SIMカードなしでもスマホは利用できる!できること・できないことを紹介
2022年7月1日
SIMカードなしでもWi-Fi環境があればスマホを利用できます。ただし、使える機能と使えない機能があるため、利用する際は注意が必要です。そこで本記事では、SIMカードなしの状態でできること、できないこと、活用方法について詳しく解説します。
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SIMカードなしのスマホにはWi-Fi環境が重要
SIMカードなしのスマホでも、Wi-Fi環境があればインターネットに繋げられます。外出先であれば公衆無線LANやモバイルルーターがあれば便利です。
通話アプリを使って電話をしたり、インターネットを使って検索をしたりなど、SIMカードがあった場合に近い環境を用意できます。ただし、一部の機能やサービスについてSIMカードがないと利用できない点には注意が必要です。
SIMカードなしの状態でできる4つのこと
SIMカードなしの状態でできる内容として、次の4つが挙げられます。
- スマホに最初から搭載される機能の使用
- Wi-Fi経由でのウェブサイトやSNSの閲覧
- アプリを使った電話の発着信
- 音楽の再生
いずれもSIMカードの有りなしに関わらず利用できる内容であり、サブのスマホを保有する際にも役立つ情報です。ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。
1.スマホに最初から搭載される機能の使用
SIMカードがなくてもスマホに最初から搭載されている機能は使用できます。例えば、メモ帳やカレンダーなどが最初から搭載される機能に該当します。その他にも、カメラや時計、電卓、ボイスレコーダーなども利用可能です。
近年のスマホに搭載されるカメラは高機能になっており、デジタルカメラとして使うのも1つの手です。
2.Wi-Fi経由でのウェブサイトやSNSの閲覧
Wi-Fiを利用することでウェブサイトやSNSの閲覧もできます。SIMカードがある状態と同様に「Google」や「Yahoo!」などで検索をしたり、YouTubeを視聴したりすることも可能です。また「Twitter」や「Instagram」といったSNSも利用できます。
ただし、ログインにSMS認証を使った二段階認証を設定している場合は利用できません。そのため、SIMカードなしのスマホで利用する場合は、他の認証方法に変更する必要があります。
3.アプリを使った電話の発着信
近年では「LINE」や「Skype」といったアプリを使って電話の発着信ができるようになりました。そのため、Wi-Fi環境があればSIMカードがなくても電話での通話が可能です。
また、同じアプリ間の通話料金は無料になるケースが多く、通話料金を別途支払う必要もありません。さらに、固定電話に電話する際は「050」から始まるIP電話アプリを使えば通話できます。
4.音楽の再生
Wi-Fi環境で前もってダウンロードしておけば、音楽を再生することもできます。 スマホで長時間にわたって音楽を再生していると多くの電力を消耗しがちです。
そこで、普段から使っているスマホとは別に、SIMなしのスマホを音楽プレイヤーとして使えば、メインで使用しているスマホの充電切れのリスクも減らせます。SIMカードがないスマホで音楽を聴きながら、SIMカードがあるスマホで別の作業をするといった使い方もできるでしょう。
SIMカードなしの状態でできない5つのこと
SIMカードがない状態でも、Wi-Fi経由でのウェブサイトやSNSの閲覧やアプリを使った電話の発着信などが可能です。ただし、できないことがあるのも事実です。主な内容として、次の5つが挙げられます。
- キャリア回線を使用した電話の発着信
- SMSによる本人確認
- アプリや本体のアップデート実行
- キャリアメールの利用
- キャリア回線を使ったウェブサイトやSNSの閲覧
ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。
1.キャリア回線を使用した電話の発着信
キャリア回線を使用した電話の発着信はSIMカードが必要です。そのため、090や080、070からはじまる電話番号は利用できません。発信だけでなく、着信もできないので注意しましょう。
一方、電話通話ができるアプリを利用すればインターネット環境を通じて通話できます。ただし、119や110、フリーダイヤルである0120はアプリでは利用できないケースもあります。
2.SMSによる本人確認
電話回線を使って送信するSMSは、SIMカードがないと送受信ともにできません。そのため、SMSを使う本人確認は受けられない点には注意が必要です。
ただし、サービスによってはSMS以外のメールや書類などによる本人確認に変更できるケースも多々あります。SIMカードがないスマホのみを利用する場合は、サービスを利用する前に本人確認の方法を確認するようにしてみてください。
3.アプリや本体のアップデート実行
まれに、SIMカードがないとアップデートなどが実行できないことがあります。例えば、iPhoneを一度初期化すると、SIMを用いてアクティベーションロック解除という認証作業を行わないと使用できなくなります。
別のスマホで使用しているSIMカードがあれば、差し替えることで対応可能です。
4.キャリアメールの利用
SIMカードがないとドコモやソフトバンク、auなどのキャリアメールを利用できません。しかし、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを使えば、Wi-Fiに接続することでSIMカードなしでもメールのやりとりができます。
現在では、SIMカードの有無に関わらず、フリーメールを利用する人が増えており、それほど問題にならないケースも少なくありません。
5.キャリア回線を使ったウェブサイトやSNSの閲覧
SIMカードがないスマホでは、キャリア回線を使ったWebサイトやSNSの閲覧ができません。もちろん、フリーメールと同様にWi-Fiを使えば、いずれの閲覧も可能です。
ただし、SNSにおいても本人確認のためにSMS認証を要するケースがあります。この場合はSIMカードなしでは認証ができないため、他の方法で認証を受けなければなりません。
SIMなしスマホを活用する3つの方法
SIMなしスマホの活用方法として、次の3つが挙げられます。
- 子どもの防犯用スマホとして利用する
- 音楽や動画の再生専用として利用する
- 監視カメラとして利用する
SIMなしスマホの活用方法はさまざまにあり、新しく他のデバイスを購入せずに済む可能性もあります。ここでは、方法ごとの詳しい内容についてみていきましょう。
1.子どもの防犯用スマホとして利用する
SIMカードなしのスマホは、子どもの防犯用としても利用できます。SIMカードが入っていなくてもGPS機能は動作するため、GPS対応のアプリをインストールしたスマホを子どもに渡すことで、位置情報を確認できます。
また、SIMカードを入れていないので、過剰に通信容量を使ったり電話を使ったりできないことから、安心して持たせられるでしょう。
2.音楽や動画の再生専用として利用する
Wi-Fiをつなげて音楽や動画のデータをダウンロードすることで、再生専用のプレイヤーとして利用できます。SIMカードのないサブのスマホで音楽や動画の再生をすれば、SIMカードのあるメインのスマホの電池消耗を防げます。
さらに、車内での音楽プレイヤーとして利用したり、料理中にレシピ動画を視聴したりとさまざまなシーンでSIMなしスマホを活用可能です。
3.監視カメラとして利用する
SIMカードがないスマホは、監視カメラとしても利用できます。家にいるペットや子どもの様子を監視カメラを通じてリアルタイムに見ることも可能です。
例えば、ベビーシッターに子どもを預ける際や犬をペットシッターに預ける場合など、映像による情報が役立つ場面はさまざまです。高価な定点カメラを購入せずとも、余っているSIMなしスマホがあれば、十分に代用できます。
SIMカードなしのスマホを利用するメリットとデメリット
SIMカードなしのスマホを利用するメリットとデメリットとして、次の4点が挙げられます。
- SIMカードの利用料金がかからない
- メインスマホのストレージ容量を減らせる
- 緊急電話がかけられない
- 情報漏洩のリスクがある
SIMカードなしのスマホを利用する際は、いずれも把握しておく必要があります。ここでは、メリットとデメリットの詳しい内容についてみていきましょう。
メリット1.SIMカードの利用料金がかからない
SIMカードを利用していないため利用料金がかからない点は大きなメリットです。Wi-Fi環境さえあれば、インターネット通信やアプリによる通話などもスマホに求める基本的な機能を網羅できます。
さらに、データ無制限で利用できるWi-Fi環境があれば低速通信となる心配もなく、パケットの追加も不要です。子どもに初めてスマホを持たせる場合にも、SIMカードのないスマホであれば安心です。
メリット2.メインスマホのストレージ容量を減らせる
SIMカードなしのスマホとメインスマホを使い分けることでストレージ容量を減らせる点もメリットの1つといえるでしょう。例えば、撮影した動画や画像はSIMなしのスマホに移動させることもできます。
また、SIMのないスマホで音楽をダウンロードしたり、ゲームをインストールしたりといった工夫もストレージ容量を減らすのに効果的です。
デメリット1.緊急電話がかけられない
SIMのないスマホからは緊急電話をかけられません。 110番や119番といった緊急時に必要な電話をかけられないと、いざというときに困ります。
また、050から始まるIP番号を取得しても、緊急電話にかけられないので注意が必要です。さらに、緊急速報メールやJアラートといった緊急を要する通知も基本的には受け取れません。
デメリット2.情報漏洩のリスクがある
SIMカードがないスマホを持ち歩く場合、無料Wi-Fiスポットを利用するケースも多いでしょう。しかし、フリーWi-Fiは暗号化されておらず、不特定多数が利用することから情報漏洩のリスクが生じます。
特に、個人情報を入力する際は注意が必要です。モバイルルーターを持ち運んだり、パスワードを要するWi-Fiスポットを利用したりといった対策を取るようにしましょう。
SIMカードの取り出しに困ったらスマホ修理王にご相談ください!
SIMカードがないスマホにも、さまざまな使い方があります。Wi-Fi経由でのウェブサイトやSNSの閲覧やアプリを使った電話の発着信などもできるため、SIMカードがないことに不便を感じない人もいるでしょう。
また「SIMカードの利用料金がかからない」や「メインスマホのストレージ容量を減らせる」といったメリットまであるのです。
ただし、緊急電話がかけられなかったり、情報漏洩のリスクがあったりとデメリットがあるのも事実です。さらに、SIMカードなしでもスマホが使えることがわかり、頻繁に抜き差しすることで故障するケースもあります。
スマホ修理王では詰まってしまったSIMカードの取り出しに対応しています。
もし、SIMカードの取り出しに困っている場合はスマホ修理王にご相談ください。見積りのみでも対応しております。ぜひ一度ご相談ください。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。