スマホの寿命とは?長持ちさせるコツや適切な買い替えの時期も紹介
2022年7月28日
最近スマホの調子が悪く、そろそろ寿命かな?と思いながらスマホを使っている方もいるでしょう。スマホの寿命やスマホを長持ちさせる方法を知っていれば、適切に対応することができます。
本記事ではスマホの寿命と長持ちさせる方法を詳しく紹介し、スマホを買い替える時期についても解説します。
スマホの寿命は何年か?
「スマホは何年おきに買い替えるべき?」「そもそもスマホの寿命は何年?」「スマホは修理と買い替えどちらが得?」という疑問を抱いているユーザーは多いことでしょう。スマホの寿命については、スマホ本体とバッテリーには違いがあります。
これらの寿命をよく把握した上で修理か買い替えかを判断することが大切です。
スマホ本体とバッテリーの寿命は異なる?
スマホ本体とバッテリーの寿命を混同しているユーザーも多いと思いますが、両者の寿命は同じではありません。両者とも使用条件によって寿命は異なりますが、標準的な使用状態における寿命は、本体が3年〜4年、バッテリーが約2年~3年といわれています。
本体よりバッテリーの寿命が先にくるため、スマホの寿命を考える際はバッテリーの寿命を基準に考えるとよいでしょう。
参考:
LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
ヤマダデンキ「スマホの寿命は何年?劣化の原因や買い替えのサインについても解説」
ドクター・ホームネット「スマホの寿命は何年?バッテリーや画面など壊れる前の兆候もチェック」
iPhoneの寿命は?
日本では、Apple社のiPhoneの人気が高く、新しいモデルが発売されるたびにハイスペックな仕様になっているだけに、できるだけ長く使い続けたいと願うユーザーも多いでしょう。そこで気になるのがiPhoneの寿命です。
iPhoneのバッテリー寿命は、通常の使い方で約2年~3年といわれています。したがって、2年が経過すると「寿命が残り1年」と考え、注意して使用するのがよいでしょう。アプリの動きが鈍くなったり起動が遅くなったりすると、そろそろ寿命が近づいてきているというサインです。
バッテリーを充電中に使用したり、過充電したりする行為は寿命をさらに縮めかねないため控えましょう。
参考:bitWave「iPhoneの寿命はどのくらい?何年使える?壊れる前兆はこのサイン」
Androidの寿命は?
Apple社以外のメーカーから発売されているAndroid OSのスマホも、新しいモデルが発売されるごとにスペックがレベルアップしています。各モデルによって多少の違いはありますが、通常の使用状況でAndroidのバッテリー寿命は、iPhoneと同じく約2年~3年といわれています。
参考:SHARP「スマホの替えどきの目安は?」
スマホの寿命の見極め方
スマホユーザーが、スマホの寿命が近づいていることを知る方法はあるのでしょうか?寿命が分かれば事前に対応することができるので、いきなり使用不能になって慌てる心配がありません。ここでは、スマホ寿命の見極め方について紹介しましょう。
充電の間隔が短くなる
スマホ本体の寿命は一般的に約3年~4年で、スマホを稼働させるバッテリーの寿命が約2年~3年といわれています。つまりスマホ本体はまだ使えるのにバッテリーの方が先に寿命が尽きてしまうというわけです。
スマホに搭載されているリチウムイオン電池は、約500回充電するとバッテリー容量が約20%減少するといわれています。使用状態にもよりますが、約2年~3年が経過すると充電の間隔がかなり短くなってきます。
電池の減りが早くなり、充電間隔が極端に短くなってくるとバッテリーの寿命と判断してよいでしょう。
参考:
Apple「iPhone のバッテリーとパフォーマンス」
楽天モバイル「スマホの寿命はどれくらい?経年劣化の兆候を解説」
イオンモバイル「スマホの電池(バッテリー)があっという間に減ってしまう時の対処方法」
反応が鈍く使いにくくなる
バッテリーの容量が残り少なくなると、スマホでインターネットの動画サイトなどを閲覧している際に、動画の動きが遅くなることがあります。これは、経年劣化による性能低下が原因のケースが考えられます。
また、サイトの立ち上げが遅くなったり動作が鈍くなったりするのも同様で「使いにくい」と感じたら、寿命が近づいている黄色信号と思ってよいでしょう。
参考:
楽天モバイル「スマホの寿命はどれくらい?経年劣化の兆候を解説」
LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
アプリオ「iPhoneが「重い」「遅い」ときの原因と解消法まとめ」
電源が突然切れる
スマホの電源が突然オフになるのは赤信号といえるでしょう。バッテリーや本体が劣化することで、処理能力が低下し、突然電源が切れるようになります。ユーザーの意思に反して電源が強制終了される状況になればバッテリーや本体の寿命と思ってよいでしょう。
参考:
Apple「iPhone のバッテリーとパフォーマンス」
楽天モバイル「スマホの寿命はどれくらい?経年劣化の兆候を解説」
LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
スマホの寿命を縮めてしまう使い方
ユーザーの使い方によって寿命が異なってくるのがスマホの特徴です。たとえば、ほとんど電話機能しか使わないユーザーと、インターネットやゲームなどをよく利用するユーザーとでは、スマホの寿命も異なってきます。
ここでは、スマホの寿命をできるだけ延ばすための注意点として、スマホの寿命を縮めてしまう使い方を紹介しましょう。
過充電による消耗
充電式の機器全般にいえることですが、スマホに関しても「100%以上充電したので長持ちする」という考えは大きな間違いです。むしろスマホの充電が100%になっているのに、それ以上充電を続けることは「過充電」となりバッテリーの寿命を縮めるだけのNG行為です。
近年発売されているスマホには「過充電防止機能」が付いていることがほとんどですが、バッテリーが劣化するにつれてこの機能も正常に働かなくなることがあるため、過信せず、100%になったらできるだけ早く充電ケーブルを外すように心がけましょう。
参考:
LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
MOOVOO「スマホの過充電、気にする必要はある?バッテリーの節約方法についても紹介!」
dアプリ&レビュー「【注意】やってない?スマホ寿命を縮める充電方法と使い方」
落下などによるショック
スマホは精密機器に属するアイテムであるため、本体に衝撃を与えることは絶対に避けなければなりません。いつでもどこでも手軽に使えるスマホは、今や日常生活に欠かせないアイテムとなっているだけに、常に不注意による落下事故のリスクにさらされています。
スマホが落下などのショックを受けると不具合が発生し寿命に影響を及ぼすことがあります。また、落下以外でも水濡れによる故障や不具合によって寿命が短くなるケースも無視できません。
自分のスマホは「衝撃に強い耐久性仕様だから」とか「防水機能付きだから」などと思っているユーザーは特に「耐久性や防水機能は100%安全を保証するものではない」ということを理解しておきましょう。あくまでも「大事に丁寧に取り扱うこと」がスマホを長持ちさせる基本といえるでしょう。
参考:LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
高温多湿の場所に保管
スマホに使われているリチウムイオン電池は、環境によっては性能が低下し劣化が早まります。バッテリーが劣化しやすいのは「高温・多湿」な環境です。
また、温度が高い場所からいきなり低温度の場所に移動させるとスマホ本体に「結露」が生じて故障や寿命を縮める原因となるため要注意です。
参考:LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
スマホを長持ちさせる賢い方法
毎日使うものだけに、スマホ自体に愛着がわいてくるユーザーも多いことでしょう。修理や買い替えにかかる費用の負担も無視できない上に、気に入ったモデルはできるだけ長く使用を続けたいと思うユーザーも多いでしょう。
ここでは、スマホを長持ちさせる賢い方法を紹介します。
充電器は純正のものを使う
新しいスマホを購入すると専用の充電ケーブルが付属しています。通常は自宅でこの純正品を使用していれば問題ないのですが、勤務先や起動先でも充電する機会が多いユーザーは、2個目の品として非純正品を購入して使用するケースもあるでしょう。
量販店やディスカウントショップには、安価な非純正品が並んでおり、そういった商品を購入して使用しているユーザーもいることでしょう。しかし、スマホの充電に非純正品のものを使うことは、あまりおすすめできません。
中には純正品と同質の性能のものもあるのですが、安価なものほど故障や寿命を縮める原因になりかねません。充電用の機器類は純正品でもそう高額ではないため、スマホをできるだけ長持ちさせるためには、充電用機器も純正品を選びたいものです。
自動ロックの時間を短めにする
スマホには、使用後にロックがかかる「自動ロック機能」があります。そしてこの自動ロック機能はロックする間隔が選択できる仕様になっているモデルがほとんどです。
自動ロック機能を短めに設定しておくことで、使用後に無駄な電力を消費する時間を節約することができます。「わずか数秒・数十秒程度の違いでは」と思いがちですが、数秒が積み重なると無視できない時間になり、結果的にバッテリーの長持ちにつながるというわけです。
参考:
ITmedia Mobile「iPhoneで「自動ロック」の時間を短くする方法」
モバレコ「Androidスマートフォンで画面ロック(自動ロック)を設定する方法」
高温・多湿・寒冷の場所に置かない
スマホを置く場所としては「高温・多湿または寒冷」な環境を避けるようにしましょう。スマホをこのような環境の場所に置くとバッテリーの劣化を早めてしまう可能性があります。
また「直射日光があたる場所」に置くこともNGです。さらに温度が高い場所に置くのは危険なので、暖房器具の近くでは取扱いに注意をしましょう。
参考:セゾンのくらし大研究「スマホが熱い時はどうすれば良い?4つの原因と簡単にできる対処方法6選を紹介」
スマホの修理または買い替えの注意点
スマホの調子が悪くなったときに、ユーザーが考えがちなのが「修理すべきか買い替えるべきか」という点です。ここでは、スマホを修理するか、あるいは買い替えるべきかを悩んでいるユーザーのために、スマホの修理と買い替えの時期について紹介しましょう。
修理か購入か得な方を考慮して決断する
スマホを修理するか、あるいは買い替えるかの決断で、もっとも重要な要因は、それらにかかる「費用」です。
スマホの調子が悪くなったら、修理店にて修理費の見積金額と買い替えの場合の新規購入費用を比較した上で、その後の維持費用も考慮して決めるのが賢明です。
参考:
Soldy「スマホの買い替え・機種変更の目安やタイミングはいつ?機種変更前の準備も解説!」
セゾンのくらし大研究「スマホを5年以上使うのは寿命?長持ちさせるコツと修理すべきサインとは」
データバックアップをとる
修理するにせよ、買い替えるにせよ、スマホに保存されているデータのバックアップをとっておくことが重要です。修理や新機種に替える際に元データが消えてしまうリスクを完全に無くすことはできません。
特に消えて困るデータはパソコンやクラウドサービスなどに保存しておくように心がけましょう。
参考:LINEMO「スマホの寿命は何年?買い替えるべき兆候や、長持ちさせるコツを解説」
料金プランを再チェックする
スマホ本体もバッテリーも両方の寿命が尽きており、修理もできないとなれば、買い替えるしかありません。スマホも年を経るごとに機能が高度になっており、それに比例して端末の料金も高額になっているため、買い替えるには金額負担も大きくなります。
そこで、中古モデルの購入も選択肢に入れてみましょう。その場合、中古モデルの購入費用と、新型モデルの料金プランを比較して決めるのが賢明です。その際、中古モデルの寿命があとどれくらいなのかを十分考慮した上で購入するようにしましょう。
参考:イオンモバイル「スマホの寿命は長い短い?できるだけ長く使うための方法や買い替えのタイミングを紹介!」
「寿命かな?」と思ったらスマホ修理王にご相談を!
スマホがない生活は考えられないほど、私たちの生活必需品となっています。しかし身近にあるだけに、スマホが精密機器であり寿命があることを忘れがちです。本記事で紹介したように、スマホを正しく丁寧に取り扱うことが大事です。
そして、スマホの調子が悪いと思ったら、慌てて機種変更に走るのではなく、修理するという方法も選択肢に入れておきましょう。「スマホ修理王」では、不具合が生じたスマホを適正に診断し、ユーザーの方々に適切な対応策をご提案しています。
「寿命かな?」と思ったら、ぜひ一度「スマホ修理王」にご相談ください。バッテリー交換や画面割れ修理は、最短30分でデータを消さずに修理が可能です。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。