iPhoneからPDFを印刷する方法と、できないときの対処法 | iPhone お役立ちコラム

iPhoneでは、PDF形式のデータの閲覧や保存をすることができます。
さらにiPhoneで閲覧・保存したPDFデータは、「自宅のプリンタ」や「コンビニ」で印刷することもできるので、とても便利です。
この記事では、iPhoneからPDFを印刷する方法と、できないときの対処法についてご紹介します。

※この記事の情報は、2023年3月時点のものとなります
※機種・バージョンによっては内容が異なることがあります

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iPhoneには、iOS4.2から搭載された「AirPrint（エアプリント）」という機能があります。
AirPrintとは、プリンタのドライバをインストールしなくても、Wi-Fiに接続されているプリンタを自動検索して印刷ができる機能のこと。
AirPrintを使えば、自宅のプリンタで簡単にPDFデータを印刷することができます。

自宅のプリンタがiPhoneに対応していなければ、AirPrintを使って印刷することができません。
まずは自宅のプリンタが、iPhoneのAirPrintに対応しているかどうかを確認してみましょう。

プリンタがAirPrintに対応している場合は、以下の手順で印刷を行いましょう。

iPhoneのアプリにPDFが保存されている場合は、以下の手順で印刷を実行します。

メールに添付されたPDFデータは、iPhoneに保存しなくてもそのまま印刷することができます。
手順は以下の通りです。

自宅にプリンタがない方も、近くのコンビニに行けば簡単にPDFを印刷することができます。
ネットプリントサービスがあるのは、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど。
街のどこにでもあるコンビニだから、外出先ですぐに印刷したいときにも便利です。

セブンイレブンでPDFデータを印刷する場合に便利なのが、「かんたんnetprint」という無料アプリ。
面倒な会員登録をする必要がなく、iPhoneにダウンロードするだけで利用することができます。

ローソン・ファミリーマートで印刷する場合は、「ネットワークプリントサービス」というシステムを利用します。
アプリもありますが、Webサイトにアクセスすれば会員登録なしで利用できるのでとっても便利。
ここでは、Webサイトから「ネットワークプリントサービス」を利用する手順をご紹介します。

※なお会員登録しない場合、データ保存期間は8日間なのでご注意ください

ここからは、iPhoneからPDFを印刷するときの「よくある質問」についてお答えします。

A．iPhoneから分割印刷の設定をすることはできません

「大サイズのPDFデータを原寸大で印刷したい」
など、複数の用紙に分割して印刷したい場合がありますが、iPhoneから直接分割印刷することはできません。
分割印刷したい場合は、事前にPCでPDFデータを分割しておく必要があります。

A．用紙サイズは変更できます

印刷前に、自宅のプリンタを確認して用紙サイズを変更しましょう。
コンビニで印刷する場合も、印刷前に用紙サイズを設定することができます。

A．用紙サイズや紙の種類によって異なります

【セブンイレブン】
■白黒
1枚20円～

■カラー
Lサイズ：1枚40円～
はがき/B5/A4/B4サイズ：1枚60円～
A3サイズ：1枚100円～

【ローソン・ファミリーマート】
■白黒
1枚20円
A4サイズと光沢紙のみ80円

■カラー
B5/A4/B4：60円
A3：100円
A4・光沢紙：120円

A．以下のポイントをチェックしてみましょう

iPhoneからPDFを印刷できない場合は、上記の4点に何らかのトラブルが生じている可能性があります。
以下で詳しく確認していきましょう。

iPhoneからPDFを印刷できない場合は、印刷をしたいPDFデータに何らかの問題が生じているかもしれません。
まずはPDFに原因がないかどうかを探り、それぞれの対処法を試してみてください。

PDFファイルを開き、ファイル名を確認してみましょう。
ファイル名に（保護）という文言がある場合、そのPDFは印刷することができません。

（※）
保護を解除するには、パスワードを入力する必要があります。
パスワードがわからない場合は、PDFの作成者へご確認ください。

WEBなどからダウンロードしたPDFは、ダウンロードの失敗やトラブルによって破損している可能性があります。
ダウンロードし直すことで印刷できるようになるケースもあるので、再度ダウンロードしてみましょう。

PDFのファイル名に特殊な文字が含まれていると、印刷できないこともあるようです。
シンプルな数字や英字に名前を変更し、印刷できるかどうかを確認してみましょう。

PDF内に印刷できない画像や文字がある場合、印刷しても白紙になることがあります。
そのような場合は、PDFを「画像データ」として印刷してしまうのもひとつの方法です。

使用しているアプリやブラウザに問題があって、PDFが印刷できない可能性もあります。

Adobe Acrobatを始め、使用しているアプリのバージョンが古いことが原因で印刷できないケースがあります。
アプリが最新のバージョンになっているかどうかを確認し、バージョンが古い場合はアップデートをしてから、印刷ができるかどうかをご確認ください。

アプリをインストールし直すことで、エラーが解消される場合があります。
一度iPhoneからアプリを削除し、再度インストールしてみましょう。

「共有アイコン」や「プリント」などがないという場合、PDFファイルを開いているアプリやブラウザに原因があるかもしれません。
特にWEB上にあるPDFを表示する場合、アプリ内ブラウザだとさまざまな機能が省略されていることがあります。
LINEやQRコードリーダーでPDFを開いている場合、iPhoneの推奨ブラウザである「Safari」で開き直してみましょう。

PDFやアプリに問題がなくても、使用するプリンタに問題がある場合も。
一つずつ確認していきましょう。

使用するプリンタがiPhoneのAirPrintに対応していない場合は、印刷をすることができません。
Appleの公式HPで、プリンタが対応しているかどうかご確認ください。

チェックポイントは以下の通りです。

用紙ではなく、インク切れのために印刷できない場合も。
インク切れのエラーが出ていないかどうかをご確認ください。

AirPrintで印刷する場合、プリンタとiPhoneが同じWi-Fiで接続されている必要があります。
もし有線で接続している場合は、ケーブルの接続不良や故障がないかどうかもチェックしてみましょう。

iPhoneのエラーが原因で印刷できない場合、再起動やソフトウェアのアップデートで解決することがあります。

小さなトラブルであれば、iPhoneを再起動することで解消されることがほとんど。
電源を入れ直してから、印刷できるかどうか確認してください。

iOSのバージョンが古いと、iPhoneにさまざまな不具合が生じることが多くなります。
古いバージョンのままiPhoneを使っている場合は、以下の手順でアップデートしてください。

「すべての対処法を試してみたけれど、印刷できない」
「何だかiPhoneの調子が悪い気がする」
そんなときは、iPhone本体が故障している可能性があります。

気になる症状がある場合は、ぜひ一度スマホ修理王へご相談ください。

私たちスマホ修理王は、国の厳しい基準をクリアしている「総務省登録修理業者」。
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※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、まずはお電話・メールでご確認ください

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役　大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗（FC店含む）の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。