iPhoneのバックアップ、しないとどうなるのか│必要性と方法解説

2022年5月31日

「iPhoneのバックアップは必ずしてください」って盛んに言われるけど、バックアップしないとどうなるのか、iPhoneのバックアップは何のためにするのか?
iPhoneのバックアップについて、実は詳しく知らないという方、結構いるのではないでしょうか。

この記事では、iPhoneのバックアップをしない場合のリスクや、バックアップを作成する必要性、その方法について解説します。

 

バックアップとは

スマホやPC関連の話題で耳にすることが多い「バックアップ」。
バックアップが何のことを言っているのか、どんなことなのか、なんとなく知ってはいるけれど、明確にはよくわからない。そんな方は少なくないと思います。

バックアップは端末に保存されている、連絡先や画像・音楽・アプリなど、様々なデータを守るために必要なこと。
予期せぬ故障やアクシデントによって、データが失われることのないように、日頃からバックアップを取っておくことが、安心・安全のスマホライフにつながります。

★そもそも、バックアップってなに?
iPhoneの現状を保存することをバックアップといいます。
バックアップをしなくても、iPhoneを使用することはできますし、普段使用する分には問題ありません。
しかし「iPhoneを落として壊してしまった」「急に電源がつかなくなって、データが消えてしまったかも」という時にバックアップが必要になります。
iPhoneの現状をそのまま保存しておけば、不測の事態が起きても安心。故障したiPhoneを修理に出した後や、新しいiPhoneに変更した場合でも、バックアップを復元したら、修理前・変更前と同様に使用することができるのでとっても便利です。
もしもの時に備えて、バックアップは必ず取っておきましょう。

iPhoneのバックアップをしない理由

よくわからないから

「バックアップとはよく聞くけど、実際のところどうやって行えばいいか、わからない」という方、結構いるのではないでしょうか。iPhoneを使用することに慣れていない方などは「よくわからない」から放置しているというケースがあるようです。

しかしそのままにしておくと、iPhoneが急に壊れた時や紛失した時に大切なデータを失う恐れがあります。バックアップについて最低限の知識を持つことはとても重要です。

面倒だから

「データを守るために必要なことでしょ」と、バックアップについて、なんとなく把握しているけれど、色々自分で調べたり、設定したりするのが億劫と思っている方も多いと思います。

仕事で時間に追われていたり、家事が忙しかったり。日々バタバタと過ごしていると、iPhoneに関する事務作業は後回しにしがち。ですが、バックアップをせずにいると、後々「あの時しっかりバックアップを取っておけばよかった!」なんて後悔することも。
後回しにするのはやめて意を決し、バックアップについて学び、自分に合った方法を見つけてバックアップを取りましょう。

バックアップを取るための外部機器がない

iPhoneは使いこなしているけど、パソコンやSDカードを持っていないから、バックアップができていない、外部機器を買うにはそれなりの費用がかかるから難しい、という方もいると思います。

iPhoneのバックアップの方法は複数あるので、外部機器を用いなくてもOKな手段を選び、バックアップはしておくのがベスト。
「こんな時のために、あの時バックアップを取っておけばよかったのか!」と気づいても後の祭りです。

しなくても大丈夫だと思っている

「自分はiPhoneを壊したことはないし、これからもそんなことはしない」「機種変更をするにしても、データ移行はショップにお願いするからバックアップはしなくていい」、そうお考えの方もいると思います。

ですが、絶対にiPhoneを壊さないと言い切れるでしょうか。また、ショップでのデータ移行もトラブルなく済むと100%保証されているのでしょうか。
万が一の時に備えて、バックアップはコンスタントに取っておきましょう。

​​バックアップしたデータが必要になるシーン

iPhoneが故障した場合

日常生活になくてはならないものとなったiPhone。
落下や水没など、どんなに気をつけていても、突然その時はやってきます。
自分では大切に使用していたつもりでも、iPhoneを落としてしまう、水没させてしまうなどの可能性がないとは言い切れませんよね。
また、突然iPhoneの電源がつかなくなる等のトラブルも否めません。
iPhoneが故障し、データ等が消えてしまった場合や、修理に出して本体交換を行った際に、連絡先やアプリ・画像など、元通りにするためにバックアップしたデータが必要になります。

機種変更を行なった場合

長年使用していた端末を最新のものに変更すると、備わっている機能や見た目が新しくなっていることで、とてもワクワクしますよね。新しい機能の使い方さえ覚えるだけで、これまで通りサクサク使える状態にするためにも、バックアップしたデータは必要になることがあります。

iPhoneでは、機種変更前の端末が動く状態であれば、クイックスタートを活用することでバックアップがなくても設定やデータをそのまま新しい端末に移行することができます。しかし、買い替えプログラムや故障、紛失などにより古い端末が手元にない状態では、バックアップから復元するしかありません。

日頃からの定期的なバックアップの作成はもちろん、機種変更前はしっかりバックアップを取っておきましょう。

誤って必要なデータを削除してしまった場合

「ストレージ容量が少なくなってきて、色々削除していたらうっかり大切なデータも消してしまった」そんな経験、ありませんか?

iPhoneは操作がシンプルでスムーズに行えるので、単純作業・操作の際に誤って消さなくてよかったデータ等を消してしまう、なんてミスも少なくありません。意図せずデータを削除してしまった場合に、バックアップを取ったデータがあれば安心です。
こういった時のためにもバックアップはこまめに取っておくことが重要になります。

iPhoneをバックアップしないとどうなるのか

初期化した際に全データが消えてしまう

端末の故障・紛失、画面のロックが解除できなくなったなどを理由に、どうしても初期化せざるを得ない状態になった際、必要となるのがバックアップしたデータです。

iPhoneのバックアップを取っておかないと、突然のアクシデントの際、連絡先・写真・アプリ・音楽、その他にもたくさんのデータがすべて消えてしまう可能性があります。

保存されているデータを復元すれば、故障・不具合前と変わらず使用することができるので、常日頃からiPhoneのバックアップをしっかり取っておきましょう。

​​iPhoneのバックアップの方法

PCを使用する場合・復元方法

〜iTunesを使うバックアップの手順〜
<デバイス>を選択

<iPod・iPhone・iPadを自動的に同期しない(P)>を選び<OK>を選択

ライトニングケーブルを使用し、iPhoneとパソコンを接続

左上に表示される<iPhoneのアイコン>を選択

<今すぐバックアップ>を選択、バックアップがスタート

最新のバックアップの下にバックアップした時間が表示されます。

★注意点
PCの空き容量がバックアップを作成するiPhoneの容量より下回っている場合は、バックアップができない可能性があります。バックアップを作成する前に、PCの容量を確認してみてください。

〜バックアップしたデータの復元方法〜
バックアップした時と反対の順番で進めていけば復元が可能。iPhoneとPCをつないで、端末の内部をPC画面上に表示します。その後、PC内にあるバックアップデータをコピーして、端末内部にペーストすればOKです。

iCloudで行う場合

iCloudへのバックアップは、手動と自動、2つの方法で行うことができます。

★手動でバックアップを取る方法
<設定>

<最上部のアカウント名>

<iCloud>

<iCloudバックアップ>

<今すぐバックアップを作成>

上記の流れで、いつでもバックアップを取ることができます。

★自動でバックアップを取る方法
<設定>

<最上部のアカウント名>

<iCloud>

<iCloudバックアップ>

<iCloudバックアップ>のスイッチを有効にする

以上の設定を行うことで、iPhoneを充電しているときに自動でバックアップを作成してくれます。
また、Wi-Fiに繋がっているときだけでなく、4Gや5Gなどのモバイルデータ通信時でもバックアップを作成したい場合には、上記設定画面中央「モバイル通信経由でバックアップ」を有効にしておきましょう。

バックアップがしっかり取れていれば、「今すぐバックアップを作成」の直下に「最後に作成されたバックアップ:今日 13:00」などと表示されているはずです。「昨日」や「一昨日」となっている場合には、最新のデータがバックアップ作成されていない可能性があるため、手動で作成することをオススメします。
その他、別のiPhoneやPCなどから、iCloudにアクセス・ログインすることでも、バックアップがとれているか確認可能です。

★注意点
無料で使用できるiCloudの容量は5GBまでです。
ほとんどの場合、iPhone本体のデータをバックアップするためには、5GBでは足りません。そのため、50GBなどの大容量プラン(月額課金制)に変更する、もしくは別のクラウドサービスにデータを保存するかを選ぶ必要があります。

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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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