スマホのWi-Fiが故障したときの対処方法や修理について
2021年10月8日
重要なことなので結論からお伝えしますが、スマホ修理王ではWi-Fiの修理は行っていません。
そしてそれはスマホ修理王だけではなく、どの第三者修理店でも同様です。
この記事では、Wi-Fiが繋がらなくなった場合にできる自己対処方法をご紹介した後、修理が必要だった場合どこで行えばよいのか、第三者修理店で修理してもらえるのかについて解説していきます。
■スマホのWi-Fiが繋がらないときは
・まずはスマホの設定をチェック
・アダプターやケーブルを確認
・Wi-Fiルーターを再起動してみる
・料金の滞納や障害情報について確認
■正規店以外では、基本的に難しいWi-Fiの修理
・技適マーク
・電波に影響を与えると「違法」に
・第三者修理店でできる修理の範囲
■技適マークの失効
・実は危険なセルフ修理
・改造スマホを使用してしまうと認
■Wi-Fiの故障は正規店へ!
スマホのWi-Fiが繋がらないときは
Wi-Fiが繋がらないときには、いくつか確認・対処してみるべきポイントがあるのでご紹介します。
簡単なことばかりなので、メーカーやキャリアなどの正規店に相談する前に、ぜひ試してみてください。
まずはスマホの設定をチェック
★スマホを再起動する
軽微なエラーであれば、再起動によって解消されることがほとんど。
電源を切り、再度オンにしてからWi-Fiに繋がるかどうかを確認してみましょう。
★機内モードのオン・オフを切り替えてみる
一度ネット回線をリセットすることにより、問題が解決する場合があります。
★OSやiOSをアップデートする
古いバージョンのソフトウェアを利用していることが原因で、Wi-Fiが繋がらないケースも。
OSやiOSは、常に最新のバージョンにしておくことをおすすめします。
★強制終了・再起動をする
強制終了・再起動をすることで、Wi-Fiが繋がる場合も。
強制終了によってデータが消えることはありませんが、リセットにはリスクがつきものなので、バックアップを取ってから実施することを推奨します。
アダプターやケーブルを確認
次に、アダプターやケーブルに問題がないかを確認してみましょう。
★電源アダプター、電源ケーブル、LANケーブルが抜けていないか
★アダプターやケーブルにゆるみや断線がないか
★モデム・Wi-Fiルーターの電源が入っているか
★モデム・Wi-Fiルーターのランプが正常に点いているか
Wi-Fiルーターを再起動してみる
▼ACアダプターをコンセントから抜き、電源をオフ
▼1分ほど待機してからACアダプターをコンセントに挿し、電源をオン
▼接続が安定するまで待ち、インターネットに接続できるか確認してみましょう
料金の滞納や障害情報について確認
ネットの回線業者や、プロバイダーへの料金が未払いで、Wi-Fiの利用が停止されているというケースも。
また、メンテナンスや障害発生が原因で、Wi-Fiが繋がらない場合もあります。
正規店以外では、基本的に難しいWi-Fiの修理
スマホ修理王をはじめとする第三者修理店では、Wi-Fiの修理を行っていません。
これは、電波法という法律によって定められているためです。
実は正規店以外の店舗では「電波に影響を与える修理をしてはいけない」という法的な決まりがあるのです。
技適マーク
無線を発することのできるスマホなどの機械には、すべて「技適マーク」というものがつけられています。
技適マークとは、「この機械は、電波法で定められている技術基準に適合した無線機である」ということを証明するもの。
この技適マークを取得していない端末で電波を発すると電波法違反に問われる可能性があり、違反と認められた場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
さらに重罪なのは、テレビやラジオといった公共性の高い無線局に影響を与えてしまうこと。
この場合は、5年以下の懲役または250万円以下の罰金という、厳しい刑を課せられることとなります。
電波に影響を与えると「違法」に
前述のとおり、電波に影響を与える行為は、たとえ知らずに行ったとしても違法になる場合があります。
ですがここで「スマホには技適マークがあるから問題ないのでは?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにスマホには技適マークがあるのですが、総務省のHPには「電波に影響するような修理を非正規業者が行ってはならない」という旨の内容が記載されています。
つまり技適マークがあったとしても、非正規業者がWi-Fiなどの電波に関連した修理を行うと違法になってしまう恐れがあるのです。
※ここでいう非正規業者とは、メーカーやメーカーから認可を受けたキャリアショップ、正規サービスプロバイダ以外の第三者修理店のことを指します。非合法な修理を行っていることを意味するものではありません
第三者修理店でできる修理の範囲
スマホ修理王をはじめとする第三者修理店で行えるのは、電波の質に影響を与えるおそれが少ない箇所の修理のみ。
スマホ修理王では、画面割れ・水没故障・バッテリー・カメラ・操作ボタン・バイブレータなど、電波関連以外の修理であれば幅広く対応しています。
※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、予めご了承ください
技適マークの失効
ひと昔前までは、技適マークがある端末はメーカーやキャリアなどの正規店で修理をするのが一般的でした。
しかしスマホが急速に普及したことによって、いわゆる「非正規店(第三者修理店)」と呼ばれるショップで修理や交換を行う事例が増加。
そして非正規店で修理を行う場合の法的な規定は明確にされておらず、長らくグレーな状態になっていました。
本来であれば、正規店以外の第三者が技適の基準を逸脱した修理を行った場合は「改造」とみなされ、技適マークは失効となります。
ですが、2014年に電波法が改正。
そのときに「登録修理業者制度」という新しい制度が設立・2015年より施行され、正規店以外の第三者が行ってもよいとされる修理範囲が明確化されました。
それによって、総務省に認定された登録修理業者で、かつ電波に影響しないものであれば、「修理を行っても技適マークが失効することはない」ということになったのです。
実は危険なセルフ修理
それでは、総務省に認定されていない個人がスマホの修理を行った場合はどうなるでしょうか。
セルフ修理という行為そのものは違法でも何でもありませんが、本体を分解したりパーツを交換したりする行為については「改造」となり、改造した時点で技適マークは失効となります。
そして部品の交換などにより技適マークが失効し、規定基準に適合しない電波を発する状態となった場合、そのスマホで電波を発すると「電波法違反」となってしまい、前述の通り罰を課せられる可能性があります。
さらにそれはセルフ修理のみならず、総務省から登録修理業者の認定を受けていない第三者修理店での修理も同様。
つまり第三者修理店で修理を行うときは、そのお店が登録修理業者かどうかを必ず確認しなければならないということです。
改造スマホを使用してしまうと
私たちスマホ修理王は総務省から認定を受けている登録修理業者なので、電波関連以外の修理に関しては安心してご利用いただけます。
ですが、登録修理業者ではない第三者修理店で「改造」とみなされる修理をし、そのスマホを使用すると罪になってしまうことも。
また「Wi-Fi修理が可能」と謳う第三者修理店で修理した場合も、スマホの使用者側が電波法に抵触する恐れがあります。
優良な第三者修理店がほとんどですが、世の中には悪徳な商売を行う業者が存在するのも事実。
「知らなかった」では済まされないトラブルに見舞われる可能性もあるので、注意が必要です。
よって、Wi-Fiなど電波関連の不具合については、必ずメーカーやキャリアなどの正規店に相談するようにしましょう。
Wi-Fiの故障は正規店へ!
Wi-Fiが繋がらない原因を確認し、対処法もすべて試してみたけれどダメだった。
そんなときは、契約しているキャリアかメーカーに相談し、修理を依頼しましょう。
繰り返しお伝えしてきましたが、スマホ修理王をはじめとする第三者修理店では、Wi-Fiなど電波関連の修理はできません。
これは法律で決まっていることなので、どこの民間ショップでも同じです。
「Wi-Fi修理ができる」と謳う第三者修理店や、登録業者ではないお店で修理を行うと、思わぬトラブルに巻きこまれる可能性があるので、じゅうぶんご注意ください。