スマホが熱い!冷ます方法とやってはいけないダメな例も解説

2021年8月31日

充電中や長時間のゲーム中・動画視聴時にスマホが熱いと感じるのは、多くの人が経験したことがあるでしょう。しかし、熱くなったスマホの冷まし方は意外と知らないもの。そこで今回は、スマホが熱くなったときの冷ます方法をご紹介。やってはダメな方法もあわせて解説していきます。

スマホが熱くなるのはなぜ?発熱の原因とは

スマホが触れなくなるほど熱くなるのは、スマホ内部の温度上昇に放熱が追いつかなくなるからです。ではなぜ、放熱が追いつかなくなるほど熱くなるのでしょうか。まずは、スマホがなぜ熱くなるのかを知ることが大切です。熱くなる原因を知ることで、予防や改善にも繋がります。そこでここからは、スマホが熱くなる主な原因4つを紹介します。

充電しながらスマホを使用している

スマホを充電しながら使用する「ながら充電」は、スマホが発熱する原因のなかでも、ついしてしまいがちなことのひとつ。スマホに内蔵されているバッテリーは充電すると熱くなる性質をもち、それに加えてスマホを使用することで本体に負荷がかかり熱くなってしまいます。使用方法にもよりますが、充電しながらの動画視聴やアプリの使用をするのはやめておきましょう。

負荷がかかりやすいアプリ

近年は、スマホゲームでもグラフィックがキレイなものやオンラインに対応した、クオリティの高いものが増えています。しかし、そうしたゲームアプリはスマホへの負荷が高いのも事実であり、スマホの発熱の原因のひとつとなりうるのです。また、複雑な処理を必要とする動画視聴やGPS機能などによっても発熱する可能性があります。長時間の使用は避けたほうがいいでしょう。

また、アプリはバックグラウンドの状態でもスマホに負荷をかけるため、使わないアプリは終了させて複数のアプリを同時に起動させないようにしましょう。

※アプリ起動時にもエネルギーを使うため、機種やOSによってはこまめに終了させたり起動させたりすることで逆にバッテリーに負荷がかかってしまうことがあります。常時使うアプリはバックグラウンドで起動させておいて、あまり使わないアプリは消しておくのが良いでしょう。

バッテリーの劣化

バッテリーの劣化も、スマホが熱くなる原因のひとつ考えられます。スマホに内蔵されているバッテリーは消耗品で、スマホを長く使用していると徐々に劣化していくもの。劣化してくると充電の減りが早くなるため、必然的に充電する回数と放電する回数が増えてさらなる負荷がかかり、結果としてバッテリーが熱くなり本体の発熱にもつながるのです。

温度の高い環境での使用

スマホ周辺の環境によっても、本体を熱くする原因となりえます。日光が直接あたる場所や、熱がこもりやすい車内などは高温になりやすいため、放熱できにくい環境ともいえるでしょう。そうした環境にスマホを置いていると、自然放熱できずに熱を溜め込んでしまいます。

高温環境に長時間スマホを使用・置いておくことは避けたほうが無難でしょう。

熱くなったスマホを放置すると故障の危険が!

スマホが熱くなるのは、多くの人が経験する症状といえるでしょう。「それくらい普通」といった認識を持っている人も少なくありません。それだけに、スマホが熱くなってもあまり深刻に考えず、そのまま使い続けるケースも。ですが、熱くなったスマホを放置して使い続けるのは、故障などのリスクに繋がることも珍しくありません。

熱くなったスマホを放置したときのリスクとして「熱暴走」が挙げられます。熱暴走とは、熱を感知したスマホが動作を停止すること。画面のフリーズや再起動を繰り返す場合は、熱暴走している可能性を考えましょう。故障ではありませんが、再起動したときに保存していないデータが消えるケースがあります。

スマホが発熱した場合、本体の故障やバッテリー劣化に繋がるリスクも。バッテリーは熱に弱い性質をもっているのに加えて、スマホ内部の基板や部品の中には過度の熱により破損する可能性がある箇所もあり、故障やバッテリー劣化に繋がるリスクはゼロではありません。

また、発火や火傷といった事故に繋がる可能性も。熱くなった本体を触って火傷することも考えられるでしょう。極稀なケースですが、部品やバッテリーなどから発火することもあります。

熱くなったスマホを冷ます方法4選

上述したように、スマホが熱くなった状態を放置するとさまざまなリスク発生に繋がる可能性があります。ですが、熱くなったスマホを冷ます方法は、意外と思い浮かばないもの。思い浮かんだ方法が、実は間違っているケースも珍しくありません。そこでここからは、熱くなったスマホを冷ますおすすめの方法を紹介します。どの方法も手軽に実践できるので、ぜひ参考にしてください。

充電を中止し、電源をオフにする

充電中にスマホが熱くなったと感じた場合は、いったんスマホの充電を中止しましょう。充電をやめれば、バッテリーからの発熱を抑えることができるため、スマホ本体の放熱にもなります。もちろん、充電中のスマホの使用も一度中止しましょう。

充電をやめたあとは、スマホの電源をオフにするのも有効です。こうすることで、バッテリーの発熱だけでなく本体の部品からの発熱も抑えることができます。また、電源をいったんオフにすることで、作動しているアプリなどを止めることが可能に。スマホの熱が冷めたら電源を入れましょう。

アプリの使用もやめてみる

上記で紹介した「充電を中止する」は比較的簡単に実践できても「電源をオフにする」は、すぐに実践できないケースもありますよね。そんなときは、アプリの使用をやめるのもおすすめ。とくに、GPSを使用したり高グラフィックだったりと、スマホに負荷をかけやすいアプリは優先的に終了させるといいでしょう。

もちろん、バックグラウンドで起動させているアプリの終了も忘れずに。使用していなくても、バックグラウンドでは起動をしているため負荷をかけてしまいます。バックグラウンドで起動しているアプリを終了させることで、スマホへの負担を軽減しスマホを冷ませます。

※アプリ起動時にもエネルギーを使うため、機種やOSによってはこまめに終了させたり起動させたりすることで逆にバッテリーに負荷がかかってしまうことがあります。常時使うアプリはバックグラウンドで起動させておいて、あまり使わないアプリは消しておくのが良いでしょう。

扇風機や冷却シートなどを使用する

扇風機やスマホ専用の冷却グッズなどのアイテムを使用して、スマホを冷ますのも効果的です。スマホの熱を逃がすには、風を当てるのが有効。風通しのいい場所に置いておくだけでもスムーズに放熱できます。

扇風機などの環境はすぐに用意できないことも考えられるため、冷却シートや冷却ファンといった専門的なアイテムを常備しておくと、外出先でもすぐに冷却できるためおすすめ。冷却シートは、スマホに貼り付けるだけと使い方もシンプルで持ち運びにも便利ですよ。

ケースやカバーを外す

スマホケースやカバーを装着させている人は、それらを一度外すことで効果的に放熱できます。便利なケースやカバーですが、スマホが発熱したときは放熱の妨げになる場合も。脱着することで冷却効果を高めるのに期待がもてます。カバーなどを外して、風通しのいいところに置くだけの非常に簡単な方法ですので、ぜひ試してみましょう。

スマホを冷ますときにやってはいけないダメな方法とは

熱くなったスマホは、可能な限り早く冷ましたいところですよね。上記した方法以外にも、いち早く冷まそうとさまざまな方法を探すと思いますが、実は「スマホを冷ますときにやってはダメな方法」があります。ここからは、ダメな冷却方法を紹介していきます。

結露の可能性が!保冷剤は禁物

スマホの熱を早く冷まそう!としたときに、保冷剤を使おうと考えつく人も少なくないでしょう。しかし、この保冷剤を使用した冷却は、故障につながる可能性があるためNG。冷えた保冷剤で一気に冷やすと、急激な温度変化によってスマホ内部に結露が発生し、水没状態になってしまうためです。

いくら防水性能が向上したスマホといえど、内部の部品すべてが防水という話ではありません。熱を冷ますだけの行為が、故障といった重大な事故に繋がることも考えられるため、保冷剤を使用しての放熱はやめましょう。

冷凍庫や冷蔵庫で冷ますのもNG

保冷剤がダメなら、冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷まそうと考える人もいるでしょう。しかし、この方法も保冷剤と同様の理由でNG。温度変化の差によって結露が発生してしまいます。

また、扇風機がいいならエアコンも問題ないと考えがちですが、実はエアコンでの冷却もやってはダメな方法のひとつ。エアコンは扇風機と違って風そのものが冷たいため、結露につながってしまいます。とくに、車の中でスマホが熱くなるシチュエーションが発生した場合は、ドリンクホルダーに入れてエアコンの風を直接当てるといった方法をやりがちですが、故障のリスクを考えるとおすすめできません。

発熱が治まらないならスマホ修理王に相談を

スマホが熱くなるのは、「よくあること」と思いがちな症状です。しかし、実際には普通ではなく、危険な状態といえます。まずは、スマホ発熱への危機感をもつことが大切です。そうすれば、熱くなる原因となる使い方もしなくなるでしょう。今回は、スマホが熱くなったときの冷まし方も紹介しましたが、紹介した方法でも熱が冷めないことも。そうした場合は、故障の可能性も考えられます。

故障かな?と思った場合は、一度スマホ修理王にご相談ください。スマホ修理王は、iPhoneの修理に関して総務省の厳格な基準をクリアした総務省登録修理店です。高精度の技術と高品質な部品で対応します。修理に出したその日にお返しすることも可能で、修理時にデータが消えるリスクもありません。「スマホの熱が冷めない」「冷ましたあとの挙動がおかしい」と感じたら、スマホ修理王に気軽にご相談ください。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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