iPhoneを含めたスマートフォンの便利な点の1つが、文字を入力するときに使える「予測変換」です。予測変換のおかげで、入力したい文字のすべてを入力せずにすむため、より素早く、多くの文字が入力できます。
もしこの予測変換がおかしいとなれば、プライベートだけでなく仕事での連絡にも影響しかねません。そこでここでは、iPhoneの予測変換がおかしいときの原因と解消法、そしてより確実に変換するためのユーザー辞書機能について解説します。

iPhoneの予測変換がおかしい原因

iPhoneには標準で、ユーザーの入力した文字や単語からよく使うものを、変換候補として優先的に表示する「予測変換」機能を搭載しています。そのため入力した覚えのない単語が上位に表示されたり、逆に何度も入力しているのに候補とならないのは問題です。
ここではiPhoneの予測変換がおかしくなる代表的な原因を5つ紹介します。
予測変換機能が間違えた内容を学習している
まず考えられるのは、iPhoneの予測変換機能が間違った学習をしている場合です。iPhoneは入力される文字や単語を、誤変換も含めて学習します。誤変換することが多ければ、誤変換の文字を優先的に上位に表示するため、以降は誤変換しないよう注意して入力し続けることが大切です。
iPhoneではさまざまな場面で文字を入力します。Safariでの検索や、SNSでのコメント入力や投稿、メモアプリでのメモ、リマインダーなど実に多彩です。予測変換機能はすべての入力履歴から学習するため、SNSでよく使う文字が、メモアプリで優先的に表示されることもあります。
そのため使うアプリや場面によっては、思うような文字が表示されないこともあるでしょう。たとえば仕事でのメール作成で、プライベートに使うざっくばらんな表現が上位に表示されるのはその典型です。
予測変換機能は、場面や使い方までも学習するわけではありません。むやみに急いで入力するのではなく、表示された文字や単語が正しいかどうか確認しながら使う必要があります。
iOSに問題が起きている
iPhoneを動作させる基本ソフト「iOS」に問題が起きているときも、予測変換はおかしくなる場合があります。
iOSはある程度の期間ごとにバージョンアップされますが、バージョンアップはiPhoneの不具合の原因になる場合もあるため注意が必要です。たとえば2021年9月に発表されたiOS15では、リリース直後に電源が入らない、再起動を繰り返してしまう、Wi-Fiに接続できないなどの不具合が発生しました。
そう考えると、iOSのバージョンアップによって予測変換機能になんらかの不具合が発生することはあり得ます。最近バージョンアップした、バージョンアップしてからどこかおかしいと感じていたようなら、iOSに起きた問題が原因かもしれません。
辞書データが何かの拍子に破損した
頻繁に起こることではありませんが、iPhoneに蓄積している辞書データが、なんらかの理由で破損し利用できなくなることがあります。辞書データが破損してしまうと、メール、SNSを含めたiPhoneのすべての文字入力に影響しますが、なかなか気づかないかもしれません。というのは、よく使うとはいっても登録状況を毎日チェックすることは少なく、使っているうちに「どこかおかしいな」と感じる程度が普通なためです。
辞書データはユーザーが自ら「よく使う文字・単語を登録」して利用します。設定画面から登録状況はいつでも確認できますが、とくに問題がない限り確認することはほとんどありません。そのため辞書データ破損は、なかなか気づきにくい原因といえるでしょう。
ストレージの空き容量が少なすぎる
ストレージの空き容量が少なすぎる、または少なすぎる状況を放置すると、iPhoneにさまざまな不具合が発生する可能性があります。予測変換機能がおかしくなった原因も、ストレージ不足かもしれません。
ストレージの空き容量が少なすぎると、iPhoneの動作そのものに影響します。最も顕著な例は、iOSのアップデートの失敗でしょう。iOSのアップデートには大容量データのダウンロードが必要です。そのため空き容量が少なすぎるとダウンロードできず、またはギリギリできたとしてもアップデート作業のための容量不足から完了できません。
ストレージの空き容量は常に把握しておくことが大切です。また、iPhoneはAndroidスマートフォンのようにSDカード設置によるストレージの追加ができないため、写真や動画などのデータを削除する必要があります。
アルファベットの変換は自動修正が原因のこともある
アルファベットの変換がおかしい不具合なら、iPhoneの「自動修正」が働いているためかもしれません。iPhoneには文字入力の際、予測変換とは別の、誤字を自動的に修正する機能が標準で搭載されています。たとえば文頭を「this」と入力すると、自動的に一文字目が大文字の「This」と訂正してくれるのは、自動修正機能のおかげです。
自動修正機能は、英語のスペルの誤りに対してだけ働きます。そのため一般的な英語にはない、日本語をローマ字形式で入力すると、自動的にまったく別の単語に修正されてしまうことがあるようです。過去には地名の「姫路」を表す「Himeji」が「HomeKit」に、「渋谷」を表す「Shibuya」が「Ahi buys」に修正されたこともありました。
iPhoneの予測変換がおかしい状態の解消法10選

iPhoneの予測変換機能がおかしい状態のままだと、何をするにも余計な手間がかかります。入力し変換するたびに確認しなくてはならないため、とくに急ぐときの入力には大きなストレスになりかねません。
ここではiPhoneの予測変換のおかしい状態を解消するための10の方法を解説していきます。
1.iPhoneの再起動を試す
まず試してもらいたいのは、その場で手軽にしやすい「iPhoneの再起動」です。再起動することで、iPhoneに発生している一時的または軽微な不具合は、解消する可能性があります。
iPhoneを含めたスマートフォンの電源を、毎日寝るとき切っておくという人は少ないでしょう。スマートフォンは、毎日充電を繰り返しながらも長時間電源をオンにしたままで使い続ける精密機器です。するとiPhoneの内部にデータが蓄積しメモリを消費してしまうため、動作が遅くなるなど思うように動作しなくなってきます。再起動は蓄積した余計なデータをリセットするため、アプリの起動にかかる時間が短くなるなど動作の改善に効果的です。
しかし、毎日何度も再起動するのはあまり効率的とはいえません。1日1回、寝る前や朝起きた後などに毎日行うと理想的ですが、週1回から2回程度、曜日を決めて再起動するだけでも動作の改善には役立ちます。
2.予測変換機能の学習をリセットする
予測変換機能の学習状況がおかしいと感じる場合は、iPhoneの設定アプリからキーボードの変換学習をリセットすると不具合を解消できる可能性があります。文字通り学習状況をゼロに戻し、新たに学習しなおすため、手間はかかりますが当面起こっている状況は改善可能です。
リセットの手順は次の通りです。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「転送またはiPhoneをリセット」の順にタップ
- 「リセット」をタップ
- 表示されるメニューのうち「キーボードの変換学習をリセット」をタップ
ただリセットするとおかしい変換だけでなく、本当によく使っている予測変換もリセットされてしまうため、便利さを一部失ってしまうことには注意が必要です。
3.予測変換機能をオフにする
そもそも予測変換機能を使わない場合は、予測変換機能をオフにすれば画面上の煩わしさから解放されます。ただしオフにできるのは英語に関する予測変換機能だけです。日本語入力の予測変換はオフにできないため注意しましょう。
予測変換機能をオフにする手順は以下の通りです。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- 「英語」欄にある「予測テキスト」のトグルスイッチをタップ(グリーンからグレーに変わる)
オフにすると、これまで予測変換されていたメールアドレスやURLなども表示されなくなります。
4.iOSのアップデートを確認する
予測変換機能を含めたiPhoneの動作がおかしくなったときは、iOSの最新アップデートがないかも確認してみましょう。アップデートはバージョンによっても異なりますが、Wi-Fi接続できる環境で短くても10分程度、長ければ1時間ほどかかる場合があります。そのため後回しにしたままアップデートし忘れるユーザーも少なくありません。iPhoneの動作が「今までと違う」と違和感を覚えたら、ぜひチェックしてみましょう。
OSアップデートの手順は次の通りです。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「ソフトウェアアップデート」の順にタップ
- (すぐにアップデートできるバージョンがないか検索し始める)
アップデートできるバージョンがあった場合は、「インストール」をタップしてアップデートを開始します。なかった場合は「お使いのiOSは最新バージョンです」と表示され、アップデートする必要はありません。
OSのアップデートは、iPhoneのさまざまな機能だけでなく、セキュリティ性能をアップさせるための重要な手続きでもあります。インターネットを介して使うことの多いiPhoneだからこそ、こまめにチェックしアップデートしておくことが大切です。
5.不要なアプリやデータを削除する
iPhoneのストレージ空き容量が少ない場合は、不要なアプリやデータを削除して必要な容量を確保すると、不具合は解消する可能性があります。
iPhoneにインストールできるアプリのうち、とくにゲームではデータ容量数GBを使うものが少なくありません。もし、すでに使っていないものがあれば削除し、できるだけ動作を軽くしておくと予測変換だけでなく他の不具合の予防も期待できます。
各アプリの使うデータ量を確認する手順は次の通りです。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「iPhoneストレージ」の順にタップ
するとデータ量の大きい順にアプリが表示されます。各アプリの右端に表示される「〇〇GB」の数字が現時点でアプリが使っているデータ量です。削除したい場合は該当するアプリをタップし、次の画面の一番下にある「アプリを削除」ボタンをタップすれば、アプリのデータごと削除されます。
その他、音楽や動画、写真、電子書籍などのアプリでは内部の不要データもストレージ圧迫の原因です。アプリごとにデータを見直し、iPhone本体に保存しておく必要のないデータは、できるだけクラウドなど他のストレージに移しておく方法もあります。
参考:iPhoneの使用容量を減らす方法。ストレージ不足を解消するには
6.アプリのキャッシュを削除する
iPhoneを使うごとに増えてしまう「キャッシュ」も、ストレージ空き容量を圧迫する原因の1つになり得ます。キャッシュとは、アプリやシステムプログラムを使うとき一時的に用いられるデータやファイルです。キャッシュはブラウザで一度読み込んだテキストや画像、LINEのトークに含まれる写真やスタンプ、テキストなどさまざまな場面で発生します。
たしかに頻繁にアプリについては、キャッシュは表示時間を短縮したり、ダウンロードが必要なかったりといったメリットもありますが、あまり増えすぎるのは問題です。予測変換を含めたさまざまな機能に悪影響を与える可能性があります。
ただキャッシュはアプリによって使い方が変わり、削除の手順も1つではありません。ここではiPhoneに搭載されているブラウザ「サファリ」における、キャッシュの削除方法を紹介します。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「Safari」をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 次画面で消去する対象期間を選択し「履歴とデータを消去」をタップ
このようにキャッシュは「キャッシュ」と表示されないことがよくあります。アプリごとにどのような表示をされるかを知っておくことが大切です。
7.自動修正機能をオフにする
iPhoneの自動修正機能が原因で変換がおかしい場合は、次の手順でオフにしてみましょう。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- 「すべてのキーボード」欄にある「自動修正」トグルスイッチをタップ(グリーンからグレーに変わる)
8.ユーザー辞書を活用する
うまく予測変換されないとき、特定の文字や単語を候補としてより優先的に表示させたければ、ユーザー辞書を活用する方法もあります。ユーザー辞書とはよく使う文字や単語を登録しておけば、登録した読みを参考に変換候補としてiPhoneが自動的に上位に表示してくれる機能です。登録しておくと、たとえばキーボードで「あり」と入力するだけで予測変換候補に「ありがとうございます」と表示されます。
ユーザー辞書機能は、少ない文字数で入力できるだけでなく、あまり一般的でない面倒な変換が必要な文字や単語の変換に有効です。地名や人名・企業名などの固有名詞への変換の手間も削減できます。
9.キーボードの設定を「日本語」に設定しなおす
いつも使うキーボードを、あらためて設定しなおすと、予測変換の不具合は解消するかもしれません。この手順ではまず、今設定しているキーボードを削除します。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- さらに「キーボード」をタップ
- 右上に表示される「編集」をタップし、「日本語」の左にある赤丸をタップすると右に表示される「削除」をタップしてキーボードを削除
- 「新しいキーボード」をタップ
- 「日本語」をタップし、追加した隠喩力タイプをタップして右上の「完了」をタップ
10.他のキーボードアプリを利用する
今使っているキーボードとは違う、他のキーボードアプリを使うと、おかしな予測変換は減る可能性があります。新しくダウンロードしたキーボードアプリを使うための手順は次の通りです。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- さらに表示されている「キーボード」をタップ
- 「新しいキーボードを追加」をタップ
- 使いたいアプリをタップ
- 「フルアクセスを許可」をオンにし、「許可」をタップ
設定したキーボードは、入力画面の「地球マークアイコン」をタップすると順に変更できます。
ユーザー辞書を活用する方法

たとえば法人名には、総文字数が30字以上という長いものも少なくありません。漢字の他カタカナや英字が含まれていると正しく変換されているか1つずつ確認する必要もあります。このような変換を素早く正確にするための機能がユーザー辞書機能です。
ここではよりスムーズに文字変換するための、ユーザー辞書の活用法を解説します。
ユーザー辞書とは
ユーザー辞書機能は、スマホ以前の携帯電話の頃から使われている入力補助機能です。長い文字や単語も、ごく短い読みで登録できるため、入力の手間や時間を節約できます。たとえば、「独立行政法人 量子科学技術研究開発機構(18文字)」も、読みを「りょうしかがく」と登録すれば、「りょうしかがく」と入力して変換するだけでの変換が可能です。
とくに相手の「名前」は漢字変換を間違うと大変な失礼にあたります。入力が簡単なだけでなく、正確に入力するためにも活用できる、便利な機能です。
ユーザー辞書に単語を登録する手順
ユーザー辞書は通常、デバイスの日本語入力システムに登録しますが、iPhoneではキーボード設定を使います。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- 「ユーザー辞書」をタップ
- 右上にある「+」をタップ
- 「単語」に変換先の文字、「読み」に入力元文字をひらがなで入力し、右上の「保存」をタップ
ここでのポイントは、「単語の読みが完全でなくても変換できる」ことです。似たような単語も重複しないような読みで登録すると、どちらも登録できます。
ユーザー辞書の単語を削除する手順
登録が必要なくなったときの削除も、同じキーボード設定画面でできます。
- iPhoneの設定アプリをタップ
- 「一般」、「キーボード」の順にタップ
- 「ユーザー辞書」をタップし、画面左下の「編集」をタップ
- 削除したい文字・単語を選択肢「−」をタップし、「削除」をタップ
ユーザー辞書は登録するほど、自分の思うような使い方ができるため次々と登録してしまいがちです。しかしあまりに増えすぎると、メモリを圧迫しかえって不具合の原因となってしまいます。定期的に見直して、その時点であまり使わないものはできるだけ削除しておきましょう。
予測変換がおかしくなっても落ち着いて対処しよう

iPhoneのLINEやメール、検索サイトなどを使って、毎日何百文字も入力するのは楽しい反面、非常に大変です。予測変換機能は、大変な文字入力をしっかり補助してくれますが、それだけにおかしくなってしまうと慌てても仕方ないでしょう。
しかしおかしくなる原因はストレージの空き容量不足やiOSのバージョン、データ破損など考えられる原因は限られています。落ち着いてiPhoneの再起動や不要なアプリ、データの削除による空き容量の確保、などを順に試して改善できるか確認しましょう。より確実に、候補の上位に表示したい場合は、ユーザー辞書への登録も便利です。
予測変換や自動修正、ユーザー辞書などの入力補助機能を活用し、より便利にiPhoneを使いこなしましょう。
この記事の監修者
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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