Androidの機種変更をするときにやることは?手順を徹底解説
2021年12月3日
「Androidスマホの機種変更をしたいけど、まずやることは何だろう?」
スマホの機種変更はそんなに頻繁に行うものではないので、手順や手続きの方法を忘れてしまいがちですよね。
この記事では、Androidの機種変更時にやることのすべてをじっくりご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
■機種変更の方法
・店頭
・オンライン
■Androidの機種変更でまずやることは
・Googleアカウントで移行できるデータ
・キャリアのデータ移行アプリ
・SDカードにバックアップ
・個別で設定が必要なもの
■LINEの引継ぎ設定
・パスワード・メールアドレスを設定
・2段階認証の設定
・トーク履歴のバックアップ
・新端末で行うこと
■AndroidからAndroidへ機種変更
・Googleアカウントを同期
・キャリアのアプリ・SDカードでデータ移行
■AndroidからiPhoneへ機種変更
・『iOSに移行』を利用
・キャリアのバックアップアプリを利用
■もし不具合が生じたら
機種変更の方法
Androidスマホから別モデルのAndroidスマホへ、もしくはiPhoneに機種変更したいと考えている方もいらっしゃるかと思います。
いずれにしても、機種変更をする方法は「店頭で行う」もしくは「オンラインで行う」の2通り。
以下では、それぞれのメリットやデメリットについてご紹介します。
店頭
Androidスマホの機種変更は、au、docomo、Softbankなど契約しているキャリアのショップで行うことができます。
下取りから購入までをその日に済ませてしまえるので、すぐに新しいスマホに替えたい方におすすめです。
また、店頭で機種変更をする魅力のひとつは、さまざまなスマホに実際に触れながら、手になじむか・使いやすいかなどを確認できること。
他にも、機種ごとの特徴やプランなどを直接スタッフに質問できること・初期設定をしてもらえることなども、便利なポイントです。
しかし店頭での機種変更は、曜日や時間帯によっては待ち時間がかなり長くなることも。
事務手数料がかかったり、オプション加入などの営業をかけられたりすることもデメリットだと言えますが、「スタッフに相談しながら決めたい」という方や、「自分でやるのは不安だからぜんぶお任せしたい」という方にとっては、メリットのほうが大きいかもしれません。
メリット
★スタッフに質問・相談ができる
★データ移行や初期設定をしてもらえる
★下取り・購入・プランの決定をその日のうちに済ませられる
デメリット
★待ち時間が長い
★事務手数料がかかる
★営業をかけられることがある
オンライン
オンラインショップでの機種変更は、費用を抑えたい方や、空き時間に手軽に申し込みしたい方におすすめ。
最近ではサイトにチャットサービスが導入されているため、質問・相談したいことがあっても問題ありません。
購入したい端末が決まっていて、初期設定やデータ移行も自分で問題なくできるのであれば、オンラインショップでの機種変更のほうがメリットが多いでしょう。
メリット
★配送料や手数料がかからない
★24時間いつでも申し込みできる
★待ち時間がなく、手続きにも時間がかからない
デメリット
★その日のうちに機種変更できない
Androidの機種変更でまずやることは
Androidの機種変更をするときに、まずやることは「データを移行する準備」です。
その際に最も重要なのが、GoogleアカウントのID(メールアドレス)とパスワード。
これがないとスムーズにデータを移行することができないので、機種変更の前には必ず確認しておくようにしましょう。
Googleアカウントで移行できるデータ
Googleアカウントを使って同期を行うことにより、機種変更をしてもデータを引き継ぐことができるので大変便利です。
ただし移動できるのはGoogleアカウントに関連したデータのみであり、すべてのデータがGoogleアカウントで移行できるというわけではありません。
移行できるデータ・できないデータの一例は以下の通りです。
■連絡先・通話履歴
■SMS
■Wi-Fiのパスワードや権限などのデバイス設定
■Chromeのお気に入り
■Googleアカウントで管理しているパスワード
■Googleサービスデータ
(Gmail・Googleフォト・Googleカレンダーなど)
■画像・動画
■LINEデータ
■おサイフケータイ
■Twitter・InstagramなどのSNS
■一部ゲームアプリ など
Googleアカウントでは移行できないデータについては、以下でご紹介する方法を試してみましょう。
キャリアのデータ移行アプリ
各キャリアでは、データを移行するためのアプリを提供しています。
Googleアカウントは引継ぎできないデータも移行することができるので便利ですが、サービスによってデータ容量や内容、金額が異なるのでご注意ください。
<au>
■データお預かり
<Softbank>
■あんしんバックアップ
SDカードにバックアップ
SDカードを利用するメリットは、大容量のデータを移行できること。
旧機種・新機種ともにSDカードに対応している場合は、SDカードにデータをバックアップして移行するのがおすすめです。
ただし、SDカードで移行できるのは、連絡先や通話履歴など標準アプリのデータや、画像・音楽などのメディアデータのみ。
基本的にはGoogleアカウントでメインデータを移行し、容量が大きいメディアデータをSDカードで復元するのがよいでしょう。
個別で設定が必要なもの
【LINE】
今やほとんどのスマホユーザーが利用しているアプリなので、詳しくは後述します。
【おサイフケータイ】
おサイフケータイのデータについては、旧機種から各サービスのサーバーに一時的に預けてから新機種へ引き継ぐことになります。
ここで注意しなければいけないのが、各サービスによって引継ぎルールが異なること。
例えばnanacoであれば引継ぎが完了した翌日のAM5:00まではクレジットチャージが不可、楽天Edyであれば機種変更手続きから30日以内に新端末での初期設定が必要となります。(2021年11月時点)
【スマホアプリ・ゲーム】
大抵のアプリは、IDやパスワードなどのログイン情報があれば自動で引き継ぐことが可能です。
ただし中には機種変更時に必要なコードが発行されたり、バックアップを取ったりしなければならないゲームなどもあるため、よく使用するアプリ・ゲームに関しては機種変更前にご確認ください。
LINEの引継ぎ設定
LINEでは、トークルームごとの通知設定・通知音以外のデータは、基本的に引継ぎすることができます(LINEゲームやLINE PLAYについては個別でご確認ください)。
トーク履歴は別途、バックアップ・復元が必要となるのでご注意ください。
<LINEデータ引継ぎの流れ>
▼旧Androidスマホで、メールアドレスとパスワードを設定
▼2段階認証の設定
▼トークのバックアップ
▼新スマホにLINEをインストール
▼ログインし、トークを復元
※ご紹介する情報は2021年11月時点のものであり、バージョンによっては操作方法が異なる場合があります
パスワード・メールアドレスを設定
もし電話番号のみでログインしている場合は、アカウントやデータの引継ぎを行うことができません。
旧AndroidスマホでLINEのアカウント情報を開き、メールアドレスが登録されているかどうかを確認しましょう。
2段階認証の設定
LINEデータの引継ぎを行うには、パスワード・メールアドレスだけではなく2段階認証の設定が必要となります。
【2段階認証の設定方法】
▼LINEのホーム画面
▼設定
▼アカウント引継ぎ設定
▼「アカウントを引き継ぐ」をオン
これで準備は完了です。
ただし2段階認証の有効期限は36時間となるため、設定するタイミングに注意しましょう。
トーク履歴のバックアップ
旧Androidスマホの設定画面から、<基本設定⇒トーク⇒トーク履歴のバックアップ・復元>とタップ。
Googleアカウントの設定を確認し、Googleドライブにバックアップをすれば完了です。
新端末で行うこと
①
まずは新しいスマホにLINEをインストールし、ログインします。
「電話番号でログイン」を選び、SMSで認証番号を送信。
②
【電話番号が変わらない場合】
「おかえりなさい」メッセージ⇒「はい、私のアカウントです」⇒パスワードを入力
【電話番号が変わる場合】
「おかえりなさい」メッセージ⇒「いいえ、違います」⇒「アカウントを引き継ぐ」をタップし、「メールアドレスでログイン」を選択⇒メールアドレスとパスワードを入力し、以前のアカウントが表示されたらログイン
③
次にトーク履歴を復元します。
「はい、トーク履歴を復元します」をタップし、連絡先へのアクセスをLINEに許可。
「トーク履歴を復元」画面でGoogleアカウントを選択し、トーク履歴を復元しましょう。
④
最後に友だち追加や年齢確認の設定などを行えば、LINEの引継ぎ設定は完了。
購入したスタンプは、再度ダウンロードすれば使用が可能です。
AndroidからAndroidへ機種変更
ここからは、AndroidスマホからAndroidスマホへ機機種変更した後のデータ移行手順についてご紹介していきます。
Googleアカウントを同期
Googleアカウントでの移行手続きは、新端末でGoogleアカウントを登録し、ログインするだけなのでとても簡単です。
キャリアのアプリ・SDカードでデータ移行
前述した各キャリアのアプリやSDカードで移行手続きやバックアップをしていた方は、新しいAndroidスマホにデータを移行しましょう。
AndroidからiPhoneへ機種変更
次に、AndroidスマホからiPhoneへ機種変更する際のデータ移行手順についてご紹介します。
『iOSに移行』を利用
『iOSに移行』というアプリを利用することで、ミュージック・ブック・PDF以外のデータをスムーズに移行することができます。
<まずはこちらを確認>
■AndroidスマホがWi-Fiに繋がっていることを確認
■AndroidスマホとiPhoneを電源に接続
■移行するデータがiPhoneに収まるかどうかを確認
■AndroidスマホのChromeを最新バージョンにアップデートしておく
①Androidスマホに『iOSに移行』をインストール
②iPhoneを起動
初期設定画面に「Appとデータ」という画面が出てきたら、「Androidからデータを移行」をタップ。
表示されたパスコードをAndroidスマホに入力すると、データを転送する画面が表示されます。
③データを転送
AndroidスマホからiPhoneに移したいデータを選択し、転送します。
データの転送には時間がかかる場合もあるため、まとまった時間を確保できるタイミングで実行することをおすすめします。
iPhoneへの移行が完了したら、Androidで「完了」をタップ。
その後はApple IDの取得や各種設定を行えば、iPhoneを利用することができます。
キャリアのバックアップアプリを利用
AndroidスマホからiPhoneにデータ移行する場合も、各キャリアのデータ移行アプリを利用することが可能です。
もし不具合が生じたら
ここまでAndroidスマホの機種変更をするときにやることをご紹介してきました。
記述通りに試してみても、データをうまくバックアップできない・・・
旧Androidスマホが故障していて、転送時にデータが消えないか心配・・・
など、少しでもわからないこと・心配なことがあれば、スマホ修理王にご相談ください。
もし何らかの故障がある場合は、修理を行ってから機種変更をしたほうがよい場合もあります。
ご相談・お見積りは無料で行っているので、ぜひお気軽にご連絡ください。
※故障内容によっては一部店舗でご対応できない場合があるので、予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。