iPhoneの充電の減りが早い時の9つの原因と改善方法について解説

2023年2月2日

家族や友人と連絡を取る際・仕事で取引先とやり取りする際・お買い物時の支払いの際など、ビジネスでもプライベートでも、利用することが多いiPhone。
外出先などで「iPhoneの充電があとわずかになってしまってピンチ」という状態に陥ったことのある方、結構いるのではないでしょうか。

本記事では、iPhoneのバッテリーの減りが早い場合に考えられる原因や、バッテリーの消耗を軽減する方法について解説します。

「iPhoneのバッテリーがすぐに減るのをなんとかしたい」「iPhoneの充電をできる限り長持ちさせたい」そんな方は、ぜひ本記事をお役立てください。

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■目次■
■iPhoneのバッテリーの寿命はどのくらいか
■寿命にはまだ早い?iPhoneの充電の減りが早いのはなぜ?
■iPhoneの充電の減りが早い9つの原因
■本体の設定が原因
・位置情報サービス・GPSがオンになっている
・Wi-Fi・Bluetoothの設定が常時オンになっている
・プッシュ通知機能の設定がオンになっている
・画面の明るさを最大に近い状態にしている
・iOSのバージョン・アップデートが最新ではない
■使用している環境が原因
・iPhoneを使っている場所の気温に問題がある
■アプリの設定が原因
・バックグラウンドでアプリを起動している
・アプリのアップデートを自動設定している
■内蔵バッテリーが原因
・iPhoneのバッテリーが劣化している
■iPhoneのバッテリーを長持ちさせるポイント13点
・低電力モードにする
・画面の明るさを調整する自動設定をオフに
・自動ロックにかかる時間を短くする
・視差効果をオフにする
・インストールしているアプリの自動アップデート機能をオフに
・Wi-Fiの接続確認をオフにする
・Bluetooth・AirDropをオフにする
・Siri機能をオフにする
・モーションとフィットネス機能をオフにする
・モバイル通信を使用するエリアの確認をする
・「自分の位置情報を共有」機能をオフにする
・通知をプッシュからフェッチにする
・不要な通知をオフにする
■「色々試したけどiPhoneのバッテリーが全然改善しない」そんな時は
・バッテリーの交換をする
・修理に出す
■充電の減りが早いiPhoneの修理はスマホ修理王へ

※目次のタイトルをクリックすると、読みたい記事まで飛ぶことができます。

iPhoneのバッテリーの寿命はどのくらいか

バッテリー寿命
iPhoneのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池(リチウムポリマー電池)の寿命は、およそ2年です。

iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。

引用:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)

Apple公式は、上記のように解説しています。この充電サイクルを日々の充電回数と照らし合わせると、おおよそ2年で500回のサイクルを迎えます。

またAppleは同時に、AppleCare+加入者を対象に、最大容量が80%未満になったバッテリーの無償交換に対応していることを踏まえると、使用から2年で、交換が推奨される劣化具合になると捉えて良いでしょう。

寿命にはまだ早い?iPhoneの充電の減りが早いのはなぜ?

中には、「まだ2年も使っていないのに、充電の減りが早い」と感じられるケースもあります。

電池の劣化以外を原因にして減りが早くなることもあるため、上記のような場合は、いま一度iPhoneの使用方法や設定、日々の使い方などを見直すことで、減り具合が改善される場合があります。

次項より、iPhoneの充電が著しく減ってしまう原因について解説します。

​​iPhoneの充電の減りが早い時の9つの原因

バッテリーすぐ減る
iPhoneの充電の減りが早いと感じる場合、下記の原因が考えられます。

  • 位置情報サービス・GPSがオンになっている
  • Wi-Fi・Bluetoothの設定が常時オンになっている
  • プッシュ通知機能の設定がオンになっている
  • 画面の明るさを最大に近い状態にしている
  • iOSのバージョン・アップデートが最新ではない
  • iPhoneを使っている場所の気温に問題がある
  • バックグラウンドでアプリを起動している
  • アプリのアップデートを自動設定している
  • iPhoneのバッテリーが劣化している

次項より詳しく解説するので、お困りの方はご一読ください。

​​本体の設定が原因

位置情報サービス・GPSがオンになっている

位置情報サービスは、目的地を調べたり・人と待ち合わせをしたりする際にとても便利です。
しかしこのGPS機能をオンの状態にしていると、バックグラウンドでもスマホの持ち主の位置情報を取得・送信するので、バッテリーの消耗が大きいんです。

★GPSが不要の際はオフに
位置情報サービスを使わない場合は、機能をオフにしましょう。
「設定」⇨「プライバシー」⇨「位置情報サービス」の順番でタップし、オン・オフの設定をしてください。

Wi-Fi・Bluetoothの設定が常時オンになっている

Wi-Fiへの接続やBluetooth機器に接続している最中も、バッテリーを消耗します。
「Wi-Fi・Bluetoothの設定をオンにしているだけで、どちらも接続はしていない」そういった状況であっても、バッテリーを消耗してしまうんです。

Wi-FiやBluetoothの設定は、使用頻度・状況に応じてオン・オフの切り替えを行いましょう。
コントロールセンターでサクッとオン・オフの切り替えが可能です。
接続する予定がない場合などは、オフにしておくとバッテリーの消耗を軽減できます。

プッシュ通知機能の設定がオンになっている

新着メッセージの通知や地震速報等、急を要する連絡がその都度確認できるのがプッシュ通知機能の魅力。
その都度、知らせてくれるのは非常に便利ですよね。
しかし、このプッシュ通知機能の設定がオンになっている状態も、バッテリーの減りを早めてしまう原因のひとつ。

この機能がオンになっているということは、iPhoneが新しい知らせを感知したら、すぐに持ち主に知らせようと、常にスタンバイしている状態です。待っているだけでもバッテリーを消耗しています。
プッシュ通知機能がなくても、自分自身でチェックできる状況の時は、オフにしておくことをオススメします。

画面の明るさを最大に近い状態にしている

画面の明るさの設定が最大になっていることも、バッテリーの減りをグッと高めてしまう原因になります。
iPhoneを暗い環境で使用するわけではない場合は、この画面の明るさを適切な状態に設定し直しましょう。

iOSのバージョン・アップデートが最新ではない

iOSのバージョンによっては、充電の消耗が大きいケースがあります。
特にアプリや各種設定等、古いバージョンを使い続けている場合などは、一度確認してみるといいかもしれません。
iOSをアップデート直後も、処理に時間がかかり、バッテリーを消耗してしまうこともあるようです。

使用している環境が原因

iPhoneを使っている場所の気温に問題がある

気温0度~35度の環境下で使用することが望ましいとされているiPhone。
一見頑丈に見えるiPhoneも、電子機器なので内部はとっても繊細です。
寒さ・暑さにはあまり強くはありませんし、水気の多い場所にも適していません。
極端に寒い・暑い環境下での使用は、バッテリーの消耗を早めてしまう原因に。自分がiPhoneを使用している場所を今一度見直して、使用する場所を変えてみましょう。

​​アプリの設定が原因

バックグラウンドでアプリを起動している

バックグラウンドで別のアプリが作動していると、バッテリーの消耗が激しい場合があります。これはiPhoneのみならず、スマホ全般にあてはまること。
バックグラウンドでアプリが起動したままだと、iPhoneを操作しているわけではないのに、バッテリーを消耗してしまいます。

近年、高性能・高画質が話題の動画編集・ゲームアプリは、アプリの中でもとびっきり電池を使ってしまいます。
アプリを使用し、終わらせる際は、しっかりアプリを終了しているか確認し、バックグラウンドで起動中のアプリがないようにしましょう。

アプリのアップデートを自動設定している

iOSと同じくiPhoneに内蔵されているアプリは、その都度アップデートが必須。アプリのアップデートの設定が「自動」になっていると、更新が必要な場合に自動で実行されるため、非常に便利ですがバッテリーの減りを早める要因になってしまいます。

自動アップデートがバックグラウンドで行われるのは大変便利ですが、外出時やすぐに充電できない状況にいて、少しでもバッテリーを長持ちさせたい場合は、この自動アップデートの設定をオフにしましょう。

「設定」⇨「一般」⇨「Appのバックグラウンド更新」の順にタップし、オフにすればOKです。

内蔵バッテリーが原因

iPhoneのバッテリーが劣化している

そもそも、バッテリーが経年劣化してしまったことによって、充電の減りが早い可能性も否定できません。

Appleはバッテリーの品質基準を<フル充電サイクルを500回繰り返した場合、本来の容量の最大80%を維持できる>ように設計しています。
1年半1日1回充電をし、iPhoneを使い続けると、バッテリー容量は最大でも80%程しか充電できなくなってしまうんです。
ご使用中のiPhoneのバッテリーの最大容量を確認し、経年劣化しているのかどうかチェックしてみましょう。80%を切っている場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。

​​iPhoneのバッテリーを長持ちさせるポイント13点

充電長持ちさせる

低電力モードにする

充電残量がピンチの時に活躍する設定<低電力モード>。
まずはこの低電力モードをオンにしましょう。

〜オンにする手順〜
▼「設定」
▼ 「バッテリー」
★ 「低電力モード」

この順番で「低電力モード」をオンに設定すればOKです。

iOS9から追加された「省電力モード」を設定しておくのもオススメ。
このモードを設定しておくと、バッテリーの充電残量がわずかとなった場合、消費電力量を軽減する動きに自動で切り替わります。

低電力モードで制限される機能はあるのか?
▼制限がかかる機能の一例▼

  • 受信メールの取得
  • Siri関連の機能
  • アプリのバックグラウンド更新
  • 自動でのダウンロード
  • ビジュアルエフェクト(一部)
  • 自動ロック
  • iCloud 写真 (一時的に停止される)

画面の明るさを調整する自動設定をオフに

「ディスプレイが明るいほど画面が見やすい」と、明るさを最大にしている方もいるかもしれませんが、バッテリーの消耗を少しでも軽減したいのであれば、この設定を見直しましょう。

「明るさの自動調節」は非常に便利な設定ですが、充電の減りを抑えるにはこの機能をオフに。暗い場所で自動で画面が明るくなるのを防ぐことができます。バッテリーの節約になるので、必要でなければオフにするのがオススメです。

~iOS 11での設定方法~
▼「設定」
▼「一般」
▼ 「アクセシビリティ」
▼ 「ディスプレイ調整」
★「明るさの自動調節」※オフにしましょう

~iOS 13での設定方法~
▼「設定」
▼「アクセシビリティ」
▼ 「画面表示とテキストサイズ」
★「明るさの自動調節」※オフにしましょう

自動ロックにかかる時間を短くする

自動ロックの時間を短縮することもバッテリーの消耗を抑えるために有効な手段。ディスプレイの表示時間は短くなってしまいますが、バッテリーの節約になりますよ。
iPhone本体を傾けるとスリープを解除できる設定<手前に傾けてスリープ解除>も充電の消費を軽減できるので、必要でなければオフしましょう。

~設定の手順~
▼「設定」
▼「画面表示と明るさ」
★ 「自動ロック」※オフにしましょう

視差効果をオフにする

視差効果をオフにすると、画面遷移時のエフェクトが少なくなるなど、バッテリーの消耗を抑えられます。

~iOS 11での設定~
▼「設定」
▼ 「一般」
▼「アクセシビリティ」
★「視差効果を減らす」

~iOS 13での設定~
▼「設定」
▼「アクセシビリティ」
▼「動作」
★「視差効果を減らす」

インストールしているアプリの自動アップデート機能をオフに

自動的にアプリのアップデートを実行してくれる機能は非常に便利ですが、バッテリーを消耗してしまうのは難点。
少しでもバッテリーの減りを軽減したい場合は、この機能をオフにしましょう。

Wi-Fiの接続確認をオフにする

Wi-Fiの接続確認をオフにすることも、バッテリーの消耗を抑えるために有効です。「接続を確認」でこの設定をオンにしていると、Wi-Fiスポットで電波をキャッチしてしまいます。必要ではない場合は、「接続を確認」をオフにしましょう。

~設定の流れ~
▼「設定」
▼「Wi-Fi」
★「接続を確認」※オフに

Bluetooth・AirDropをオフにする

~Bluetoothの設定~
▼「ホーム画面」
▼「コントロールセンター」
★「Bluetooth」をタップ
※コントロールセンターでも切り替え可能
使用する予定のない時はオフにしておきましょう

~AirDropの設定~
▼「ホーム画面」
▼「コントロールセンター」
▼「Wi-Fiを長押し」
★「AirDrop」をタップ
※iPhoneやMac間などで、画像や書類データなどのやりとりができて便利なAirDropですが、バッテリーを消耗するので、必要ない時はオフにしましょう。

Siri機能をオフにする

声をかけるだけで、サクッとiPhoneを操作してくれるSiri。
しかしこの設定もオンにしていると、バッテリーの消耗が大きいんです。
使用しない場合は、設定をオフにしてバッテリーを節約しましょう。

~設定の流れ~
▼「設定」
★ 「Siriと検索」※オフにしましょう

モーションとフィットネス機能をオフにする

フィットネス・トラッキングもバッテリーを多く消費します。
iPhoneで歩数計測等でヘルスケア管理をしていないなら、この設定はオフにしておくといいかもしれません。バッテリーの節約になりますよ。

~設定の流れ~
▼「設定」
▼「プライバシー」
★ 「モーションとフィットネス」※オフにしましょう

モバイル通信を使用するエリアの確認をする

モバイル通信を使用するエリア・設定も、バッテリーの消費に影響を及ぼします。
5Gエリア外は4Gに切り替えるとバッテリーを節約できますよ

~設定の流れ~
▼「設定」
▼「モバイル通信」
▼「通信のオプション」
★「音声通話とデータ」※4Gにチェックを入れて完了

「自分の位置情報を共有」機能をオフにする

「自分の位置情報を共有」は、iOS8から搭載された機能です。
iPhoneの持ち主が、現在地をメッセージで送信して居場所を共有できる機能ですが、日常的に利用されている方はそう多くないかもしれません。
普段この機能を利用していない方は、バッテリーの節約のためにもオフにしましょう。

~設定の流れ~
▼「設定」
▼ 「プライバシー」
▼ 「位置情報サービス」
★ 「位置情報を共有」※オフにしましょう

通知をプッシュからフェッチにする

受信サーバから自動的にiPhoneにメールが送られ、すぐに確認できるのがプッシュ通知をオンにしておくメリット。
しかし、この設定もバッテリーの消費に関わってくるので、必要ない場合はオフにするのがベターです。すぐに確認が必要な通知ではない場合は、フェッチに設定しておくと節電の効果がアップしますよ。

~設定の流れ~
▼「設定」
▼ 「アカウントとパスワード」
▼ 「データの取得方法」
★ 「フェッチ」を選択

不要な通知をオフにする

バナー・ダイアログで画面表示がされるので、通知設定をオンにしておくと非常に便利です。しかし、急を要する通知ってそんなに多いものでしょうか。
災害や家族の安否に関わるようなアプリに関しては、この設定をオンにしておいた方が安心かもしれませんが、緊急性のないものに関してはオフにするとバッテリーの消耗を防げます。

~設定の流れ~
▼「設定」
★「通知」※通知不要なアプリを選択してオフにしましょう

「色々試したけどiPhoneのバッテリーが全然改善しない」そんな時は

バッテリーの交換をする

「バッテリーを節約できそうな対処法を試したが、ちっとも改善しない」という方は、バッテリーの寿命が近いのかも。
iPhoneはバッテリーの最大容量を確認できるので、チェックした後、必要に応じてバッテリーの交換をしましょう。

修理に出す

「バッテリーの寿命?iPhone本体のトラブル?」どちらか自分では判断できないという方、不具合の原因が不明の場合は、一度スマホを修理に出してみましょう。

充電の減りが早いiPhoneの修理はスマホ修理王へ

バッテリー寿命
本記事は、<【iPhone】充電の減りが早い原因は?改善方法について解説>と題し、iPhoneのバッテリーの減りが早い原因・対処法などを解説してきました。
この記事内であげた対処法で、あなたのiPhoneの充電に関するトラブルが改善したら幸いです。

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スマホ関連でお困りの際は、お気軽にご相談くださいね。

 
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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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