スマホが盗難被害に!すぐにすべき対処法について解説します。
2024年5月17日
本記事では、スマホが盗難に合った際、まずどのような対応を取ればいいかを解説します。
また、被害を最小限にするために事前にできることも紹介するので、参考にしてみてください。
■スマホが盗まれた際に考えられる主なトラブル4つ
・電子マネー等、不正利用される
・国際電話の高額請求が発生する
・個人情報が漏洩する
・端末本体が転売される
■スマホが盗まれた・紛失した際の対処法
・警察に遺失物届を提出
・アプリ等を使ってスマホを探す/保護する
・利用中の通信サービスを停止する
・スマホを利用する決済サービスを停止する
・SNS等のパスワードを変更する
■スマホが盗難に遭う・紛失しても守れる対策を
・紛失補償サービスに加入
・セキュリティ対策ソフトを利用
■【まとめ】スマホが盗難に遭っても、個人情報等を守れるように万全の対策を。
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スマホが盗まれた際に考えられる主なトラブル4つ
iPhoneが盗難被害にあうと起こりうる主なトラブルは下記の4つ。
- 電子マネー等、不正利用される
- 国際電話の高額請求が発生する
- 個人情報が漏洩する
- 端末本体が転売される
次項より詳しく説明します。
電子マネー等、不正利用される
PayPay・LINE Pay・おサイフケータイ等のバーコード決済・電子マネーを利用している方は注意が必要です。
iPhoneが盗難被害に遭った際、上記サービスを勝手に利用されてしまう恐れがあります。
電子決済サービスなどの他、オンラインショップ等でクレジットカード情報を保存している方も要注意。保存した情報を使ってカードを不正に利用されてしまうケースがあり、あとあと身に覚えのない多額の料金を請求されるというトラブルが発生することもあります。
国際電話の高額請求が発生する
海外旅行等などでスマホを紛失・盗まれてしまうと「国際電話の高額請求」の可能性がぐっと高まります。旅行中スマホが無事に手元に戻ってきたとしても、紛失時に勝手に国際電話を利用されている場合、帰国後に多額の通話料が請求されてしまうケースもあるので注意しましょう。
個人情報が漏洩する
スマホを紛失・盗まれてしまった場合、端末内に保存している名前・住所・電話番号・SNSのID・ネット銀行の情報・クレジットカードの情報等、重要な個人情報も盗まれる・漏洩してしまう恐れがあります。
端末本体が転売される
昨今スマホの端末価格は高騰しています。そのような情勢に伴い、盗まれたスマホが不正に転売される事件も多発しているようです。
悪質な手口で転売されたスマホは、犯罪等に利用されたり・流出した個人情報を使って多額のショッピングに利用されたり・身代金を請求されてしまったり、重大な犯罪に絡む恐れがあるため十分注意しましょう。
スマホが盗まれた・紛失した際の対処法
警察に遺失物届を提出
盗まれたと思ったスマホが、警察等に届けられているケースもあるため、まずは警察にすぐに連絡しましょう。
状況により、すぐに連絡できない場合は、下記のリンク先を参考にしてみてください。
▼参考リンク/警察庁webサイト
落し物の届出・検索 | 警察庁webサイト
アプリ等を使ってスマホを探す/保護する
紛失したスマホを別のデバイスを利用して探す・遠隔操作でロックし、端末内の情報を守りましょう。
★iPhoneの場合
iPhoneは端末を「探す」機能が装備されています。
<機能の主な内容>
・デバイスの現在地を表示できる
位置情報を利用し、デバイスの場所をマップ上で表示可能です。
一部の機種では、電源が切れた後でも位置情報を確認できます(最大24時間)。
・音を鳴らし、場所を知らせる デバイスが近くにある場合は、音を鳴らせばどこにあるか確認可能です。デバイス本体から音を鳴らしてみましょう。
・デバイスを保護
第三者が個人情報にアクセスできないよう、デバイスを遠隔操作でロックして情報を守りましょう。紛失したデバイス画面に自分の連絡先情報のメッセージを表示し、スマホを拾った人物に通知することも可能です。
・デバイス内のデータを消去
デバイスが悪意ある第三者に盗まれた可能性が高い場合、デバイス内のデータを遠隔操作で消去する方法もあります。
▼参考リンク/Appleサポート
紛失したAppleデバイスを「探す」 | Appleサポート
★Androidの場合
Androidも「デバイスを探す」という機能が装備されているので、紛失・盗まれたスマホを探すことが可能です。
<機能の主な内容>
・デバイスの現在地を表示する
位置情報を利用することにより、デバイスの場所をマップ上に表示可能。
・音を鳴らし、場所を知らせる
デバイスが近くにある場合は音を鳴らせばどこにあるか確認可能です。
デバイス本体から音を鳴らしてみましょう。
マナーモード・バイブレーションモードに設定していても音は鳴ります。
・デバイスを保護 PINやパスワードを指定し、デバイスを遠隔操作でロックできます。メッセージや電話番号をロック画面に表示させることも可能なため、デバイスを発見した人に連絡をとることもできます。
・デバイス内のデータを消去
すべてのデータを完全にデバイス内から削除します。
データ消去を行うと、「デバイスを探す」アプリが機能しなくなるので、実行する際はご注意ください。
▼参考リンク/Appleサポート
紛失した Android デバイスの位置の特定、ロック、データ消去を行う
| Googleアカウント
★OSに装備された「探す」機能が使えない場合
【iPhone・Android共通】
・各キャリアの位置検索サービスを利用
契約しているキャリアが提供しているサービスで探しましょう。
▼参考リンク/ドコモ
盗難・紛失|お客様サポート・ドコモ
▼参考リンク/au
盗難・紛失でお困りのとき |au
▼参考リンク/ソフトバンク
紛失・盗難にあったとき | ソフトバンク
利用中の通信サービスを停止する
第三者に悪用される状況を防ぐため、紛失したデバイスが契約している回線を停止しましょう。契約中のキャリアにスマホを紛失・盗難の連絡をしてください。
スマホを利用する決済サービスを停止する
決済サービスを第三者に不正利用されないように、各サービス会社に盗難・紛失の連絡をして、サービスの利用停止を依頼しましょう。
SNS等のパスワードを変更する
使用中のSNS等を不正に利用される前に、ID・パスワードの変更をしましょう。
スマホが盗難に遭う・紛失しても守れる対策を
紛失補償サービスに加入
各キャリア・会社が紛失補償サービスを提供しているので、紛失・盗難に備えたい方は、加入しておけば万が一の時も安心です。
セキュリティ対策ソフトを利用
ウイルスバスターモバイル等、パソコンでWeb管理画面にアクセスしてデバイスを探すことができるソフトを利用することで、紛失・盗難被害からスマホのデータを守れます。
【まとめ】スマホが盗難に遭っても個人情報等を守れるように万全の対策を。
本記事は、<スマホが盗難被害に!すぐにすべき対処法について解説します。>と題し、スマホが紛失した・盗まれた際の対処法・情報を守るための方法を解説してきました。
「盗まれた」「紛失した」というトラブルが発生した際は、記事内で紹介した方法・対策を試してみてください。
紛失・盗まれたスマホが悪質な人物の手にわたってしまうと、電子決済サービス・クレジットカードが不正利用されたり、個人情報を盗まれてしまったり、犯罪につながり大きな被害を受けます。 盗難の被害を最小限するため、自分に合った対応策を選択し、安心・安全にスマホを利用していきましょう。
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。