iPhoneを子供が安全に使用するための設定│LINEの設定はどうしたらいい?
2023年11月7日
タブレット端末での学習等が浸透している今、スマホも日常的に使い始めたお子様は多いのではないでしょうか。
「子供が安全にiPhoneを使えるか不安」という悩みを抱えている保護者の方は、少なくないのでは。
本記事ではiPhoneをお子様が安全に使用するための設定、LINEアプリの設定などについて解説します。
■子供のiPhoneでペアレンタル機能を使用
・コンテンツ・プライバシーの制限を設定する
・iTunes・App Store で課金・購入できないように設定する
・標準搭載されたアプリ・機能の使用を認める
・子供に適さない表現を使ったコンテンツ等を制限する
・ウェブコンテンツへのアクセスを制限する
・Siri からのウェブ検索を制限する
・Game Center の使用を制限
・プライバシー設定の変更を認める
・その他、設定・機能の変更を認める
■子供が安全にLINEを使用するための・ルールや設定
・個人情報を載せない・知らない人に個人情報や画像を送らない
・「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」設定をオフに
・「メッセージ受信拒否」設定をオンに
・「LINEニュース」タブを「通話タブ」に変更
■iPhoneを子供が使用する際のルール作りに便利なスクリーンタイム
・iPhoneを使用しない時間帯を決める
・アプリ等を使用する時間を制限をする
・何かあった際に便利なアプリは常時使用できるよう設定する
■【まとめ】iPhoneを子供が安全に使用できるようにルール・設定を徹底しましょう。
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iPhoneで子供用のApple IDを作成
日本では13 歳未満の子供の場合、自分でApple IDを作成することはできません。
しかしこれはあくまでも「自分で」作成することができないだけで、保護者・管理者が作成することは可能です。
★子供用のApple IDを作成する手順
<iOS 16 以降の場合のApple IDの作成方法>
▼「設定」を開く
▼「ファミリー」を選択
▼メンバーの追加ボタンを選択
▼「お子様用アカウントを作成」を選択→「続ける」をタップ
▼子供の名前+生年月日を入力
※生年月日は後から変更できないのでご注意ください
▼画面の案内に沿ってアカウントの設定を進める
★子供用の Apple ID は、お子様のメールアドレスや提案される@icloud.com ・ Game Center 名が使用可能です。
<iOS 15 の場合のApple IDの作成方法>
▼「設定」を開く
▼ユーザー名を選択
▼「ファミリー共有」を選択
▼「メンバーを追加」を選択
▼「お子様用アカウントを作成」を選択→「続ける」をタップ
▼子供の名前+生年月日を入力
※生年月日は後から変更できないため、誤りのないように入力しましょう。
▼画面の案内に沿って、アカウントの設定を進める
★子供用の Apple ID は、お子様のメールアドレスや提案される@icloud.com ・ Game Center名の使用が可能です。
子供のiPhoneでペアレンタル機能を使用
コンテンツ・プライバシーの制限を設定する
★コンテンツ・プライバシーの制限を設定する流れ
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「スクリーンタイムをオンにする」を選択→再度タップ
▼「自分用の デバイス 」or「子供用の デバイス 」を選ぶ
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
★「コンテンツとプライバシーの制限」をオンに
iTunes・App Store で課金・購入できないように設定する
お子様がiPhoneで金銭トラブルを起こすことがないように、iTunesやApp Storeで課金や購入手続きができないように設定しましょう。
★iTunes ・ App Storeでコンテンツを購入・ダウンロードできないようにする方法
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
▼「iTunes および App Store での購入」をタップします。
▼設定項目を選択
★「許可しない」にすればOK
標準搭載されたアプリ・機能の使用を認める
悪影響を及ぼす危険のあるアプリの利用を制限し、お子様が安心してアプリを利用できる環境を整えましょう。
★標準搭載されたアプリ・機能を制限する方法
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
▼スクリーンタイムのパスコードを入力
▼「許可されたアプリ」を選択
★使用を許可するアプリを選べばOKです
子供に適さない表現を使ったコンテンツ等を制限する
子供にとって適切ではない表現を使った音楽・映画・テレビ番組などを再生不可にする設定を行いましょう。
★コンテンツ等を制限する方法
▼<設定>を開く
▼<スクリーンタイム>を選択
▼<コンテンツとプライバシーの制限>を選択
▼<コンテンツ制限>を選択
▼<許可されたストアコンテンツ>から、制限したい設定内容を選択
ウェブコンテンツへのアクセスを制限する
ウェブコンテンツへのアクセスを制限し、お子様の年齢や生活環境にそぐわないサイトを閲覧できないようにしましょう。
★ウェブコンテンツへのアクセスを制限する方法
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
▼スクリーンタイムのパスコードを入力
▼「コンテンツ制限」を選択
▼「Web コンテンツ」を選択
★「無制限アクセス/成人向け Web サイトを制限/許可された Web サイト」いずれかの中から該当するものを選べばOK
Siri からのウェブ検索を制限する
★Siri からのウェブ検索を制限する方法
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選ぶ
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選ぶ
★「コンテンツの制限」を選び「Siri」を選択して設定項目を選ベばOK
Game Center の使用を制限
★Game Center の機能を制限する方法
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選ぶ
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選ぶ
▼「コンテンツ制限」を選ぶ
★「Game Center」を選択し、設定項目を選ぶ
プライバシー設定の変更を認める
★プライバシー設定の変更を認める流れ
▼「設定」を開いて
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
★「プライバシー」から変更する設定を選択すればOK
その他、設定・機能の変更を認める
★その他の設定・機能の変更を認める流れ
▼「設定」を開く
▼「スクリーンタイム」を選択
▼「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
▼「変更の許可」から変更を認める機能・設定項目を選ぶ
★「許可」or「許可しない」を選択すればOK
子供が安全にLINEを使用するための・ルールや設定
「個情報を載せない/知らない人に個人情報や画像を送らない」
「IDを使った友達追加許可をオフにする」
「<友達自動追加><友達への追加を許可>の設定をオフにする」
「<メッセージ受信拒否>設定をオンにする」
「<LINEニュース>タブを<通話タブ>に変更する」
など、お子様が安全にLINEを使用するために、保護者と子供の間でしっかりルールを決めましょう。
個人情報を載せない・知らない人に個人情報や画像を送らない
LINE利用時に設定するニックネーム・プロフィール画像に、個人を特定できる写真や情報を設定しないことを徹底しましょう。
★プロフィールを確認する方法
▼「ホーム」を選択
▼一番上に表示されている項目を選ぶ
★この項目内に個人情報がないか確認します
本名・学校名や地域名・自分の写真などが表示されないようご注意ください。
IDを使った友だち追加許可をオフにする
LINEの友だち追加をする際に利用するLINE ID。
この IDを利用すれば友達になる相手と対面しなくても、友だち追加が可能です。
しかし、お子様がLINEを利用する際にはLINE IDによる友だち追加を許可をオンにしておくのは危険です。
LINE IDでの友だち追加機能は非常に便利ですが、不特定多数の人が検索できてしまうため、実際に子供とは知り合いではない人からも追加を要請する通知がきてしまう可能性がグッと高まります。
こういった状況を防ぐためにもLINE IDを利用した友だち追加機能はオフにするのが賢明です。
★LINE IDを利用した友達追加機能を設定する方法
▼「ホーム」を選択
▼右上の歯車マークを選択
▼「プライバシー管理」を選択
★「IDによる友達追加を許可」をオフにすればOK
「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」設定をオフに
スマホの電話帳に電話番号等を登録している人がLINEを使っている場合、自動的にLINEの友だちに追加してくれる機能があるLINE。
この機能も非常に便利ですが、自動的に追加されてしまう場合、ほとんど関わりのない知り合いや、便宜的に登録している人もLINEの友だちに追加されてしまいます。
こういったことを防ぐためにも「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」はオフにしましょう。
★「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフにする流れ
▼「ホーム」をタップ
▼右上の歯車マークを選択
▼「友だち」を選択
★「友だち自動追加」+「友だちへの追加を許可」をオフにすればOKです。
「メッセージ受信拒否」設定をオンに
友だち以外から届いたメッセージを拒否できる機能で見ず知らずの相手から届くメッセージから子供を守りましょう。
★メッセージ受信拒否をオンにする方法
▼ホームをタップ
▼右上の歯車を選択
▼「プライバシー管理」を選択
★「メッセージ受信拒否」をオンにすればOK
「LINEニュース」タブを「通話タブ」に変更
LINEには経済・エンタメ・国内外の社会情勢などのニュースを、随時知らせてくれるLINEニュースがあります。便利な機能ですが、子供にとっては有害になるニュースもあるので注意が必要です。
ニュースを表示させないようにするには「LINEニュース」のタブを「通話タブ」に変更する必要があります。フィルタリングサービスの設定では、表示の制限はできないのでご注意ください。
★「LINEニュース」タブを「通話タブ」に変える方法
▼ホームを選択
▼右上の歯車を選択
▼「通話」を選択
▼「通話/ニュースタブ表示」を選ぶ
★「通話」を選択
iPhoneを子供が使用する際のルール作りに便利なスクリーンタイム
アプリ・機能等の利用制限を設定できるスクリーンタイムを使って、子供が安心・安全にiPhoneを利用できるようにすることができます。
iPhoneを使用しない時間帯を決める
iPhoneを使えない時間帯を設定したい場合は、スクリーンタイムを使って「休止時間」の設定をするのもオススメ。
「休止時間」はiPhoneを見ない・使用できない時間帯を設定することで、子供がスマホを使い続けることを防ぐことができます。
アプリ等を使用する時間を制限をする
「App使用時間の制限」では文字通りアプリを利用する時間を指定できます。アプリや機能別に設定できるので「ゲームアプリは1日〇〇分まで」「YouTubeは1日〇〇分まで」など、ユーザーに合わせた設定が可能です。
何かあった際に便利なアプリは常時使用できるよう設定する
「できる限りスマホでアクセス・閲覧可能な情報は制限したいけれど、緊急時などにはしっかり連絡がつく・連絡ができるようにはしておきたい」という保護者の方は多いと思います。
電話・LINE等は、予期せぬ事故や体調不良の際はなくてはならない連絡ツールですよね。
緊急時に備えて、特定のアプリを常に使えるようにしておきたい場合は「設定」→「スクリーンタイム」→「常に許可」を選択して、非常時でも制限をなくし常に利用したいアプリ・機能を選択すればOKです。
【まとめ】iPhoneを子供が安全に使用できるようにルール・設定を徹底しましょう。
本記事は、<iPhoneを子供が安全に使用するための設定│LINEの設定はどうしたらいい?>と題し、iPhoneの子供向けの設定・LINEの設定についてを解説してきました。
お子様が安心・安全にiPhoneを使用できるように、この記事内であげた方法を、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。