Android OSのサポートが終了するとどうなる?リスクも解説

2021年12月28日

古いAndroidスマホは、サポートの終了によってOSのアップデートができなくなります。しかし、故障していないのであればできるだけ長く使いたいと考える方も多いでしょう。

本記事では、Android OSのサポートが終了するとどうなるのかを解説します。また、そのまま使用するリスクもみていきましょう。

OSにおける「サポート」とは?

OSの「サポート」とは、セキュリティレベルの向上やプログラム不具合の解消、新機能の追加など、スマホを安全かつ快適に扱うための更新プログラムを実施することです。サポート期間内であればプログラムを更新することができ、OSのバージョンを最新に保てます。

ここでは、「Androidにおけるバージョン一覧」「Androidのサポート期間に関する現状」について紹介します。

Androidにおけるバージョン一覧

ここでは、Androidのバージョン一覧を紹介します。2021年9月現在までにバージョン12まで公開され、バージョン9.0まではお菓子の名前がコードネームとして付けられていました。

Androidのバージョン一覧は下記のとおりです。

  • Android1.0(Applepie)
  • Android1.1(Bananabread)
  • Android1.5(Cupcake)
  • Android1.6(Donuts)
  • Android2.0(Ekrea)
  • Android2.2(Froyo)※FrozenYogurt
  • Android2.3(Gingerbread)
  • Android3.0(HoneyComb)
  • Android4.0(Ice Cream Sandwich)
  • Android4.1(Jelly Bean)
  • Android4.4(KitKat)
  • Android5.0(Lolipop)
  • Android6.0(Marshmallow)
  • Android7.0(Nougat)
  • Android8.0(Oreo)
  • Android9.0(Pie)
  • Android10
  • Android11
  • Android12

Androidのサポート期間に関する現状

2021年現在、Android4.4以下のバージョンのサポートはほぼ終了しています。メジャーアプリのサポートも打ち切られているため、Android4.4以下の機種ではアプリのほとんどが使用できないといってよいでしょう。

また、Androidのサポート期間は2年から3年程度といわれています。正確な期間はメーカーや機種ごとに異なるため、自身が利用している機種ごとにチェックしてみてください。

Android OSのサポートが終了するとどうなる?

Android OSのサポートが終了するとどうなるのか気になる方も多いでしょう。Android OSのサポートが終了すると「利用できるアプリが制限される」「アップデートができなくなる」といった状態となります。

このような状態になると、Android OSのサポートによってセキュリティレベルを維持できず、安全なスマホの使用に支障をきたします。詳しい内容についてみていきましょう。

利用できるアプリが制限される

Android OSのサポートが終了すると、利用できるアプリが制限されてしまいます。アプリの開発・提供はOSの最新バージョンにあわせているため、アプリをインストールするAndroid OSも同じく最新にしておかなければなりません。

サポートが終了するとOSを最新バージョンにできず互換性が失われ、アプリをインストールしても利用できない可能性があります。

アップデートができなくなる

Android OSのサポートが終了してしまうと、OSやアプリのアップデートも実施できなくなるため注意しましょう。Android OSのサポート終了とは、定期的に行われていたOSアップデートができないことを指します。

OSアップデートができなくなるとOSを最新バージョンにできず、アプリもアップデートできません。万が一、アップデートできたとしても、最新OSに対応しているアプリは利用できない可能性が高いです。

Android OSのサポートが終了したスマホを使用する3つのリスク

Android OSのサポートが終了したスマホを使用するリスクは次の3つです。

  • ウイルスに感染する
  • プログラムに不具合が生じる
  • 新機能を追加できない

サポートが終了するとプログラムを更新できず、OSを最新に保つことができません。その結果として、セキュリティレベルが低下し、ウイルス感染をはじめとするリスクが高まります。ここでは、想定されるリスクの内容をみていきましょう。

1.ウイルスに感染する

Android OSのサポートが終了したスマホは、ウイルスに感染しやすくなります。OSのアップデートはセキュリティ対策の強化も担っており、OSを最新バージョンにすることでセキュリティレベルの維持や向上が期待できます。

Android OSのサポートが終了すればOSを最新バージョンにできず、セキュリティレベルが低下し、ウイルスに感染しやすくなるのです。

2.プログラムに不具合が生じる

サポートが終了してしまうと、プログラムの不具合を解消できません。Androidもコンピューターの一種である以上、プログラムに不具合が発生する可能性があります。

OSのアップデートはプログラムの不具合を改善する役目も担っています。OSのサポートが終了すればプログラムの不具合を解消できず、そのままの状態で使用し続けなければなりません。

3.新機能を追加できない

OSのサポートが終了すると、Androidの新しい機能を追加できません。OSのアップデートはセキュリティ強化やプログラムの不具合の解消だけでなく、新しく追加された機能を実装する役目も担っています。

そのため、サポート終了したAndroidでは最新OSで追加された新機能を使用できません。新機能を使用したいという場合は、最新端末に機種変更をする必要があります。

サポートが終了したAndroid OSを安全に利用する3つの方法

サポートが終了した場合、機種変更することが最善の方法です。しかし、さまざまな理由から古いOSを使用し続けたいという方もいるでしょう。

ここでは、サポートが終了したAndroid OSを安全に利用する方法として「セキュリティアプリをインストールする」「インターネットに繋がない」「GooglePlayストア以外のアプリを使用しない」の3つに関する内容を紹介します。

1.セキュリティアプリをインストールする

セキュリティレベルの低下を補うために、セキュリティアプリをインストールしましょう。ウイルス感染はアプリのインストール時だけでなく、Webサイトの閲覧や動画再生などインターネットの利用時にも起きます。

ウイルスに感染してしまうと不正アクセスや情報漏洩のリスクもあるため、セキュリティアプリをインストールし、低下したセキュリティレベルを補うことが重要です。

2.インターネットに繋がない

インターネットに繋がずに、懐中電灯や目覚まし、メモ帳として使用する方法もあります。インターネットに繋げていなければ、ウイルス感染による不正アクセスや情報漏洩も起きません。

よって、サポートが終了したAndroid OSでも安全に利用できます。ただし、Wi-Fiへの自動接続によって知らないうちにインターネットに繋がるケースもあるため、自動接続をオフにするなどの対策を忘れずに行いましょう。

3.GooglePlayストア以外のアプリを使用しない

サポートが終了したAndroid OSを使用する場合、GooglePlayストア以外のアプリを使用しないようにしましょう。GooglePlayストア以外で提供されているアプリはウイルス感染を目的に開発されているケースもあり、安全性に不安が残ります。

その点、GooglePlayストアで提供されているアプリはいずれも安全性を証明されているため、安全な状態で利用できます。

サポート終了しても使い続けたいなら機種変更をしよう

Android OSのサポートが終了してしまうとプログラムを更新できず、OSを最新バージョンにできません。プログラムの不具合を改善できないだけでなく、セキュリティレベルも低下し、ウイルス感染のリスクも高まります。サポートが終了しても安全に使い続けたいなら、メイン機種は最新機種を利用し、古いOSの機種はインターネット接続をしないサブ機として使用することをおすすめします。

また、サポートの終了したスマホをどうしても使い続けたいが「画面が割れている」「充電の減りが早い」などの不具合を感じる、新しい端末にデータを移行したいが電源が入らないといった場合は、修理を検討してみてもよいかもしれません。スマホ修理王ではAndroid OSのサポートやキャリアの修理サポートが終了したスマホの修理も受け付けております。ぜひスマホ修理王に一度ご相談ください。

※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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