iPhoneが初期化できない!原因と対処法、事前準備を徹底解説!

2021年7月30日

iPhoneに不具合が発生したり古い端末を処分したりするときは、初期化を求められることがあります。しかし初期化は普段行うことがないため、いざ操作を進めたときに「初期化できない!」という問題に直面する人もいるでしょう。そこで今回は、iPhoneが初期化できない原因や対処法、事前に行うべき準備について解説します。

初期化が必要な場面とは?

アプリや写真、連絡先などこれまで保存した情報やデータがリセットされ、iPhoneを購入したばかりの状態に戻すことを初期化といいます。初期化は、通常頻繁に行われるものではありません。しかし、iPhoneに不具合が発生したり使用しなくなったスマホを処分したりするときは初期化が必要なことがあります。まずは、初期化が必要と考えられる場面を見ていきましょう。

iPhoneに不具合が発生している

iPhoneを長年使用していると「画面がフリーズする」「動作が重く感じる」といった、iPhoneの不具合が発生することがあります。iOSやソフトウェア側の問題で不具合が発生しているのであれば、初期化でトラブルを解消することが可能です。原因の特定ができない場合も、初期化することでトラブルが改善できた事例も少なくありません。

売る・下取り・処分をしたい

使用しなくなったiPhoneの売却や下取り、処分する場合もiPhoneの初期化が必要となります。なぜなら端末内には、写真や動画のみならず連絡先やアカウントといった多くの個人情報が保存されているからです。初期化せずに売却や下取り、処分してしまった場合は、悪用されてしまう危険性があります。iPhoneを手放すときは、必ず初期化をしてから売却や下取り、処分を行いましょう。

パスコード・パスワードを忘れた

本体を起動したりスリープを解除したりするときに必要になるパスコード。セキュリティを向上させるために設定されるもので、ロックを解除するときに必ず必要になります。

パスコードは6回続けて間違えて入力してしまうと、不正アクセスがあったと判断されてiPhoneが使用できなくなる状態になり、その後も複数回間違えると最終的には初期化するしかない状態になってしまいます。

パスコードを忘れた場合はリカバリーモードで復元したあと、「Apple IDログイン」もしくは「iCloudバックアップ」があればバックアップから削除することが可能です。もしバックアップがなければ、初期設定からやり直すことでパスコードが削除できます。忘れたパスコードの削除ができたら、新しいパスコードを再設定するだけです。

iPhoneの初期化ができない原因とは

iPhoneの初期化は、実行すると端末内に保存されたすべての情報がリセットされるため、あまり頻繁に行われるものではありません。そのため、いざ初期化が必要になった場面で「なぜか初期化ができない」という問題が発生することもあります。ここからは、どのような場面でiPhoneの初期化ができないのか見ていきましょう。

iPhoneが故障している

初期化するための操作は、あまり難しいものではありません。しかし、iPhoneの画面を操作できなかったり電源が入らなかったり、バッテリーの劣化で電源がつかなかったりなど、端末が故障しているときは初期化できなくなることがあります。このような状況に陥ったら、自分で不具合を改善することは難しいでしょう。iPhoneを修理に出して不具合を解消する必要があります。

AppleIDがわからない

iPhoneを初期化するときは、パスコードやAppleIDの入力が必要です。パスコードやAppleIDがわからないときは、初期化の実行ができなくなってしまいます。ただし、AppleIDは、再設定することが可能です。AppleIDを忘れてしまったら、再設定を行い初期化を実行しましょう。

【AppleIDを忘れた場合】
App StoreやApple Music、Apple Payへのサインインなどで使用されるアカウントが、Apple IDです。このアカウントには、メールアドレスやパスワード、連絡先やお支払い情報などセキュリティ情報が記載されています。そんなApple IDを忘れてしまったら以下の対処法を試しましょう。

AppleIDを忘れたら、まずはすでにサインインしていないか確認してください。例えば、iPhoneやiPad、iPod touchの場合は、「iCloud」もしくは「メディアと購入」の設定画面からAppleIDを確認することができます。

AppleIDを過去に変更していない限り、自分のメールアドレスがAppleIDです。もしサインインしていないなら、該当する可能性があるメールアドレスを一つずつ試してみましょう。また電話番号をApple IDとして使用することができるので、入力してみるのもおすすめです。

【AppleIDのパスワードを忘れた場合】
パスワードを忘れたり入力してもサインインできなかったりする場合は、パスワードをリセットして新しいパスワードでサインインしましょう。AppleIDのパスワードのリセットは、iPhoneだけでなくiPadやiPod touch、Macなどほかの端末からでも行えます。

・iPhone・iPad・iPod touch の場合
まずは、「設定」を開きましょう。「ユーザ名」「パスワードとセキュリティ」「パスワードの変更」の順に選択し、iCloud にサインイン。画面の案内に従って操作を進めれば、パスワードを変更することができます。

・Mac (macOS Catalina)の場合
Appleメニューから「システム環境設定」を選択し、「Apple ID」「パスワードとセキュリティ」の順に選択しましょう。画面の案内に従って操作を進め「パスワードを変更」をクリック。パスワードを変更する前にMac のロック解除に使用されるパスワードの入力が必要になります。

・Mac (macOS Mojave、High Sierra、Sierra)の場合
Appleメニューから「システム環境設定」を選択し、「iCloud」「アカウントの詳細」の順に選択します。画面にパスワードの入力が表示されたら、指示に従って操作を進めましょう。パスワードを変更する前にMac のロック解除に使用されるパスワードの入力が必要になります。

iPhoneの強制初期化方法を解説!

iPhoneの初期化ができない状態に陥ったら、強制初期化も検討しましょう。強制初期化とは、その名の通り強制的に初期化することです。この方法を試せば、iPhoneが通常に初期化できない状況に陥っても問題なく初期化できます。強制初期化は、iTunesのリカバリーモードやiCloudを使用して行うことが可能です。それぞれの方法を見ていきましょう。

iTunesのリカバリーモードを使用する場合

リカバリーモードとは、強制的に初期化が必要になる状態をいいます。リカバリーモードでの強制初期化は、パスコードやAppleIDを忘れてしまった場合でも問題なく初期化できる方法です。しかし、リカバリーモードによる強制初期化は、iPhoneとパソコンを接続する必要があります。

【iPhone6シリーズ・iPhone SE・iPhone5S以前】
まずは、iPhoneの電源をオフにします。Appleロゴが表示されるまで、「トップボタン」と「ホームボタン」を同時に長押ししましょう。iTunesマークが表示されてログが出たあと、「復元」を押せば強制初期化を実行することができます。

【iPhone7シリーズ】
はじめに、端末の電源をオフにしましょう。Appleロゴが表示されるまで、「音量を下げるボタン」と「トップボタン」を同時に長押しします。iTunesマークが表示されてログが出たら、「復元」を押して強制初期化を実行しましょう。

【iPhone8シリーズ以降】
こちらは、端末の電源をオフする必要はありません。まずは「音量を上げるボタン」を押して離し、「音量を下げるボタン」を押して離します。Appleロゴが表示されるまで「サイドボタン」を長押し。iTunesマークが表示されてログが出たら「復元」を押して強制初期化を実行しましょう。

iCloudを使用する場合

iPhoneの故障などで初期化できない場合は、iCloudを使用するのがおすすめです。ただし、この場合はパソコンもしくはタブレットの用意が必要になります。iPhone以外の端末が用意できたら、Appleの公式サイトからiCloudへログインしましょう。「iPhoneを探す」をクリックして画面に表示された「すべてのデバイス」から、初期化したいiPhoneを選びましょう。

初期化する前にここをチェック!

iPhoneを初期化する場合、しっかり事前準備を行うことが大切です。この事前準備を疎かにすると、大事な情報やデータを失ったり初期化までに多くの時間がかかったりなど、さまざまな問題が起こる可能性もあります。初期化する前に確認したいポイントは、以下のとおりです。

・バックアップを行う
・iCloudからサインアウトする
・「iPhoneを探す」をオフにする

それぞれのポイントを確認していきましょう。

バックアップは忘れずに!

iPhoneの初期化を実行するときは、バックアップを忘れないようにしましょう。初期化すると、端末に保存された情報やデータはすべて消去されます。初期化したあとに気づいても写真や動画、連絡先など大事な情報やデータは元に戻りません。バックアップの方法は、以下のとおりです。

【iCloudによるバックアップ方法】
まずは、端末をWi-Fiネットワークに接続しましょう。次に、「設定」「ユーザ名」「iCloud」の順にクリック。「iCloud バックアップ」を選んで「今すぐバックアップを作成」を選択することで、バックアップは開始されます。

【iTunesによるバックアップ方法】
MACでiTunes を開きます。USB ケーブルで端末をコンピュータに接続し、画面の指示に従って操作を進めましょう。「今すぐバックアップを作成」を選択すればバックアップは開始されます。

iCloudからサインアウトしておこう

iCloudは、初期化する前にサインアウトしておきましょう。iCloudをサインインしたまま初期化を実行すると、iCloudに保存されたデータが第三者に見られる危険性があります。サインアウトの方法は以下のとおりです。

【iCloudからサインアウトする方法】
「設定」「ユーザー名」の順に選択し、一番下までスクロールしましょう。「サインアウト」があるのでその項目を選択し、Apple ID のパスワードを入力したら「オフにする」を選びます。端末にコピーしたいデータは有効にして「サインアウト」をタップすればサインアウトは完了です。

「iPhoneを探す」をオフにする

iPhoneを初期化する前に「iPhoneを探す」をオフにしましょう。「iPhoneを探す」は、端末をどこかに忘れたり紛失したりしたときに役立つ機能で、有効の状態になっている人も多いはずです。ただ「iPhoneを探す」を有効にしたまま初期化すると、ロックがかかってしまうこともあります。

【「iPhoneを探す」をオフにする方法】
まずは「設定」を開き、「ユーザ名」「探す」の順にタップしましょう。「iPhone を探す」を選択し、再度タップすれば無効にできます。

強制初期化がうまくいかない場合はどうする?

強制初期化を行っても初期化できないこともあるかもしれません。この場合、Appleのサポートに問い合わせるのがおすすめです。それでも問題が解決しない場合は、端末の故障が考えられます。端末が故障すると初期化を行えないことも多いため、この場合は早めに修理に出すことがおすすめです。ここからは、初期化がうまく行かない場合の対処法を見ていきましょう。

Appleなどに相談してみる

端末自体に問題がないにもかかわらず初期化できない場合は、Appleの公式サポートに問い合わせてみるのがおすすめです。Appleの公式サポートに相談することで、自分では気づかなかった問題点がわかるかもしれません。問い合わせする方法は、電話やチャット、メールなどから行えます。自分に合う方法で問い合わせてみましょう。

スマホ修理王に相談

iPhoneの故障が原因で初期化できない場合は、早めに修理に出しましょう。東京や名古屋、大阪、福岡などで修理サービスを展開するスマホ修理王では、iPhoneの修理を受け付けております。スマホ修理王ならデータを残したまま修理を行えるため、すぐに修理に出すことが可能です。故障を放置すると端末が起動しなくなる場合もあるため、自宅から近い店舗に早めにご相談ください。

※修理内容により一部店舗ではご対応できない可能性があります。

スマホ修理王なら即日対応も可能です!

iPhoneに不具合が起こったり古い端末を売却、処分したりするときは、初期化が必要な場合があります。ただし頻繁に行うものではないため、Apple IDがわからなかったりパスコードを忘れてしまったりして初期化できないこともあるでしょう。Apple IDやパスコードは、たとえ忘れていても設定を変更すれば、初期化を進められます。

しかし、初期化できない原因がiPhoneの故障の場合は、修理に出すことが必要です。スマホ修理王では、iPhoneの修理を受け付けています。故障状況によっては、即日対応することも可能です。iPhoneの修理に関する相談は、ぜひスマホ修理王にご相談ください。

※修理内容により一部店舗ではご対応できない可能性があります。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

機種ジャンル

※本ページに記載の修理料金は、東京・名古屋・大阪・福岡エリアの修理料金です。

下記からモデルを選択してください

モデルを選択してください
修理内容 料金(税込)
画面(軽度) -
画面(重度) -
バッテリー -
充電コネクタ -
各種ボタン(電源・音量・マナーモード) -
リアカメラ -
リアカメラレンズ -
フロントカメラ/近接センサー -
スピーカー -
水没 -
システム修復 -
リアパネル -

iPhone についての注意事項

  • 価格は全て税込、円(単位)です。

作業の結果、「修理不可」となった場合、分解作業料として3,800~5,800円かかります。

◆保証期間について(部品の初期不良保証)
 一部の画面修理は、3ヶ月保証です。
 その他の部品交換修理は、1ヶ月保証です。 
 正常に起動しない端末・水没復旧処置・データ復旧作業は保証対象外です。
 ※無料保証の適用は上記期間内に1回限りです。

◆画面【軽度】とは、「軽くガラスが割れている程度で、全体的に問題なくタッチ操作ができ、液晶に異常(にじみ、変色、タテ筋など)も見られない状態」を指します。

◆画面【重度】とは、「重度のガラス破損、液晶の異常(にじみ、変色、タテ筋などがある状態)、タッチ操作ができない、タッチ切れしている状態」を指します。

◆画面は機種により「高品質パネル」もご用意しています。詳しくは店舗へお問い合わせ下さい。

◆複数箇所を同時に修理する場合、2ヶ所目以降を一律2,000円割引します。

◆指紋認証機能(Touch ID)が搭載されている機種について、ホームボタンを交換した場合は、指紋認証が使えなくなります。

◆顔認証機能(Face ID)が搭載されている機種について、フロントカメラ・近接センサーを交換した場合は、顔認証が使えなくなります。

◆イヤースピーカーの故障の原因が、近接センサーの場合は近接センサーの料金を適用し、イヤースピーカーの場合はスピーカー料金を適用します。

◆価格表に掲載しているのは、一部機種になります。モデルの選択に無い機種は、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

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