iPhoneのバッテリー交換費用の相場と依頼時の準備について | お役立ちコラム

「充電したばかりなのに、バッテリーの減りが早い」
このような状態は、バッテリー交換の合図という可能性が高いです。

iPhoneはバッテリーによって動いているので、このバッテリーを交換すれば、「え？！もうこんなに充電が減ってる！」という状況は改善されるかもしれません。

本記事では、バッテリー交換のタイミングや方法・費用を解説します。

日常生活でバーコード決済サービスの利用や、映画館・美術館等のチケット等を、iPhoneを使って利用している場合、「充電がすぐに減ってしまう」という状態では、ヒヤヒヤしてしまいますよね。まずは、電池の減りの早さがバッテリーの問題なのかどうかおおまかに把握する方法を知って、確認してみましょう。

iPhoneのバッテリー状態のチェック方法

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」の流れで確認できます。

最大容量の確認

フル充電した際に、最大何%まで充電できるか示したものを、最大容量といいます。
「バッテリーの状態」を確認する画面で、現在の「最大容量」の確認が可能です。

最大容量に表示されているパーセンテージは、大まかに以下のように解釈できます。

◆バッテリーの最大容量が90%～100%と表示されている場合
バッテリーの状態は良好です。この場合、充電の減りの速さは、バッテリーの劣化以外の原因が考えられます。バックグラウンドで稼働しているアプリ等がある、位置情報サービスがオンになっている、Wi-Fiなどを常時接続している、といったことが原因かもしれません。使用しないアプリや機能をオフにする等の対応をしてみましょう。

◆バッテリーの最大容量が80%と表示されている場合
フル充電をしても、新品時の80％程しか充電できなくなっている状態を示しています。公式サポートでは「80%未満」であれば交換することが推奨されているので、80%前後の場合にはバッテリー交換を検討してみてもよいでしょう。80%前後でなくても、購入時より「減りが早い」と感じる場合には、交換をオススメします。

◆バッテリーの最大容量に80%以下の数値が表示されている場合
iPhoneのパフォーマンスに影響を及ぼす恐れのある数値です。最大容量が80%になっていると、それと同時に「サービス」の表示がでていたり、「著しく劣化しています」といった警告メッセージがでてくることがしばしば。この状態だと、「急にアプリや電源が落ちる」、「フリーズする」といった症状が起こることもあるため、すぐにでもバッテリー交換をすることをおすすめします。

Apple等の正規修理店と、第三者修理店である我々スマホ修理王のバッテリー交換費用を比較しました。
バッテリーの最大容量が80%を下回ってくる約2年が、販売から経過しているiPhone 12以前の値段を掲載しています。

※AppleCare+に加入しており対象となる場合には、全シリーズ一律0円（無償交換）です
※価格は2022年2月時点での情報です
※すべて税込の価格です
※スマホ修理王の価格は東京・名古屋・大阪・福岡エリアの修理料金です

iPhoneのバッテリー交換について│スマホ修理王 →

Appleでバッテリー交換を申し込む場合、「持ち込み」or「配送」の選択が可能です。

◆持ち込みの場合
Apple Store直営店や正規サービスプロバイダに、直接iPhoneを持っていき、交換してもらいます。

持ち込み後、円滑に手続きを進めるために、事前に「Appleサポート」で予約を取っておくのがベストです。
予約はiOSアプリを使う方法、web上で「Appleサポート」に予約をする方法があります。

◆配送の場合
「Apple Store直営店や正規サービスプロバイダが近隣にない」「移動時間や、店舗での待ち時間を少しでもなくしたい」、そんな方には配送がオススメ。
遠くの直営店まで行く必要はありませんし、都合の良い日に予約が取れなかったり、店舗が混雑していて時間がかかったりというケースを避けることができます。

「Appleサポート」アプリ、もしくはWeb上の「Appleサポートへのお問い合わせ」から「電話をかけるorかけてもらう」を選択し、相談することが可能です。
「相談なしですぐに交換手続きを行いたい」という方は、Webページから「配送修理」を選択し、集荷に必要な情報を入力すればOK。指定した日時に、引き取りに来てもらえます。

Appleの正規店にこだわりのない方は、第三者修理店にバッテリー交換を依頼する方法もあります。
正規店と異なり、予約をしなくても持ち込めるケースが多いので、「なるべく早くバッテリーをみてもらいたい、相談したい」などの場合は、第三者修理店がオススメです。

日々の生活に密接に関わっているスマホ。大切なデータが詰まったiPhoneを修理したり、バッテリーを交換したり。自分の手元から離す前に、準備しておいた方がいいことを紹介します。

まずは、iPhoneのバックアップを取りましょう。
iCloudやiTunesなどを使用すればサクッと作業を済ませることができます。

◆iCloudでバックアップをとる手順
＜設定＞→＜ユーザー名＞→＜iCloud＞→＜iCloudバックアップ＞の流れで進みます。
＜iCloudバックアップ＞をオンにして＜今すぐバックアップを作成＞を選択すればバックアップできますよ。

◆iTunesでバックアップをとる手順
PCで＜iTunesを開く＞→＜ケーブルを使ってiPhoneとPCを接続＞
接続後、iPhoneに「このデバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか」と表示されます。
そこで、＜許可＞を選び→＜パスコードの入力＞、iTunes側に表示されるデバイスを選択して、＜今すぐバックアップ＞をクリックすると、バックアップの処理がスタートします。

iCloudの設定で「iPhoneを探す」を無効化します。
iPhoneを初期化する際、「iPhoneを探す」が無効になっていないと、「アクティベーションロック」が実行され、Apple IDとパスワードの入力が必要になります。

「iPhoneを探す」を無効化し、バックアップを取ったら、iPhoneの初期化を行います。
＜設定＞→＜一般＞→＜リセット＞→＜すべてのコンテンツと設定を消去＞の流れで実行します。

盗難によるトラブルからデバイス・情報を守るためのこの機能も、バッテリーの交換時はオフにする必要があります。
アクティベーションロックは、「iPhoneを探す」の中からオフにすることが可能です。

持ち込みの場合と同様に、iPhoneのバックアップを取ります。

ペアリングを解除すると、自動的にiPhone側でApple Watchの新しいバックアップが作成されます。
バッテリー交換後、ここで作成されたバックアップを使用し、Apple Watchを復元することができるので、iPhoneとApple Watchをペアリングしている場合は解除し、必ずこの解除作業を行いましょう。
この解除作業を省くと、Apple Watchを復元することができなくなります。

電話番号でやり取りできるショートメールiMessageもオフにする必要があります。
＜設定＞→＜メッセージ＞の流れで＜iMessage＞をオフにしましょう。

持ち込みの場合と同様に、この機能もオフにしましょう。

端末画面に貼っている保護フィルム、ケース、ケーブル、SIMカードを取り外すことも、忘れずに済ませておきましょう。

「Apple公認じゃないのはなんだか心配」「交換するバッテリーは純正品ではないと聞いたことがあるけど…」など、デメリットと感じる方もいるかもしれませんが、正規店と変わらないサービスを提供している業者も少なくありません。作業に必要な知識やスキルを身につけたプロの技術者が在籍していることもあり、安心してiPhoneを預けることができますよ。

第三者修理店はAppleの認可を受けている店ではないため、Apple Care+の利用はできません。第三者修理店に依頼する際には、購入時に契約した保証の有無を確認しておきましょう。また、正規修理店では本体交換になりデータが消えてしまう恐れもあるため、修理内容も同時に確認しておくと良いでしょう。

第三者修理店に修理や交換を依頼するメリットのひとつは、＜予約なし＞でもOKということ。

「なんだかiPhoneの調子がわるい」「妙にバッテリーの減りが早い」など、少しでも異変を感じたら、異変を感じたその日修理に出してその日のうちにバッテリーを交換してもらえることがほとんどです。
仕事や家事が忙しくても、休憩時間や家事のスキマ時間にササっとお店に預けて、用が済んだら取りに行く、なんてことも。また、お店にバッテリー交換・修理に必要な部品が揃っている場合は、当日対応してもらえる可能性が高いので、より早く手元にiPhoneが戻ってくるのも嬉しいポイントです。

iPhoneに保存されたデータが消去されるので、修理に出す前にデータのバックアップを必ず取らなければならない正規店。
色々と事前準備が必要ですが、第三者修理店に依頼する場合は、データを残したままバッテリー交換を行えるケースがほとんどです。

なぜ、データを残したままでOKなのかというと、「修理や交換が必要な部分」にしか触れないからです。
精密機器という都合上、万が一の可能性は捨てきれないため、「データのバックアップをしなくても絶対大丈夫」とはいえませんが、データ消去を必要とするような修理でない限り、バックアップを取る必要はありません。バッテリー交換後も、ホーム画面や設定、アプリなどもそのまま、修理に出す前と同様にiPhoneを使用することができます。

第三者修理店では、比較的費用を安く抑えられるというメリットがあります。
「修理費が安いって、なんかそれ、大丈夫なの？」と不安になる方もいると思いますが、修理・交換が必要となるその部分だけ・特定の箇所のみを直す・交換するだけなので、安く済ませられるんです。

第三者修理店の中にも悪徳業者がいる場合があるため、注意は必要ですが、多くの業者は良心的な価格でクオリティの高いサービスを提供しているのでご安心ください。

「バッテリーの減りが早いから、どうにかしたい」、そんな時は、『スマホ修理王』にご相談ください！
『スマホ修理王』なら、データそのまま即日修理が可能です。バッテリー交換後も、交換前と同様にiPhoneを使用することができるので、とっても便利です。

スマホ修理王でのiPhoneのバッテリー交換についてはこちら →

「こんな時期だし、あまり外出したくない」「仕事や家事が忙しくて、なかなか店舗にいけない」
そんな方には、『スマホ修理王』の郵送修理サービスがオススメ。来店不要で修理依頼ができますよ！

修理に関するご相談やお見積もりはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
問い合わせ方法は電話とメールの2種類から選べます。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役　大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗（FC店含む）の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。