アップルケアへの加入は必要か知りたい!保証内容や料金プランを紹介

2022年6月1日

iPhoneの購入時にアップルケアに加入すれば、故障や紛失、盗難などのトラブルに備えられます。しかし、加入すると毎月料金がかかるので、できる限り費用を抑えたい方は迷う方もいるでしょう。そこで今回は、アップルケアへの加入は必要なのかについて解説します。

アップルケアへの加入は必要?

iPhoneを購入するときにアップルケアに加入するか確認されるため、その場で契約するべきか悩む方も少なくありません。アップルケアに加入することにより標準保証に加えて追加保証サービスを受けられますが、費用がかかる点を懸念する方もいるでしょう。結論からいうと、加入は購入者の任意であるため、必ずしも必要なわけではありません。

ただし、近年はスマホの本体価格が高額になっており、買い替えや修理の費用が高くなることも少なくありません。アップルケアに加入しておけば、高額になりがちな買い替えや修理にも備えられます。iPhoneは使用期間が長くなると不具合が起こることもあるため、このような事態に備えてアップルケアに加入するか決めることが大切です。

アップルケアの保証内容と料金プラン

アップルケアは、Apple製品専用の保証サービスです。料金プランは「月払い」もしくは「2年間分のまとめ払い」が用意されています。

標準保証より手厚いサポートを受けられるうえに、月払いプランは契約者が解約しない限り自動的に延長されるので再手続きをする必要はありません。ただし、2年間分をまとめて支払う場合は、期限が満了する前に更新手続きを行う必要があります。アップルケアの料金プランは、次のとおりです。

ここからは、アップルケアに含まれる保証内容について確認していきましょう。

加入期間中は標準保証を受けられる

iPhoneの購入時点で標準保証が付くため、通常使用で起こった不具合の修理や交換対応、無償テクニカルサポートの保証を受けられます。

ただし、標準保証には保証期間が設けられており、対象期間を過ぎると標準保証のサポートは一切受けられなくなります。一方、アップルケアは加入期間中に標準保証が自動延長されるため、Appleのサポートを受け続けられるのが魅力です。

優先的にサポートを受けられる

Appleのテクニカルサポートは混み合うことが多いため、すぐにサポートを受けたくても担当者に繋がらず、待ち時間が長くなることも珍しくありません。

ただ、アップルケアの加入者はチャットや電話に優先的にアクセスできるので、待ち時間が少なくスムーズにサポートを受けられます。短時間で問題や疑問を解決できるため、電話でスムーズな対応を求めている方は加入しておくと便利かもしれません。

バッテリーの修理が無償になる

標準保証では、保証対象外となるバッテリーの修理に対応してもらえます。iPhoneのバッテリーはリチウムイオン電池を採用しており、繰り返し充電することで劣化する消耗品です。

iPhoneの使い方にもよりますが、充電する回数が多い場合は、購入してから1年で7割程度の容量になることもあります。アップルの保証サービスに加入しておけば、バッテリーが劣化しても対応してもらえるので安心です。

ただ、バッテリー修理のサービスを利用できるのは、保持容量が本来の容量の80%未満になった場合のみになるので注意しましょう。アップルの保証サービスに加入した場合と未加入の場合のバッテリー交換費用の違いは、以下のとおりです。

過失による修理サービスも受けられる

iPhoneを使用していると、不意に落として画面が割れてしまったり水没させてしまったりなど、保有者のミスにより故障してしまうことがあります。アップルケアに加入していれば、通常料金より安い価格で修理してもらえるのです。

ただし、アップルケアの修理サービスが利用できるのは、1年に2回までなので保証回数には十分注意しなければいけません。

盗難・紛失の保証オプションもある

アップルケアには、iPhoneが盗難されたり紛失したりした時に保証してくれる「盗難・紛失プラン」というオプションがあります。購入時点で自動付帯される標準保証に加えて盗難・紛失プランに加入することにより、あらゆる事態に備えられるのが特徴です。

ただし、保証を受けられるのは1年間に2回までなので保証期間には注意しましょう。アップルケアに盗難・紛失を付けた料金プランは、次のとおりです。

アップルケアに加入する3つの方法

iPhoneの購入時にアップルケアに加入するのが一般的ですが、実は購入後30日以内であれば後からでも加入することが可能です。ただし、購入後30日を過ぎるとアップルケアに加入できなくなるので、保証サービスを受けたいのであれば期限内に手続きを進めなければいけません。アップルケアに加入するには、次のような方法があります。

  • iPhoneから加入する
  • Apple Storeで申し込む
  • 電話で手続きを行う

自分に適した方法で加入手続きを進めましょう。

1.iPhoneから加入する

手軽に加入手続きを進めたいなら、iPhoneから加入するのがおすすめです。まずは、iPhoneで「設定」を開き、「一般」「情報」の順番に選択しましょう。画面に「AppleCare+ 保証が利用可能です」という文言が表示されるのでタップします。

その後は、画面に表示される案内に従って加入手続きを進めるだけです。ただし、iPhoneを購入してから30日を過ぎている場合は、画面に「AppleCare+ 保証が利用可能です」が表示されません。このような場合は、残念ながら加入できない可能性があります。

※iOSのバージョンにより操作方法が異なる場合があります

2.Apple Storeで申し込む

アップルケアは、Apple Storeで加入の申し込みをすることも可能です。自宅の近くにApple Storeがない場合は来店するのに時間がかかりますが、店頭スタッフに確認しながら手続きを進められるメリットがあります。

iPhoneからアップルケアに加入する方法がわからないなら、Apple Storeでサポートを受けながら申し込むのがいいかもしれません。ただし、加入者自身でiPhoneの点検と購入証明書の提示を求められるので注意しましょう。

アップルケアの加入手続きができるApple直営店は、こちらで確認できます。

3.電話で手続きを行う

Apple直営店に行く時間がないなら、Appleサポートに電話して加入手続きを行う方法もあります。専用ダイヤルに電話してオペレーターの指示に従って手続きを進めるだけです。ただし、電話でアップルケアの加入手続きを進める場合は、加入者自身のリモート診断と購入証明書を提出しなければいけません。

Appleサポートの問い合わせ電話番号は、以下のページで確認できます。

サポートや修理サービスに関する Apple へのお問い合わせ – Apple サポート (日本)

アップルケア以外の2つの保証サービス

iPhoneの端末保証サービスを受けられるのは、アップルケアだけではありません。Apple以外の保証サービスには、次のようなものがあります。

  • キャリアの保証プランを利用する
  • 保険会社のスマホ保険に加入する

それぞれ料金やサポート内容が異なるので、違いをきちんと理解したうえで加入する保証サービスを選ぶことが大切です。ここからは、保証サービスの特徴を確認しましょう。

1.キャリアの保証プランを利用する

ソフトバンクやドコモ、auなどでiPhoneを購入した場合は、アップルケアではなく、キャリアが提供する保証サービスに加入する方法があります。それぞれのキャリアが提供するサービス内容は異なりますが、基本的にはアップルケアと差はありません。

アップルケアとの違いを挙げるなら、キャリアの保証サービスは電話によるサポートやデータ復旧などトラブルが起こったときのサポートが手厚いということでしょう。ただ、アップルケアに比べるとキャリアの保証サービスは、料金が少し高くなる傾向があります。

2.保険会社のスマホ保険に加入する

保険会社が提供するスマホを対象にした保険に加入する方法もあります。保険会社によって保証内容は異なりますが、少額の保険で端末修理費用を保証してくれるものが多いです。

また、スマホだけでなくタブレットやパソコンなど複数の端末が保証対象になったり、機種変更やキャリア変更しても継続利用できたりするものもあります。ただし、アップルケアと比べてもお得なサービスが多く含まれていますが、自然故障には対応していません。例えば、消耗品であるバッテリーは経年による劣化に該当するので、保証対象外となります。

アップルケアに加入する際の3つの注意点

アップルケアに加入することで、さまざまな保証を受けられるのでiPhoneを安心して使用できます。ただ、アップルケアに加入する際は、押さえておきたい注意点がいくつかあるのです。加入時の主な注意点には、次のようなものがあります。

  • 改造したiPhoneは保証対象外になる
  • 保証回数を超えると対象外になる
  • 加入前に保証期間内か確認する

それぞれのポイントを確認していきましょう。

1.改造したiPhoneは保証対象外になる

アップルケアに加入すれば、スマホが故障したり不具合が起こったりしたときに修理してもらえます。ただ、改造したiPhoneは保証対象外になるので、修理サービスを受けられません。

例えば、正規修理サービス以外の方法でスマホを修理した場合は、改造と見なされるおそれがあります。そのほかにも、Appleのサポートセンター以外でスマホを分解したり、改造プログラムでiOSを書き換えたりした場合も改造と見なされるので、要注意です。

2.保証回数を超えると対象外になる

アップルケアの保証回数には制限があります。例えば、iPhoneが不意の事故による故障や破損した場合、保証を受けられるのは1年に2回のみです。3回目以降に修理する場合は、保証対象外の料金になるため、通常の修理料金を支払わなければいけません。無制限に修理サービスを受けられると勘違いする方も多いので、保証回数には気をつけましょう。

3.加入前に保証期間内か確認する

アップルケアは月単位の購入を選択した場合、解約するまで自動更新されます。ただ、一括で料金を支払っている場合は、加入から24ヶ月で保証期間が終了するため、加入者自身で延長の手続きを行わなければいけません。加入期間の延長を検討しているなら、まずは保証期間内であるか確認してから手続きを進めることをおすすめします。

アップルケアへの加入はメリットが多い

アップルケアに加入することで、過失による修理サービスや盗難・紛失の保証サービスを受けられたりバッテリーの修理が無償になったりなど、加入者は多くのメリットを得られます。また、アップルケアの加入者は優先的にサポートを受けられるので、不具合が起こったり疑問があったりするときはスムーズに解決できるのも魅力です。

ただ一方で、アップルケアは費用がかかるので加入に迷う方も少なくありません。このような場合は、キャリアや保証会社などアップルケア以外の保証サービスを検討するのもひとつの方法です。保証サービスに加入することで万が一のトラブルにも備えられるため、自分に適したプランを探してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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