スマホの水抜き音、効果はある?プロが教える適切な対処法

2023年3月31日

日常生活を快適に送るためになくてはならないスマホ。
使用する頻度が高ければ高いほど、水没させたり落下させたりするトラブルと背中合わせだと思います。

本記事では、スマホの水濡れ・水没時に役立つ対処法や水抜き音について解説します。
適切な対処法・水抜き音について知りたい方・お困りの方は、ぜひご一読ください。

■目次■

■そもそも「水抜き音」とはなんなのか
■スマホの「水抜き音」に効果はあるのか
■水没時のNG行為
・すぐに電源を入れる
・充電する
■スマホ水没後の基本的な対応
・スマホの電源をオフに
■水没時間が数秒の場合
・5時間以上スマホを乾燥させる
■長時間の水没、真水以外の水没の場合
・放置せずにすぐに修理依頼
■復旧したらバックアップ
■水抜き時のNG行為
・スマホを振る
・ドライヤーで乾かす
■スマホ水没後の基本的な対応をしてみても不具合がある場合
・スピーカーをキレイにする
・再起動させてみる
■「スマホの故障かも」そんな時は修理に
・契約キャリアへ修理を依頼
・iPhoneの場合はApple正規店に依頼
・民間の修理業者に依頼
■できるだけ短期間・安価にスマホを修理したい。そんな方はスマホ修理王へ!

※目次のタイトルをクリックすると、読みたい記事まで飛ぶことができます。

そもそも「水抜き音」とはなんなのか

水抜き音とは
★水抜き音とは?
スマホ内に入り込んだ水気を外に出す、特殊なサウンドを「水抜き音」といいます。

スマホを水没させてしまった際に、この水抜き音を利用すると「スマホ本体の中に入ってしまった水を出せる」といった情報が、ネット上で数多くアップされているので「水抜き音」という言葉を聞いたことがある方は、結構多いのではないでしょうか。

実際にこのサウンドを利用して「スマホ内に入り込んだ水気を排出できた」という声も多く上がっているようです。
しかし、本当に効果はあるのでしょうか、また安全面はどうなのでしょうか?
「水抜き音」は安心して利用できるものなのか、安全面はどうなのか、次項より詳しく説明します。

スマホの「水抜き音」に効果はあるのか

スマホ修理は安価ではないため、「少しでも安く済ませたいから、自分でどうにかする」と、水濡れしたスマホを自力で直そうと試みる人は少なくないと思いますが、修理屋の目線から見ると、「水抜き音」は推奨できる対処法ではありません。

水抜き音を流すことで、内部に浸入した水が排出される可能性はあります。しかし、同時に、水抜き音を流すことで発生する振動により、内部に浸入している水がさらに内部に拡がってしまう可能性もあるためです。

基板や電子部品に接触する位置まで水が拡がってしまった後に、充電するなどして電気が流れると、故障が発生するおそれがあります。

最悪の場合、水抜き音を流した直後に起動しなくなってしまう可能性もゼロではありません。

以上のことから、水抜き音は水没後の対応として推奨はできないのです。

※上記の内容は、スマホ修理王のスタッフがインタビューに対応した以下の参考記事でも、解説しております。

参考:
スマホ修理のプロに「水抜き音」について見解を聞いてみた

​​水没時のNG行為

水濡れやっちゃダメ

すぐに電源を入れる

「電源がつくか確認しなきゃ!」と、水没後すぐに電源をつけるのはやめましょう。
端末の基板に水分がついていた場合、起動時に発生する電流が水分によって正常に流れずに、ショートを起こす可能性があります。

水没後、基板が故障していなければ、水分が乾いた後に問題なく起動できる可能性はありますが、ショートしてしまうと、起動しなくなる恐れがあるだけでなく、修理難度も上がってしまいます。
水没したからといって、すぐに電源を入れるのはやめましょう。

充電する

水没直後のスマホは、端末内に水気を含んでいる可能性が非常に高いです。
上記の項目でも触れましたが、この状態で充電してしまうと内部基板にダメージを与えてしまう可能性があります。
水濡れ・水没のみの場合は、電源をつけず修理に出すことでデータを復旧できる可能性が残されていますが、ショートしてしまうとデータを残したまま修理できる業者も限られ、費用や期間も大幅にかかってしまうことがあります。
水没後、焦って充電をすることのないように注意してください。

スマホ水没後の基本的な対応

水没後どうする

スマホの電源をオフに

先程の項目「水没時のNG行為」の反対です。
スマホの電源はつけるのではなく、切りましょう。
オフにしてダメージが拡がることのないように注意することが先決です。

​​水没時間が数秒の場合

5時間以上スマホを乾燥させる

まずは、スマホの電源をオフにして、水気をしっかり拭き取りましょう。
パッと見た状態で水気が拭き取れていたとしても、内部はどうかわかりませんので、チャック付きポリ袋・密封できる容器に、乾燥剤(シリカゲル)などとスマホを一緒に入れて乾燥させましょう。
5時間以上たっぷり時間をとって乾燥させるのがポイントです。

​​長時間の水没、真水以外の水没の場合

放置せずにすぐに修理依頼

「スマホで調理手順をみながら具沢山のスープをつくっていたら、そのスープの中にスマホを落としてしまった」「観光地の湿地帯にうっかりスマホを落下させてしまった」など、スマホを真水以外の場所で水没させてしまった場合は、すぐに修理に出しましょう。

不純物が混じった液体が内部に入り込んでしまうと、腐食・錆が時間の経過と共に急速に進行する可能性があります。
水没後、すぐに修理に出せば復旧できたかもしれないデータも消えてしまうかもしれません。

真水以外で水没させてしまった場合は《電源をオフ》にして《端末の水気をざっと拭き取り》早急に修理依頼をしましょう。

​​復旧したらバックアップ

「あ、電源がついたから大丈夫だ」と、水没後「なんともなかった」と早合点しないように注意してください。
水没後、内部に水が侵入してしまった場合、基板・部品に接触している恐れがあります。スマホは非常に危険な状態です。
「たまたま電源がついた」だけかもしれないので、電源がついたタイミングでしっかりバックアップを取り、乾燥させる等の対処をする・修理に出すなどの対応を取りましょう。
修理に出せるまで、時間がかかるという場合は、いつ電源がつかなくなってもデータを守れるように、電源がついた段階でデータのバックアップをとっておいてください。

​​水抜き時のNG行為

スマホを振る

パッと見て端末本体に水分が付着していなくても、内部はどうかわかりません。
その状態で勢いよくスマホを振ってしまうと、端末内部に残っている水分が、基板をキズつけてしまう恐れがあります。

一見すると水気は拭き取れていると思えるスマホであっても、内部の状態はわからないということを念頭におき、水気を外に出すためにスマホを振るといった行為はやめましょう。

ドライヤーで乾かす

スマホは電子機器です。
水気に弱いのはもちろんですが、極端な熱からもダメージを負います。
「ドライヤーはそれほど熱くない温風だからいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、電子機器にとっては危険な温度かもしれません。
内部に入り込んだ水分が温風によってさらに内部に入り込んでしまうなど、故障の原因をつくってしまうかもしれませんよ。
現状以上にダメージを拡げないためにも、ドライヤーの使用はやめましょう。

​​スマホ水没後の基本的な対応をしてみても不具合がある場合

スピーカーをキレイにする

綿棒などを使用して、スピーカー部分をキレイにしましょう。
水気をしっかり拭き取れているように見えても、実は細かい部分にはわずかに残っている可能性も。綿棒を使えばしっかり拭えますし、溜まっていたホコリなども取り除くことができます。
日頃あまりスピーカー部分を掃除することのない場合は、ぜひスピーカー部分のお掃除をしてみてください。

再起動させてみる

水気を拭き取り、たっぷり時間を使って乾燥させた後、スマホを再起動してみましょう。
水没の損傷がそこまで大きくなく、対処も上手にできていれば再起動でこれまで通り、スマホを使用できるようになるかもしれません。

ただしスマホにとって水没は大ピンチ。
「電源はついたし、一応普段通り使える」という場合でも、不安が拭えない時は、専門の修理業者にみてもらった方が安心して使用できます。

​​「スマホの故障かも」そんな時は修理に

契約キャリアへ修理を依頼

スマホを契約しているキャリアショップに相談してみましょう。
長年使用しているキャリアであれば、行きつけのショップがある方もいると思います。
馴染みのあるキャリアショップで確認してもらいたい、キャリアの保証サービスを使って直したいといった場合は、キャリアショップへの相談がオススメです。
各キャリアの公式サイトをチェックし、相談内容を確認して修理を依頼してみましょう

iPhoneの場合はApple正規店に依頼

「iPhoneはApple製品だし、やっぱりApple社に任せて安心したい」という方は、Appleの正規店に修理を依頼しましょう。
修理期間はそれなりに要しますが、純正の部品を使用して修理してくれるので、安心感をもって預けられます。
また、加入中の保証サービスの内容次第では、安価に修理できる可能性もありますよ。

民間の修理業者に依頼

「修理期間を短くしたいし、費用もなるべく抑えたい」
そういった場合は、民間の修理業者がオススメ。
民間の修理業者のほとんどは、短時間・短期間・費用抑えめで修理をしてくれます。

「民間の修理業者はたくさんあるから、どこを選べばいいかわからない」という方は《総務省登録修理業者》として登録されているショップを選ぶようにしてください。
《総務省登録修理業者》として登録されていないショップだと、修理内容が雑だったり、価格設定に不審な点があったりします。悪質な業者もいるので注意が必要です。

​​できるだけ短期間・安価にスマホを修理したい。そんな方はスマホ修理王へ!

スマホ水濡れ修理
本記事は、<スマホの水抜き音、効果はある?プロが教える適切な対処法>と題し、「水抜き音」の注意点やスマホ水没後の対処法について解説してきました。

「水抜き音ってよく聞くけど何?」「水没後、電源がつけば修理に出さなくていいのかな?」など、スマホ水没後の対応についてお困りの方は、この記事内であげた方法を試してみてくださいね。

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スマホ関連でお困りの際は、お気軽にご相談くださいね。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

機種ジャンル
症状
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※本ページに記載の修理料金は、東京・名古屋・大阪・福岡エリアの修理料金です。

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修理内容 料金(税込)
画面(軽度) -
画面(重度) -
バッテリー -
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各種ボタン(電源・音量・マナーモード) -
リアカメラ -
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フロントカメラ/近接センサー -
スピーカー -
マイク -
水没 -
システム修復 -
リアパネル -
SIMカード取出 -
外装の交換 -

iPhone についての注意事項

  • 価格は全て税込、円(単位)です。

作業の結果、「修理不可」となった場合、分解作業料として3,800~5,800円かかります。

◆保証期間について(部品の初期不良保証)
 一部の画面修理は、3ヶ月保証です。
 その他の部品交換修理は、1ヶ月保証です。 
 正常に起動しない端末・水没復旧処置・データ復旧作業は保証対象外です。
 ※無料保証の適用は上記期間内に1回限りです。

◆画面【軽度】とは、「軽くガラスが割れている程度で、全体的に問題なくタッチ操作ができ、液晶に異常(にじみ、変色、タテ筋など)も見られない状態」を指します。

◆画面【重度】とは、「重度のガラス破損、液晶の異常(にじみ、変色、タテ筋などがある状態)、タッチ操作ができない、タッチ切れしている状態」を指します。

◆画面は機種により「高品質パネル」もご用意しています。詳しくは店舗へお問い合わせ下さい。

◆複数箇所を同時に修理する場合、2ヶ所目以降を一律2,000円割引します。

◆指紋認証機能(Touch ID)が搭載されている機種について、ホームボタンを交換した場合は、指紋認証が使えなくなります。

◆顔認証機能(Face ID)が搭載されている機種について、フロントカメラ・近接センサーを交換した場合は、顔認証が使えなくなります。

◆イヤースピーカーの故障の原因が、近接センサーの場合は近接センサーの料金を適用し、イヤースピーカーの場合はスピーカー料金を適用します。

◆価格表に掲載しているのは、一部機種になります。モデルの選択に無い機種は、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

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