iPhoneのSiriとは?便利な機能やトラブルの対処法をご紹介

2021年6月30日

Siriは、iPhoneに内蔵された音声認識・バーチャルアシスタント機能です。メッセージを送信したり電話をかけたりなど、話しかけるだけで自分の代わりにさまざまな操作を行ってくれます。

ただ端末本体の故障や破損により、うまく声を認識しなかったり間違った対応をしたりなど不具合が起こることもあります。Siriにおけるトラブルに直面したとき、どのように対処すればいいか分からない人も多いでしょう。そこで今回は、Siriでよくあるトラブルや対処法について解説します。

Siri とは

Siriは、話しかけるだけで自分の代わりにスマホを操作してくれるアシスタント機能です。手が塞がっている状態でも使える便利な機能であるため、日常的に使用している人も多くいます。

ただ一方で、Siriの存在は知っているものの、どのように使こなせばいいか分からない人も多いのではないでしょうか。そこで、まずはSiriの基本情報や起動する方法から見ていきましょう。

4s以降に備わったアシスタント機能

Siriは、iPhone 4sから追加されたアシスタント機能です。

リリース当初のiOS5.1ではホームボタン長押しにより起動する機能でしたが、iOS8.1以降よりiPhoneにひと声かけるだけで音声を認識して、メッセージを送信してくれたり電話をかけてくれたりしてくれるようになりました。2021年6月現在、最新のiOSであるiOS14以降でSiriを設定する方法は以下のとおりです。

1.「設定」「Siriと検索」の順に選択
2.「“Hey Siri”を聞き取る」「サイドボタンを押してSiriを使用」の項目をオンにする
3.言語を日本語に設定する

Siriを起動する方法は2種類ある

Siriを起動させる方法は、大きく分けて2種類あります。どちらの方法でもSiriを起動させられるため、好きな方法で使いましょう。

【「Hey Siri」とひと声かける】
一般的によく知られている起動方法は、「Hey Siri」とひと声かけて用件を伝えることです。例えば、「Hey Siri!〇〇に電話をかけて」と話しかけたら声に反応してSiriは起動してくれます。

【ボタンを長押しする】
用件が長くなる場合は、サイドボタン(電源ボタン)を長押ししてSiriを起動させるのがおすすめです。呼び出しに使うボタンを長押しすればSiriは起動するため、用件を伝えましょう。話している間は押し続けます。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

Siriの便利な機能や使い方

Siriは、メッセージを送ったり電話をかけたりなど自分の代わりにスマホの操作をしてくれます。ただ、これら以外にも日常で使える便利な機能が多く備わっているのです。どのような機能があるのか知らない人も意外に多いため、ここではSiriの便利な機能や使い方について紹介します。ぜひ使ってみましょう。

通話とメッセージを送れる

車の運転や料理中など両手が塞がっているときもSiriは誰かに電話をかけたりメッセージを送れたりします。また、届いたメッセージはAirPodsで読み上げてくれるためひと声かけてみましょう。

・「スピーカーをオンにして〇〇さんに電話をかけて」
・「今向かってます、ビックリマークと〇〇さんに伝えて」
・「届いたメッセージを読み上げて」

毎日のタスクを管理してくれる

Siriは、アラームやタイマーの設定、リマインダーのセット、予定の確認など自分の代わりにスマホ操作を行ってくれます。Siriショートカットを使用すれば、一段と早く操作することが可能です。

・朝、6時に起こして
・9,980円の支払いを3人で割って
・タイマーを10分にセットして
・今日の予定はどうなってる?
・来週木曜日に歯医者に行くことを覚えておいて

聴きたい音楽を探してかける

SiriはApple Musicとも連携しているため、声をかけるだけでお気に入りの音楽をかけてくれます。また好きそうな音楽を見つけてSiriが提案してくれるため、音楽の新しい発見につながることもあります。

・私が好きそうな洋楽をかけて
・この曲の名前って?
・この曲はいつ発売されたの?
・〇〇の最新アルバムを流して

居心地の良いホーム空間を演出

Siriは、スマート家電と連携させてコントロールしたり状態を確認したりできます。また、ホームアプリを使用すれば、自宅に着いてからの複数の用件を一度にSiriに頼むことも可能です。

・台所の電気をつけて
・この部屋の温度を下げてくれる?
・動画を10分巻き戻して
・お風呂の電気は消した?
・テレビで〇〇を見たい

その場の質問に答えてくれる

情報を確認したり計算したりなど、その場で解決したい質問にSiriは応えてくれます。また、興味を持ちそうなイベントや最新情報などさまざま情報を適したタイミングで提案してくれます。

・英語で「あそこに駅がある」となんて言うの?
・1ポンドは何円になる?
・映画〇〇の公開はいつまで?
・今日は晴れるの?
・45×129は?

探し物を見つけてくれる

Siriは、子どもの写真を見つけてくれたり膨大な数のファイルからほしい情報だけを探し出してくれたりします。また、意外と忘れがちな車を停めた場所も表示してくれるので、お出かけに行くときにも役立ってくれるでしょう。

・去年行ったニューヨークの写真を見せて
・昨日作成したプレゼン資料を開いて
・白で統一されたキッチンの写真をPinterestで検索してくれる?

タイプ入力できる

Siriに話しかける方法は音声入力のみの対応でしたが、iOS11以降は文字のタイプ入力でもコミュニケーションが取れるようになりました。音声入力から文字のタイプ入力に切り替える手順は、「設定」「アクセシビリティ」「Siri」の順に選択して「Siriにタイプ入力」をオンにするだけです。文字のタイプ入力の設定が完了したら、キーボードやテキストを使用してSiriと会話ができます。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

iPhone以外のデバイスでも使える!

Siriは、Apple WatchやAirPods、MacなどiPhone以外のデバイスでも使用することが可能です。デバイスによって起動させる方法が異なるため、適した使い方をしましょう。

【iPad】
iPhoneと同様に「Hey Siri」と声をかければ応答してくれます( 「“Hey Siri”を聞き取る」をオンに設定する必要があります)。

【Apple Watch】
Apple Watchは、画面を覗き込んで「Hey Siri」と声をかけたりDigital Crownを長押ししたりすればSiriを起動させられます。また、Apple Watch Series 3以降では口元を近づけるだけでSiriを起動させることも可能です。

【AirPods】
ワイヤレスイヤホンのAirPodsでSiriを起動させるには、「Hey Siri」をひと声かけるだけです。第一世代のAirPodsの場合は、いずれか片方の外側を軽く2回叩けばSiriが起動します。その後、チャイムが鳴ったら用件を伝えましょう。

【HomePod】
HomePodは、ホームアシスタントのSiriに対応したスマートスピーカーです。ほかのデバイスと同様に「Hey Siri」と声をかけましょう。また、HomePodの上部を押すだけでもSiriは起動してくれます。用件が長くなるときは、言い終わるまでボタンを押し続けましょう。

【Mac】
Macの場合は、ほかのデバイスと同じく「Hey Siri」とひと声かければ起動してくれます。またTouch Barを搭載したMacBook Proの場合は、右上にあるSiriボタンを押して用件を伝えることもできるため好きな方法を選びましょう。

【Apple TV】
Apple TVは、メディアストリーミング端末でテレビと接続して使用できるものです。Apple TVでSiriを起動させるには、Siri RemoteのSiriボタンを長押ししましょう。用件を伝え終わったら、Siriボタンから指を離すだけです。

【Beats】
Powerbeats (2020 モデル)やPowerbeats Pro、Solo ProでもSiriを使用することが可能です。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

Siriでよくあるトラブルと対処法

Siriは、声を認識して自分の代わりにスマホを操作してくれるため、日常的に活用している人も多いでしょう。ただ声をかけても反応しなかったり間違って表示されたりなど、不具合が起こることもあります。

iPhoneの故障や破損が原因かもしれないと不安に感じる人もいますが、対処法によってはすぐに問題が解決することもあるのです。ここからは、Siriで起こりがちなトラブルと対処法を紹介します。

iPhoneでSiriが反応しない場合

Siriのトラブルでよくあるのが、ひと声かけても反応しないケースです。突然Siriが反応しなくて困惑する人も多いですが、場合によってはすぐに改善されることも。Siriが応答しない場合の対処法は、ネットワークの接続状況を確認したり再起動させたりすることがあります。それぞれ対処法を詳しく見ていきましょう。

ネットワーク接続状況を確認する

Siriに不具合が見られるときは、ネットワークの接続状況を確認してみましょう。Siriはインターネットに接続していないと応答しません。ネットワークの接続が理由でSiriが反応しない場合は、「ネットワークの接続に問題があります」などが表示されます。何らかの理由で、ネットワーク接続状況に不具合が起きている場合もあるため確認してみましょう。

Siriの設定内容を確認する

声をかけてもSiriが応答しないときは、「Hey Siri」の項目が有効になっているかチェックしましょう。確認する方法は、「設定」「Siriと検索」の順にタップします。画面上で「“Hey Siri”を聞き取る」「ロック中にSiriを許可」が有効になっていない場合は、声に反応してくれません。どちらとも設定を有効に変更しましょう。

iPhoneを再起動する

急にSiriの反応が悪くなった場合、一時的な機能不全であることも多いです。この場合はiPhoneを再起動させることで不具合が改善され、今までと同じように声に反応してくれることがあります。iPhoneの再起動はデバイスに不具合が起きたときに効果的です。声をかけてもSiriが反応しないときには、iPhoneを再起動させましょう。

Siriの音量設定を確認する

声をかけているのにSiriが応答しない場合は、音量が下がっている可能性があります。Siriの応答音量は、独自の音量設定が必要で起動しているときだけしか音量を変更することができません。たとえ反応がなくてもとひと声かけて、その間に音量を調節してみましょう。音量設定が原因の場合、不具合が解消されます。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

違うデバイスが反応してしまう場合

複数のデバイスでSiriを使用している場合、iPhoneのSiriに声をかけているのに異なるデバイスが反応を示してしまうことがあります。その場合は、まずBluetoothが有効か確認しましょう。無効になっている場合は、複数のデバイスが反応してしまうことがあります。

特にHomePodはデフォルトで他のデバイスより優先的に反応するように設定されているため、HomePodを使用している場合は、iPhoneなど別のデバイスでは反応しないことがあります。iPhoneが優先的に反応するようにしたい場合には、HomePodの聞き取り機能をオフにするか、聞き取ってほしいデバイスのスリープを解除して声をかけてみましょう。

iPhoneで最新のソフトウェアを使っているかも確認してみましょう。ソフトウェアが古いと、ほかのデバイスが反応することがあります。

間違った検索や案内をする場合

Siriが反応するものの、間違った検索をしたり案内したりする不具合が起こることがあります。このような不具合は、位置情報や検索候補の設定内容をチェックするのがおすすめです。正しい情報や案内を提供してくれないと、たとえ優れている機能でも役に立ちません。ここでは、間違った検索や案内をするなどの不具合が起こったときの対処法を見ていきましょう。

位置情報の設定内容を確認する

Siriは、位置情報を取得し現在地にあった情報を提供してくれます。もし位置情報が間違えて登録されていると、Siriが検索する範囲も変わってくるため知りたい情報を得られなくなるのです。Siriにまったく異なる地域の情報が提供される場合は、位置情報サービスをオンにしましょう。「設定」「プライバシー」の順にタップすれば、位置情報サービスをオンにすることが可能です。

検索候補の設定内容を確認する

Siriで検索する場合、iPhone内部やネット上から該当する情報を検索します。この時に検索する範囲を決めるのが、「Siriと検索」という機能です。検索範囲を広めたいときは「設定」「Siriと検索」の順にタップし、表示されたアプリ一覧から必要な項目をオンにしましょう。検索したい内容に沿った情報を提供してくれます。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

iPhoneが故障している場合もある!

さまざまな対処法を試しても不具合が改善されないときは、スピーカーやマイクなど端末が故障していることが考えられます。場合によっては修理に出さなければいけないこともあるため、対処法には十分に注意しなければいけません。ここからは、iPhoneの設定を確認したり再起動したりしても起動しないときの対処法を紹介します。

スピーカーまたはマイクが故障している

「“Hey Siri”を聞き取る」「ロック中にSiriを許可」がオンになっており、ネットワークの接続状況が正常なのにも関わらずSiriが起動しない場合には、マイクが故障している可能性があります。

また、Siriがスピーカーを使って返事をするには「音声フィードバック」が有効になっている必要があります。「設定」「アクセシビリティ」「Siri」の順に選択し、「音声フィードバック」が有効になっているかチェックしましょう。「音声フィードバック」が有効になっていて、かつSiriが起動しテキストで応答しているもののスピーカーから返事が聞こえない場合は、スピーカーが故障しているかもしれません。

以上のような場合は、修理に出しましょう。

iPhone本体が故障している

iPhone本体が故障している場合は、ほかにも不具合が出ていることも少なくありません。Siriが応答しないこと以外に不具合がないかチェックしてみましょう。ほかにも不具合がある場合は、端末の故障が原因でSiriが応答していないのかもしれません。メーカーやキャリア、修理店など自分にあった方法で端末を修理しましょう。

※本体OS及びソフトウェアのバージョンにより操作方法やバックアップ内容が異なる可能性があります。

iPhoneの故障が原因の場合はスマホ修理王へ!

Siriは、自分の代わりにスマホを操作してくれる便利なバーチャルアシスタント機能です。手が塞がっている状態でもSiriを介してスマホを操作できるため、日常的に使用している人も多いでしょう。

しかし、声をかけても反応しなくなった場合は、端末が故障している可能性があります。症状を放置するとSiriが使えないだけでなく、大事なデータも失うことになるかもしれません。

スマホ修理王では、データを初期化することなくiPhoneの修理が行えます。もしスピーカーやマイクなど端末に故障が考えられる場合には、お近くの店舗にご相談ください。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

機種ジャンル

※本ページに記載の修理料金は、東京・名古屋・大阪・福岡エリアの修理料金です。

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修理内容 料金(税込)
画面(軽度) -
画面(重度) -
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リアカメラ -
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フロントカメラ/近接センサー -
スピーカー -
水没 -
システム修復 -
リアパネル -

iPhone についての注意事項

  • 価格は全て税込、円(単位)です。

作業の結果、「修理不可」となった場合、分解作業料として3,800~5,800円かかります。

◆保証期間について(部品の初期不良保証)
 一部の画面修理は、3ヶ月保証です。
 その他の部品交換修理は、1ヶ月保証です。 
 正常に起動しない端末・水没復旧処置・データ復旧作業は保証対象外です。
 ※無料保証の適用は上記期間内に1回限りです。

◆画面【軽度】とは、「軽くガラスが割れている程度で、全体的に問題なくタッチ操作ができ、液晶に異常(にじみ、変色、タテ筋など)も見られない状態」を指します。

◆画面【重度】とは、「重度のガラス破損、液晶の異常(にじみ、変色、タテ筋などがある状態)、タッチ操作ができない、タッチ切れしている状態」を指します。

◆画面は機種により「高品質パネル」もご用意しています。詳しくは店舗へお問い合わせ下さい。

◆複数箇所を同時に修理する場合、2ヶ所目以降を一律2,000円割引します。

◆指紋認証機能(Touch ID)が搭載されている機種について、ホームボタンを交換した場合は、指紋認証が使えなくなります。

◆顔認証機能(Face ID)が搭載されている機種について、フロントカメラ・近接センサーを交換した場合は、顔認証が使えなくなります。

◆イヤースピーカーの故障の原因が、近接センサーの場合は近接センサーの料金を適用し、イヤースピーカーの場合はスピーカー料金を適用します。

◆価格表に掲載しているのは、一部機種になります。モデルの選択に無い機種は、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

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