iPhoneのカレンダーウイルスが消せない…│消し方と原因について

2023年3月31日

iPhoneのカレンダーに、登録した覚えのない予定が入力されていて驚いた経験のある方はいませんか?
これは、iPhoneカレンダーアプリを悪用したフィッシング詐欺のひとつ。
大ごとになる前に、勝手に登録されてしまった予定を削除する・アプリの設定を変更する等の対応を取るのが賢明です。

本記事では、iPhoneカレンダーウイルス・詐欺への対処法を紹介します。お困りの方は、ぜひこの記事内で紹介する内容を参考にしてみてくださいね。

■目次■

■iPhoneカレンダーアプリのウイルス感染通知ってなに?
■iPhoneカレンダーに「ウイルス感染」の通知を表示する詐欺の内容
・カレンダーにアカウントの登録をするように誘導する
・カレンダーの共有を無差別に通知される
■iPhoneのカレンダーアプリになぜウイルスが発生するのか
・ユーザーのメールアドレスが漏洩したから
・キャプチャに悪意のあるプログラムが組み込まれていたから
・受信したメールなどに含まれていたスパムリンクを開いてしまったから
■iPhoneのカレンダーアプリにウイルスらしき登録を見つけた時の対処法
・登録されてしまったイベント内に貼ってあるリンクに触れない
・登録した覚えのない予定(イベント)は削除し、スパム報告をする
■iPhoneカレンダーアプリに侵入したウイルスの消し方
・iOSのバージョンが14.6よりも新しいiPhoneの場合
・iOSのバージョンが14.5以前のiPhoneの場合
■iPhoneのカレンダーアプリのウイルスを消せない場合
・差出人不明のメッセージは開かない
・<カレンダーの紹介を追加>の通知をキャンセルする
■色々試してみたけど直らない、iPhoneの故障かも。そんな時はスマホ修理王へ!

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iPhoneカレンダーアプリのウイルス感染通知ってなに?

iPhoneカレンダーウイルス
下記のようなカレンダー通知が表示された場合、ウイルス感染通知と捉えてください。
※下記はiPhoneカレンダーアプリのウイルス感染通知の一例

  • このiPhoneはウイルスに感染している可能性があります
  • このiPhoneは保護されていません

実際にこのメッセージが表示されたからといって、iPhoneがウイルスに感染しているわけではありません。
ウイルス感染したのではなく、iPhoneのカレンダーアプリの特性を利用したスパムです。
昨今被害の多いインターネット上のフィッシング詐欺と同様に、個人情報を引き出すための悪質な手口のひとつです。

iPhoneのカレンダーアプリは、設定次第でイベント(予定)を家族・職場などで共有でき、非常に便利ですよね。しかしこの特性を利用し、個人情報を盗もうとする詐欺行為も大変多くなっています。

次項より、iPhoneカレンダーアプリに関するスパム・迷惑行為にはどんなものがあるのか解説していきます。

iPhoneカレンダーに「ウイルス感染」の通知を表示する詐欺の内容

カレンダーにアカウントの登録をするように誘導する

カレンダーアプリからの通知で<カレンダーの照会を追加>というメッセージが表示され<OK>を押すとカレンダーアプリにスケジュールが追加されます。
iPhoneを使用し、ウェブサイトなどを閲覧している最中、こういったメッセージが急に出てくる場合、悪質な詐欺なので注意が必要です。
これを<OK>にしてしまうと、身に覚えのないイベントがカレンダー内に表示されてしまいます。
また、スケジュール内に貼られたURLを開くと、名前や生年月日、クレジットカード情報など、個人情報の入力をうながす文言が出てくることがあるので、充分注意してください。

カレンダーの共有を無差別に通知される

iCloudカレンダーを使用中に起こりやすいトラブルは<カレンダー>や<イベント>の共有型のスパム。
Apple ID・iCloudのメールアドレスを悪質な業者が共有先に登録し、共有機能・出席依頼の機能で参加依頼を送信。その後イベント内にURLを表示して、詐欺サイトに誘導する手口です。
不審なサイトへの誘導・個人情報を盗むことを目的としており、身に覚えのないイベント・予定の共有等に関するカレンダーアプリの通知がきたら注意しましょう。

​​iPhoneのカレンダーアプリになぜウイルスが発生するのか

ユーザーのメールアドレスが漏洩したから

自分のメールアドレスが漏洩した可能性がある場合、iPhoneのカレンダーアプリにウイルス感染通知が届くことがあるんです。
個人情報を集めることを目的として作成された、銀行等の偽Webサイトで「うっかりメールアドレスを入力してしまった!」など、本物そっくりにつくられた偽物のサイトに騙され、情報を入力してしまうと、個人情報が漏洩してしまうことがあります。
また、非合法で情報が取引できてしまうダークウェブ等で、企業から漏洩した個人情報を悪質な業者が購入することも。

メールアドレスとiPhoneのカレンダーアプリはiCloudで紐付けられており、iPhoneユーザーのメールアドレスを知ることができれば、個人情報を引き出すための悪意あるURLをカレンダーに追加できてしまうんです。

詐欺の手口は年々巧妙になっており、自分では気づきにくいとは思います。
「騙されてしまった」となる前に、そのサイトが安全なものかどうか・表示されているメッセージに心当たりはあるかどうかなど、しっかりチェックしましょう。

キャプチャに悪意のあるプログラムが組み込まれていたから

ネットバンクでマイページに入る時などに、アカウントIDやパスワードの他「ロボットでなく人間であることを証明」する、パズル・チェックボックスが出てくることがあると思いますが、このパズルやチェックボックスをキャプチャといいます。

このキャプチャを使う詐欺行為もあるんです。
悪質な業者が個人情報を引き出すことを目的として、悪意あるプログラム(ダウンロードキー)を含んだキャプチャを作成することがあります。こういったキャプチャをタップしてしまうと、カレンダーにイベント追加を誘導するメッセージが表示されてしまう恐れがあるので注意しましょう。

カレンダーウイルスとはわからない空白になっている場合が多く、特に内容を気にせず<OK>を押してしまうこともあると思いますが、注意が必要です。
ここで<OK>してしまうと、フィッシング詐欺のURLを含む大量のイベントがカレンダーに送られてきてしまいます。

受信したメールなどに含まれていたスパムリンクを開いてしまったから

SMS・eメールでスパムリンクを受信し、うっかりスパムリンクを開いてしまう。といったケースもあると思います。

荷物の追跡や不在届に関する知らせを装い、偽サイトを開かせようとしたり、クレジットカードの有効期限の更新をうながしたり。様々な方法を使ってユーザーの個人情報を引き出そうと悪質業者も必死です。

ネットショッピングなどを利用する機会が増えた昨今、「そういえばこの間ネットで買い物したからそれの連絡か」と、内容をよく確かめないまま、個人情報等を入力してしまいそうになることも多いと思いますが、まずはメッセージの内容をよく確認してみましょう。

iPhoneのカレンダーアプリにウイルスらしき登録を見つけた時の対処法

カレンダーウイルス削除

登録されてしまったイベント内に貼ってあるリンクに触れない

メッセージと一緒にURLが表示されているケースが多いので、まずはこのURLを無視しましょう。
リンク先を開いてしまわないように注意してください。
うっかり開いてしまうと、個人情報を引き出すために作成された偽サイトへ誘導されてしまいます。

登録した覚えのない予定(イベント)は削除し、スパム報告をする

先述したように、身に覚えのないイベントがカレンダーに登録されている場合、予定と一緒に入力されているURLをタップしてはいけません。

無視・削除し、スパム報告をするのがベストな対処法です。
勝手に登録されてしまう等の行為以外にも、参加依頼をメール・カレンダーアプリで送りつけてくる悪質行為もあります。
この場合は、iCloudから迷惑メールの報告ができるので、報告してみてください。

iPhoneカレンダーアプリに侵入したウイルスの消し方

iOSのバージョンが14.6よりも新しいiPhoneの場合

★iPhoneカレンダーアプリのウイルスの消し方・手順
▼<カレンダー>アプリを開く
▼該当するイベントを選択
▼画面下部に表示されている<このカレンダーからサブスクリプションの登録を解除>を選択
★「登録解除」を選択すればOK

▼参考サイト
| iPhone でカレンダーやイベントのスパムを削除する | 

iOSのバージョンが14.5以前のiPhoneの場合

★iPhoneカレンダーアプリのウイルスの消し方・手順
▼<カレンダー>アプリを開く
▼画面の下部にある<カレンダー>を選択
▼心当たりのないカレンダーの横にある<詳細情報>ボタンを選択
★下部までスクロールして<カレンダーを削除>を選択すればOK

▼参考サイト
| iPhone でカレンダーやイベントのスパムを削除する | 

​​iPhoneのカレンダーアプリのウイルスを消せない場合

上記の方法で削除を試みても改善しない時は<設定>から照会カレンダーを削除することで解決する可能性があるので、実行してみてください。

★<設定>から照会カレンダーを削除する手順
▼iPhoneの設定を開く
▼<カレンダー>⇨<アカウント>の順に進む
※iOS13の方は<パスワードとアカウント>→<アカウント>の順番で進んでください
▼<照会中のカレンダー>を選択
▼心当たりのないカレンダー・イベントを選択して<アカウントを削除>を選択すればOK

差出人不明のメッセージは開かない

受信したメッセージの差出人が知らない人の場合、そのメッセージは開かないようにしましょう。
うっかりメッセージを開き、リンク先をタップしてしまうと不審なサイトにとんでしまう可能性があります。
差出人がわからないメッセージは、なるべく開かないようにしましょう。

<カレンダーの紹介を追加>の通知をキャンセルする

iPhoneでウェブサイトを閲覧中、<カレンダーの紹介を追加>をうながすメッセージが表示されることがあります。
この通知が出た場合、「キャンセル」をタップしてください。
<OK>してしまうと、フィッシング詐欺等の悪質なURLなどを含むイベントが勝手に登録されてしまいます。

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iPhone修理
本記事は、<iPhoneのカレンダーウイルスが消せない…│消し方と原因について>と題し、iPhoneのカレンダーアプリに侵入したウイルスの消し方・原因について解説してきました。

「身に覚えのないイベントが登録されてしまって困っている」「iPhoneカレンダーがウイルスに感染したかも」という方は、この記事内であげた対処法を試してみてくださいね。

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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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