スマホを2年以上使うことはできる?長持ちさせるコツ|修理王直伝

2021年3月4日

スマホ修理王は満足度三冠達成!

●この記事でわかること
・スマホは2年で壊れる?
・充電を長持ちさせる方法
|充電しながら使わない/充電したまま放置しない
|暑いところで使わない/寒いところで使わない
|明るさを調節する
|電池容量が多いスマホを買う
・動作を安定させる方法
|バックグラウンドアプリをこまめに消す
|キャッシュを削除する
|容量をいっぱいまで使わない
|クラウドサービスや外部メディアを活用する
|高性能のスマホを買う
・物理的に壊れにくくする方法
|防水防塵性能を過信しない
|充電しながら使わない/車のシガーソケットで充電しない
|ガラスフィルムやコーティングを行う
|壊れにくいスマホを買う
・それでも壊れてしまったら
・スマホ修理ならスマホ修理王へ

スマホは2年で壊れる?

スマートフォンを買い替えるサイクルは、だいたい2年~4年周期と言われています。

しかし、これは決してスマホが2年で壊れるからではなく、

キャリア契約の分割払いや契約期間の満了やOSアップデート対象から外れることなどを理由に、多くのユーザーが機種変更することが背景にあると考えられます。

ただ、2年ほど経ったあたりで充電の減りが早いと感じてきたり、

様々なアプリのインストールやアップデートを重ねることで動作が重くなってきたりと、

動作に不満を感じ始める方が多いのも事実です。

少しでも出費を抑えたい、愛着のある機種だからできるだけ長く使いたい

そんな気持ちがありながらも、長く使っていくうち「電池の減りが早い」、「動作が重い」と感じるだけでなく、

“落として画面が割れた”、”急に動かなくなった”という突然のトラブルが起こったりすることもしばしば。

今回は1日でも長くスマホを使い続けるために、日頃から行うべき対策について修理王スタッフが解説していきます。

充電を長持ちさせる方法

スマホ修理王にご依頼いただく方のご相談内容は様々ですが、

「2~3年使っているけどもう少し使いたいから…」とバッテリー交換をご依頼される方も多くいらっしゃいます。

スマートフォンに使用されているリチウムイオン電池の寿命はおおよそ2年から3年程度と言われているので、

多くの方がその時期に充電の減りが早いと感じてくると思います。

充電式電池も消耗品ですので使い続ければ劣化していくものですが、

日頃の使い方を少し工夫することで劣化するのを遅らせることができます。

充電しながら使わない/充電したまま放置しない

充電しながら負荷のかかるアプリを使用することで発熱し、バッテリーの劣化を早めてしまいます。

また、スマホケースをつけながら充電することで熱がこもりバッテリーの劣化を促してしまうことがApple公式ホームページ でも案内されています。

充電が100%になったのにも関わらずそのまま放置することを“過充電”と呼びます。

過充電されることでもバッテリーの劣化が早まってしまいますので、

“夜に充電ケーブルをさして朝までそのまま充電しっぱなしにする”ことはなるべく避けましょう。

暑いところで使わない/寒いところで使わない

スマホに使われているリチウムイオンバッテリーは0℃~35℃の温度内での使用が推奨されています。

(参考:電池性能と利用の紹介|HUAWEI)

各スマホメーカーの使用案内を見てみると、このリチウムイオンバッテリーの推奨使用環境をもとに推奨使用環境が設定されていることがわかります。

例えば、iPhoneの使用に最適な温度は0℃~35℃、保管場所においては20〜45度を推奨しています。

Xperiaの推奨使用環境は、周囲温度5℃~35℃で湿度35%~85%の範囲内とされています。

(参考:Xperia 1 オンラインマニュアル)

高温下で使用することで、端末の発熱をソフトウェアが検出し一時的に充電を制限したり電源を切ったりすることがあります。

また、低温下では充電の減りが早くなることがリチウムイオンバッテリーの特徴です。

なるべく適切な温度内で使用することを心がけましょう。

明るさを調節する

iPhoneには過度な明るさによる目への刺激を防ぐために「True Tone」と呼ばれる機能が搭載されています。

True ToneをONにしていると、自動で画面を明るくしたり暗くしたりするためにセンサーが常に働いている状態になります。

これにより、充電の減りが早くなることがあります。

★Check! iPhoneのTrueToneとは?画面修理すると使えなくなる?

電池容量が多いスマホを買う

先に挙げたように、充電しながら使うことが劣化を早めてしまいます。

つまり、バッテリーの容量が多ければ充電しながら使わざるをえない状況を少なくすることができるはずです。

スマホのバッテリー容量は「mah」という単位で表されます。

だいたい3000mah以上の性能を持っていれば、大容量バッテリーを搭載しているモデルと言えるでしょう。

スマホを購入する際には、バッテリー容量にも目を向けてみましょう。

動作を安定させる方法

システム面・ソフトウェア面にも気を使うことでも、長く使えるようになります。

バックグラウンドアプリをこまめに消す

“アプリを使用したあと、一度ホーム画面に戻り新しく別のアプリを開く”

この行為では、それまで開いていたアプリが完全には閉じていない可能性があります。

完全にアプリが終了していない状態で別のアプリを起動し続けることで、メモリを圧迫し動作が重くなることがあります。

iPhoneであればホームボタンをダブルクリック、もしくは画面下部から中央に向かってスワイプすることでAppスイッチャー画面が開き、アプリの切り替え/終了を行うことができます。

※iOSのバージョンによってはこまめにタスクを切ることで、アプリを立ち上げる際にエネルギーを使うためむしろバッテリーに負荷がかかってしまうことがあります。
常時使うアプリはバックグラウンドで起動させておき、あまり使わないアプリは消しておくほうが良いでしょう。

Android端末の場合、画面下部の「□」「|||」をタップするか、画面下部から中央に向かってスワイプすることでバックグラウンドアプリの切り替え/終了の操作ができます。

キャッシュを削除する

訪問したウェブページの情報を一時的に保存しておくことを「キャッシュ」と呼びます。

キャッシュがあることで同じページに訪れた際により早くページを開くことができる一方で、

キャッシュがたまることでストレージの空き容量が不足し、動作が重くなってしまうことがあります。

iPhoneもAndroidも設定画面からキャッシュを削除することができるので、定期的に削除することをおすすめします。

容量をいっぱいまで使わない

容量をたくさん使うことでも動作は重くなってしまいます。

アプリをたくさんインストールしたり、写真や動画をたくさん撮ったりすることでスマホのストレージは圧迫されていきます。

iPhoneの場合ストレージに空きがなくなると「ストレージがいっぱいです」と警告が出ることもありますが、

そのまま使い続けていると最悪の場合、「リンゴループ」と呼ばれる起動ループの状態に陥ることもあります。

容量圧迫が原因で起動しない状態になると、初期化しなければ復旧しないことも…。

こまめに不要なアプリを消すなどして、ストレージの使用率70%程度を保つようにしましょう。

クラウドサービスや外部メディアを活用する

アプリを整理してもストレージの空きが少ない場合にはiCloudやGoogleフォトなどのクラウドサービスを活用したり、

SDカードやパソコンにデータを移行して、写真や動画によるデータ圧迫を防ぎましょう。

iCloudは無料で5GB使用できるうえ、月額130円で50GB使用できるようになります。

設定→最上部のアカウント名→iCloud→写真→iCloud写真をオン→iPhoneのストレージを最適化にチェック

以上の作業でオリジナルの画質の写真がクラウド上に保存され、

iPhone本体にはオリジナル画質より画質は劣るものの、ファイル容量の少ない写真データのみ保存されるためストレージに空きを作ることができます。

iCloudバックアップ機能を使用すればほとんどのデータや設定のバックアップがとれるので、急な故障の際にも安心です。

iPhoneユーザーであれば必ず行っておくことをおすすめします。

高性能のスマホを買う

設定の見直しやこまめな整理を行っても動作が改善しない場合には、使用しているアプリや使用用途にスマホの性能がおいついていない可能性があります。

スマホもパソコンと同じように”スペック”があります。

アプリの動作や処理に特に影響するのは、“CPU”“RAM”と呼ばれているパーツです。

CPUとはスマートフォンの動作を司る部分で、その性能は「コア数」と「クロック周波数」で表されます。

RAMはCPUが効率的に作業を行うために必要なスペースで、GB(ギガバイト)で表される数字が大きいほど、CPUが快適に動作できます。

難しい話は抜きにして、CPUもRAMも仕様表に書いてある数字が大きければ大きいほど高性能と思っても差し支えありません。

動作が重いと感じている場合、上で挙げた設定や容量の見直しで直ることも多くありますが

それでも勝手に電源が落ちるなどの症状が起こる場合にはバッテリーが劣化している可能性も考えられます。

既に2年から3年程度使用している場合には、バッテリーの交換を検討してみましょう。

バッテリー交換のお問い合わせはこちらから

 

物理的に壊れにくくする方法

防水防塵性能を過信しない

five orange fruits and one black smartphone on water

スマホの防水・防塵性能は日進月歩していますが、完全な保護を保証するものではありません。

内部の保護テープやゴムによって防水防塵性能が保たれていますが、このテープやゴムは経年劣化するものなので当然防水防塵性能もなくなっていきます。

加えて、お風呂に持ち込んだり水中撮影をすることでも内部の保護構造の劣化を早めてしまいます。

もしどうしてもお風呂に持ち込みたい、水中撮影したいのであればジップロックやスマホ用防水ケースを使用するようにしましょう。

充電しながら使わない/車のシガーソケットで充電しない

充電しながら使わないことは物理的な破損を防ぐのにも有効な手段です。

充電しながら使用することで、内部基板が発熱により損傷してしまうこともあります。

また、純正の充電ケーブルを使わず粗悪品を使ったことで運悪く内部基板がショートしてしまったということもあります。

なるべく純正品か高品質な充電ケーブルやACアダプタを使うようにしましょう。

車に搭載されているシガーソケットでの充電も避けましょう。

自宅等のコンセントと違い電圧が不安定な為、バッテリーに負担をかけたり、最悪起動しなくなる場合もあります。

充電ケーブルをさした状態で落としてしまい、ケーブルの先がスマホの内部で折れて残ってしまったという依頼も稀にございます。

余談ですが、Lightningケーブルの場合には「Apple公式認定品」の証である「MFi認証」と記載がある製品でない場合、iOSのアップデートで使用できなくなることもあります。

この点でも純正品や高品質な製品を使用したほうが良いといえるでしょう。

明るさを調節する/ダークモードにする

近年のスマートフォンは有機ELと呼ばれる高品質な画面が用いられていることが多いです。

この有機ELパネルは発色が良く写真や動画をより鮮明に映したり従来の液晶パネルより消費電力が少ないというメリットがあります。

しかしながら、”焼き付き”という現象が起こりやすいというデメリットもあります。

焼き付きとは、

「画面に残像が出現して消えない」

「画面全体の色が赤や黄色に焼けて見える」

といった症状のことで、これは有機EL内部の素子が劣化することで起こります。

この素子の劣化を防ぐのに有効なのが、明るくしすぎない/ダークモードにするといった対策です。

画面を明るくすればそれだけ素子の劣化を早めます。

また、暗色表現時の発光が最小限に済むのが有機ELの特徴でもあるので、

ダークモードを有効にすることで素子の劣化を遅らせることができます。

有機ELについてはこちらの記事でも詳しく解説しております。

ガラスフィルムやコーティングを行う

前項で紹介した有機ELパネルは焼き付きが起こることがあると同時に、“割れやすい”という欠点もあります。

加えて、Galaxyの一部シリーズに採用されているエッジスクリーンのように

湾曲している側面部分はフィルムでは守りにくい形状です。

ガラス質ではないブルーライトカットフィルムや指紋防止フィルムでは画面割れを防ぐことは難しいため、

できればガラスフィルムやガラスコーティングをすることをおすすめします。

壊れにくいスマホを買う

iPhone12シリーズはセラミックシールドと呼ばれる新素材を採用し、今までのどのiPhoneよりも頑丈とうたわれています。

過酷な環境下での使用に適した頑丈なタフネススマホと呼ばれるスマートフォンも存在しますが、大手キャリアで販売していない機種がほとんどです。

大手キャリアで販売している機種ではarrows Be4のように、米軍のMIL規格に準拠した耐衝撃性をセールスポイントにしているスマホもあります。

それでも壊れてしまったら

修理を検討する

どれだけ慎重に扱っていても壊れてしまうときもあります。

魅力的な新しいスマホがあるなら、機種変更を検討するのも良いかもしれません。

壊れてしまったが愛着があるからもう少し使いたい
機種変更したいがデータが閲覧・移行できない状態だから直したい

そんな時は修理を検討してみましょう。

スマホ修理ならスマホ修理王へ

店舗情報

大切なデータが入ったスマートフォン・タブレットが外出先で壊れてしまった。
壊れたスマホが唯一の連絡手段で予約を取る手段がなく予約できない…。
バックアップも取っていないからデータが消えてほしくない…。

そんなときはお近くのスマホ修理王店舗へお立ち寄りください。
スマホ修理王は全国11店舗のほか、提携店もございます。

詳しくはこちらをご覧ください。

修理可能機種・メーカー

iPhone・iPad、Xperia、Galaxy、HUAWEI、ASUS(Zenfone・ROG Phone・ZenPad)
Google Pixelシリーズ、OPPO、Xiaomi、LG
arrows、AQUOS

上記スマートフォン・タブレット端末のほかSurface、Nintendo Switchなどの修理も承っております。

★対応機種一覧

修理実績

スマホ修理王では上記に挙げた症状以外にも、様々な故障の修理に対応しております。どんな症状でもお気軽にご相談してください。

・カメラが映らない/ぶれつづける
・電源ボタン・ボリュームボタンが押せない(押しっぱなしになっている)
・お風呂に落とした/海に落とした
・音楽が聞こえない/電話の相手の声が聞こえない

★症状一覧

お問い合わせ

修理に関するご相談やお見積もりはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
問い合わせ方法は電話とメールの2種類から選べます。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店の新規事業開発担当などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店舗含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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