまう」といったApple IDのトラブルでは、ID自体の変更が必要となる場合があります。Apple IDの変更手順を理解しておくことで、急に変更が必要となった場合にも慌てることなく進められるでしょう。

本記事ではApple IDの概要や変更前にやるべき事前準備、変更手順、変更できない場合の確認点などについて解説します。

Apple ID とは何?

Apple IDはさまざまなAppleのサービスにアクセスする際に必要となるアカウントのことです。Apple IDを1つ持っていることで、Appleのサービスに共通して利用できます。

またApple IDは「App Store」「iTunes Store」「Apple Store」などとも紐付いており、利用時に支払い情報などの再入力を必要としません。また新しいAppleの端末購入時やサービスの申込時にもApple IDがあればすぐに自身の情報を紐付けることが可能です。

Appleのさまざまなサービスを複数のアカウントを作らずに、1つのアカウントで利用できるためとても便利です。

Apple IDの変更前にやるべき事前準備

Apple IDの作成後、一度も変更をしたことがないという人も多いのではないでしょうか。なぜなら一度作ってしまえば、基本的には変更を必要としないからです。

ただしApple IDに関する「メールアドレスの変更」「不正アクセス」「急にログインできなくなった」といった事態では、Apple IDを変更せざるを得ません。ここではApple IDの変更前にやるべき事前準備について解説します。

アプリを引き継ぐための準備

Apple IDの変更前には、アプリを引き継ぐための準備が必要です。現在使用しているアプリの中にはデータのバックアップをするために、メールアドレスとパスワードを登録しているケースがあります。

アプリのログイン設定にApple IDを使用していれば、変更後にはログインできなくなる可能性があるでしょう。また変更前のApple IDでダウンロードしたアプリを残していると、変更後にアップデートがかかった際、変更前のApple IDを求められることがあります。事前にアプリを一度削除し、Apple IDの変更後に再ダウンロードしましょう。

最新OSへのアップデートを実行

Apple ID変更前に最新OSへのアップデートをおすすめします。なぜなら古いiOSのままでApple IDを変更すると、予期せぬエラーの原因となりスムーズに設定できない場合があるからです。iOSの確認とアップデートの方法は次の通りです。

  1. 「設定」を選択
  2. 「一般」を選択
  3. 「ソフトウェア・アップデート」を選択
  4. 「今すぐインストール」を選択

すでに最新のiOSである場合は「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されます。

必要なデータのバックアップ

Apple IDの変更前には、必要なデータを必ずバックアップしておきましょう。「iTunes」や「iCloud」を利用するのが一般的なバックアップの方法です。

このデータを新しい端末へ移行・復元すれば、現在の環境と同じ状態を引き継げます。もしバックアップを取らない状態でApple IDを変更すれば、データの誤削除などによって必要なデータを取り戻せないケースもあるため注意が必要です。

バックアップをスムーズに進めるためにも事前に必要なデータを整理し、不要なデータの削除も合わせて行いましょう。

IDが紐づくサービスからのサインアウト

変更前にはApple IDが紐づいているサービスからすべてサインアウトしましょう。Apple IDは「Apple Music」や「Apple Store」などAppleが提供するさまざまなサービスと紐づいています。

Apple IDの変更前にこれらのサービスからサインアウトしていないと、変更後にも前のApple IDでのログインを求められてしまうのです。変更後の設定をスムーズに進めるためにも、事前にサインアウトしておき、Apple IDとサービスとの紐つけを断っておきましょう。

Apple IDの変更手順を徹底解説

Apple IDの変更には正しい手順が存在し、手順通りに進めることができれば難しいものではありません。ここではApple IDの変更手順を徹底解説していきます。

1.Apple IDのページから変更開始

Apple IDの変更は公式ページから行います。Apple IDの変更は次のページからアクセス可能です。

参考:Apple ID

2.現在のIDとパスワードを入力

Apple IDにアクセスするため、画面中央にある検索枠に変更前のApple IDとパスワードを入力します。もしApple IDまたはパスワードがわからない場合は、画面下部の「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」をクリックしてみましょう。パスワードをリセットし、復旧することも可能です。

3.セキュリティコードを正しく入力

Apple IDでのアクセスには認証が必要なため、セキュリティコードが送られてきます。Apple IDを使用していた端末に届くため、送られてきた番号を入力しましょう。

4.Apple IDの変更を選ぶ

Apple IDへログインできたら「Apple IDを変更」を選びましょう。ここではApple IDに関する内容はもちろん、他の設定も変更可能です。

5.新メールアドレスの入力

新しくApple IDを作成するためには、新しいメールアドレスを入力します。入力したメールアドレスに間違いがあると、この後の手順に進めないため、慎重に入力してください。

6.後に確認メールを受信

メールアドレスを入力すると、後に確認メールが届きます。届いた確認メールを見て、メール内にある「確認ボタン」を押すことで設定完了です。

もしメールが届かない場合は「スパム」「迷惑メール」「ゴミ箱」「削除済み」「アーカイブ」といったフォルダに確認メールが入っていないかを確認してみましょう。

7.各サービスへの再ログイン

設定が完了した後は各サービスへ再度ログインしましょう。バックアップを取っていたアプリやデータが以前と同じように使えるか確認し、問題なければ無事に変更が完了しています。

もし利用ができない場合、どこかの設定が中途半端な状態で止まっている可能性が考えられます。その際はAppleへ問い合わせが必要になるなど、非常に手間と時間がとられるため、十分に注意して変更作業を進めましょう。

Apple IDが変更できない場合の確認点

Apple IDの変更前に事前準備や変更手順に沿って変更したにも関わらず、反映できないというケースもあります。しかし事前に対処方法について理解していれば、慌てることなく対処できるでしょう。ここではApple IDが変更できない場合の確認点について解説します。

パスワードの条件

Apple IDが変更できないのはパスワードの条件を満たしていないからかもしれません。Apple IDの登録に関するパスワードの条件はいくつか存在しており、それらを満たしていないと、正しい手順で行っても変更できません。登録の条件は次のとおりです。

  • 3回連続で同じ1文字を入力しない
  • 過去1年以内に使用した文字配列は使用できない
  • 8文字以上
  • 数字や英小文字、英大文字を1文字ずつ使用する

Apple IDが変更できない場合はこれらの条件を満たしているかを確認してみましょう。

設定する場所の通信環境

Apple IDの変更を行う場所の通信環境も大きく影響します。Apple IDの変更には安定した通信環境が必須です。

電波の悪い状況下では、変更内容が途中で止まっている可能性があります。公衆の無料Wi-Fiや不安定なモバイルデータ通信の環境下で変更した場合は、再度安定した通信環境下で再設定をしてみましょう。

設定する場所の通信環境

別のApple IDとの重複がある場合はApple IDを変更できません。Apple IDは他のApple IDと同じメールアドレスは使用できず、重複した場合は別のアドレスを考える必要があります。

「以前に複数のApple IDを作成したことがある」「メールアドレスを家族と共有している」「会社用のメールアドレスを利用した」といった場合には、この重複が疑わしいです。

iPhoneの故障で困ったらスマホ修理王へ

ここまでApple IDの概要や変更前にやるべき事前準備、変更手順、変更できない場合の確認点などについて解説しました。Appleのサービスにアクセスする際に必要なApple IDは1つ持っているだけで、さまざまなサービスに共通して利用できる大変便利なものです。

ただし変更時には事前に最新OSへのアップデートやサインアウトなど事前の準備が欠かせません。もし変更が上手く進まない場合には登録アドレスの重複やパスワードの条件不一致などが起きている可能性があり、あまり知識が無い方にとっては難しいと感じる場合もあるでしょう。

今回紹介したApple IDの変更手順を参考に、まずは正しい手順で変更を進めてみてください。またそれでも上手く変更できない場合には、iPhone自体が故障している可能性も否定できません。

少しでも「iPhoneが故障しているかも?」と感じた場合にはスマホ修理王にご相談ください。スマホ修理王では基本的にはデータそのままに、即日修理も可能です。

「その日にうちに修理してほしい」「保存するデータを消したくない」といった要望にもスマホ修理王は柔軟に対応しています。お見積りやパーツの有無・作業時間をスタッフが営業時間内に随時回答。ご相談のみのご来店でも大歓迎で、郵送修理も承っております。遠方の方や外出を控えたい方もお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店の新規事業開発担当などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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