iPadがフリーズ。動かない原因と症状別の対処法について
2022年4月29日
仕事の資料を確認したり、目的地までの最短ルートを調べたり、ゲームアプリを楽しんだり、あらゆるシーンで活用されている「iPad」。
この数年は、ビジネスシーンだけではなく教育現場等にもiPadは導入されており、老若男女問わず、多くの方が使用していますよね。
何かと便利なiPadですが、使用頻度が高ければ高いほど、不具合に直面することも多くあると思います。
急に画面がフリーズした・まったく動かないなどの症状に悩まされた経験のある方、結構いるのではないでしょうか。
この記事では、そんなiPadの不具合や不具合時の対処法について、解説していきたいと思います。
■目次■
■iPadがフリーズした時の主な症状は2つ
・画面がフリーズしている場合
・電源をオンにしても起動しない場合
■iPadがフリーズする7つの原因
・アプリが溜まっている
・アプリを起動しすぎている
・iOSのアップデートが原因の可能性も
・バッテリーが劣化している
・水没・水濡れ
・画面が破損している
・経年劣化等により基板が劣化している
■フリーズした時の対処法
・アプリを閉じる
・再起動をする
■電源をオンにしても起動しない時の対処法
・充電をする
・リカバリーモードにして再起動する
■「色々試してもフリーズしたiPadが動かない」そんな時は
・Apple Store等の正規店に修理を依頼
・第三者修理店に依頼
■フリーズしたiPadの修理はスマホ修理王へ
iPadがフリーズした時の主な症状は2つ
画面がフリーズする
動画を楽しんでいる途中や、ゲームを楽しんでいる最中、急に画面が動かなくなってしまい、タッチやスワイプなど、操作が一切できなくなることがあります。この画面のフリーズの原因は、iOSそのものの不具合や複数のアプリを使用して、端末にかかる負荷が大きくなってしまっていることがあげられます。
電源をオンにしても起動しない
電源ボタンを押してもまったく起動しないというケースがあります。この場合の原因は、充電不足やバッテリーの劣化が考えられるほか、水没や衝撃による、iPad内部の損傷が不具合の原因となっている可能性もあります。
iPadがフリーズする7つの原因
アプリが溜まっている
ビジネスにもプライベートにも役立つアプリがたくさん利用できるiPad。iPhoneよりも大きな画面で快適に使えるので、「いいな」と思ったものをサクッとダウンロードしている人は多いと思います。
しかしアプリが溜まると、iPad内のCPUの処理が追いつかず、フリーズ等の原因となることがあります。使用する頻度の低いアプリや使っていないアプリは消去し、CPUにかかる負荷を減らすことでiPadの不具合が改善する可能性があります。
アプリを起動しすぎている
アプリを大量に開いている場合も、iPad内のCPUに負荷がかかります。使用していないアプリはその都度終了させて、CPUにかかる負荷を軽減させましょう。
iOSのアップデートが原因の可能性も
画面が反応しないのは、iPadOSの不具合という場合も。使用中のiPadOSを確認して、バージョンが古い場合は、iPadOSを最新バージョンにアップデートすることで不具合が改善することがあります。
アップデートを行いOSを最新にしてみましょう。
ただし、最新のOSバージョンにアップデートした直後に不具合が起こった場合には、最新バージョンのOSが原因である可能性も。その場合には、新たに修正されたバージョンが提供されるのを待ちましょう。
バッテリーが劣化している
経年劣化により、バッテリーが内部で膨張していることが原因でiPadがフリーズしている可能性もあります。バッテリーは使用していくに連れて内部にガスが溜まります。少しずつではありますが膨張し、液晶画面に影響を及ぼすことも。
端末本体は一見古く見えなくても、バッテリー内部では劣化が進んでいるかもしれません。
また、膨張はしていなくとも、長期使用によりバッテリーが本来の電力を供給できず、動作に異常をきたすこともあります。
膨張しているかどうかにかかわらず、長年使用している端末の異常の原因がバッテリーの劣化だと思われる際は、バッテリー交換を検討してみましょう。
水没・水濡れ
水に非常に弱い電子機器・精密機器。iPadも水没や水濡れにとても弱い機器です。自分では「ほんの少し濡らしてしまった」と思っているような場合でも、端末にとっては大きな衝撃だったということも少なくありません。濡れた手で画面に触れたり、雨に濡らしてしまったり。端末内部まで水が入ってしまうと故障の原因になります。
日頃、iPadを持ち歩いて外出することが多い方は、防水ケース等に入れて管理するのが賢明です。
画面が破損している
画面全体が割れていることはもちろんですが、「画面の一部分が割れている」というだけでも、画面がスムーズ動かなくなる不具合が発生することがあります。大きな割れだけではなく、ちょっとした傷やヒビなどにも注意が必要です。画面表面のガラスが割れているだけでも、ひびの隙間からほこりや水分が侵入し、内部の液晶を損傷させ、後発的にまったく画面が映らなくなるというトラブルも起こることがあります。
経年劣化等により基板が劣化している
バッテリーが古くなるのと同様に、端末内部の基板も劣化している可能性があります。基板はiPadのすべての動作を司る重要な部品です。
長期間同じ端末を使い続けている場合、画面のフリーズ等の不具合は基板の経年劣化も原因のひとつとして認識しておきましょう。
フリーズした時の対処法
アプリを閉じる
アプリを操作中iPadの画面がフリーズしたのであれば、使用中のアプリにトラブルがある可能性も考えられます。ホームボタンを2回押すと、強制的にアプリを閉じることができるので、一度アプリを終了させてみましょう。ホームボタンがないモデルは、画面下部から中央に向かってスワイプすると起動しているアプリが一覧表示されるので、使わないアプリの画面を上にスワイプして終了させましょう。
再起動をする
画面が反応しない場合、まず行う対処法はiPadの再起動。
再起動することで、フリーズ状態が解消されて正常な状態に戻ることも多くあります。
しかし、画面が反応しない状態だと、通常の方法で再起動の操作はできませんので、強制再起動を行いましょう。
〜強制再起動の手順〜
<ホームボタン搭載の端末>
▼iPadのホームボタンと電源ボタンを長押し
▼Appleのロゴが画面に表示されたら手を放す
<Face IDを搭載している端末>
▼音量を上げるボタンを押してすぐに放す
▼音量を下げるボタンを押してすぐに放す
▼上部のボタンをデバイスが再起動するまで押し続ける
▼Appleのロゴが画面に表示されたら手を放す
電源をオンにしても起動しない時の対処法
充電をする
充電ができていないと、電源をオンにしても起動しません。まずは、iPadの充電を確認しましょう。充電ケーブルにつないでいるのに充電ができていないという場合も起こり得るので、ケーブルの断線や充電口にホコリ等が溜まっていないかもよく確認してください。
リカバリーモードで初期化・アップデートを行う
リカバリーモードとは、iPadを強制的に初期化・アップデートするためのシステムです。
リカバリーモードを使用して初期化やアップデートを行うことで、フリーズ等の不具合が改善される見込みがあります。ただし、初期化を行う場合にはiPad本体に保存したデータは全て消去されるため、注意が必要です。
日頃から、データのバックアップをとることを忘れないようにしましょう。
「色々試してもフリーズしたiPadが動かない」そんな時は
Apple Store等の正規店に修理を依頼
正規店はAppleの認可を受けた店舗となるため、純正のパーツを使用した修理を行っています。iPadを購入した際に加入している保証も適応されるので、加入状況によっては無償で修理が受けられるかもしれません。
メリットの多い正規店への依頼ですが、注意すべき点もあります。正規店での修理は、本体が初期化されることがほとんどなので、手元に戻ってきたときは購入時と同じ状態です。大切なデータを守るためにも事前のバックアップは必須です。Apple正規店に修理を依頼する際は、あらかじめバックアップをとることを忘れないようにしましょう。
第三者修理店に依頼
第三者修理店の場合、予約なしですぐに修理をしてもらえることが多いため、仕事や家事等で忙しい方も修理に出しやすいのがポイント。また、修理費が比較的安価なので、少しでも費用を抑えたい方は第三者修理店に持ち込むといいかもしれません。
フリーズしたiPadの修理はスマホ修理王へ
ビジネスシーンのみならず、教育現場にも導入されるなど、これまで以上に人々の生活に馴染み深いアイテムとなったiPad。これまでiPadに縁のなかった方も、子どもの教材として使用するようになった、仕事で触れる機会が増えた、というケースは多いのではないでしょうか。
利用する機会が増えるほど「突然画面がフリーズした」「今まで問題なく使えていたのに、最近不具合が多い」などのトラブルにも直面する回数も多くなると思います。
そんな時はぜひ一度『スマホ修理王』にご連絡ください。
『スマホ修理王』は、iPadのフリーズ等の不具合・修理などにも対応しています。
使用中のiPadに気になるトラブルがある場合には、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。