【水没したAQUOS修理】電源が入らない状態からの復活

2020年1月14日

こんにちは!スマホ修理王 大阪心斎橋店です。

みなさんのスマートフォンは防水ですか?
実はショックなお知らせですが、防水のスマートフォンでも水没はします。

今回は実際に水没して電源が入らなくなってしまった状態から復活したAQUOSの修理レポートと、
防水スマートフォンなのに、どういった状態で水没するのか?
また、水没しないようにするためには?

といったことを修理レポートと一緒にお届けします!

AQUOS R(SHV39)の水没修理と復活まで

今回、修理依頼を受けたのは「AQUOS R(au/SHV39・sofbank/605SH・docomo/SH-03J)」になります。
お客様いわく「使用していたら急に電源が落ちて、起動させようとしても特に反応がなく、充電もできなくなってしまった」とのこと。
特にそれに当たる心当たりもなく、「どうしても内部のデータを残したまま修理してほしい」とのことでしたのでひとまずお預かりしました。

まず背面から分解していきます。
パネルを開けた状態はこのような状態です。特に変わった部分は見られません。
最初は起動に最重要のバッテリーの交換でご案内していましたが、バッテリー交換では状態が変わらず。
※AQUOSは部品の流通がないため、基本的に過去に修理で使った端末もしくはもう一台まったく同じモデルをご用意して、そのもう1台の端末から部品を移植する形で修理しています。

さらに分解して点検を行います。

上部の基板を外し、よく見てみると「水が入った痕跡」が見受けられます。
丁度「イヤースピーカー」の部分です。

これをヒントに、下の方も分解していくと、

下も丁度「充電口」のUSB部分から水が侵入し、腐食が見つかりました。
結果的に、電源が突然入らなくなってしまった理由が「水没」であることが判明したため、丁寧に腐食を取り除き、

無事修理完了、起動も充電もできるようになりました!

なぜ「防水」なのに水没するのか?

さきほどご紹介したAQUOS RはSHARPの公式サイトでも「防水」「お風呂対応」と紹介されています。

また、AQUOS Rの防水・防塵機能については以下のように定められています。

au ICカード/microSDカードスロットカバーをしっかりと閉じた状態で、IPX5(*1)、IPX8(*2)の防水、IP6X(*3)の防塵に対応しています。

*1 IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5リットル/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、電話機としての機能を有することを意味します。

*2 IPX8とは、常温で水道水、かつ静水の水深1.5mのところに端末を静かに沈め、約30分間放置後に取り出したときに電話機としての機能を有することを意味します。

*3 IP6Xとは、保護度合いを指し、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に電話機を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに電話機の内部に塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。
引用元:SHARP公式>よくある質問>【AQUOS R】防水、防塵機能はありますか?(URL:https://flash-agt.com/blog/?post_type=repair&p=33650&preview=true)

このように、メーカー側はある特定の環境下で、定められた防水や防塵テストをして防水・防塵機能を設定しています。

そのため「防水スマートフォン」といっても、残念ながら必ずしも全ての環境でその防水機能が発揮される、当てはまるわけではないのです。
『なぜ「防水」なのに水没するのか?』の答えは「完全防水ではないから」、なになります。

スマホの防水対策とは?

なんと言っても「水辺での使用を控える」のが一番安全ではあります。

現代はスマートフォンは生活必需品ですので、いろんなところに持ち歩くのもまた必然

・洗面・トイレで誤って落とした
・突然雨に見舞われる
・飲み物をこぼす
・濡れた手で触る

そういった場合のために

・充電口をライトニングキャップ・USBキャップをつける
・イヤホンジャックをつける
・フィルムやガラスコーティングなど、撥水するものでの対策

といったものを日常からしておくと安全です。
プールや海など行く際は、防水ケースや防水のスマホケースを必ずつけていくとある程度は安心ですが、やはり防水ではないのでそのまま入るのは危険です。

防水対策を万全にしていても、メーカーが推奨している使用の仕方であっても「100%水没しない」ということはありません。
データが大事という方は「こまめにバックアップを取っておく」が一番の対策と言えるかもしれません。

まとめ

今回は水没したスマートフォンの復旧までをご紹介しました。

・データのバックアップを一定期間していなかった
・バックアップをとったはずだったのに、一部だけとれていなかった

等、データがどうしても欲しい!という方、水没の度合いにもよりますが、復旧できる可能性があります。
「他のお店で修理もしたが、復旧しなかった」というお客様でも、当店にはもう一段階踏み込んだ基板修理もご提案できますので、お困りの方はぜひ下記からご相談下さいね。

お問い合わせ

修理に関するご相談やお見積もりはこちらの問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
問い合わせ方法は電話とメールの2種類から選べます。

未成年の方への注意

未成年者の方は、修理受付に保護者の同意が必要です。
次の手順に従って同意書を作成し、持参してください。
1. ここから同意書をダウンロードする
2. 印刷する
3. 内容を確認し、記入する。※記入漏れのないように!
4. 修理端末と一緒に持ち込む

機種ジャンル
症状
修理箇所
修理店舗
所在地
〒5420086大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目4−13 竹山ビル1階
電話番号
営業時間
11:00~20:00
定休日
年中無休(年末年始を除く)
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AQUOS の価格表
修理内容 料金(税込)
画面 ¥ 10,800
バッテリー交換 ¥ 10,800
充電コネクタ ¥ 10,800
各種ボタン ¥ 10,800
リアカメラ ¥ 10,800
リアカメラレンズ ¥ 10,800
フロントカメラ ¥ 10,800
イヤホンジャック ¥ 10,800
スピーカー ¥ 10,800
リアパネル ¥ 10,800
マイク ¥ 10,800
バイブレータ ¥ 10,800
水没 ¥ 9,800
基板修理 ¥ 39,800
システム修復 ¥ 14,800

AQUOSについてのお問い合わせはこちら

バッテリー交換同時で2,000円割引

AQUOS についての注意事項

  • 価格は全て税込、円(単位)です。

作業の結果、「修理不可」となった場合、分解作業料として3,800円かかります。
基板修理の結果、「修理不可」となった場合、基板修理作業料として5,800円かかります。

◆バッテリー交換 について

下記AQUOSの機種は新品のバッテリーでのご対応が可能です。

AQUOS zero2
AQUOS zero
AQUOS R5G
AQUOS R3
AQUOS R2 Compact
AQUOS R2
AQUOS R Compact
AQUOS R
AQUOS sense5G
AQUOS sense4 lite
AQUOS sense4
AQUOS sense3 plus
AQUOS sense3 lite
AQUOS sense3
AQUOS sense plus
AQUOS sense2
AQUOS sense

それ以外の機種に関しては、部品が市場に流通していない為、新品バッテリーのお取り扱いがございません。
電源が入らない端末、バッテリーが膨張した端末向けに中古バッテリーへ交換することは可能です。

◆使用する部品について

AQUOSの上記機種のバッテリー以外の全機種において、部品が市場に流通していない為、別途部品として使用する中古端末代が加算されます。機種によって部品代が異なります。

◆価格表に掲載しているのは、一部機種になります。モデルの選択に無い機種は、お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

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