iPhoneのアンテナが立たない際はどうすればいい?対処法を徹底解説!
2023年2月3日
iPhoneを使用中にアンテナが立たなくなってしまう場合があります。アンテナが立たなくなる原因はいくつかあり、原因に合わせた対処が重要です。
本記事では、iPhoneユーザーに向けて、iPhoneのアンテナが立たなくなったケースでの原因と対応策について詳しく解説します。
iPhoneのアンテナが立たない原因とは?
iPhoneのアンテナが立たず、通話が不能となるケースでは主に以下の4つの原因が考えられます。
- 通信回線が圏外になっている
- 機内モードがONになっている
- Wi-Fiの接続不良
- ネットワーク障害が起きている
それぞれの原因について詳しく解説します。
通信回線が圏外になっている
携帯電話は、通信基地局の電波が届かない場所では通話圏外となり、通話は不可能です。iPhoneの画面のアンテナアイコンも圏外を示す表記となり「アンテナが立たない状態」となります。
山中・地下・ビルの谷間・トンネルの中などでアンテナが立たない場合は、単に通信圏外となっている可能性があるのです。電波が繋がりやすい場所に移動して確認してみましょう。
機内モードがオンになっている
iPhoneなどのスマホには飛行機の中などで電波を発しないように通信を遮断する「機内モード」があります。この機内モードがオンになっていると通信はできません。
飛行機の利用後に機内モードをオフにするのを忘れたり、うっかり指が機内モードのアイコンに触れてしまい、気付かずにオンとなっている場合もあるため、念のため機内モードのオン・オフを確認してみましょう。
Wi-Fiの接続不良
Wi-Fiの接続不良でアンテナが立たなくなっている可能性も否定できません。Wi-Fiがそもそも機能しているか確認してみましょう。
ネットワーク障害が起きている
Wi-Fiの接続不良以外でも、なんらかの原因でネットワーク障害が起きている可能性もあります。また、通信障害が発生している可能性もゼロではないでしょう。
通信障害のケースでは、通信キャリア側のアクシデントが考えられるので、契約している通信キャリアの会社のWebサイトなどを確認しましょう。
iPhoneのアンテナが立たない時の対処法
iPhoneのアンテナが立たず、使用に支障が出た場合の代表的な対処法は以下の4つです。
- ネットワーク設定をリセットする
- iPhone本体を再起動する
- SIMカードを挿し直す
- Wi-Fiの接続を調整する
具体的な手順や方法について解説します。
ネットワーク設定をリセットする
iPhoneの管理画面を開いて「ネットワーク設定」をリセットしてみましょう。一旦リセットして再起動することで不具合が改善される場合があります。
ネットワーク設定のリセットは、以下の手順で行います。
- 「設定」
- 「一般」
- 「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」
上記の順で押していき「パスワードを入力」の画面が出たらパスワードを入力します。警告画面が出た場合は、再度「ネットワーク設定をリセット」をタップすることでリセットが完了します。
一連の動作が終わると、iPhoneは自動的に再起動されます。再起動後にアンテナが立っているかチェックしましょう。
参考:SoftBank「不具合を解消する(ネットワーク設定をリセット)」
※iOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります
iPhone本体を再起動する
アンテナが立たない場合、iPhone本体の電源を一旦オフにしたのち再起動させると改善するケースがあります。iPhoneの再起動の方法はiPhoneの種類によって異なるので、以下の方法を参考にしてください。
【iPhoneX・11・12・13 以降の再起動方法】
- 本体左側面にある音量ボタン(いずれか片方)と右側面のサイドボタンを同時に長押しする
- 画面に表示される「電源オフスライダ」をドラッグし、電源がオフになるまで30秒程度待つ
- 本体の右側にあるサイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする
【iPhone6・7・8・SE(第2・第3世代) の再起動方法】
- サイドボタンを長押しする
- 画面に表示される電源オフスライダをドラッグし、電源がオフになるまで30秒程度待つ
- サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする
【iPhone SE(第 1 世代)・5 以前の再起動方法】
- 本体上部にあるトップボタンを長押しする
- 画面に表示される「電源オフスライダ」をドラッグし、電源がオフになるまで30秒程度待つ
- トップボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする
参考:Apple「iPhoneを再起動する」
※iOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります
SIMカードを挿し直す
Phone本体からSIMカードを一旦外し、数分後に挿し直すとアンテナが正常に戻る場合があります。SIMカードが装着されている位置や取り外し方は、iPhoneの型番によって異なるので、Webサイトで取扱説明書を確認するか、販売店に依頼して挿し直してみましょう。
Wi-Fiの接続を確認する
Wi-Fiの接続不良が原因の場合は、Wi-Fiルーターの電源がオフになっている可能性があるので、オンになっていることを確認します。次に、iPhoneの「設定」から「Wi-Fi」を選択し、Wi-Fiがオンになっており、ネットワークに接続されているのを確かめましょう。
「Wi-Fi」の項目にある「お使いのネットワーク」の下部に「自動接続は使用停止中です」と表示されている場合は「詳細情報」をタップし「自動接続」をタップします。Wi-Fiのパスワードが表示されたら、正しいパスワードを入力しましょう。
正しいパスワードを入力しているのに「ネットワークに接続できません」との表示になったら、念のためパスワードが間違っていないかを確認の上、iPhone本体を再起動してから、Wi-Fiのパスワードを再入力してみましょう。
それでもダメな時はどうすればよい?
ここまで紹介した方法を試してみて、それでもアンテナが立たない場合は、別の原因が考えられます。上記の方法を試してみて、それでも自力でのアンテナの正常化がうまくいかないケースでの対処法について紹介します。
携帯電話会社に問い合わせてみよう
考えられるだけの方法を試してみても改善されない場合は、iPhoneの機材本体が故障していないとすれば、通信契約を締結している携帯電話会社側に原因がある可能性を否定できません。ドコモやau、ソフトバンク、楽天など、契約している通信キャリアに問い合わせてみましょう。
連絡先は、各社のWebサイトで確認できますが、購入した販売店に問い合わせて連絡をとってもらう方法もあります。問い合わせた結果、通信料金が口座の残高不足で引き落とされていなかったり、既定のデータ量を超過していたりという意外な原因が判明するケースもあるようです。
上記の対処方法を実践しても改善しない場合には、ご契約の通信会社様等にご相談をお願いいたします。
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。