iPadのバッテリーの減りが早いのはなぜ?バッテリーを長持ちさせるコツも解説

2023年6月2日

iPadのバッテリーの減りが早くなる原因は「使い方」「ОSの不具合」「バッテリーの劣化」です。普段の使用から消耗を防ぐよう注意して使わないと、劣化が早まってしまいます。

今回はiPadのバッテリー消費を助長する原因を網羅的に紹介したあと、バッテリーを長持ちさせるコツについて解説します。

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iPadバッテリーの減りが早い原因1.「使い方」

iPadの使い方がバッテリー消耗の原因になっている可能性があります。電池の減りを早める使用方法の具体例は次のとおりです。

  • アプリがバックグラウンドで動いている
  • アプリが自動更新されている
  • 位置情報がオンになっている
  • メールやアプリのプッシュ通知がオンになっている
  • 寒すぎる、または暑すぎる環境で使用している
  • 画面が明るすぎる

原因とそれぞれに対する対処法を解説します。

アプリがバックグラウンドで動いている

使っていないアプリがバックグランドで動き、バッテリーを消耗している可能性があります。常に通信を行っているSNSや容量が大きいゲーム関連のアプリの使用は充電を減らす大きな要因です。

アプリごとのバッテリー使用状況は、「設定」→「バッテリー」で確認できます。使用頻度は高くないのに電池消費量が激しいアプリは、バックグラウンドで動作しないよう対処を施すのがおすすめです。アプリ一覧を開いてから上方向へスライドさせて閉じておきましょう。

アプリが自動更新されている

自動更新がオンになっていると、自動的にアップデートが実行されるため電池の消費が激しくなります。iPadのバッテリー消費を抑えたい場合、「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」でオフに切り替えておくと電池の消耗を防げます。

自動更新の切り替えは削除できそうなアプリがないときに効果的な方法です。

位置情報がオンになっている

位置情報(GPS)を使用するマップやゲームアプリは常に更新を行っている状態なので、大量のバッテリーを消費します。

GPSの設定を無効にすることも、iPadの電池を長持ちさせる有効な方法です。オフへ切り替えるには、まず「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」と選択してください。

GPSを使うアプリの一覧が表示されるので、スワイプで設定を変更します。すべてのアプリを一括で行うほか、アプリごとに変更することも可能です。

メール、アプリのプッシュ通信がオンになっている

メールやアプリのプッシュ通知は都度バッテリーを消費するため、必要なければオフにしましょう。

プッシュ通知はサーバーから新着メールのお知らせを受信し、iPadがサーバーと通信してメールを受け取るという手順を踏みます。短い間隔で連絡を取り合うので、バッテリーの消費量に影響します。

「設定」→「アカウントとパスワード」→「データの取得方法」→「プッシュをオフ」で設定の変更が可能です。

寒すぎる、暑すぎる環境で使用している

使用環境や温度もバッテリーの消費スピードに関係します。夏場の車内のような暑すぎる環境や、極端に寒い場所で使用しないよう気をつけましょう。

Apple社によると、iPadに最適な温度は16〜22℃です。この範囲内でなくても幅広い温度環境で正常に動作されるよう正しく設計されています。ただし周囲の温度が35度を超えるとバッテリーが回復不能な損傷を受ける可能性があります。

温度が非常に低い環境でもバッテリー駆動時間が一時的に短くなる場合があるので、注意が必要です。

参考:Apple(日本)「バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす」

画面が明るすぎる

見えにくく感じない程度に画面の明るさを下げるのもバッテリーの消費を減らすために有効です。ディスプレイが明るいほど、電池の消耗速度が上がるからです。

iPadには画面の明るさの自動調節機能が備わっています。オンにすると明るい場所で明るく、暗い場所では暗くなるよう調整し、見えやすい状態をキープできます。

明るさの自動調節機能をオフに切り替えることでも、バッテリーの消費を抑えられます。

※iPadOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります

iPadバッテリーの減りが早い原因2.「OSの不具合」

ОSのバージョンが古いために、バッテリーの減りが早くなっているかもしれません。

iPadはОSのアップデートによって、消費電力が改善するケースが見受けられます。古いバージョンを使用している場合、ОSをアップデートしてみましょう。

ソフトウェアの更新には、まず「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」とタップします。次に「ダウンロードとインストール」をタップし、パスコードの入力や利用規約への同意を済ませるとダウンロードが開始します。

しばらく待った後に表示される「今すぐダウンロード」をタップし、新しいОSをiPadに落としましょう。

※iPadOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります

iPadバッテリーの減りが早い原因3.「バッテリーの劣化」

使い方に問題がなくОSも新しいバージョンを使用している場合、バッテリー本体の劣化が疑われます。

Apple製のデバイスはバッテリーの老化を防ぐために、充電のパターンや温度を管理するシステムやソフトウェアが組み込まれているのが特徴です。

たとえばバッテリー充電の最適化機能は日々の使用状況に応じて充電量を調節することで、バッテリーの耐用年数を引き延ばします。

バッテリー充電の最適化とはフル充電が続く状態を極力短くすることで、バッテリーの劣化を防ぐ機能です。具体的には所定の条件下で80%以上の残量に達した後、充電のスピードを遅らせます。

ただし計測した使用状況のデータから判断して、一定の時間以上、充電器に接続した状態が続くとみなしたときにしか動作しません。

ほかにもiPadにはバッテリーの消耗を防ぐ機能が搭載されていますが、無理な使い方を続けていると劣化は防げません。

新しいものとの交換が必要となる耐用年数は公表されていませんが、iPadのバッテリーの寿命は約2年といわれています。劣化している場合は交換が必要です。

具体的な交換の方法は後ほど詳しく解説するのでぜひ読み進めてみてください。

iPadのバッテリー交換の方法

iPadのバッテリー交換方法は次の2つです。

  • AppleCare+に加入して無償交換を受ける
  • 正規店または非正規店に修理を依頼する

AppleCare+とはApple公式が提供する製品保証サービスで、故障時に安価で修理できるのが特徴です。

AppleCare+の加入には、月額払いや一括払いでの料金の支払いが必要です。一括払いの加入期間は2年間ですが、25ヵ月目以降は、月額払いで継続して加入が可能です。2年間の加入費用で考えると、一括払いのほうが費用は抑えられ、もし2年待たずに解約する場合でも、残額を返金してもらえるため、一括払いのほうがお得です。

それぞれのバッテリー交換方法の手順や注意点を解説します。

AppleCare+に加入していれば無償交換が可能

AppleCare+にはバッテリーサービス保証がついています。バッテリー交換をしたい場合は、まず、AppleCare+に加入しているかどうかを確認してみましょう。

ただし、無償のバッテリー交換は蓄電容量が本来の80%未満まで低下していることが条件です。バッテリー容量の確認方法は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」とタップし、最大容量に表示された数字をチェックします。

AppleCare+に未加入の場合でも、有償でiPadのバッテリー交換が可能です。通常の使用による劣化は保証の対象外となってしまうので注意が必要です。Appleが実機を検査し、バッテリーに問題があるのか、それとも別の部品が原因なのか診断します。

※iPadOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります

正規店または非正規店に修理を依頼する

AppleCare+に加入していない場合でも、Appleの正規サービスプロバイダやApple Storeにて有償でバッテリー交換が可能です。

正規サービスプロバイダとはAppleが認可を出した修理業者を指し、家電量販店内に併設されている修理コーナーのほとんどがこれに該当します。非正規の修理店は独自に修理サービスを行っているお店で、純正互換品を用いているため、比較的安価に修理してもらえることが特徴です。

近隣に店舗がない場合は、郵送サービスを展開している修理店がおすすめです。また急いでいるときは即日修理可能な店舗を選ぶと、待ち時間のストレスを感じずに済みます。

iPadのバッテリー寿命を延ばすための充電のコツ

長く使い続けるには、バッテリーを劣化させないことが重要です。

iPadのバッテリー寿命を延ばすためには、普段の充電から気を使う必要があります。意識しておきたいポイントは次の3つです。

  • パソコンの電源はオンの状態で充電する
  • ケースを外して充電する
  • 長期保管時は50%充電できた状態にしておく

具体的にどのような点に注意すべきか解説します。

パソコンの電源はオンの状態で充電する

パソコンとiPadをつないで充電する場合、パソコンの電源はオンにして充電しましょう。パソコンの電源が切れているときや、スリープモードだと逆にデバイスのバッテリーが消費されることがあるためです。

パソコンのUSB端子とiPadを接続する前に、電源がオンになっているか確認してください。早く充電を完了させたい場合、壁のコンセントと直接つないだほうがスピーディーです。

iPadケースを外して充電する

充電中はなるべくiPadのケースを取り外しましょう。ケースに入れたままだと熱が発生し、バッテリー容量に影響を及ぼす危険があるためです。搭載されているリチウムイオンバッテリーは熱に弱い性質をもちます。

充電中にデバイスが熱くなったら要注意。ケースに入っている場合は、ケースを外して充電することを検討してください。

50%充電できた状態で長期保管する

iPadを長期間使わない場合、50%充電した状態での保管をおすすすめします。バッテリーを完全に使い切った状態で放置すると、0%からさらに放電しようとする「過放電」という状態に陥り、再度充電しようとしても時間がかかったり、まったく充電ができなくなったりするためです。

逆にフル充電の状態で長期保管すると、バッテリー容量の一部が失われる可能性があります。
そのため、中間の50%程度充電した状態にしておくのがバッテリーを長持ちさせる重要なポイントです。

長期間といわれると抽象的で分かりにくいかもしれませんが、目安は半年です。6ヵ月以上デバイスを保管する場合は半年ごとに50%程度まで充電します。

iPadのバッテリーの減りが早いときはスマホ修理王に相談を

iPadのバッテリーの減りが早くなったと感じたときは、修理や交換のタイミングかもしれません。GPSやアプリの自動更新、メールのプッシュ通知など機能面で負荷をかけている場合やОSの不具合の可能性もありますが、劣化を疑ってみるのも重要です。

バッテリーが劣化した状態のiPadを使い続けるのは危険なので、部品の交換を検討しましょう。

AppleCare+に加入していない人は、純正の正規店、もしくは非正規店に修理を依頼する必要があります。

スマホ修理王は修理件数年間5,000件、対応機種1,000以上を誇る熟練の修理業者です。

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上記のようにお客様が依頼しやすい体勢を整えて、サービスを提供しています。安全性や個人情報の管理においても総務省の厳格な基準を満たし、厳しい管理体制のもと、一定の条件を満たした高品質の部品のみを使用しています。

手軽かつ迅速、安全にお客様のiPadを元通りに修理できるので、ぜひお気軽にご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください

 
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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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