スマホがフリーズする主な6つの原因を紹介!対処法もあわせて解説
2021年12月28日
スマホをタップしたり、スワイプしたりしても反応しない状態を「フリーズ」といいます。スマホがフリーズする原因は、端末の故障だけではありません。
そこで本記事では、スマホがフリーズする主な6つの原因を紹介します。また対処法や予防法もあわせてみていきましょう。
スマホのフリーズとはどんな状態?
動画を視聴したり、チャットで会話したりしている時などにスマホが動かなくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。スマホの操作中に画面が動かなくなり、操作してもまったく反応しない状態が「フリーズ」です。
ソフトウェアやコンピュータの動作が停止することがフリーズの主な原因で、制御不能に陥る「完全停止状態」と特定操作や時間の経過で解消する「一時停止状態」の2種類が存在します。例外はありますが、スマホのフリーズは特定操作や時間の経過で解消する一時停止状態である場合がほとんどです。
スマホがフリーズする主な6つの原因
スマホがフリーズする主な原因は次の6つです。
- メモリの容量が不足している
- 端末やバッテリーが発熱している
- OSやアプリが古い
- 端末自体に問題がある
- 複数のアプリを起動している
- ウイルスに感染している
スマホのフリーズが頻発する場合、まずはその原因をつきとめなければ対処法も決まりません。ここでは、フリーズの原因に関する内容を詳しく解説します。
1.メモリの容量が不足している
スマホの操作中にフリーズする場合、メモリ(RAM)の容量が不足しているのが主な原因です。複数のアプリを同時に起動していたり、データ容量が重いアプリや書類を開いたりしているとメモリの容量が不足します。
メモリの容量が不足すると、データを広げられる容量の探索・確保に時間がかかるため、フリーズしやすくなります。
2.端末やバッテリーが発熱している
スマホの長時間使用によって端末やバッテリーが発熱すると、フリーズが発生する場合があります。スマホは本体の熱が一定以上に達すると、強制的に電源が切れたり警告が出て一時的に操作できない状態になったりする仕様になっているからです。
フリーズ状態になるまで熱を持たせるのはスマホに悪影響を及ぼすため、「発熱しているな」と感じたら使用を止め、温度が下がるまで待ちましょう。また「熱がこもりやすいスマホケースをつけている」「充電しながらスマホを使用している」といった場合も発熱の原因になりかねません。
3.OSやアプリが古い
フリーズが頻繁に発生するようなら、スマホのOSやアプリを確認してみてください。OSやアプリが最新版でない場合もフリーズの原因となるからです。
アプリは最新のソフトウェアで起動ならびに動作するように設計されています。そのため、OSとアプリどちらかが古くてもフリーズを起こす可能性があるため、必ずいずれも確認しましょう。
4.端末自体に問題がある
端末自体に問題がある場合もフリーズを引き起こします。端末自体の問題とは、水没や落下などの物理的な衝撃を端末に与えてしまい、故障している状態を指します。
何らかの強い衝撃を与えた後からフリーズが起きるようになった場合は、端末に問題が生じている可能性が高いです。時間が経過するとともに症状が悪化するケースもあるため、心当たりがある方は修理に出すことをおすすめします。
5.複数のアプリを起動している
メモリの容量不足にも関係することですが、複数のアプリを起動しているとメモリを圧迫してしまい、フリーズの原因となります。気を付けなければならないのが、アプリのバックグラウンド起動です。
バックグラウンド起動とは、画面表示されていなくても裏で動いて情報の取得や更新などを行っている状態を指します。バックグラウンドで起動しているアプリもメモリの容量を消費する原因です。
フリーズが起きた場合はバックグラウンドでアプリが複数起動していないかを確認してみてください。
6.ウイルスに感染している
ウイルス感染によってフリーズが発生している場合も考えられます。スマホがウイルス感染する原因は大きく分けて「不正サイトへのアクセス」「アプリのダウンロード」の2つです。
ウイルスに一度感染してしまうとシステムが破壊されたり、動作が重くなったりしてフリーズが発生します。今まで紹介したフリーズの原因に当てはまらない場合は、ウイルス感染の可能性も視野に入れておきましょう。
スマホがフリーズした際の5つの対処法
スマホがフリーズした際の代表的な対処法は次の5つです。
- 端末を再起動する
- OSとアプリのバージョンを最新にする
- アプリを強制終了する
- 画面の保護フィルムを剥がしてみる
- 端末を初期化する
フリーズの対処法として端末の再起動は知っている人も多いでしょうが、その他の手段は意外と知られていません。フリーズ状態から少しでも早く復旧できるよう、各対処法に関する内容をしっかりと理解しておきましょう。
1.端末を再起動する
スマホがフリーズした際の基本的な対処法は、端末の再起動です。多くの場合、この再起動でフリーズが解消します。まずは他の方法を試す前に実行してみてください。
また、再起動の操作でも端末が動作しない場合は、強制再起動と呼ばれる方法もあります。iPhoneとAndroidで再起動する方法は異なるため、自身が利用している端末の操作方法を事前に確認しておくことをおすすめします。
2.OSとアプリのバージョンを最新にする
OSとアプリのバージョンが古い場合は、それぞれ最新版にアップデートしましょう。iPhoneの場合、「設定」アプリから「一般→ソフトウェア・アップデート」と進むことで、OSを最新バージョンにアップデートできます。
Androidは「設定」アプリから「ソフトウェア更新」によって、OSをアップデートできます。しかし、Androidの場合は端末ごとに仕様が異なるため、こちらも自身の端末の操作方法を確認しましょう。アプリのバージョンはiPhoneなら「App Store」、Androidなら「Play ストア」で確認できます。
※バージョンにより操作方法が異なる場合があります
3.アプリを強制終了する
端末の再起動やOSとアプリのバージョンアップをしても解消されない場合は、アプリの強制終了を実施してみてください。前述のとおり、アプリを複数起動している場合はメモリの容量を圧迫し、一時的にフリーズを引き起こしている可能性があります。
バックグラウンドで起動しているアプリを強制終了させることで、改善するかもしれません。なお、iPhoneとAndroidで強制終了させる方法は異なるため、各端末の操作方法を確認してみてください。
4.画面の保護フィルムを剥がしてみる
フリーズが解消しない理由のひとつとして、画面の保護フィルムが影響しているケースがあります。タッチパネルには微量の電気が流れており、指先が触れることで起きる電気の量の変化で反応する仕組みになっています。
画面が汚れていると上手く反応してくれないため、画面を拭いてきれいにしましょう。画面を拭いても反応しない場合は、画面の保護フィルムを剥がし、スマホが反応するかを確認してみてください。
5.端末を初期化する
これまでの対処法を試してもフリーズが解消しない場合、端末の初期化も検討しましょう。端末の初期化によって出荷時の状態に戻すことでエラーなどがリセットされ、フリーズが解消される場合があります。
しかし、端末の初期化はスマホのデータをすべて削除することになるため、事前にデータのバックアップを取ってあったかどうか確認をしておきましょう。ただし、フリーズの原因がアプリである場合、データを復元した際にそのアプリも再インストールされ、フリーズが改善しない場合もあるため注意してください。
スマホのフリーズを予防する4つの方法
スマホのフリーズを予防する主な方法は次の4つです。
- 定期的に再起動を実施する
- 不要な常駐アプリを削除する
- 定期的にメモリを掃除する
- 容量の大きいスマホに変更する
スマホのフリーズを防ぐには、メモリの掃除や定期的な再起動など、日々の予防が欠かせません。スマホが必要な状況でフリーズが起こるようなことがないよう、ここではフリーズの予防法について詳しく紹介します。
1.定期的に再起動を実施する
定期的に再起動を実施することで、スマホのフリーズを予防できます。アプリの強制終了や不要アプリのアンインストールをこまめに行っていても、メモリ上には不要なデータが残る場合があります。
そこで、定期的に再起動を実施することで、これら不要データの消去が可能です。不要なデータの蓄積はフリーズの原因ともなるため、定期的に再起動を実施してメモリの不要データをこまめに消去しましょう。
2.不要な常駐アプリを削除する
不要な常駐アプリも定期的に削除しましょう。常駐アプリとはアプリの起動や終了に関係なく、インストールしている限り起動しつづけるアプリのことです。
代表的な常駐アプリとしては、ウイルス対策アプリなどが挙げられます。常駐アプリを多くインストールしていると、常にメモリを使用しているため、容量の空きを確保できません。
使用頻度の低い不要な常駐アプリは削除し、メモリの容量を確保しましょう。
3.定期的にメモリを掃除する
アプリの起動や終了を繰り返すと、メモリ上に不要なデータが残ったままの状態になりかねません。前述のとおり、不要なデータの蓄積はメモリ容量を圧迫し、フリーズの原因につながります。
定期的な再起動でも改善できますが、再起動よりも簡単に実施したい場合は定期的なメモリの掃除を行い、不要なデータを削除しましょう。Androidにはメモリを掃除できるクリーナーアプリなどもあります。
4.容量の大きいスマホに変更する
「日常的にメモリ容量の多いアプリを利用する」「多くのアプリを利用している」といった場合は、容量の大きいスマホへの変更をおすすめします。特に、スマホゲームなどは多くのデータを取得・処理しなければならないため、メモリの容量を消費しがちです。
頻繁にスマホゲームを使用する方やアプリゲームを複数インストールしている方は最低でも4GB以上のメモリを搭載するスマホを選ぶことをおすすめします。
症状が続く場合はスマホ修理王に相談
スマホがフリーズする主な原因は「メモリの容量が不足している」「OSやアプリが古い」「複数のアプリを起動している」などさまざまです。フリーズが頻発する場合は、端末の再起動や初期化、アプリの強制終了などを試して、改善するかを確認してみてください。
また「定期的に再起動を実施する」「容量の大きいスマホに変更する」などを行えば、フリーズの予防につながります。しかし、いずれの対策や予防法を試しても症状が続く場合は、スマホ自体の故障も考えられます。
スマホ修理王であれば、当日持ち込みでもデータを削除することなく、スマホの即日修理が可能です。また、見積りだけのご依頼にも対応しています。もし、フリーズが解消しないという場合は、ぜひスマホ修理王にご相談ください。
※機種や症状により一部店舗ではご対応できない場合があります。予めご了承ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。