【完全版】Googleピクセルのデータ移行について徹底解説します

2023年11月20日

この記事では、Googleピクセルのデータ移行について徹底解説!
Googleピクセル・Android・iPhone、どの機種をお使いであっても、この記事を読めばデータ移行に困ることはないはずです。
Googleピクセルのデータ移行をする際は、ぜひご参照ください。

※この記事の情報は、2023年10月時点のものとなります
※機種・バージョンによっては内容が異なることがあります

◆◇◆ 目次 ◆◇◆
■データ移行の事前準備
 ・データのバックアップ
 ・おサイフケータイ・電子マネーアプリの引継ぎ
 ・LINEアプリ
 ・Google以外のアプリ
■Googleピクセル同士の場合
 ・Googleピクセル⇒Googleピクセル
■GoogleピクセルとAndroidスマホの場合
 ・Androidスマホ⇒Googleピクセル
 ・Googleピクセル⇒Androidスマホ
■GoogleピクセルとiPhoneの場合
 ・iPhone⇒Googleピクセル
 ・Googleピクセル⇒iPhone
■データ移行に関するQ&A
 ・Q:電源が切断・ケーブルが外れたときは?
 ・Q:「お使いのスマートフォンには対応していない可能性があります」が表示されたら?
 ・Q:Wi-Fiで転送ができないときは?
 ・Q:Androidでセットアップ中に転送が進まない
 ・Q:iPhoneで一部のデータが転送できない
■困ったときはスマホ修理王へ

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データ移行の事前準備

データ移行の事前準備

いきなりデータ移行を始める前に、まずはしっかりと準備を行いましょう。
事前準備のポイントは、以下の通りです。

・両方のスマホをしっかり充電しておく
・移行元スマホのOS・iOSを最新にアップデートしておく
・Wi-Fi環境が安定しているかを確認
・ケーブルやSIM取り出しツールの用意
・Googleアカウントの確認(Android)

データのバックアップ

万が一の事態に備え、データ移行前にはバックアップを取っておくと安心です。

Androidスマホのバックアップ手順
  1. 設定
  2. Googleアカウント
  3. バックアップ
  4. 今すぐバックアップ
iPhoneのバックアップ手順
  1. 設定
  2. プロフィールアイコン
  3. iCloud
  4. iCloudバックアップ
  5. 今すぐバックアップ

おサイフケータイ・電子マネーアプリの引継ぎ

Androidスマホのおサイフケータイや電子マネーアプリは、機種変更前の手続きが必要です。

<おサイフケータイ・電子マネーアプリを引き継ぐ流れ>
▼旧スマホのおサイフケータイ・電子マネーデータを、サービス事業者のサーバーに預ける
▼機種変更
▼預けたデータを新スマホで受け取る

<iPhoneへの機種変更>
iPhoneにはおサイフケータイ機能が搭載されていません。
そのため、GoogleピクセルからiPhoneへ機種変更する際は、Edy・nanaco・WAONなどのプリペイド型電子マネーの残高は使い切ってしまうようにしましょう。
モバイルSuica・モバイルPASMOについては、残高を引き継ぐことが可能です。

<手続きが必要なサービス>
・ID
・楽天Edy
・QUICPay
・モバイルSuica
・モバイルnanaco
・モバイルPASMO など

これらのサービスは、あらかじめおサイフケータイ・電子マネーアプリから機種変更の手続きを行ってください。

LINEアプリ

LINEアプリは、別途引継ぎ設定をする必要があります。

LINEデータの引継ぎをする手順
  1. LINEアプリを最新のバージョンへアップデート
  2. 引き継ぎに必要な、電話番号・メールアドレス・パスワードを再度確認
  3. 旧スマホで、LINEアプリを開く
  4. 設定
  5. アカウント引継ぎ設定
  6. アカウントを引き継ぐ⇒オン
  7. 新スマホにLINEアプリをダウンロードし、起動
  8. LINEの認証画面に、旧スマホで設定している電話番号を入力
  9. SMSで認証完了
  10. アカウントを引き継ぐ

なお、一部のトーク履歴やLINEコインなどのデータは引き継ぐことができません。
過去14日分のトーク履歴に限り、「かんたん引継ぎQRコード」という機能から引き継ぐことが可能です。

Google以外のアプリ

アプリによって、アカウントにデータが紐づいているもの・いないものがあります。
アカウントにデータが紐づいている場合は、新しいスマホでログインするだけでOK。
しかし、そもそもデータ移行ができないアプリなどもあるので、詳細はアプリごとにご確認ください。
なお、iPhoneのApp Storeで購入した有料アプリは、Googleピクセルでは利用できません。

Googleピクセル同士の場合

Googleピクセル同士の場合

ここからは、いよいよデータ移行の手順について解説。
まずは、Googleピクセル同士でデータ移行をする場合の手順についてご紹介していきます。
なおデータ移行の流れは、AndroidやiPhoneでもそれほど異なることはありません。

Googleピクセル⇒Googleピクセル

①言語設定
まずは、新しいGoogleピクセルの言語設定を行います。
以下の手順で、英語から日本語へ設定し直しましょう。

  1. 「English(United States)」をタップ
  2. 言語を日本語にする
  3. 「始める」をタップ
②モバイルネットワークへの接続設定
次に、SIMカードの挿入またはeSIMの設定を行います。
SIMカードの場合は、契約しているキャリアによってAPN設定が必要な場合も。
自動認識できる場合は、SIMカードを差し込むだけでOKです。
③Wi-Fiの接続設定

ネットワーク名を選択し、Wi-Fiの接続設定を行います。

  1. 自分自身のネットワーク名(SSID)を選択
  2. パスワードを入力する
  3. 「接続」をタップ
  4. 「次へ」をタップ
④アプリ・データをコピー
古いスマホから新しいスマホへ、アプリやデータをコピーします。
移行に使用するUSBケーブルがAndroidに対応していない場合は、同梱している「クイックスイッチアダプター」を利用してください。

  1. 以前に使用していたスマホを用意する
  2. スマホ同士を繋ぐケーブルを用意する
  3. ケーブルを古いスマホに接続する
  4. 新しいスマホにケーブルを差し、古いスマホに接続する
  5. 「コピー」をタップ
  6. コピーしたい項目を選択し、「コピー」をタップ
⑤Googleサービス
Googleサービスについての詳細をチェックし、問題がなければ「承諾する」をタップします。
⑥バックアップ
新しいスマホを「Google One」でバックアップするかどうかを選択します。
バックアップしたい場合は「ONにする」を選びましょう。
⑦限定保証
限定保証について確認し、「次へ」をタップ。
⑧PINの設定

PINや生体認証の設定を行います。

  1. PINを設定する
  2. 指紋・または顔認証の設定をする
  3. 「続行」をタップ
⑨Googleアシスタント
「OK Google」を使いたい場合は、Voice Matchをオンにします。
⑩設定完了
その他の設定項目を確認し、終わったら「設定完了」をタップ。
データがコピーされるのを待ち、完了したら画面を上にスワイプしてホーム画面に移動しましょう。

GoogleピクセルとAndroidスマホの場合

GoogleピクセルとAndroidスマホの場合

「GoogleピクセルからAndroidスマホ」「AndroidスマホからGoogleピクセル」
これらAndroid同士のデータ移行は、Googleピクセル同士の手順とほとんど同じです。
データの移行には基本的にGoogleアカウントを使用するので、移行前にアカウント情報をご確認ください。

Androidスマホ⇒Googleピクセル

①Wi-Fiに接続する
まずはスマホの電源を入れるところからスタート。
その後、SIMカードを挿入して、Wi-Fiの設定を行います。

  1. Googleピクセルの電源を入れる
  2. 言語を日本語にする
  3. 「始める」をタップ
  4. SIMカードを挿入する
  5. Wi-Fiまたはモバイルネットワークに接続する

※データ移行元のAndroidスマホがWi-Fiに接続されていない場合は、Googleピクセルに「Wi-Fiへの接続を求めるメッセージ」が表示されます

②アプリ・データをコピー

AndroidからGoogleピクセルへ、アプリやデータをコピーします。

  1. Androidのロック画面を解除する
  2. スマホ同士を繋ぐケーブルを用意する
  3. ケーブルをAndroidスマホに接続する
  4. Googleピクセルにケーブルを差し、Androidと接続する
  5. Androidスマホで「コピー」をタップ
  6. Googleピクセルで、コピーしたい項目を選択し、「コピー」をタップ
③Googleサービス
Googleサービスについての詳細をチェックし、問題がなければ「承諾する」をタップします。
④各種設定
新しいスマホを「Google One」でバックアップするかどうかを選択します。
バックアップしたい場合は「ONにする」を選びましょう。
⑤設定完了
その他の設定項目を確認し、終わったら「設定完了」をタップ。
データがコピーされるのを待ち、完了したら画面を上にスワイプしてホーム画面に移動しましょう。

<セットアップ中にコピーされないデータ>
■着信音
■スマホの特定の設定
■PDFなどのダウンロードファイル
■Googleアカウント以外のアカウントとそのデータ
■Google Playストア以外からダウンロードしたアプリ
■Google以外のサービスに同期する連絡先とカレンダー
■Androidバックアップを使用していないアプリのデータ
■非表示、またはロックされたフォルダに保存されている写真・動画・音楽

これらのデータは転送できないため、セットアップ完了後に個別に移行してください。

Googleピクセル⇒Androidスマホ

上記で紹介した手順と同じ流れで進めていきましょう。

GoogleピクセルとiPhoneの場合

GoogleピクセルとiPhoneの場合

最後に、GoogleピクセルとiPhoneのデータ移行についてご紹介します。

iPhone⇒Googleピクセル

iPhoneからGoogleピクセルへのデータ移行は、ワイヤレスでペア設定をすることでも実行できます。
しかし、Androidと同じくケーブルで接続するほうがより多くのデータを移行できるので、付属のケーブルを利用することをおすすめします。

①iPhoneの準備

まずは、iPhoneの「iMessage」「Face Time」をオフにします。

  1. iPhoneの「設定」画面
  2. メッセージ
  3. 「iMessage」をオフにする
  4. 「設定」画面に戻る
  5. Face Time
  6. 「Face Time」をオフにする
②Googleピクセルの準備
スマホの電源を入れ、開始。
SIMカードを挿入して、Wi-Fiの設定を行います。
③各種設定
GoogleピクセルでGoogleアカウントにログイン。
PINや生体認証などの各種設定を行います。
④アプリ・データをコピー

iPhoneからGoogleピクセルへ、アプリやデータをコピーします。

  1. iPhoneのロック画面を解除する
  2. iPhoneのケーブルを用意する
  3. ケーブルをiPhoneに接続する
  4. iPhoneに差したケーブルの反対側を、Googleピクセルに接続
  5. iPhoneからコピーしたい項目を選択し、「コピー」をタップ
⑤設定完了
その他の設定項目を確認し、終わったら「設定完了」をタップ。
データがコピーされるのを待ち、完了したら画面を上にスワイプしてホーム画面に移動しましょう。

<セットアップ中にコピーされないデータ>
■有料アプリ
■アプリ内購入
■アプリのデータ
■Safari のブックマーク
■Playストアで提供されていない無料アプリ
■Wi-Fiパスワードなど、スマホの各種設定
■iTunesのデジタル著作権管理で保護された音楽
■一部のサードパーティ製チャットアプリのデータ
■Googleアカウント以外のアカウントとそのデータ
■写真(オリジナルの写真がiPhoneに保存されていない場合)
■GoogleやiCloud 以外のサービスに同期する連絡先とカレンダー
■iCloudに保存されている写真・動画・ドキュメントなどのファイル

Googleピクセル⇒iPhone

iPhoneにデータ移行をする際は、「Move to iOS」を利用するのがもっとも簡単です。
「Move to iOS」はiPhoneにデータ移行するためのアプリで、それぞれのスマホにダウンロードするだけで、簡単にデータの移行をすることができます。

Move to iOSでデータを移行する手順
  1. 両スマホでMove to iOSをダウンロード
  2. Wi-Fiを接続し、両スマホを近くに置く
  3. 両スマホでMove to iOSを開き、利用条件に同意
  4. iPhoneで「Androidからデータを移行」を選択
  5. iPhoneに表示されたコードを、Googleピクセルに入力
  6. 移行するデータを選択
  7. 移行開始⇒完了

データ移行に関するQ&A

データ移行に関するQ&A

ここからは、Googleピクセルのデータ移行に関するQ&Aをご紹介します。

Q:電源が切断・ケーブルが外れたときは?

A:リセット・再起動を行います

■電源が切れた
■Wi-Fi接続やモバイル接続が切断された
■接続していたケーブルが外れてしまった

このような場合は、Googleピクセルを初期化し、すぐに再起動してください。

Googleピクセルを初期化する手順
  1. 設定
  2. システム
  3. リセットオプション
  4. すべてのデータを消去(出荷時リセット)

Q:「お使いのスマートフォンには対応していない可能性があります」が表示されたら?

A:以下の3点をご確認ください

①アダプターを確認する
スマホ同士がうまく接続されていないと、エラーメッセージが出る場合があります。
クイックスイッチアダプターがきちんと接続されているかどうかを、ご確認ください。

②再起動
旧スマホを再起動してみてください。

③ソフトウェアアップデート
ソフトウェアが最新でない場合、クイックスイッチアダプターに対応していない場合があります。
ソフトウェアのアップデートを実行してみてください。

■Android⇒OSが5.0以上
■iPhone⇒iOSが8.0以上

Q:Wi-Fiで転送ができないときは?

A:ソフトウェアが対応していない可能性があります

データを移行する側のソフトウェアのバージョンが古いと、Wi-Fiでデータを転送することができません。

■Android⇒OSが4.0以前
■iPhone⇒iOSが7.0以前

上記の条件では、Wi-Fi経由でデータの転送はできないのでご注意ください。

Q:Androidでセットアップ中に転送が進まない

A:15分以上停滞している場合は、停止します

15分以上待ってもセットアップが進まない場合は、「コピーを停止」をタップ。
「データ転送の終了までもう少しです」と表示されたら、コピー済のデータを確認し、コピーされていないデータが「セットアップ中にコピーされないデータ」ではないかどうかを確認してみましょう。

Q:iPhoneで一部のデータが転送できない

A:以下の3点をご確認ください

①iMessageがオンになっていないか
iPhoneからGoogleピクセルにデータ移行をする場合は、「iMessage」をオフにしましょう。
詳細は「iPhone⇒Googleピクセル」の項目をご参照ください。

②HEIF形式の写真がある
iOS11以上のバージョンで、iPhoneにHEIF形式の写真が保存されていないかどうかを確認してみましょう。
GoogleピクセルでHEIF形式の写真を見るには、iPhoneからGoogleフォトへ該当の写真を保存する必要があります。

③監視・管理対象のiPhoneではないかどうか
学校や会社などから支給されている、監視・管理対象のiPhoneである場合は、データ移行が制限される、またはデータを移行することができません。
以下の手順で、監視・管理対象のiPhoneかどうかをご確認ください。

監視対象のiPhoneかどうかを確認する手順
  1. 設定
  2. 一般
  3. 情報
  4. 「このiPhoneは監視されています」の表示があるかどうかを確認
  5. 監視されている場合⇒データ移行はできません
管理対象のiPhoneかどうかを確認する手順
  1. 設定
  2. 一般
  3. プロファイルとデバイス管理
  4. 学校・会社のポリシープロファイルがあるかどうかを確認
  5. 管理されている場合⇒データ移行が制限されることがあります

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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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Google Pixel についての注意事項

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基板修理の結果、「修理不可」となった場合、基板修理作業料として5,800円かかります。

◆部品の初期不良について、保証期間は1ヶ月間です。
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 ※無料保証の適用は上記期間内に1回限りです。

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