iPhoneのケーブル交換は無償?保証サービスでカバーできるか解説
2023年2月2日
iPhoneを充電するために欠かせない充電ケーブル(Lightningケーブル)は、毎日のように使うので、断線や接触不良にみまわれることもしばしば。
iPhone本体より安価に買い替えられる付属品ですが、1年限定保証やAppleCare+で無償で交換してもらえることはご存知でしたか?
本記事では、iPhoneの充電ケーブルにトラブルが発生した際、どういったケースで保証サービスが適用されるのか、その条件等について解説します。
AppleCare・AppleCare+などの保証サービスで、ケーブル交換が可能かどうか知りたい方は、ぜひこの記事をお役立てください。
■iPhoneのケーブル無償交換は保証期間内であれば可能
■iPhoneのケーブル交換が無償でできる3つの条件
・iPhoneが保証期間内かどうか確認する
・ケーブルが手元にある状態にしておく
・ケーブルに外傷がないかチェックする
■iPhoneのケーブル交換の流れ
・【ネットで手続き】Apple公式サイトへ
・【電話で手続き】Apple公式アプリから電話をする
■保証サービス内なのに適用されない?
■iPhoneのケーブルの無償交換は何回まで可能?
■Apple社製品の保証サービス
・1年限定保証
・AppleCare+
■端末の故障のみならず付属品にも適応されるサービス
■まとめ
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iPhoneのケーブル無償交換は保証期間内であれば可能
iPhoneに故障・不具合がある場合のみ適用されるサービスと思われがちな『AppleCare+』ですが、そんなことはありません。
本体以外にも保証は適用されます。
★AppleCare+は付属品も保証対象
「Apple 製品1年限定保証」または「AppleCare+ for iPhone」では、iPhone購入時に同梱されている充電ケーブルも保証対象になっています。
条件はありますが、原則無償で交換できます。
USB-C/ Lightningケーブルの価格は2,480円ほど。
高額というほどではありませんが、無償で交換できるなら、そのほうがお得ですよね。
買い替える前に、自分の加入している保証サービスの確認をしてみましょう。
★交換してもらえる条件
ケーブルの継ぎ目が剥けている・ケーブル内で断線している等の故障が交換の条件です。
通常範囲での自然故障のみ適用されるので、故意に破損させたケーブルは交換できません。
交換の際はAppleに故障したケーブルを送る必要があります。
そのため、安易に処分はしないようにしましょう。
★保証サービスの適用期間内かのチェック方法
▼「設定」
▼「一般」
▼「情報」
▼「AppleCare+」
上記の流れで確認可能です。
iPhoneのケーブル交換が無償でできる3つの条件
iPhoneのケーブル交換が無償でできる条件は、下記の3つ。
- iPhoneが保証期間内である
- ケーブルが手元にある
- ケーブルに外傷がない
次項よりそれぞれ説明します。
iPhoneが保証期間内かどうか確認する
先程の項目でも紹介しましたが、下記の流れで確認可能です。
~確認方法~
▼「設定」アプリを開く
▼「一般」を選択
▼「情報」を選択
▼「限定保証」の有効期限をチェック
※保証期間が終了している場合、「保証期限切れ」と表示されます。
ケーブルが手元にある状態にしておく
ケーブルはAppleに返送しなければなりません。
捨ててしまうと交換はできないので注意が必要です。
ケーブルに外傷がないかチェックする
人為的な破損・故障は保証サービス外になります。
日常的に使用していて継ぎ目が破れる・ケーブル内で脱線している等の故障に適用されるサービスなので、あまりにもひどい外傷の場合は、保証サービス対象外になってしまう可能性が高いです。
iPhoneのケーブル交換の流れ
【ネットで手続き】Apple公式サイトへ
「外出せずに自宅でサクッと問い合わせを済ませたい」
そんな方にオススメなのが、ネットでの手続きです。
~ネットで手続きを完了するには~
▼Apple公式お問い合わせページにアクセス
▼「iPhone」⇨「修理と物理的な損傷」を選択
▼「ケーブル ヘッドフォン アダプタ」を選択
▼任意の依頼方法を選択(「持ち込み」or「郵送」)
▼Apple IDでサインイン⇨「続ける」を選択
▼保証期間内のiPhoneを選択
▼「ケーブル ヘッドフォン アダプタ」を選択
★「ケーブル」を選択
この後も画面の流れに沿って選択していけばOK。
※保証サービスの不正利用を防ぐために、支払い方法の確認はありますが、無償交換対象のケーブルの場合は、確認があっても支払いは発生しないのでご安心ください(悪質なユーザーもいるための対策としての確認です)。
手続きがすべて済んだら、配送員がケーブルを届けてくれるのを待ち、自分が所有している故障したケーブルを引き渡します。
「無償で交換できる故障」だとAppleが判断し、保証サービスの条件を満たしていれば、ケーブルは無償で交換してもらえますよ。
※サービス対象外となった場合は、新品のケーブル料金を支払わなければなりません。
【電話で手続き】Apple公式アプリから電話をする
「ネットでの手続きは苦手だから電話がいい」
そんな方は、電話でケーブル交換手続きが可能です。
~Apple公式アプリから電話で手続きする流れ~
▼問合せ番号0120-277-535に発信
※平日9:00~19:00/土日祝9:00~17:00受付可
▼名前・連絡先・住所・支払い方法の確認
▼iPhoneのIMEI番号などの確認
※IMEI番号は、事前に準備しておくとスムーズに手続きを進められます。
〜IMEI番号の確認手順〜
▼「設定」アプリを開く
▼「一般」を選択
▼「情報」を選択
※IMEIのほか、シリアル番号なども「情報」で確認可能です。
保証サービス内なのに適用されない?
ネット手続きの流れの中でも少し触れましたが、保証期間内で無償交換を行う場合も、見積もり画面上は「未返却料」という項目でLightningケーブルの代金が請求されます。
この状態で「おや?」と不安になる方は少なくないと思いますが、心配はいりません。
不正に保証サービスを利用する人を阻止するため、与信枠の確保がされているだけなので、実際に自然に故障したものとみなされた場合、与信枠は解除されて料金の支払いはしなくてOKです。
※ケーブルが自然に故障した損傷ではない(飼育している動物による破損、人為的な外傷)と判断された場合は、与信枠は解除されずそのままケーブルの料金は支払い請求されます。
iPhoneのケーブルの無償交換は何回まで可能?
保証サービスの条件を満たしていれば、ケーブルの無償交換は何度でも可能です。
ただし、条件から外れてしまうと、サービス適用期間内だとしても無償での交換は困難。できる限りケーブルは大切に使いましょう。
Apple社製品の保証サービス
1年限定保証
ほぼすべてのApple製品には、AppleCare(1年限定保証)が付いています。iPhoneをはじめ、Macなどの本体・付属のイヤホン・充電器といったアクセサリが、購入から1年以内に自然故障した場合には、この保証サービスを使えば、無償で修理や交換が可能です。
AppleCare+
AppleCare+は、これらはApple製品1年限定保証を延長できるサービスです。
AppleCare+の加入対象製品は、iPhoneやiPad、AppleWatch、Mac、AppleTVなどの製品です。
AppleCare+に加入後は、保証期間が1年⇒2年に延長されます(Macは3年に延長)。
※事故による画面割れ、水濡れなどの自然故障以外の損傷にも保証が適用されます
端末の故障のみならず付属品にも適応されるサービス
AppleCare+は、本体にトラブルが発生した際のみ有効なサービスと認識している方も多いと思いますが、ケーブルなどの付属品にも適用されます。
こういった細かな部分までカバーしてくれる内容なので、iPhoneユーザーとしては見逃せない保証サービスですよね。
まとめ
日頃から充電などを行うために、ケーブルを持ち歩くことが多い方は、ケーブルが自然と受けるダメージも少なくないと思います。
どんなに大切に使用していても、うっかりひっかけてしまったり・いつの間にかケーブル内で脱線してしまっていたり。
AppleCare+は加入時こそ、当分使うことないだろうと思いがちなサービスかもしれませんが、iPhoneを少しでも長く使用することを考えると重要な保証サービス。毎日使用し、長く使い続けるiPhoneだからこそ何かあった時にカバーしてくれるこういったサービスは重要だと思いませんか。
ご自身が加入している保証サービスの内容を今一度確認し、何か適用されそうな不具合等があれば、ぜひAppleCare+を利用してみてください。
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。