ワイヤレス充電とケーブル充電、コスパが良いのは?

2020年8月24日

スマホ修理のエンジニア集団「スマホ修理王」です。

ワイヤレス充電とケーブル充電の比較をしたら、ワイヤレス充電の消費電力はケーブル充電よりも最大約50%多くかかることがテックメディアOneZeroの実験結果で明らかになりました。

現在、Appleやほかのスマホでも、総じてワイヤレス充電のみに移行する動きがありますが、ケーブル充電と比べてより多くの消費電力がかかります。

OneZeroがiFixitの監修のもと行った実験では、Google Pixel 4を様々なワイヤレス充電器と充電ケーブルでチャージし、消費電力の平均値が導き出されました。

その結果、ワイヤレス充電は充電を完了させるのにケーブル充電よりも約47%多くの電力を要することが判明しました。

ケーブル充電では、100%まで充電するのに平均14.26Whで済みましたが、ワイヤレス充電では平均21.01Whかかり、消費電力は47%増となりました。同じ容量のバッテリーを充電するのに、ワイヤレス充電ではスマホにより多くの負荷がかかり、発熱とともに電力が消費されたことを意味します。

ここで問題なのは、バッテリー自体は以前と同じリチウムイオン電池だという点です。

ワイヤレス充電だとスマホにより多くの熱が発生する為、バッテリーにかける負荷も大きくなります。

OneZeroによると、ワイヤレス充電器のどこにスマホを配置するかで、消費電力に大きな変化がみられたとのことです。

正しいポジションにスマホが配置されていない場合、充電完了までにより多くの電力がかかるか、まったく充電されなかったと伝えられています。

最適な充電位置からずれた状態でスマホのワイヤレス充電を行った場合、ケーブル充電の80%増となる25.62Whの電力消費が記録されたことから、コスパで見ると現時点ではケーブルの方が消費電力、充電は良さそうですね。

今後の充電技術の発展に期待したいと思います。

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