iPhoneとAndroidとの違いを解説!メリット・デメリットで選んでみよう

2022年7月28日

iPhoneとAndroid端末との違いを知れば、迷っている方も自分にどちらが合っているかが分かりやすくなるはずです。そこでこの記事では、iPhoneとAndroidについてその基本から確認し、それぞれのメリット・デメリットを通して選ぶポイントについて解説します。

iPhoneとAndroidは何が違うのか?

現在国内にあるスマートフォンのほとんどは、「iPhone」または「Android」に区分されるでしょう。これから何かスマートフォンを買おうというとき、まず知っておきたいのはそれらの違いです。ここでは、iPhoneとAndroidにある違いを、3つの視点から解説します。

OSが違う

スマートフォンには、Webサイトを検索したり、メールやLINEで連絡をとったり、音楽を聴いたりと多彩な機能があります。これらの機能を実現するには、まずスマートフォンに基本的な動作をさせるためのプログラムが必要です。この基本となるプログラムのことを「OS(Operating System=オペレーティングシステム)」といいます。

スマートフォンのOSにあたるのが、iPhoneなら「iOS」、Androidなら「Android OS」です。つまりiPhoneとAndroidではスマートフォンを動作させる基本的なしくみが異なり、そのために操作方法が異なり、同じ機能でも使い勝手が違う場合もあります。

では実際に、それぞれのOSをどれくらいのユーザーが利用しているのでしょうか。2022年5月にMMD研究所によって実施された調査によると、国内ユーザーで、各OSのスマートフォンをメインで利用している割合は、iPhoneが44.1%、Androidが51.5%、その他が4.4%となっています。

ところがこれを世界を対象とすると結果が大きく違います。statcounterによる調査では、2022年5月時点でシェアはiPhoneが27.83%、Androidが71.45%、その他が0.72%とAndroidが圧倒的です。

これにはさまざまな理由がありますが、価格や機能といった端末のバリエーションの豊富さが理由のひとつとして挙げられるでしょう。

参考:

MMD研究所「メイン利用スマホのOS利用率 iPhoneが44.1%、Androidが51.5% キャリアショップのスマートフォン単体購入の認知度は39.0%、単体購入経験は18.0%

statcounter「Mobile Operating System Market Share Worldwide」

スマホメーカーが違う

端末のバリエーションでいえば、両者はかなりの違いがあるといえます。iPhoneを製造・販売しているのはApple社1社のみですが、Android端末は日本だけでもソニーやシャープ、中国にはHuawei、Xiaomi、韓国ならSamsungなど有名メーカーだけでも多くあります。

Android端末では、メーカーがそれぞれ独自のメリットを最大限に活かして開発されており、ディスプレイやスピーカー、インカメラ、アウトカメラ、バッテリーなどバリエーションが豊富なことも特徴の一つです。

そのため「ゲームの利用がメインなのでカメラの性能は低くて安い端末がよい」などという個別のニーズにも柔軟に対応できます。また価格もさまざまなので、費用で選びたいユーザーには大きなメリットでしょう。

またトラブルに対するサポート体制については、iPhoneだとメーカーであるApple社によって故障や修理などの体制が確立していますが、Android端末はメーカーごとにサポート体制をチェックする必要があるでしょう。

搭載する機能が違う

iPhoneでは、どのモデルでもほとんどの機能が共通して使えるというメリットがあります。

しかも、多くは厳選された機能で新しいモデルで大きく操作方法などが変わってしまうことは少なく、変わったとしてもそれは全モデルが対象です。そのため、もし使い方で迷っても身近なiPhoneユーザーに尋ねて解決しやすいでしょう。

一方Android端末の中には、ワンセグなどの地上波テレビ放送を視聴できたり、ガラケーから続く「おサイフケータイ」が利用できたり、他にもOSの基本的な機能は搭載しているがバージョンやメーカーによって操作やメニューが違うこともあります。

他機種にはない機能を搭載していれば、その機能を使いこなせるようになるのが難しいかもしれません。例えばアメリカのメーカー「Motorola」のAndroidスマホには、次のような独自の機能があります。

  • 手首をすばやく2回ひねるとカメラが起動する「クイックキャプチャー」
  • 2回振り下ろすとライトをON/OFFできる「簡易ライト」 など

これらの機能について尋ねたり相談したりできるのは、いくら同じAndroidユーザーでも同じMotorola製スマートフォンを利用しているユーザーに限られます。

つまりAndroid端末はこだわりの機能を搭載したものも多いですが、iPhoneに比べて同じ機能を使うユーザーは少なく、それだけ使いこなすことが難しくなる可能性が高いといえます。

もちろんAndroid端末の多くは基本機能をシンプルに使えるものです。ただ同じ名称の機能でも細かい部分の操作方法が異なる場合もあるので注意する必要があるでしょう。

iPhoneのメリットとデメリット

iPhoneとAndroidのどちらのOSも基本的な機能は充実しています。それぞれの違いがわかったら、次はより自分にぴったりなスマートフォンを見つけるため、両方のメリットとデメリットについて具体的に知る必要があるでしょう。

ここではiPhoneとAndroidのメリット・デメリットとその理由について解説します。

iPhoneのメリット

iPhoneには、主に次のようなメリットがあります。

  • セキュリティが高い

⇒iOSの詳細が一般公開されていないので、アプリの改ざんや改変が非常にしづらい。

  • iPhone共通の直感的な操作性

⇒原則としてどのモデルも共通の操作ができ、マニュアルに頼らず直感的に操作しやすい。

  • iPhone共通の端末保証制度がある

⇒保険料はモデルによって異なるが、「AppleCare+」という端末保証制度があり、国内のサポート窓口が確立している。

  • 別のiPhoneへのデータ移行が容易

⇒対応のiPhoneであれば、パソコンを介さずiPhoneだけで容易にデータ移行ができる(クイックスタート)。 

これらを見るとiPhoneは、メリット項目の多くが「安全・安心な利用の体制が整っていること」だといえます。

またiPhoneはモデルが違っても共通の機能が多いので、困ったときは周りのiPhoneユーザー全員に相談することもできるでしょう。

iPhoneユーザーは、スマートフォンユーザー全体の4割以上という圧倒的な人数なので、身近な人にも相談しやすいのは大きなメリットといえるでしょう。

iPhoneのデメリット

一方で、iPhoneのデメリットはおよそ次のようなものだといえるでしょう。

・端末のラインアップが少ない

⇒新しいモデルは1年に1〜2回発売されるが、ラインアップは数種類程度。また新モデルが発売されると旧モデルのほとんどは販売されなくなるため、常にラインアップは数種類程度。

  • 端末価格が比較的高価

⇒旧モデルや低価格モデルでも5万円以上、高性能・大容量モデルは20万円を超えることがある。

  • SDカードを装着できない

⇒メモリ容量を増やすためにSDカードを装着することはできない。

  • ホーム画面のカスタマイズの自由度が低い

⇒アイコンは画面ごとに自動的に上づめで整列し、ウィジェットとして表示できるアプリの数が少ない。

iPhoneのデメリットは、主に端末そのもののバリエーションの少なさ、カスタマイズの自由度の低さにあるといえます。とはいえそれらが許容範囲内、またはあらかじめ対策を取っていれば解消するのも不可能ではありません。

Androidのメリットとデメリット

iPhoneとはさまざまな点で違いがあるAndroid端末には、やはりまったく違うメリットとデメリットがあります。とはいえ、選ぶときに大切なのはメリットだけにとらわれるのではなく、デメリットについても正しく把握し、そのバランスから判断することです。

しかし、Androidは端末が多種多様なため、そのすべてに共通するメリット・デメリットは決して多くありません。総合的な共通点や一般論として、その参考としてください。

Androidのメリット

Android端末には次のようなメリットがあるといえます。

  • 端末を幅広いラインアップから選ぶことができる

⇒ディスプレイの大きさや性能、機能、価格などさまざまな要素の組み合わせで選べる端末が豊富で、周りの人と差別化しやすい。

  • iPhoneにない機能を搭載している端末がある

⇒多くの端末が搭載しているおサイフケータイを使うとたくさんの決済方法が利用できる。また地上波テレビ放送を視聴できる端末もある。その他、お知らせLEDの点灯や虹彩認証、折りたたみ式端末など機能が多彩。

  • SDカードで簡単にメモリ容量を拡張できる

⇒本体のメモリ容量が少なくても、SDカードスロットを使えば容量を拡張できる。ただし、端末によっては最大容量や利用できるメモリーカードに制限がある場合がある。

  • ホーム画面のカスタマイズの自由度が高い

⇒アイコンを、自動的に上づめではなく任意の場所に配置できる。またウィジェットの種類が豊富で、組み合わせればかなり自由にカスタマイズできる。

メリットにはユーザーの「オリジナリティ」を出しやすい項目が多くあります。「この機能が欲しい」といったこだわりを求めるユーザーにもおすすめできるといえるでしょう。

Androidのデメリット

ではデメリットにはどんなものがあるでしょうか。

  • セキュリティが低いアプリもある

⇒AndroidOSは対策が取られているものの、一般公開されているため一部のアプリはセキュリティが低いというリスクがある。利用にあたっては、セキュリティソフトのインストールがおすすめ。

  • 端末ごとに異なる操作性

⇒メーカーだけでなくシリーズや端末ごとに操作性が異なる場合がある。また画面の反応や切り替えスピードなどの使い心地も異なる。

  • サポート体制の充実度はメーカーごとに異なる

⇒一部のメーカーは日本語によるサポートが提供されていない一方、体制が確立しているメーカーもあるため、事前に口コミサイトやSNSなどを参考に調べておく必要がある。

端末ラインアップの豊富さが、かえって選びづらい理由になってしまうかもしれません。いくらiPhoneに比べて安価なものが多いとはいえ、数万円以上かかる高価なものです。選ぶときはできるだけ情報を集め、できれば実際に操作してみることをおすすめします。

iPhoneとAndroidはどんな人におすすめ?

iPhoneとAndroidの違いと、それぞれのメリット・デメリットから、総合的にみてどちらがどのような人におすすめできるといえるでしょうか。ここでは、それぞれのタイプについて解説します。

とはいえ一人ひとり使い方は異なります。あくまでそれぞれの使い方を十分に把握した上での参考としてみてください。

高くても長く使いたい人にはiPhoneがおすすめ

iPhoneがおすすめできる人には、次のような傾向があるといえます。

  • 高価な端末代金を負担する価値があると考えている

⇒機能や操作性、総合的な満足度を加味して、端末代金は妥当もしくはコストパフォーマンスが高いと考える。

  • 充実したサポートが欲しい

⇒月額1000円以上かかってもAppleCare+に加入して、安心・安全に長く利用したい。

他にも、MacやiPadを併用している人には、iCloudを利用したデータ連携は仕事やプライベートに利用できるのでおすすめです。またスマートフォン初心者にも、周りにiPhoneユーザーが多ければ、困ったときに尋ねやすいので便利でしょう。

こだわりの機能を使うならAndroidがおすすめ

Androidは、次のような傾向のある人におすすめできます。

  • こだわりの「機能」を使いたい

⇒使いたい機能がiPhoneになく、その端末ならではの機能に大きなメリットがある。

  • ごく簡単に使えるスマートフォンが欲しい

⇒初めてガラケーからスマートフォンに機種変更する。あまり多くの機能を求めず、ごく簡単に使えるものを求めている。

  • 人と同じスマートフォンを使いたくない

⇒画面や着信音、外観などできる限りオリジナリティのあるスマートフォンが欲しい。

Android端末は、ラインアップが豊富なので価格や、操作性、性能などさまざまな要素について幅広い選択肢から選ぶことができます。特に、こだわりの機能があればそれを搭載している端末はAndroid端末の中にある可能性が高いでしょう。

iPhoneもAndroidも故障したらスマホ修理王へ

iPhoneとAndroidの違いについて、さまざまな視点から考えてきました。それぞれメリットとデメリットがあり、異なる点は多いものの自分の使い方を正しく把握し、情報を集めてじっくり検討すればどちらが自分に合っているか判断することはできます。

しかしどちらの場合も、破損や故障といった万が一には緊急な対処が必要なことは同じです。まだ電源が入り、画面が見えて操作できるならよいのですが、そうでなければ今すぐ、回復する必要があります。そんなときはぜひ、スマホ修理王へお問合せください。

スマホ修理王は、内容によって最短30分、データそのまま即日修理に対応しています。しかも料金は部品代や技術料などすべて込みで、不安なら事前に電話や問い合わせフォームで無料相談もできます。

iPhoneもAndroidも、破損や故障で困ったら、すぐにスマホ修理王までご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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