他社で断られたお客様の最後の駆け込み寺になることもやりがいです。
印象的なエピソード(畠山さんの場合)

エピソード(畠山さんの場合)

インタビュアー畠山さん、あなたが一番印象的だった修理のエピソードを教えてください。
覚えていますか?
畠山もちろん覚えていますよ。
時期としては2015年4月頃だったと思います。
ガラケーを水没させてしまったという男性のサラリーマンの方が来店されまして。
会社の携帯なので仕事に必要な重要なデータがたくさん入っていて、この携帯がないと仕事にならないと。
しかも営業最前線の方のようで、お客様のデータが命の仕事だったのでこの携帯が壊れてしまってデータがなくなってしまったということを会社に伝えたら懲戒免職処分になるらしく。
来店されたときからかなり困っているような焦っているような感じが伝わってきました。
インタビュアーちなみに焦って来店される方は多いんですか?
畠山ウチの業界(携帯電話の修理業界)では焦って来店される方は結構多いですよ。
特にウチはデータ復旧については他社よりも高い技術を持っているので、他社で断られたお客様も最後の駆け込み寺で頼ってくださることも多いです。
インタビュアー技術レベルが高いんですね。
それでそのサラリーマンの方は?
畠山ガラケーって機種がたくさんあるので、ボクもやったことがあるものとないものとありますが、その機種はボクが今までに結構やったことがある機種でして、よく言えばよく売れてる機種ですし、悪く言えば壊れやすい機種なんですけどね(笑)
ただ、お客様のご希望がなんとしても今日中にやってくれって。
翌日の仕事で使わなければならないのでなんとしても今日中にって言われて。
ボクも今日中に直せれば直しますけど、閉店時間がありますからね。
で、結局めでたく修理が出来て、お客様は涙をながすくらいに喜んでくれました(実際には流さなかったんですけどね)
あの時のお客様の感謝は本当の感謝だったと思いますし、だから数年経った今でも鮮明に記憶していますし、ボクの最高のエピソードです。
ちなみにその時のお客様のお慶びの写真がこちら。

印象的なエピソード(畠山さんの場合)1
インタビュアーもっと超喜んでいる写真だと思っていましたが…。
畠山喜んでますよ!
この写真ではあまり伝わないだけで実際にはすごい喜んでくれてたんですから!
インタビュアーそうですか。
ちなみにこの時の修理で心がけていたものは何でしょうか?
畠山この機種はボクも何度もやっている機種なんですけど、機体を分解する際に内部の構造を知っていないと配線を切ってしまう可能性があるんです。
配線を切ってしまうともう直ることはなく、データを復旧させることができなくなります。
その辺は慎重になりますね。
あとはお客様が目の前にいらっしゃって「直るまでここで待ってる!」っておっしゃっていたので、修理の手元に集中しながらもお客様との会話もしなければならないっていうのは結構緊張しましたね。
ちなみにこの修理は閉店時間が過ぎても結構時間がかかりました。
写真を見るとシャッターが閉まってますよね。
インタビュアー修理と一緒に会話も?
そんなことは結構あるんですか?
畠山いいえ、殆どありません。
ボク達はまずは受付をして、その際にどこが悪いのか、どのくらいの費用や時間がかかるのかをお話するくらいです。
もちろん故障に至った原因のお話を聞くことはしますけど。
あとは預かった機体は黙々と修理をするので、同時に行うということは殆どありません。
インタビュアー最後にこの仕事のやりがいを教えてください。
畠山さっきのボクの事例なんかがまさにそうなんですけど、お客様がホントに心のそこから感謝してくれる瞬間が多いということでしょうか。
他の仕事はアルバイトでは結構経験がありますが、お客様が「ありがとう!」って言うのって普通の「ありがとう!」じゃないですか。
この仕事の「ありがとう!」って本当の「ありがとう!」が結構多いんですよ。携帯電話ってたくさんの情報が入っているのでお客様にとってはすごく重要なもので、それをボク等が直すもんだからお客様にとってはまさに救世主みたいに見えるみたいで。
実はお客様からの差し入れも結構あります。「さっきはありがとうございます!」てわざわざ持ってきてくださることがあります。
ボク達はもちろん差し入れが目的なんてことはありませんが、それでもやっぱり嬉しい!だってそれはお客様がホントに満足してくれているわけですから。

ボクも仕事でやっているからどんなお客様でも基本的には平等に接していますけど、本音では、難しそうな修理でお客様が本当に困っているような場合だと結構やる気が変わりますね。特に病気のお子様の携帯を持ち込まれる親御さんの場合などはやる気が出ます。
何としてでも直してやるぞ、みたいに。
この仕事ってそういうところが面白いとボクは思っています。
インタビュアーそうですか。
畠山さん、どうもありがとうございます!

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